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転職先が決まってない状態で退職するのはありですか?
現在、転職活動を続けていますが、なかなか内定が出ず、精神的にも疲れ切ってしまいました。今の職場の人間関係にも悩んでおり、ストレスが限界に近づいています。
そのため、転職先がまだ決まっていないにもかかわらず、いったん退職して、気持ちを立て直しながら転職活動に専念したいと考えるようになりました。
ただ、無職期間ができることへの不安や、経済的な負担、世間的な見られ方も気になっています。こうした状況で退職を検討する際の注意点や、事前に考えておくべきことについてアドバイスをいただけたら嬉しいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
次を決めない退職は悪循環の可能性も! 慎重に判断しよう
できることならば、転職先が決まってから退職するのが望ましいですね。
経済的に余裕があれば問題ありませんが、退職するとすぐに収入が途絶えてしまうため、生活費に困窮する可能性があります。
そうなると余計に再就職を焦ってしまい、望まない職場に妥協して転職してしまうという悪循環に陥りかねません。
心身の健康が第一! ただし退職してから転職するリスクも要検討
また、面接でも「なぜ退職してから転職活動をしているのか」「計画性がないのではないか」と見られてしまう可能性もあります。
退職理由を聞かれる可能性が高いことはもちろん、無職の期間が長引くと精神的にも焦りやストレスを感じやすくなってしまうのです。
もちろん、心身ともに疲弊し切っていて、たとえば何週間も眠れないような状況であれば、すぐに退職したほうが良い場合もありますが、そうでない限りは、在職しながら転職活動を進めることをおすすめします。
選択肢の1つではある! ただし経済的・精神的な負荷も考慮すべし
転職先が決まっていない状態で退職することも一つの選択肢ですが、その際には以下のような注意点を事前に検討すべきですね。
まず注意点として、経済的なリスクが挙げられます。
退職後は収入が一時的に不安定になる可能性があり、失業保険を受給できるとしても、実際に受け取るまでには一定の期間を要する点を理解しておきましょう。
また、転職活動が予想以上に長引いてしまった場合、心理的なストレスを感じることもあるかもしれません。
未来への備えとして貯蓄や心の準備をしっかりおこなおう
こうした状況を踏まえ、事前に考えておくべきこととしては、まず経済面の準備が重要になります。
十分な貯蓄があるか、失業保険の受給資格や手続きについて事前に確認しておくなど、安心して退職後に転職活動に取り組める基盤を整えましょう。
さらに、もし無職の期間が長引いた場合に備えて、精神的な負担をどのようにケアするか、家族や友人など周囲からのサポートをどう得るかといった点も考慮しておいてください。
転職先が未定のまま退職すること自体に問題があるというわけではありません。
しかし、可能であれば、ある程度転職先の候補を絞り込んだり、具体的な活動計画を立てたりしてから退職するほうが、より安心して次のステップに進める理想的な形といえます。
こちらの記事では、転職先が決まってから退職する手順についてキャリアのプロが解説しています。退職前に転職先を見つけたいという人は確認してみましょう。
退職届の書き方や出すタイミングについては、次の記事でまとめています。退職をしようとしている人はチェックしてみてください。
「転職先が決まってから退職を伝えることが一般的なのか? 」の質問には、以下のQ&Aでキャリアコンサルタントが回答しています。退職を伝えるタイミングを悩んでいる人は、参考にしてみてください。
既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう
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