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動物病院の面接で落ちた原因がわかりません……。

先日、動物病院の面接を受けたのですが、結果は不採用でした。動物が好きで、ずっと動物にかかわる仕事がしたくて応募したので、とても落ち込んでいます。

面接では、これまでのアルバイト経験やボランティア経験、動物看護の資格取得に向けて勉強していることなどを伝えました。自己PRでは、責任感があり、根気強く物事に取り組める点をアピールしたつもりです。

面接官の方の反応は悪くなかったように感じたのですが、何が原因で不合格になってしまったのでしょうか? 皆さんのご意見やアドバイスをいただきたいです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士

瀧本博史

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面接で落ちた理由は共感と実践力の伝え方にあるかも

動物病院の面接では、ご自身のアピールポイントをしっかり伝えることは大切ですが、合否を左右するのは「その病院で本当に即戦力として活躍できそうか」、「病院のカルチャーにフィットするか」といった、より細かな質疑応答や態度、志望度の強さです。

面接官は「動物が好き」という気持ちだけでなく、患者(動物)や飼い主に寄り添い、緊急時にも冷静に対応できるかといった点も重視します。

たとえば根気強さをアピールする際には、「具体的にどんな場面で何時間、何を続けたのか」、「どのように仲間と分担し、情報を共有したのか」といった行動の詳細まで掘り下げて伝えることで、より説得力が増します。

また、動物病院は獣医師や動物看護師、受付スタッフなどが連携して働くチーム現場です。そのため、自分はどのような立ち位置で貢献できるかが伝わりにくいと評価が伸び悩むことがあります。

現場を想定した具体的なエピソードで伝えよう!

自己PRでは責任感がある、根気強いといった抽象的な表現だけでなく、その責任感をもって先輩が不在のときにどのように獣医師をサポートしたか、根気強く学んだ知識を実際の診察補助でどう活かしたかなど、具体的なエピソードを交えて伝えると、面接官も実務イメージを持ちやすくなります。

さらに、面接後のフォローも重要です。合否通知後にお礼メールを送るのは日本の就職活動でも一般的なマナーですが、「面接では失礼があったかもしれませんが、貴院の〇〇という取り組みに強く共感し、ぜひ貢献したいと改めて考えています」といった志望度の高さを伝えることで、次回の選考機会にも良い印象を残せる可能性があります。

また、もし可能であれば、合格者との違いや改善点について人事担当者や院長に簡潔にフィードバックをお願いしてみるのも一つの方法です。

ただし、すべての動物病院がフィードバックに応じてくれるとは限りませんので、断られても気にしすぎないようにしましょう。依頼する際は、必ず礼儀正しく要点を絞って伝えることが大切です。

最後に、次回の面接に向けては模擬面接をおこない、「動物看護師にとって最も大切な資質は何だと思うか」、「緊急時に重症患者が運ばれたらどう行動するか」といった実践的な質問への受け答えを準備しましょう。

現場での立ち振る舞いをイメージしながら答えを練ることで、面接官に「すぐにでも現場に入って安心だ」と思ってもらえるアピールにつながります。これらの積み重ねが、合格への近道となるはずです。

キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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動物病院の面接で落ちた原因を2つの観点から振り返ってみよう

自分としては十分手応えがあったのに不合格になってしまうと「なぜだろう」と落ち込んでしまうのは当然のことです。しかし、気持ちを切り替えてそこから反省材料を見つけ、次に活かしていきましょう。

まず、質問者さんは「動物が好き」「ずっと動物にかかわる仕事がしたい」という気持ちを持ち、面接でもこれまでのアルバイトやボランティアの経験、資格取得に向けた勉強、さらには自分の性格面も伝えたとのこと。

ここで今一度振り返ってみてほしいポイントが2つあります。

1つ目は「なぜ他でもなくその病院なのか」が伝えられていたかどうかです。動物病院に限らず、面接では「どうしてうちの会社(病院)を選んだのか」が非常に重要な視点になります。採用側が不安に思うのは、「動物病院ならどこでもいいと思っているのでは?」という点です。

実際、採用にはコストと時間がかかります。だからこそ、「他でもなく、ここで働きたい理由」が明確な人、つまり「長く働いてくれそう」「本気度が高そう」と思える人を選びたいのです。

動物が好きだけでは物足りない! ほかの応募者と差別化しよう

2つ目は「他の応募者とどう差別化できていたか」です。

動物病院を志望する人の多くは当然「動物好き」なので、それだけでは他の応募者との差がつきにくいもの。「動物にかかわるなら他の仕事もあるのに、どうして病院なのか」「自分にとって動物病院とはどんな場所なのか」、こういった問いに対して、自分なりのエピソードや背景を交えて語れると、説得力がぐっと増します。

つまり、面接で重要なのは「熱意」だけでなく「その病院で働きたい理由」と「自分ならではの視点(差別化)」です。ぜひこの2点を振り返り、質問者さんがこれまで頑張ってきたことを絡めて伝え方を工夫し、より納得のいく面接につなげてほしいと思います。

 

以下の記事では面接で落ちた際に考えられる原因を10選紹介しています。自分に当てはまるものがないか確認し、改善・対策に取り組んでいきましょう。

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