退職の意思をすでに伝えて、上司の了承を得ているのであれば、退職届を提出する時間帯について過度に心配する必要はありません。

とても周囲に気を遣える、配慮深い人なのだと思いますが、退職届の提出は正当な手続きとなるため、過度に気負わなくても大丈夫ですよ。

仕事終わりに提出すること自体は、まったく問題ありません。相手の人も退職の件を把握しているので、落ち着いたタイミングを見計らって提出しましょう。

相手への配慮と思いやりが大切！ 状況を見て提出しよう

大切なのは、退職という正式な手続きとして、相手の状況に配慮することです。

業務時間中に「〇〇の件で5分ほどお時間をいただけますでしょうか」と上司の都合をうかがい、時間を設けてもらうのが最も丁寧な対応といえます。

退職は、お世話になった会社への最後の務めでもあるのです。相手への敬意を忘れず、円満な手続きを心掛けることで、気持ちよく次のステップに進むことができるでしょう。

仕事終わりに退職届を提出する場合、いくつかの点に注意することで、よりスムーズに進めることができます。

まず、おすすめのタイミングについてです。終業直後であれば、日中のほかの業務を妨げにくく、上司も比較的落ち着いて話を聞いてくれる可能性が高い時間帯といえます。

ただし、退職に関する話し合いは予想以上に長引くこともあるでしょう。そのため、事前に上司の都合を確認しておくとともに、自身の終業後の予定も空けておくことが大切です。

これにより、時間を気にせず落ち着いて話を進めることができます。

退職日までは柔軟な対応が必須！ 円満退職しよう

また、退職届を提出する際には、以下の点も心に留めておくと良いでしょう。

一つ目は、退職の意思を伝えた後も、退職日や業務の引き継ぎについては、会社側の状況も考慮し、柔軟に対応する姿勢を示すことが円満な退職につながります。

翌日以降のフォローアップや調整が必要になることも念頭に置いておきましょう。

二つ目は、退職を伝えたからといって、必ずしも険悪な雰囲気になるわけではないということです。

しかし、万が一、何か強く言われるようなことがあった場合でも、感情的にならず、自身の考えや状況を毅然とした態度で伝えましょう。

これらの点を踏まえ、上司への配慮と自身の状況を考慮したうえで、適切なタイミングで退職の意思を伝えるようにしてくださいね。