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ものづくりを仕事にするにはどうすれば?
小さい頃からものづくりが好きで、将来はものづくりにかかわる仕事に就きたいと考えています。
しかし、一口に「ものづくり」といってもさまざまな分野があるため、具体的にどのような仕事を目指すべきか、まだ明確に定まっていません。研究開発、設計、製造、品質管理など、それぞれの仕事内容や求められるスキルも違うと思います。
ものづくりを仕事にするためには、どうしたら良いのでしょうか? 準備しておくことや取得すべき資格などあれば 、教えてください。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
ものづくりには3つのカテゴリーがある! 自分の興味に近いものを探そう
「ものづくり」は、日本の技術を活かせる素晴らしい仕事だと思います。小さい頃からものづくりが好きで、将来はそれらにかかわる仕事に就きたいと考えているとのこと、とても素敵な志ですね。
一言で「ものづくり」と言っても、実はさまざまなかかわり方があります。大きく分けると、「クリエイティブ」「制作」「マーケティング」という3つの分野に整理できるので、一つずつ見ていきましょう。
まず一つ目は、自身が作り手となる「クリエイティブ」の分野です。これは、デザイナーや作家のように、クリエイターとして世に新しい作品を生み出していく仕事になります。
専門性が高く、いわゆる「狭き門」ではありますが、まさに「ものづくり」の醍醐味を味わえる、少数精鋭の世界といえるでしょう。
二つ目は、製品が形になるまでを担う「制作」の分野です。こちらは「ものづくり」業界の大部分を占めていて、質問にもあった研究開発や設計、製造、品質管理など、非常に多岐にわたる職種が含まれます。
そして三つ目が、製品を届ける「マーケティング」の分野です。「ものづくり」は、製品がそれを必要とする人の手に届いて初めて完成します。
そのため、直接製品に触れることはなくても、営業や広報、販売戦略などを通じて作り手を支え、製品の価値を世に広める仕事も、この業界の重要な一部なのです。
分野の違いを理解することが大切! 自己分析を丁寧に
このように、大分類でも3カテゴリーあるため、準備しておくことや取得すべき資格などは、進路を決定してからの選択となります。
あえて言うのであれば、上記に共通して有効なのは、色彩関連の資格です。
作品を生み出すクリエイターはもちろんのこと、設計段階でもマーケティングでも、ものがある限り色彩も存在します。そのため、色彩の知識は取得しておくと良いものの一つといえるでしょう。
ほかの準備や資格については、進路により大きく異なります。まずは自己分析を進め、自身の強み、関心、価値観について、徹底的に内観してみてください。
それらのステップを踏むことで、自ずと進むべき道や、すべきことが見えてくると思います。
ものづくりは、とても素敵な仕事です。ぜひ、自身の資質や個性を存分に活かせる進路を見つけてみてください。
自分の興味を明確にすることが大きな一歩! 知識を身に付けていこう
ものづくりを仕事にしたいという気持ち、素晴らしいですね。一口に「ものづくり」といっても、その範囲は伝統工芸品から最新の工業製品、さらにはソフトウェアやコンテンツ制作まで、非常に多岐にわたります。
具体的な仕事例としては、製品の開発設計や将来の技術を生み出す研究開発、効率的な生産体制を築く生産技術、製品の質を担保する品質管理など、さまざまな分野が挙げられるでしょう。
そのため、まず大切なのは、自身がどのような分野のものづくりに興味があり、どのような形でかかわりたいのかを明確にすることです。そのうえで、準備として考えられるのは、まず関連する知識や技術を学ぶこととなります。
たとえば、工学系の学科や専攻で専門知識を深めるのが一般的ですが、理系のなかであれば大学内で転部したり、別の学部の研究室に所属したりすることが可能な場合もありますので、調べてみると良いでしょう。
また、CAD利用技術者試験や電気工事士といった技術系の資格を取得することも、専門性を高めるうえで役立ちます。
さらに、インターンシップやアルバイトを通じて実際の現場経験を積むことも、仕事内容への理解を深め、実践的なスキルを身に付けるうえで非常に有効です。
情熱と継続が鍵! 未経験でも道は開ける
最終的には、企業へのアプローチが必要になります。求人に応募する、関連するコンテストに作品を応募する、展示会に出展して自身の作品をアピールするといった方法があるでしょう。
未経験からでも挑戦できる分野や、最初はアシスタント的な立場からスタートできる仕事もあります。
最も大切なのは、ものづくりに対する熱い情熱と、目標に向かって粘り強く努力を続ける姿勢です。自身の夢を実現するために、一歩ずつ着実に進んでいってください。
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