この記事のまとめ
- 不動産営業ならではのやりがいやきつい理由を3つずつ解説
- 不動産営業に向いている人の特徴6選を紹介
- 未経験から不動産営業を目指すなら経験や資格を活かそう
不動産営業は、仕事の成果が数字として見えやすく、仕事にやりがいを求めている人にぴったりな職業です。一方で、常にノルマがかせられプレッシャーのかかる仕事でもあります。
不動産営業になりたいと思っていても、このように厳しい面もあるので、自分に適性があるのかわからず悩む人は多いのではないでしょうか。不動産営業の仕事は努力すれば結果につながりますが、向いていないと精神的にも肉体的にも負担になりかねません。
この記事では、キャリアコンサルタントの若林さん、瀧本さん、平井さんと一緒に、不動産営業が向いている人や向いていない人について解説します。不動産営業の仕事に興味がある人は最後まで読んで、自分に適性があるか見極めましょう。
【完全無料】
就活生におすすめの対策資料ランキング
①適職診断
3分であなたの適性を診断!受けない方がいい業界・職種がわかります。
②自己分析ツール
自分の強みと弱みを知って、早期離職を防ごう!
③Chat GPT 自己PR作成ツール
自己PRが思いつかない人は、ChatGPTを活用して自己PRを完成させよう
④面接力診断
39点以下は要注意!面接を受ける前に面接力を測定しましょう。
⑤ガクチカ作成ツール
自己PRと差別化できるガクチカを簡単に作れるようになります。
【大学3年生におすすめ】
就活を始めたての人におすすめの診断!
①就活力診断
これから就活を始める人へ!たった30秒であなたの就活偏差値がわかります。
②性格診断
60秒で診断!あなたが受けない方がいい業界・職種がわかります。
不動産営業に向いている人の特徴を把握して適性があるか見極めよう
不動産営業は、顧客の要望を聞いて賃貸物件や物件の売買を仲介する仕事で、ほかにも自社に任されている物件の管理もおこないます。衣食住の中の「住」に該当する人間の生活に密着した仕事であり、顧客の人生における大きな選択を間近に見られる職業といえます。
不動産営業を目指す場合は、仕事内容や魅力への知識を深めておくのがおすすめです。この記事では、はじめに不動産営業のおもな仕事内容を詳しく解説します。向き不向きを確認する前に、どのような仕事をしているのか理解を深めましょう。
そしてその後に、不動産営業として働く魅力やきついと言われる理由、向いている人について解説します。自分が不動産営業に適性があるのか考えてみてくださいね記事を最後まで読めば、未経験から不動産営業を目指す方法もわかるので、自分の状況に合わせて対策をして、志望企業の内定を目指しましょう。
面接が上手くいかないときは、面接回答集を活用してください
面接で聞かれる質問に答えられるか不安ですよね。ただ、何を質問されるか分からず対策しようにも出来ない人は多いはず。
そこで、活用したいのが無料の「面接回答例60選」です。この資料があれば、人気企業の面接でよく聞かれるような質問とその答え方60通りが一目でわかります。
どんな質問が来ても確実に回答できるようになれば、面接はもう怖くありません。今すぐ活用し、面接を突破するのに役立てましょう!
まずは仕事理解を深めよう! 不動産営業のおもな仕事内容
不動産営業のおもな仕事内容
- 販売
- 売買仲介
- 賃貸
- 管理
不動産営業の向き不向きを確認する前に、どのような仕事をしているのか理解しておきましょう。不動産営業の仕事は、賃貸物件の提案や内見、契約など目に見える仕事ばかりではありません。
詳しい仕事内容を理解せずに転職してしまうと、転職後に後悔する可能性もあります。目に見えない部分の仕事まで理解しておき、自分に合った職業か考えましょう。
①販売
不動産会社では、自社で所持している物件や土地を顧客に販売しています。購入の見込みがある顧客へ電話でアプローチしたり、飛び込み営業で提案したりします。ほかにも、住宅展示場やモデルルームに来場した顧客を接客するパターンもあるでしょう。
以降で説明する売買の仲介や賃貸に比べて、自社物件であるため利益が大きいのも特徴です。住宅の購入を考えている顧客を見つけ、要望やニーズに合わせて必要な提案をおこなっていきます。
また、取り扱う物件が自社のものであるため、一つひとつの物件の知識を身に付けやすいメリットもあります。顧客の理想をかなえる住宅が提案できれば、契約につながる可能性は高まるでしょう。
不動産会社には、自社で所有する物件の販売のみに特化している場合もあれば、仲介専門で自社物件を持たない場合もあります。これらは各社のビジネスモデルや戦略によって異なります。
②売買仲介
売買仲介は、所有している不動産を売却したい個人や企業と、不動産を購入したい人の取引をサポートする仕事です。物件を購入したい顧客に対しては、条件のヒアリングをおこない最適な物件を提案します。
そして不動産を売却したい顧客に対しては、物件が売れるようサポートをおこないます。長く売れない物件であれば販売条件の見直しも必要になるでしょう。売却を考えているのは個人の場合も多いため、顧客一人ひとりに寄り添った対応が必要になります。
顧客が購入時にローンを組むのであれば、銀行の紹介や必要書類の作成なども業務に含まれます。
売買仲介の収入源は仲介手数料のため、自社物件の販売と比べて得られる報酬は少なくなると覚えておきましょう。
③賃貸
不動産営業で多くの人がイメージする業務は、賃貸の仲介が多いのではないでしょうか。家を買う選択肢をとらない人も、引越しで物件探しをするという人は多いですよね。
賃貸の仲介をするときは、貸主が所有している物件を借主に提案する必要があります。希望条件をヒアリングし、最適な物件の提案をおこなうのです。借主が物件に興味を持てば、内見や契約まで担当します。収入源は仲介手数料となり、売買に比べると低い金額になるでしょう。
得られる収入は少ないものの、賃貸物件の仲介は売買に比べると機会が多く、より多くの人とかかわることができる業務です。顧客が満足できる物件を紹介できれば、やりがいを感じやすいでしょう。
④管理
売買や賃貸の仲介だけが不動産営業の仕事ではありません。オーナーから依頼を受けて、物件の管理をおこなうのも不動産営業の仕事です。
物件の管理とは、借主からの家賃回収や物件の設備維持・メンテンナンスなどです。場合によっては入居者からのクレームを聞き、改善のための対応も必要になります。たとえば、入居後に近所の騒音問題やペットトラブルに巻き込まれた人がいれば、問題のある居住者に忠告をおこないます。
借主が物件に不満を持てば退去してしまうため、オーナーの利益が損失しかねません。不動産営業は細かいところにも気を配り、借主が快適に過ごせる空間を作っているのです。
管理まで不動産営業の業務に含まれるのかは、会社の規模や考え方などによって変わります。中にはオーナーの意向を営業が聞き、別のスタッフが対応している会社もありますが、多くの場合は営業スタッフがおこなっています。
まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください
就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。
そこで活用したいのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
どちらの面も理解しよう! 不動産営業として働く魅力やきついと言われる理由
不動産営業の仕事に興味を持ったものの、きついからやめとけという話を聞いた経験がある人もいるのではないでしょうか。
不動産営業はほかの仕事にはない魅力がありますが、一方で、常にノルマと戦う職業でもあります。人によっては、仕事にプレッシャーを感じてしまう人もいるでしょう。
この章では、不動産営業として働く魅力やきついと言われる理由について詳しく解説します。自分が仕事に何を求めるかを考え、不動産営業が向いているかどうか見極めましょう。
不動産営業ならではの3つの魅力
不動産営業ならではの魅力
- 顧客の人生を左右する決断にかかわれる
- 数字で成果が目に見える
- 実力で給与が上がりやすい
生活に欠かせない「暮らし」にかかわる仕事である不動産営業には、働くうえで得られる魅力が豊富にあります。魅力を知ったうえで働けば、実際に入社した後につらいことがあっても、仕事の魅力的な部分を思い返し、努力し続けられるでしょう。
また、不動産営業に就くか悩むときは、職業の魅力に対して興味が持てるか考えましょう。仕事に何を求めるかは人によって異なるため、他者にとっては魅力でも自分はそう感じない可能性もあります。
魅力に対して自分が働きたいかを冷静に考えると、向き不向きを判断しやすくなりますよ。
顧客の人生を左右する決断にかかわれる
衣食住にかかわる仕事は、他者の生活に密接した職業です。不動産営業も、扱う商材が居住物件であれば顧客の生活基盤となる住宅選びをサポートすることになります。長い時間住む家の選択は、今後の人生に大きな影響与えると言っても過言ではありません。
また、不動産商品の購入は高額な買い物のため、買い手の人生に大きくかかわるという側面もあります。
不動産営業は賃貸だけでなく、住宅の購入という人生に何度も経験があるわけではない場面に立ち会います。自分にとっては一つの売り上げでも、顧客にとってはそうではありません。顧客の大きな決断にかかわれる仕事は、やりがいにつながる人も多いでしょう。
ほかにも人の役に立つ仕事を知りたい人は、こちらの記事がおすすめです。
関連記事
人の役に立つ仕事45選|やりがいや社会貢献を実感しやすい仕事とは
「困っている人を助けたい」「サポートするのが好き」という人は、人の役に立つ仕事を選ぶことを検討してみましょう。この記事では、人の役に立つ仕事について、キャリアコンサルタントのアドバイスを交えつつ解説します。
記事を読む
数字で成果が目に見える
不動産営業の仕事は、個人が会社に貢献した金額が数字として目に見えます。自分が達成できた数字がわかりやすく、仕事にやりがいを感じながら働きたい人には魅力的なポイントです。
また、不動産営業は扱う商品が物件や土地のため、大きな金額を取引できます。大きな金額を取引するからこそ、顧客も信用できない人から購入することはありません。自分が進めた物件を、顧客が満足して購入する様子を見られれば達成感があるはずです。
他者と競争しつつ、自分の努力で実績を積み上げていきたいといった向上心のある人ならば、成果が目に見えやすい不動産営業の仕事は常に前向きに取り組めるでしょう。
実力で給与が上がりやすい
成果を上げると給与として還元されやすいのは、不動産営業の大きな特徴です。
事務やサービス業は、真面目に働いていても給料が安定しており、昇給の機会までは大きな給与変更はありません。一方で、不動産営業の仕事は基本給以外にも実績に応じてインセンティブが支給されることも多く、仕事で成果を出した分自分の給与に反映されやすくなります。
そのため年功序列が多い業界に比べて、若い人でも高収入を目指しやすいのです。努力して結果を出せばそのまま給与に反映される不動産営業は、高い給与を求めて仕事を探す人にぴったりな職業といえます。
- 収入を目的に不動産営業を志すのはダメでしょうか?
きっかけは収入でも問題ないが活躍するためには工夫が必須
給与の高さから不動産営業に興味を持つこと自体はまったく問題ありません。しかし、不動産営業の平均給与が高いからと言って、入社しただけで全員が高い収入を得るわけではありません。
収入を上げるには会社に貢献する必要があり、顧客の役に立つことが求められます。購入を希望する顧客と、賃貸を希望する顧客とでは基本的な人生設計も価値観も異なります。それぞれの顧客の満足度を上げて契約または購入してもらうためには顧客とどうかかわれば良いのかを考える必要があります。
志望のきっかけが収入の高さだとしても、入社後は工夫や知恵が必要なので、手ごたえを感じられると思いますよ。
年収を重視して企業選びをしている人は以下の記事を参考にしてみてください。新卒で高収入を目指せる業界をまとめています。
関連記事
2024年最新版! 新卒の年収や高収入を目指せる業界をチェック
新卒の平均年収は約240万〜300万円ですが、学歴や業界によっては300万円以上も十分狙えます。この記事では、学歴別や企業規模別での新卒平均年収について説明します。高年収を狙える業界8選の特徴も解説するので、年収を重視した就活を目指す人は参考にしてください。
記事を読む
既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう
既卒の就活は新卒と違い、選べる職業に限りがあります。そのため、簡単に就職先を決めると入社前とのギャップから早期退職につながる恐れがあります。
これから既卒就活をはじめる人は、まず「適職診断」を活用しましょう。適職診断では、簡単な質問に答えるだけであなたの強み・弱みとぴったりの職業がわかります。
また、どのような職業を選んだらいいか就活軸も見つかるため、これから就活を始める今に取り組むのがベストです。
既卒就活で後悔しないためにも、今すぐ診断してみましょう。
たった3分で自己PRが完成!スマホで簡単に作れるお役立ちツールです。
不動産営業がきついと言われる3つの理由
不動産営業がきついと言われる理由
- 休みが人と合わない
- 厳しいノルマが課せられる場合がある
- 常に専門知識の勉強が必要
大きな仕事にかかわれ他者の生活に密接する不動産営業は、魅了的な部分も数多くあることが理解できたでしょう。しかし、不動産営業の仕事はきつい部分も存在します。
なぜきついと言われているのかを知らないと、入社してから「想像とは違った」と後悔する可能性があります。せっかく入社したのであれば、後悔なく充実して働きたいですよね。
ここからは、不動産営業として働くうえで知っておくべきつらさを解説します。自分の働きたい職業かどうか、より具体的に想像していきましょう。
休みが人と合わない
不動産営業の仕事は、基本的には土日祝日が仕事になります。カレンダー通りの休みの人が多く、土日祝日は顧客が増えるからです。
そうなると、不動産営業として働く人は平日休みになることが多くなります。自分の友達が土日祝日の休みの場合、なかなか休みが合わずプライベートに支障をきたしてしまう可能性があります。友達と遊ぶのがストレス解消方法という人には、つらい環境かもしれません。
ほかにも、ライブやコンサートといったイベントは土日に多く開催されます。急に行きたいイベントが決まっても、土日祝日であれば休みが取れない可能性もあるでしょう。
普段どのようなプライベートの過ごし方をしているか考えて、仕事を選ぶと安心です。
厳しいノルマが課せられる場合がある
不動産営業の仕事は、成果が数字として目に見えるため、大きなやりがいを感じられる仕事です。一方で、会社がノルマとして掲げる数字によっては、達成が難しくプレッシャーを感じてしまう可能性があります。
また、単月で目標とした売り上げを達成したとしても、翌月以降も努力は必要です。常に売り上げや契約数がついて回る仕事のため、実績を上げられないときついと感じる人も多いかもしれません。
ノルマが達成できない期間が続けば、自分に何か問題があるのではないかと思い、精神的にもつらい環境が続きます。目標達成できなかった月でも、その結果をバネにして努力し続けるタフさが必要になるのです。
一般的には、不動産会社の営業職でノルマを達成できない場合、昇進やボーナスの見送り、場合によっては解雇のリスクもあります。信頼性や業績評価にも影響を及ぼす可能性があるため、定期的な成果の確認と適切な目標設定が重要です。
常に専門知識の勉強が必要
賃貸や物件の売買時は、法律や金融関係の知識が必要になります。一度知識を身に付けても、法律は時代とともに変わっていくため、アップデートは欠かせません。
顧客に古い法律や不確かな説明をしてしまうと、信頼を得られなくなります。物件の賃貸契約や売買は大きな取引だからこそ、信頼できない人には任せられないという人は多いです。
顧客の中には、法律や金融関係の知識が乏しいまま相談にくるケースもあります。そのような場合でも必要な知識を説明でき、顧客のメリットとなる情報を伝えられる人材が求められるのです。
まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください
就活では自分のやりたいことはもちろん、そのなかで適性ある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうリスクが高く、適職の理解が重要です。
そこで活用したいのが「適職診断」です。質問に答えるだけで、あなたの強みや性格を分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
適性を確認! 不動産営業に向いている人の特徴6選
ここまで、不動産営業の仕事内容や魅力ときつい部分を詳しく解説しました。しかし仕事の詳細を理解しても、自分に合っているのかわからず、目指して良いか悩む人もいるでしょう。
ここからは、不動産営業に向いている人の特徴を具体的に解説します。自分の考え方や性格を踏まえ、適性があるかチェックしましょう。
①他者とのコミュニケーションが得意
不動産営業は、他者から依頼されて住宅やオフィスの物件を探し提案する仕事です。仕事には常にクライアントがいて、人とのかかわりが避けられません。他者とのコミュニケーションが得意な人であれば、ストレスを感じずに働けるでしょう。
もちろん、話すことが得意なだけでは仕事はうまくいきません。顧客から要望を正確に聞き出すヒアリング能力や、顧客の希望を理解し寄り添う姿勢を見せるコミュニケーション能力が重要です。不動産営業は、このようなコミュニケーション能力を活かして信頼関係を築き、「大きな取引を任せられる人材だ」と思ってもらう必要があります。
ぜひアルバイトやインターンシップなど目上の人と接する機会がある経験の中で、他者とどのようにコミュニケーションをとり、信頼関係を構築してきたのかを振り返ってみましょう。そうすることで、自分に不動産営業の適性があるか見極めやすくなりますよ。
- コミュニケーション能力を強みでアピールする人は多いと思うので、埋もれてしまわないか心配です……。
幅広い世代に対するコミュニケーション能力をアピールしてみよう
コミュニケーション能力をアピールするときには、同世代の人ではなく年上などの違う世代の人とのエピソードを披露するようにすると良いですよ。不動産営業では老若男女すべての顧客がいるうえに、オーナーの年齢もまちまちです。
そのほかにも、初対面の人にも臆することなく対応できる能力も求められます。
年齢が違う人と同様に、初対面の人とどのようにコミュニケーションをはかり、どのような結果になったのかがわかるエピソードがあれば、ほかと差別化できると思いますよ。
コミュニケーション能力を選考時に効果的にアピールするコツを知りたい人は、下記の記事も確認しましょう。
関連記事
コミュニケーション能力は12個の言い換えで勝負しよう! 例文つき
コミュニケーション能力は幅広い業界や職種で評価されやすい力の1つです。しかし、魅力的にアピールするためにはコミュニケーション能力の言い換えが必須。この記事ではコミュニケーション能力の言い換え12種類をもとにアピールのコツをキャリアコンサルタントとともに解説します。例文を参考に人事に響く自己PRを作成しましょう。
記事を読む
②精神的にも体力的にもタフ
ノルマや実績が重視される不動産営業が、常にプレッシャーが降りかかる仕事です。精神的にタフな人でなければ、毎月課せられる大きなノルマに耐えられず、疲れてしまう人もいるでしょう。
さらに、肉体面でのタフさも必要です。顧客が物件の契約に悩んでいれば遅くまで仕事をする必要も出てきます。プライベートな時間が少なくなり、ときには休める時間が減る場合もあるのです。
特に繁忙期は、内見や契約で物件と職場の行き来が多くなります。案内時は車の運転も必要となり、集中力も必要です。肉体的にも負担がかかり、体力がなければ続かない仕事といえます。
③臨機応変な対応ができる
さまざまなバックグラウンドを持った顧客とやりとりするのも、不動産営業の特徴です。なかには物件の販売や購入の際に変わった条件を持っている人もいます。一度契約まで行きそうになった案件が、ぎりぎりのところで断られる可能性があります。
不動産営業として勤める場合は、そのような出来事に対しても焦らず落ち着いて対応することが求められるのです。顧客が希望条件を変えたのであれば新しい物件資料を出し、オーナーとの交渉を求められれば、間に立ってやりとりも必要です。
顧客の要望に合わせて臨機応変に対応できると、不動産業界に入社後も活躍できるでしょう。
臨機応変に対応できるスキルを選考時にアピールしたい人は、こちらの記事がおすすめです。
関連記事
例文8選|「臨機応変に対応する力」の自己PRを作る4ステップ
臨機応変に対応する力は、仕事において大変評価される強みです。そのため、自己PRでその良さをしっかり伝えましょう。記事では、キャリアコンサルタントが臨機応変の自己PRの作り方、伝え方を解説します。
記事を読む
④目標に向けて努力できる
不動産業界に勤めると、常にノルマが設定され目標に向かって努力し続ける必要があります。限られた就業時間の中でノルマを達成するには、多くの契約を勝ち取らねばなりません。
自分では努力していると思っていても、実績がなければ説得力がありません。目標を達成できないのであれば、何が原因なのか考える必要があります。目標を達成している人の真似をしたり、より深い知識をつけたりとさまざまな方面から行動することが求められるのです。
その努力をつらいと感じずに続けられる人は、不動産営業に向いているといえます。成果に向けてひたむきに努力できる傾向があるのか、考えてみましょう。
目標に向けて努力できる強みを効果的にアピールするためには「ゲーミフィケーション」の考え方を使ってみてはどうでしょうか。
目的・課題・報酬・可視化・交流の要素を盛り込んで計画を立てることで、モチベーションを維持して取り組むのです。この考え方を取り入れて楽しみながら目標達成していますとアピールしてみましょう。
⑤情報収集能力が高い
顧客に適切な物件を提案するには、取り扱う商品の知識が欠かせません。賃貸や売買で扱われる物件は日々新しくなっており、最新の情報を知っておくことでより良い物件を提案できるのです。
また、物件の周辺環境への知識も重要になります。顧客から周辺の治安やどのような街か聞かれる場面も多く、答えられれば知識が豊富な人だと信頼を得られるでしょう。反対に、顧客が疑問に思ったことを知らなければ「本当にこの人に任せて大丈夫なのか」と懸念されてしまう可能性があります。
手が空いたタイミングに新しい物件に目を通したり、実際に現地へ足を運んだりすることで、新鮮な情報を集めましょう。他者が持っていない情報を顧客へ提案できれば、成約につながる可能性が高まります。
⑥勉強し続ける意欲がある
不動産営業を目指すなら、常に学習意欲を持ち勉強し続けられるかも考えましょう。物件や周辺環境だけでなく、法律や金融に関しての知識も常に変わっていきます。
入社前に宅地建物取引士の資格に合格したとしても、数年後には内容の変更があるかもしれません。新しい情報を得ないまま働いてしまうと、顧客へ誤った情報を伝えてしまい迷惑をかけたり、会社に損害を与えたりしてしまう可能性があります。
そのような事態を避けるためには、 不動産営業として働く間は新しい知識を敏感に取り入れ、勉強し続けなくてはなりません。学ぶ意欲がある人は、法律関係以外にも物件情報に詳しくなり、顧客へより良い提案ができるようになります。
私が知っている会社では、定期的に勉強会がおこなわれていたり、資格取得のためのサポートがあるそうです。
しかし大切なのは入社後も向上心も自分自身で持ち続けることです。情報に敏感に目を向け、場合によっては講習会などにも参加すると良いでしょう。
⑦細かいチェックが得意
不動産営業の仕事は他者から信頼され、契約を勝ち取る能力だけでは成り立ちません。なぜなら、契約する場合には顧客に対して初期費用や住宅購入費用の計算を出して渡す必要があるからです。
ほかにも、書類作成時のチェックや顧客への説明漏れが起きれば大きなトラブルにつながる可能性があります。
また、物件の管理時にもチェック能力は活きてきます。住居の衛生管理や退去時のチェックなど、不動産営業の仕事は多岐にわたるのです。細かい部分に目を光らせ未然にトラブルの発生が考えられる問題を防いでいけば、オーナーからも信頼される不動産営業になれます。
アドバイザーコメント
平井 厚子
プロフィールを見る不動産営業は顧客の人生にかかわれることに魅力を感じる人に向いている
不動産営業の仕事は個人・会社を問わず、「自分らしい生き方の実現」や「ありたい姿の実現」をサポートすることに興味のある人には、とてもおもしろい仕事だと思います。
個人にとっては「どこに住むか」「どんな家に住むか」は、それぞれの生き方の志向性や価値観にかかわります。企業にとってのオフィスも、自社のありたい姿、社員の働き方への期待などが反映されます。
不動産営業は目の前のニーズだけでなく「その先」も考えた提案が求められる
時間軸も重要で、年を重ねていくことから生じる変化、個人なら家族構成や仕事の変化、企業なら会社の発展が変動要因になります。引っ越しを前提にするのか、ここで内装を変えながら対応するのかなど、考えるべきことはたくさんありますね。
このように、住宅を選ぶことは生き方を選ぶことにつながります。ただ顧客のニーズや好みを知るだけでなく、その人が実現したい生き方にあった住宅を共に考え、提案し、契約につなげるのです。
顧客の人生の一部を創り上げることにかかわる仕事、そんなイメージをもって取り組める人に向いている仕事だと思います。
反対も知っておこう! 不動産営業が向いていない人の特徴
不動産営業が向いていない人の特徴
- プレッシャーに弱い
- 安定志向が強い
- プライベートを重視したい
- 地道な努力が苦手
不動産営業に向いている人が理解できたら、反対に向いていない人の特徴も知っておきましょう。向いている人の情報ばかりでは、自分が当てはまるのかわからず自信が持てない人もいるかもしれませんね。
向いていない人の特徴まで理解することで、自分の適性と照らし合わせやすくなり、不動産営業に挑戦できるのか判断しやすくなりますよ。
①プレッシャーに弱い
常に数字に追われる不動産営業は、プレッシャーに弱い人にはおすすめできません。プレッシャーに弱い人が入社すると、目標が達成できないときに精神的に参ってしまう可能性があります。
不動産業界は人間に必要な衣食住にかかわる仕事のため、重圧も大きな仕事です。提案した物件に不備やトラブルが起きれば、顧客に大きな損害を与える可能性も考えられます。プレッシャーに弱い人では、そのような大きな責任に耐えられない可能性もあります。
また、自分がプレッシャーに弱いか判断できない場合は、過去の経験を思い返してみましょう。大切な試験やイベントがあるときに緊張して体調が悪くなった経験がある場合は、プレッシャーに弱いタイプかもしれません。
- プレッシャーに弱いタイプだと自覚しているのですが、不動産営業になりたい場合、どのような努力をしたら良いでしょうか?
努力を積み重ねることでプレッシャーの多い状況でも適切に対応できるようになる
不動産営業の仕事はプレッシャーがともなうことも多いですが、プレッシャーに弱いと自覚している場合には、以下のような努力が有効です。
まず時間管理を徹底して、業務の効率を高めることが重要です。余裕を持って業務に臨むことで、突発的なプレッシャーを減らすことができます。
次に、コミュニケーションスキルを磨くために、プレゼンテーション技術や交渉技術の研修に参加し、自信を持って顧客と向き合えるようになることが望ましいです。
またメンタルヘルスを維持するために定期的なリフレッシュや趣味の時間を設け、ストレス管理を学ぶことも大切です。これらの努力をおこなうと、プレッシャーの多い状況でも冷静に対処できるようになります。
②安定志向が強い
不動産営業の仕事は、仕事の実績で収入が大きく変わる職業です。企業によってはインセンティブの発生を考慮して、基本給を低めに設定している場合もあります。
努力していても月によっては契約がうまくとれず、実績を作れない可能性もあり、そうなると給与も相対的に低くなってしまいます。
人によっては、歩合やインセンティブを求めず安定した収入を求める場合もあります。給与が安定していれば、毎月同じ支出であれば生活に困る心配はないからです。そのような安定思考が強い人は、不動産営業の仕事を避けた方が良いかもしれません。
安定性を重視して就活をしている人は以下の記事を参考にしてみてください。安定した職業と実情をまとめています。
関連記事
11の職業|安定した職業の知っておくべき実情と就職する3つのコツ
「安定した職業に就きたい」「将来性のある仕事がしたい」という人に向けて、記事ではキャリアコンサルタントとともに安定した職業11選を紹介します。就職を決める前に知っておくべき情報も解説しているので、ぜひ仕事探しの参考にしてくださいね。
記事を読む
③プライベートを重視したい
不動産営業として働いていると、顧客に合わせて残業や休日出勤が必要になるケースがあります。プライベートを重視したい人にとっては、業務に必要な残業であってもストレスを感じてしまうかもしれません。
不動産営業は基本的に土日祝日が仕事になるため、家族との時間が取りづらくなり、友人との交友も減ってしまう可能性があります。
そのため、土日祝日に開催されるイベントに行きたい人や友人や家族と休日を一緒に過ごしたい人であれば、不動産営業は向いていないといえます。自分が休日をどのように過ごしたいかも踏まえて、就職するか考えてみましょう。
- プライベートは大切にしたいですが、不動産営業には興味があります。不動産営業でもプライベートを大切にできる方法はありますか?
自分次第でプライベートを充実させる方法はある
賃貸でも売買でも、土日に物件を見たい顧客が多いため、土日祝日を休むのは難しい業界です。最近は違う場合もありますが、不動産業界は水曜日が休みの会社が多く、土日が休みの人と予定を合わせるのは難しいかもしれません。
しかしみんなが休みの日の夜に一緒に飲みに行ったり、自分だけでも楽しめる趣味や社会人サークルに入ってみたりと、休みが人と違っても自分次第でプライベートを楽しめます。
不動産営業の雇用条件などは、会社によって大きく変わります。応募前にその会社がどの程度プライベートを確保できるのかを調べたうえで応募するのも一つの方法です。
④地道な努力が苦手
不動産営業の仕事は、内見に行けばすぐに契約が決まるわけではありません。物件の内見まで話が進んでも、購入まで至らないケースも多くあります。
物件の購入や契約をしてもらうためには顧客の不安や疑問を解消し、納得してもらわなければならないのです。時間がかかることもありますが、地道な努力の積み重ねが実績へとつながります。
大きく稼ぎたいからと不動産業界を志しても、顧客の信頼を得られるきめ細やかな対応ができなければ活躍は難しくなります。
また、顧客の疑問を解消するためには、実際に現地へ足を運び知識を付けることも重要です。契約に直結しない業務であっても、必要だと考えたら行動し続ける努力は欠かせません。
キャリアアドバイザーが解説! 不動産営業の現場で活かせる適性は?
ここまで解説した内容で不動産営業になりたいと思っても、自分の持つスキルや強みが現場で役立つのか判断できないケースもあるでしょう。
そこで、この章ではキャリアアドバイザーである瀧本さんに不動産営業で活かせる適性を解説してもらいます。
より不動産営業への理解を深め、自分にあっているか判断しましょう。
アドバイザーコメント
瀧本博史
プロフィールを見る不動産営業では顧客との信頼関係を構築するためのスキルが特に活かせる
不動産営業は人と接する機会が非常に多く、顧客との信頼関係を築くことが極めて重要です。たとえば、ある顧客が初めての家を購入しようとしている時、彼らの不安を取り除くためには、丁寧な対応と詳細な情報提供が求められます。
このような場面でのコミュニケーションスキルが自分に自然に備わっているかどうかを考えてみると良いでしょう。
また、不動産市場は常に変動しているため、最新の市場動向を理解し、それを顧客に効果的に説明できる能力も重要です。たとえば、ある地域の物件価格が上昇傾向にある場合、その情報をもとに顧客に投資価値の高い提案をおこなうことができれば、成功につながる可能性が高まります。
問題解決能力についても、顧客が抱えるさまざまな問題に対して柔軟に対応できるかが求められます。たとえば、購入希望の物件が予算オーバーであった場合でも、ほかの適切な物件を迅速に見つけて提案することができれば、顧客の信頼を得ることができます。
さらに、この職業は自己管理能力が試される場面も多いです。たとえば、多くの物件を抱えながらもそれぞれの顧客に適切な時間を割り当て、効率的に業務を進めることが求められます。そして、取引が思い通りに進まないときに冷静さを保ちながら次の手を考えるストレス耐性も必要とされます。
実際の職場を見たり働いている人に聞いたりすることで適性を見極められる
これらのスキルや性質が自分に備わっているかどうかを自己評価し、可能であれば、実際に現場体験をしてみることで、自分にとって適した職業かどうかを見極めることができるでしょう。
また、実際に業務に就いている人やキャリアコンサルタントから意見を聞くことも役立つ方法なので、ぜひ試してみてくださいね。
向いていることをアピールしよう! 未経験から不動産営業になるには
ここまでの内容から不動産営業を目指したいと思っても、「未経験では採用されないのでは?」と不安に思う人も多いでしょう。しかし、不動産営業は適性をアピールできれば未経験でも目指せる職業です。
ここでは、どのような部分をアピールすると未経験でも採用されるのか解説します。自分の経験や持っている資格を上手にアピールして、不動産業界に入社しましょう。
不動産会社の選考を通過する方法が知りたい場合は、以下のQ&Aコンテンツで解説しています。
過去の経験を活かせるとアピールする
未経験から不動産営業を活かすなら、学生時代や今までの仕事を思い返し、不動産営業に活かせるスキルや経験がないか考えましょう。たとえば、顧客のニーズを聞き出すコミュニケーション能力や目標に向かって努力した経験などです。
過去に経験した仕事が不動産営業とはまったく関係のない仕事でも、視点を変えて見れば活かせるスキルはあるはずです。
再現性の高いスキルや経験をアピールできれば、採用担当者にも入社後の姿が想像しやすくなり、選考突破の確率が高まります。未経験だからこそ知識を貪欲に吸収しようとする姿を見せると、さらに評価されますよ。
ここからは、他分野で営業をしていた場合と異業種からの転職の場合の2つに分けて解説します。
短所を言い換えて長所に変える方法を探している人は、こちらの記事を参考にしましょう。
関連記事
言い換え例35選|短所を長所に変える方法と選考への役立て方を解説
短所を長所に言い換えることは多くのメリットがあります。具体的なメリットや言い換える方法などをキャリアコンサルタントが解説します。短所を長所に言い換える例も紹介しているので、長所がわからない人は参考にしましょう。
記事を読む
他分野で営業をしていた場合
不動産業界だけでなく、自社製品やサービスを販売する営業はさまざまな業界で欠かせない存在です。他分野で営業経験がある人は、顧客のニーズを引き出すコミュニケーション能力やなぜニーズに合っているのか説明する能力がが身についているとアピールできます。
他分野でも顧客とやりとりした経験は、実績を重視する不動産業界において貴重です。前職で鍛えたスキルを活かせると具体的に伝えて採用担当者があなたの活躍している姿を想像しやすいようにアピールしましょう。
またなぜ同業界ではなく不動産業界の営業職なのか、なぜこの企業なのかを明確にしておくことも大切です。志望動機や自己PRで「今まで働いていた分野ではなくここで働きたい」という気持ちをしっかりアピールしましょう。
不動産業界で何を実現したいか、会社への貢献の視点と自分のキャリア目標の視点との両方で説明できるようにしておきましょう。
「それなら前職のままでもいいんじゃないの?」と面接で思われないように、自分が不動産業界で貢献できるポイントと挑戦ポイントを明確にしておくことが重要です。
営業職を目指すうえで志望動機の書き方を悩む場合は、下記の記事を参考にしましょう。
関連記事
例文18選|営業職の志望動機で採用担当者を惹きつけるコツ
営業職の志望動機では、仕事内容を理解したうえで、採用メリットまで伝えることが重要です。営業職の種類や仕事の流れ、求められる力を理解しましょう。この記事では志望動機の書き方や採用担当者を惹きつけるコツをキャリアコンサルタントが解説します。
記事を読む
異業種からの転職の場合
今までに営業経験がない場合は、前職で得たスキルで活かせるものがないか考えましょう。
たとえば、販売職であれば顧客の要望やニーズを聞き出すコミュニケーション能力が求められます。飲食店に勤めていれば、立ち仕事で鍛えた体力やクレーム対応にもひるまない精神面のタフさをアピールできます。このように、入社後に再現性の高いスキルや経験を伝えられれば、選考突破の可能性は十分にあるでしょう。
また、異業種からの転職の場合、採用担当者からなぜ業種を変えたいのか聞かれる可能性があります。事前にたくさんある職業の中から不動産営業を選んだ理由を明確にしておくと、スムーズに面接が進みますよ。
- まったく営業経験がなくて不安なのですが、異業種から不動産営業を目指すことは可能なのでしょうか?
今までの経験をどう活かすのかを重点的にアピールしよう
異業種から不動産営業への転職は、前向きな姿勢と積極的な学習意欲があれば成功する可能性が高いです。たとえば、接客業から転職する場合、顧客とのコミュニケーションスキルや問題解決能力が非常に重宝されます。
これらのスキルは、不動産営業において顧客のニーズを理解し、適切な物件を提案する際に直接活かされるため、営業未経験でも充分に戦力となり得ます。
大切なのは、これまでの経験をどのように不動産業界で活用できるかを具体的にアピールすることです。
転職理由が思いつかない人には、こちらの記事もおすすめです。
転職理由
転職理由の10例文|面接官を納得させて好印象を掴む伝え方を解説
不動産業界の志望動機
例文5選|不動産業界の志望動機を書く3つのコツと注意点を解説
業務に活かせる資格をとっておく
不動産営業におすすめの資格
- 普通自動車免許
- 宅地建物取引士
- ファイナンシャル・プランニング技能検定
転職する前に、入社後に活かせる資格をとっておくのも方法の一つです。不動産営業の仕事は必ずしも資格がないと就けない仕事ではないものの、同じスキルの候補者だったら資格を持っている人を選ぶ可能性があります。
必要な資格を持っていれば任せられる業務の幅も増え、収入をアップさせられるかもしれません。また、資格取得には勉強時間が必要なため、忙しくなる入社後よりも入社前にとっておく方がスムーズに働けるためおすすめです。
不動産営業の資格は生活していく中で役立つ知識も多く、仕事以外のプライベートでも活かせる部分が多いですよ。
ほかにも就職で有利になる資格は複数あるため、気になる人は下記の記事も参考にしましょう。
関連記事
就職したくないと悩むあなたへの解決案|悩みの原因と対処法を解説
就職したくないときは自分の感情やメリットデメリットと向き合うことが重要です。まずは就職したくないと感じる理由を理解し、自分に合った選択を考えましょう。この記事では就職したくない時の対処法についてキャリアコンサルタントが解説します。
記事を読む
普通自動車免許
物件の内見に行くとき、不動産会社の車に乗って移動した経験がある人も多いのではないでしょうか。不動産営業では、顧客が購入や契約を希望する物件へ案内する内見という仕事があります。
内見は必ずしも車で案内する必要はないものの、多くの不動産会社では自社で車を所有し会社から案内しています。車の免許がなければ電車で案内するケースもありますが、顧客の手間が増えてしまうのが懸念点です。
募集欄に免許の有無が記載されていない場合でも、持っていないのであれば取得しておくのがおすすめです。また、免許の取得には合宿に参加した場合でも数週間かかります。取得を考えている場合は、なるべく早めに行動しましょう。
宅地建物取引士
不動産営業として働くにあたり、持っていると便利な資格が宅地建物取引士です。一般的には「宅建」と呼ばれています。宅地建物取引士は国家資格の一つで、不動産取引の専門知識を持っているとアピールできる資格です。
不動産会社が事務所を構える際、5人に1人の割合で宅地建物取引士の資格を所持していなければなりません。事業の規模を大きくするためには、資格を所持している社員が必要なのです。
また、宅地建物取引士を所持している人しかできない業務もあります。賃貸契約時の重要事項の説明や説明や契約書の記名・押印などです。宅地建物取引士所持者には手当が出されるケースも多く、収入アップも見込めます。
未経験で宅地建物取引士の資格を持っていると、不動産業界で働きたい意欲が本当にあるのだなと思います。
もっと活かしてアピールするためには実務経験のなさを補うようなアピール、たとえば「業界について研究していて、顧客目線でみるとこんなことを感じた」「貴社と競合を実体験調査して、こんなことがわかった」など、工夫してみてはどうでしょうか。
ファイナンシャル・プランニング技能検定
ファイナンシャル・プランニング技能検定は、一般的には「FP」と呼ばれる資格であり、国家資格の「FP技能士」と民間資格の「AFP・CFP」が存在します。1級〜3級まで級数があり、一番下の3級は受験資格に制限がないため誰でも挑戦できます。
FPは、お金に関する知識を持っていると証明できる資格です。住宅購入はローンや税金などのお金に関する説明も多く、顧客自身も今後の生活がかかわるため簡単に決められる内容ではありません。しかし、FPの資格を有していれば顧客の収入を踏まえたうえで現実的なローンの返済計画を立てられます。
顧客に寄り添った対応ができ、信頼される不動産営業になれるでしょう。
不動産営業に向いている人を理解したうえで選考に挑もう!
不動産営業は、大きな金額をやりとりできるやりがいのある仕事です。しかし、顧客に合わせて柔軟な対応が必要になるため、ときには休日出勤や残業でプライベートな時間を減らしてしまうときもあります。
不動産営業に向いている人は、決められた目標に向けて努力し、達成のために地道な努力ができる人です。成果に収入が左右されるため、安定志向の人は難しいかもしれません。不動産営業に向いていると感じた人は、志望企業に内定を獲得できるように対策を進めましょう。
アドバイザーコメント
若林 宏美
プロフィールを見る不動産営業を目指すなら自分にはどんな働き方が合うのかを考えてみよう
不動産関係の人とは、仕事上での付き合いが多いのですが、そこで感じるのは会社によってカラーがまったく違うという点です。
成績重視の会社もあれば、地元に密着したアットホームな会社もあり、同じ不動産営業でも自分に合う、合わない社風があります。そのため、不動産営業に興味のある人は、その中でもどういった会社が自分に合うかを考えてみてください。
また、会社によって賃貸だけ、売買だけ、賃貸と売買の両方をおこなっているなど、業務内容にも大きな違いがあります。前述されているとおり、売買の方がインセンティブが多く、やりがいを感じる人もいますが、その分売り上げ重視となりストレスが溜まってしまう人もいます。
将来のキャリアプランを見すえた選択が重要
もう一点挙げるとすれば、将来の自分のキャリアプランです。最終的に独立を目指しているなら、売買をメインとする会社がおすすめです。
不動産営業を目指したいと思うなら、向き不向きも心配になるかもしれませんが、仕事内容はもちろん会社によって大きく変わる点も知っておいてくださいね。
不動産営業は離職率も高い業界ですが、人の人生にかかわるやりがいも大きな仕事です。興味があるなら、一度飛び込んでみても良いと思いますよ。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士
Hiroshi Takimoto〇年間約2000件以上の就活相談を受け、これまでの相談実績は40000件超。25年以上の実務経験をもとに、就活本を複数出版し、NHK総合の就活番組の監修もおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/一般社団法人テツナグ代表理事
Hiromi Wakabayashi〇女性や学生向けのキャリア講座、行政主催の就職フェアでのキャリア相談に従事。また、ライター経歴を活かし、各種サイトでキャリアについて考えている人に向けた記事を監修
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/産業カウンセラー
Atsuko Hirai〇ITメーカーで25年間人材育成に携わり、述べ1,000人と面談を実施。退職後は職業訓練校、就労支援施設などの勤務を経て、現在はフリーで就職・キャリア相談、研修講師などを務める
プロフィール詳細