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美大卒は就職できないって本当ですか?
美大に通う大学2年生です。就職活動や進路について調べているのですが、ネットやSNSで「美大は就職できない」と言われることがありと知り、不安を感じています。
デザイナーとして食べていける人は一握りだと聞きますし、一般企業への就職も狭き門と聞いたことがあります。美大は就職できないって本当なのでしょうか?
また、実際に美大を卒業された方は、どのような就職先が多いのでしょうか?
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
「美大は就職できない」は誤解! 多彩な道が開ける美大生のキャリア
「美大は就職できない」と言われることがありますが、決してそんなことはありません。
たしかに人気の高いデザイン職は倍率が高く、一定のスキルや準備も求められますが、多くの美大生がしっかりと就職を実現しています。
広がる美大生の活躍分野
実際の就職先としては、グラフィックやWebデザインなどのデザイナー職をはじめ、広告代理店、ゲーム・映像制作会社、出版社、印刷会社、一般企業の企画・広報・商品開発部門など、美大で培った表現力や発想力を活かせる職種は非常に多岐にわたります。
近年では、IT企業でインハウスデザイナーとして活躍する人も増えており、柔軟な働き方を選べる環境も広がっています。
選考では、ポートフォリオの完成度や自己表現力が評価されるため、自分の強みを言語化し、作品と結びつけて伝える力が重要です。
プレゼン力やチーム制作の経験も、大きなアピール材料になります。
大切なのは、早い段階から就職を意識し、自分の目指す方向に沿ってスキルと実績を積み重ねること。
美大での経験は、必ず社会でも活かせます。焦らず丁寧に、自分の価値を信じて進んでください。
「美大は就職できない」はただの思い込みかも! 専門性を活かしたキャリアの可能性
まず、美大卒であっても就職先が皆無ということは無いので、安心してください。
「美大は就職できない」と言われる由縁ですが、専門課程ゆえ一般企業での就業は向かないのではないかといった想像からのデマだと思っていただいて大丈夫だと思います。
想像以上に多様! 美大生が活躍できる業界とキャリアの選択肢
美大卒のおもな就職先には、次のようなものがあります。
・広告業界
・アパレル業界
・建築
・インテリア業界
・テレビ
・映像業界
・出版業界
・写真業界
・ゲーム業界
・絵画
・イラスト業界
・美術館の学芸員などの公務員
・教育業界
上記から、かなり幅広い業界での就職が可能なことがわかります。
美大で習得した技術や知識は、さまざまな業界で応用可能なものです。たとえば、アパレルであれば色やデザインの知識がないよりも、あった方が良いといえます。
実際に、私は色彩の資格を所有していることから、アパレル業界に従事していた際に個人売上1位でした。また、映像やゲームなどのクリエイティブ職でしたら、なおさらのことでしょう。
色のみならず、画角の知識が役に立つはずです。このように、考え方ひとつで、就職先は無限に拡がります。
ぜひ、自分で選んだ大学に自信を持って就活に臨んでください。
美大卒におすすめの就職先は以下の記事で解説しています。「美大で学んだことを活かしたい」「どのようにして仕事を選べば良いかわからない」と悩む美大出身の人はぜひ参考にしてください。
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