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文系でも自然にかかわる仕事はありますか?
大学で文学部を専攻しているのですが、卒業後は自然にかかわる仕事に就きたいと考えています。理系の知識がない文系出身でも、自然にかかわる仕事に就くことは可能でしょうか?
文系から目指す場合は、具体的にどのような職種が考えられますか? 環境教育や自然保護の普及活動、あるいは自然に関する情報を発信するような仕事でしょうか?
また、有利になるスキルや資格があれば教えてください。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
文系でも第一次産業をはじめとした活躍できる職種がある
大手新卒求人サイトで、「自然とかかわる」「学部不問」のキーワードで検索したところ、土木、建設、地質調査、造園、産業廃棄物処理などの企業がヒットしました。技術職や施工管理といった職種で、文系出身者が活躍しています。
エコロジーへの関心が高い新卒向けサイト「環境就職ナビ」でも、同様の業種・職種が多くありました。農業、林業、漁業といった第一次産業は慢性的な人手不足のため、未経験者向けの就職支援が充実しています。
いずれの仕事でも、最も重宝される資格は普通自動車免許です。公共交通機関が整っていない地域に出向くことが多いためです。
まずは現場経験を積んで環境に対する知見を広げよう
質問にあった仕事例は環境保護の啓発活動と呼ばれますが、新卒募集はほとんどなく、生活手段として考えるのは難しいというのが実情です。それでも、環境保護に貢献することは意義のあることです。
まずは、上記のような仕事で働き、「持続可能な発展とは何か」を、きれいごとではないリアルな体験から考えることは、視野を広げるチャンスになります。
数年後、即戦力のある経験者として転職を考えるときには、環境保護に貢献できるスキルや実績が備わっている状態を目指しましょう。
文系でもOK! 専門知識は就職してから身に付けられる
文学部などの文系学部出身であっても、自然にかかわる仕事に就くことは可能です。たとえば、文系出身者の場合、農業分野で言えば、農業協同組合などの農業にかかわる人たちを支える仕事や、民間企業等が経営する農業法人の仕事が挙げられます。
また、環境や自然にかかわる分野では、環境にかかわるコンサルティング、環境や自然保護にかかわる論文や雑誌の編集、自然環境への調査にかかわる仕事などが挙げられます。
環境教育や自然保護の普及にかかわる仕事は、就職してから知識を習得すれば十分に対応できます。文系学部出身の公務員が担う場合もあるので、理系学部出身が必須条件ではありません。
学部で身に付けたスキルや能力を長所としてアピールしよう
文学部であれば、自然や環境等に関する多くの文献に触れて、理解を深める機会はつくれるでしょう。文献を読み込んでさまざまな考察を加えるようにすれば、自然や環境にかかわる調査やレポート作成に役立つ読解力や分析力が身に付きます。
こうした能力は、自己の長所や強みになり得ます。また、気象予報士などのように、特に受験資格が問われない資格取得に取り組んで、事前に専門的な勉強をするのも就職に有利となるでしょう。
理系学部でなくても自発的に挑戦した経験を重ねて、就職時にアピールできるようにしておくのもおすすめです。
以下の記事では自然に関わる仕事を21選紹介しています。自然に関わる仕事に興味があり、就職・転職を目指しているという人は、ぜひ参考にしてください。
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