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就活で企業選びの際に見るべきポイントについて知りたいです。

就職活動を本格的に始め、いろいろな企業を見ている段階なのですが、各企業の特徴は似ているものも多く、どんなポイントを見て選べば良いのか全然わかりません。

給与や福利厚生などの待遇などの条件で、ある程度数を絞れてはいるのですが、そこからさらに応募先を選んでいくにはどんなポイントを見るべきなのでしょうか?

また、その企業の将来性や安定性、成長性など、企業の本質的な良さを見極めるコツなどもあれば教えていただきたいです。ほかにも、社風や人間関係といった数字では見えない要素については、どのように確認すれば良いでしょうか?

ぜひともアドバイスをよろしくお願いします。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント

高尾 有沙

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見るべきポイントは4つ! 自分にとっての重要ポイントを見極めよう

就職活動における企業選びは、自身の将来を左右する非常に重要なプロセスです。

企業を選ぶ際に注目すべきポイントは、大きく分けて「企業理念・企業文化」「事業内容とその将来性」「働き方や福利厚生」、そして「社員の雰囲気」の4点が挙げられるでしょう。

このなかで何を最も重視するかは、人それぞれです。「業界は問わないが、とにかく和気あいあいとした雰囲気の職場で働きたい」という人もいれば、「将来性があり、年収アップが見込める業界で働きたい」と考える人もいます。

後者の場合は、事業の将来性が非常に重要な判断基準になるでしょう。自身が仕事選びにおいて何を大切にしたいのか、仮でも良いので優先順位を決めておくことが重要です。

まず、「企業の将来性や安定性、成長性」を見極めるためには、企業のIR情報やニュースリリースなどを確認し、現在の経営状況や今後の事業展望をチェックしましょう。

IR情報からは、売上や利益が安定的に伸びているか、負債が多すぎないかなど、財務面での健全性をある程度把握できます。

また、中期経営計画や社長のメッセージなどを読み解くことで、経営陣がどのような未来像を描き、どの分野に注力しようとしているのかを知ることができるでしょう。

さらに、新聞や業界専門誌などを通じて、その業界全体の将来性や、その企業が業界内でどのようなポジションにあり、どのような取り組みをおこなっているのかを理解することも大切です。

待遇だけで決めるのは避けよう! 成長環境や将来性も視野に入れるのが大切

次に、「社風や人間関係」を確認するためには、企業説明会や面接の際に実際に会った社員の人柄や、社員同士がどのようにコミュニケーションを取っているかといった職場の雰囲気を、自身の目でよく観察する必要があります。

特におすすめなのが、OB・OG訪問を複数人におこなうことです。さまざまな立場の人から生の情報を多角的に集めるのも、社風を理解するうえで非常に有効でしょう。

また、企業の公式Webサイトやパンフレットだけでなく、SNSや社員の口コミサイトなども、あくまで参考程度として、情報を鵜呑みにしすぎない範囲でチェックしてみるのも良いかもしれません。

これらのポイントに加えて、具体的な仕事内容、給与や福利厚生、研修制度やキャリアパスなども、もちろん重要な判断材料となります。

多角的に情報収集をおこない、自身にとって最良の選択ができるよう、じっくりと企業を見極めてください。

キャリアコンサルタント/NC Harmony代表

有馬 恵里子

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多角的視点が大切! ソフト面とハード面から企業の全体像をとらえよう

就職活動における企業選びで、どのようなポイントを見るべきか、という質問ですね。

もちろん、事業内容そのものは大前提として確認すると思いますが、それに加えて、私は企業を「ソフト面」と「ハード面」という二つの側面からとらえることをお勧めしています。

まず「ソフト面」、つまり数値化しにくい社風や企業の考え方、職場の雰囲気といった点についてです。これらを理解するためには、その企業の社長や実際に働いている社員の人が発信しているメッセージに注目すると良いでしょう。

また、企業の「ビジョン」にも、その企業の文化や価値観が色濃く反映されていることが多いです。

「企業のビジョンに共感して入社を決めました」という人は実際にたくさんいますので、その企業がどのような未来を目指し、どのような思いを大切にしているのかを、社長や社員の言葉を通じて感じ取ることが重要となるでしょう。

隠れた魅力も見逃さない! IR資料や企業の沿革から成長性を読み解こう

次に「ハード面」、つまり企業の将来性や安定性、成長性といった、より具体的なデータにもとづく側面です。

これらを把握するために最もわかりやすい情報源の一つが、企業が株主向けに公開している「IR資料」となります。IRとは、企業の財務状況や事業戦略などが詳細に説明されている資料です。

もし、「数字を分析するのは苦手だ」「IR資料を読むのは難しそうだ」と感じる人は、企業の「沿革」を見てみるのも良い方法でしょう。

企業の設立からの歴史を見ることで、たとえば非常に若い企業の場合、「これからますます成長していく可能性があるな」という大まかな判断ができます。

また、現在は小規模な企業であっても、沿革を調べてみると、実は過去には大きな企業の一部門で、そこから特定の事業に特化して独立した企業であることなどがわかる場合もあるのです。

そういった背景を知ることで、企業の安定性や将来性に対する隠れた一面を見つけることができるかもしれません。

ぜひ、多角的な視点から企業をみて、自身に合った一社を見つけてください。

就職四季報には就活に役立つ情報が多数掲載されています。企業に対する客観的な情報を一度にまとめて確認できる就職四季報の活用方法は、以下の記事を参考にしてみてください。

次の記事では、OB・OG訪問で質問すべきことについて紹介しています。質問を上手に活用して自分にとって必要な情報を手に入れましょう。

企業選びの軸についてはこちらの記事で詳しく解説しています。企業選びの軸を決めるメリットや見つけ方を説明しているので、参考にしてみてください。

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