面接で落ちる理由10選|原因分析の仕方と対策のコツを解説

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  • キャリアコンサルタント/メンタル心理カウンセラー

    Syuya Nagata〇自動車部品、アパレル、福祉企業勤務を経て、キャリアコンサルタントとして開業。YouTubeやブログでのカウンセリングや、自殺防止パトロール、元受刑者の就労支援活動をおこなう

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  • キャリア・デベロップメント・アドバイザー/キャリアドメイン代表

    Kenichiro Yadokoro〇大学でキャリアデザイン講座を担当した経験を持つ。現在は転職希望者や大学生向けの個別支援、転職者向けのセミナー、採用担当者向けのセミナーのほか、書籍の執筆をおこなう

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    Yoshinori Nomura〇IT業界・人材サービス業界でキャリアコンサルタントの経験を積む。培ったノウハウをもとに、その後はNPO支援団体として一般企業人の転職相談・就活生への進路相談を担う

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この記事のまとめ

  • 面接で落ちる理由10選を知って原因を分析しよう
  • 4ステップでできる原因分析の進め方を解説
  • 次の面接までにやっておきたい対策6選も紹介

就活で誰しもが経験する面接。面接で落ちてしまうと、自分を否定されたような気持ちになって落ち込みますよね。

面接は就活のなかでもつまずきやすいポイントで、「なぜ落ちてしまったのか理由がわからない」「苦手意識があって本番でなかなかうまくいかない」「どうやって面接対策をすれば良いかわからない」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

この記事では、キャリアコンサルタントの谷所さん、永田さん、野村さんのアドバイスを交えつつ、面接で落ちた理由の分析の仕方や次の面接に向けての対策のコツを解説します。面接で落ちる理由10選も紹介するので、自分の状況と照らし合わせながら、落ちた理由を分析し、次の面接に向けた準備に役立てましょう。

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目次

選考基準を知って面接で落ちた理由を徹底分析しよう!

面接で落ちたときに、理由がわからないからといってそのまま次の面接に臨んでしまうことはおすすめできません。

面接で落ちたということは、何か足りなかった部分があったということです。原因を分析し、次に向けて対策を取ることが重要です。

その際、ぜひ採用側の選考基準を意識してみましょう。面接では、面接官による評価のばらつきを防ぐためにも必ず選考基準が存在します。どこを見られているのかを把握し、それに対応できるよう対策をすることが面接を通過するための鍵となります。

この記事では、面接で落ちる理由10選と各段階における選考基準、原因分析の仕方まで詳しく紹介するので、自分の面接を振り返りながら落ちた原因を分析してみましょう。

後半では、具体的な面接対策の仕方、コツを解説します。すぐにできる対策も紹介するので、次の面接まで時間がない人も必読です。

永田 修也

プロフィール

多くの場合、採用には複数の担当者が介在します。評価にばらつきが発生し不公平な選考になってしまうことを防ぐため、構造化されたアセスメントシートを使用し選考基準を設けている企業が多いと考えられます。

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自信をなくすのはまだ早い! 「面接で落ちた=自分を否定された」ではない

面接で落ちるとがっかりしますよね。中には、自分を否定されたような気持ちになって、自信を失ってしまう人もいるかもしれません。

ただ、面接では企業それぞれに選考基準があり、能力面だけでなく人柄など企業とのマッチ度も含めて総合的に見て判断されるため、落ちたからといって自分を否定されたと落ち込みすぎる必要はありません。

その企業とは縁がなかったととらえて、前向きに次に向けて準備を進めましょう。また、面接は最初からうまくいくことは少なく、ある程度の経験やコツが必要となるので、落ちた理由をしっかりと分析し、必要な対策を取ることが重要です。

谷所 健一郎

プロフィール

面接は、筆記試験のように点数で評価されるものではなく、能力や適性のほか、人柄が社風に合うかなどを、面接官の視点で評価されます。

面接で落ちると自分を否定されたように感じてしまいやすく、つまずきやすいポイントですが、必要な対策を講じることが大切です。


何度も面接に落ちてしまうという人は、こちらの記事を読んで負のループを断ち切りましょう。

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3ステップで進めよう! 面接で落ちたときにすべきこと

3ステップで進めよう! 面接で落ちたときにすべきこと

  • いったん落ち着いて気持ちを整理する
  • 落ちた原因を分析する
  • 次の面接に向けて対策をする

面接に落ちると動揺してしまいますよね。就活のスケジュールはタイトなため、次の企業の面接まで時間がないという人もいるかもしれません。

落ち込んでしまったり、逃げたい気持ちになってしまったりするかもしれませんが、次の3ステップに沿って気持ちを立て直して準備を進めましょう。焦ってしまってまた同じ失敗を繰り返してしまわないよう注意したいですね。

ステップ1:いったん落ち着いて気持ちを整理する

まずはいったん落ち着いて気持ちを整えましょう。就活中は、合否に一喜一憂したり、ほかの就活生の状況が気になってしまったりと気持ちが安定せず精神的に疲れてしまいがちです。

意識的に一呼吸おいて、自分の状況や気持ちを整理する時間を取ることが大切です。並行して複数企業の選考を進めている人は、選考スケジュールを整理することも必要です。

次の面接の日程から逆算して、どのくらいの準備期間があるのか、その間に何をすべきなのかを把握しましょう。スケジュールを整理することで、効率よく準備を進めることができます。もし時間に余裕があるのであれば、一日リフレッシュする時間を取るのも良いですね。

手ごたえがあった面接で落ちてしまって落胆しています……。どうやって気持ちを切り替えれば良いのでしょうか?

永田 修也

プロフィール

惜しいところで落ちたと解釈して気持ちを切り替えよう

確かに手応えがあったにもかかわらず不採用となってしまった場合には、気持ちが落ち込んでしまうことでしょう。

しかし、「まったくの不適合で落とされた」場合と「ギリギリで迷った末に落とされた」場合では、同じ不採用であってもかなり意味が変わってくると思いませんか?

実際のところはわからないのですが、わからないのであれば勝手に「手応えはあったのだから、私はあと少しの惜しいところで落ちたんだ」と解釈してみてはどうでしょうか。そのように思い込むことで、次の一歩を踏み出すための活力となることもありますよ。

最終面接までおこなって落ちてしまったという人もいるかもしれません。アドバイザーからの回答を参考に気持ちを立て直しましょう。

ステップ2:落ちた原因を分析する

次に、落ちた面接の内容を振り返り、原因を分析します。

中には、手ごたえはあったのに落ちてしまったという人もいるかもしれません。自己評価と結果にギャップがあると、落ちた理由がわからず不安になってしまいますよね。また、何度も面接に落ちてしまうという人は原因分析が足りないのかもしれません。

落ちてしまった面接のことをあまり思い出したくないという気持ちもあるかもしれませんが、原因分析を怠ってしまうと、また同じ失敗を繰り返すことになりかねません

面接の内容を思い出して、原因がどこにあるのか可能性を一つずつ潰していきましょう。次章で紹介する面接で落ちる理由10選をチェックポイントにしてみてください。

ステップ3:次の面接に向けて対策をする

原因分析ができたら、同じ失敗を繰り返さないよう対策を取りましょう。面接で見られているポイントは、企業によってそれほど大差はありません。

基本的なマナーや、必ず聞かれる質問への対策は、どの企業の面接でも必須といえます。一度習得すると、次回以降の面接の準備がぐっと楽になるので、まだできていなかった部分があるという人は、早めに対策しておきましょう。

基本的な対策に加えて、志望理由など企業ならではの要素が必要になる部分については、面接前にあらためて企業研究をして理解を深めておく必要があります。記事の後半で、具体的な対策の仕方も紹介するので、参考にしてみてください。

谷所 健一郎

プロフィール

エントリーシート(ES)は記載内容を評価しますが、面接は回答内容だけでなく、マナー、表情、話し方、態度などから、人間性や仕事の適性などを見極めています。

そのため面接準備は、回答内容を作るだけでなく、面接官にどういった印象を与えるかといった対策をおこなう必要があるのです。

原因分析に役立てよう! 面接で落ちる理由10選

気持ちを立て直していざ次の面接に向けて対策をしようと思っても、落ちた理由がわからないと対策の取りようがないですよね。主な理由10選を紹介するので、自分に当てはめて原因分析を進めましょう。

意識できていなかった点や、対策が十分でなかった点がないかという視点で確認してみてください。

①第一印象が悪い

面接において、第一印象は非常に重要です。初対面の人の印象は、3秒で決まるともいわれているように、入室から着席、挨拶までの印象は非常に重要です。

特に面接では、時間が限られているため、第一印象で悪い印象を与えてしまうと、その後の面接で取り返すことが難しくなってしまうこともあります

第一印象を良くするためには、次のことを意識しましょう。

第一印象を良くするためのポイント

  • 身だしなみを整える
  • 明るい表情
  • ハキハキと話す
  • 面接官の目を見て話す
  • 姿勢を良くする

集団面接では、特にほかの人との差が目立ちやすくなるので注意が必要です。常に見られているということを意識して入室から気を抜かないようにしましょう。

集団面接では目立つ必要があるのでしょうか? ほかの学生に埋もれてしまわないか心配です。

野村 芳克

プロフィール

無理に目立つ必要はないが差別化は意識しよう

集団面接で目立つために無理に自己主張をする必要はありませんが、自分らしさをアピールすることは大切です。ほかの学生と差別化するために、発言は簡潔かつ明確にし、ポイントを押さえて話すよう心掛けましょう。

また、集団面接では、相手の話を聞く姿勢やうなずきなどの態度も評価に含まれています。相手の発言をしっかり受け止めたうえで、自分の意見や考えを端的に伝えることで、自然に好印象を与えることができます。

②ビジネスマナーがなっていない

就活生とは言え、社会人としての最低限のマナーは求められます。面接官はビジネスパーソンです。「一緒に働くうえでこの人大丈夫かな?」と少しでも不安を感じさせてしまうと、面接通過は難しくなってしまいます

ビジネスマナーというと少し難しく聞こえてしまいますが、第一印象を良くするためのポイントと通じる部分が大きく、面接で必要とされるビジネスマナーは主には「身だしなみ」「挨拶」「表情」「言葉遣い」「態度」です。

特に表情と言葉遣いは注意が必要です。初めのうちは意識できていても、緊張で徐々に無表情になってしまったり、声が小さくなってしまったりすることはよくあります。

面接中は意識して、面接官の目を見て明るくハキハキと話し、面接官が話している間もうなづくなどのあいづちを打てる良いですね。最後まで気を抜かないようにしましょう。

永田 修也

プロフィール

会社説明会で、身だしなみが整っていない人はある程度いますが、お菓子を食べていたりジュースを飲んでいたりという人を見たことがあります。

大人数で目立たないから良いやと大学の講義に出ているような気分でいると、「社会人としてまだスタートラインに立つ準備ができていないな」と感じてしまいます。

こちらの記事を参考に、基本的な面接のマナーは必ずおさえておきましょう。

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③志望動機が薄い

志望動機は合否に大きく影響を与えます。企業は、採用した人材にはできるだけ長く貢献してほしいと考えるので、なぜその会社を志望するのかを説得力を持って伝えることができないと、「この人は志望度が高くないのではないか」「採用してもすぐに離職してしまうのではないか」という不安を与えてしまいます。

また、志望動機では、必ず志望するに至ったエピソードも伝える必要があります。エピソードは説得力を高めるうえで非常に重要な役割を果たします。エピソードはできるだけ具体性を高め、自分らしさが伝わる内容にしましょう。

野村 芳克

プロフィール

志望動機が薄いと、採用者は「この人は本当に当社で働きたいのか」「長く続けてくれるのか」と不安を抱きます。志望動機では、会社や業界への理解や、自分の経験がどう活かせるかなどの自身の考えを具体的に伝えることが重要です。

面接での志望動機の答え方はこちらの記事を参考にしてみましょう。

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面接が迫っている人は、頻出質問の回答例だけでも予習しておこう!

面接でどんな質問がされるか、そして答えられるか不安ですよね。ただ、企業によって何を質問されるか分からない人も多いはず。

そこで活用したいのが無料の「面接回答集」です。この資料があれば、森永製菓や伊藤忠商事、トヨタ自動車などの人気企業の面接で、実際に聞かれた質問とその答え方がわかるようになっています。

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④業界・企業理解が浅い

業界・企業への理解も面接で重視されるポイントです。業界・企業理解が浅いと、企業が求めている人材像とずれた内容をアピールしてしまうことも。

どれだけ素晴らしい強みを持っていても、「その強みはうちではなく他社のほうが活かせるのでは」と思われてしまうと選考通過は難しくなってしまいます

また、面接において、入社後にどのように活躍していきたいかを問われることもよくあります。企業理解が不足していると、企業の目指す方向性やビジョンとずれた答えをしてしまい、マイナスの印象を与えかねません。

自分では問題なく受け答えできているつもりでも、アピールになっていなかったということにならないよう、企業研究では、企業の求める人材像やビジョンは必ず把握しておきましょう。

⑤質問に対する回答がずれている

これは自分では気づくことが難しいポイントで、知らず知らずのうちにやってしまっている人も多いかもしれません。

よくあるパターンとして次のような例があげられます。

質問に対する回答がずれてしまう例

  • 丸暗記した回答を話している
  • 質問の意図を十分に理解できないまま話し出してしまう
  • 長く話すうちに話が逸れてしまう

質問に対する回答がずれてしまうと、「この人は人の話を聞いていないのかな?」「理解力が十分ではないのかな?」と思われかねません

質問の意図がわからない場合は、遠慮なく、「もう一度お願いします」「○○というご質問で合っていますでしょうか?」と確認しましょう。

また、回答の途中で話が逸れていることに気づいた場合は、「もう一度途中から話しても良いでしょうか?」などと断りを入れて、一呼吸おいてからもう一度話し始めましょう。

面接官も就活生が緊張していることは良く理解しているので、わからないこと、間違えたことを素直に話しても大きなマイナスにはなりません。くれぐれもわかったふりをしないよう注意しましょう。

面接では想定外の質問をされることもあります。こちらの記事で紹介している質問にも目を通しておくと良いですね。

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⑥話が長い・まとまりがない

自分をアピールしなければという気持ちが強すぎるあまり、必要以上に長く話してしまったという人もいるのではないでしょうか。

長く話せば話すほど話が逸れてしまったり、まとまりがなくなってしまったりと、コミュニケーション力という点でマイナスの印象を与えかねません

仕事をするうえで、伝えたいことを簡潔にまとめて話す力は非常に重要です。話しが長くなりがちだと感じている人は、PREP法を意識しましょう。

PREP法

結論から話し始め、最後にまた結論に戻るということを常に意識することで、話しが逸れてしまったり、長々と話してしまうことを防げます。文章では問題なくPREP法を使えていても、話すとうまくできないという人も多いので、繰り返し練習をしてみましょう。

⑦受け答えがスムーズでない

少しくらい回答に詰まってしまったり、言い直したりすることは問題ないですが、何度も続くと、面接官への印象は悪くなってしまいます。

緊張によるものもありますが、十分に回答の準備ができていない場合や想定外の質問をされたときに起こりがちです。面接ではある程度質問される内容は決まっているので、頻出の質問への回答はしっかりと準備しておきましょう

また、深掘りされることも想定して、さまざまな視点で自分の回答を見直してみることも大切です。自分ひとりでは限界があるので、友人やキャリアセンターの人など第三者に聞いてもらうのも良いですね。

緊張すると、話の途中でどこまで話したかわからなくなって詰まってしまうことがあります。その後、どのようにリカバリーすれば良いのでしょうか?

永田 修也

プロフィール

素直に伝えて落ち着いて仕切り直そう

自分がどこまで話したかわからない場合は、結論が後回しになってしまっている可能性があります。まずは先に結論を述べる習慣を持つことです。

それでも回答に詰まってしまった場合は、「すみません。質問をもう一度お伺いしてもよろしいでしょうか」と素直に面接官に聞いてみることも大切です。緊張していることは十分わかっているはずなので、焦らずに落ち着いて対応していきましょう。

緊張しやすい人は、こちらの記事も参考にして対策に取り組みましょう。

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面接は将来が左右される重要な場面。そのため、「緊張で話が飛んでしまったらどうしよう……」と不安な人も多いでしょう。この記事では、面接で緊張しない方法について、キャリアコンサルタントのアドバイスを交えつつ解説します。

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39点以下は要注意!
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⑧自信がない

自信がないように見えると、頼りない印象や意欲のない印象につながり、マイナス評価となってしまいます。企業は、一緒に働きたいと思える人、会社に貢献できる人を採用したいと考えるので、明るく自信に満ちた人のほうが好印象ですよね。

本当は自信がないわけではないのに、行動次第では自信がない印象を与えてしまうこともあります。次の例を見てみてください。

自信がない印象を与える行動

  • 声が小さい
  • 視線が合わない、下がっている
  • 姿勢が悪い
  • ネガティブな発言が多い

緊張で声が小さくなったり、視線が下がってしまっていないでしょうか。すぐに改善できるポイントなので、入室前にもう一度思い出して意識してみましょう。

谷所 健一郎

プロフィール

面接で声が小さく視線をそらすようでは、回答の信憑性を疑われてしまう可能性があります。

無理やり自分を取り繕う必要はありませんが、活躍する姿をイメージしてもらうために、少しテンションを上げて自信があるように見せることも重要です。


面接では、身振り手振りを交えて話すことも有効です。こちらの記事を参考に実践してみましょう。

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面接では身振り手振りを含めた見え方も対策をしておく必要があります。記事では、キャリアアドバイザーの遠藤さん、谷所さん、柴田さんとともに面接で身振り手振りを効果的に使う方法を解説。具体的な動作も伝授するので誰でも習得可能です。

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⑨熱意・志望度の高さに欠ける

面接では、熱意や志望度は重要な評価ポイントです。人気企業では、就活生の評価が拮抗して甲乙つけがたいということが良くあります。そのような場合、熱意や志望度の高さで判断されることもあり、特に最終面接では重視される傾向にあります。

企業は、内定を出した就活生には必ず自社に来てほしいと考えているため、志望度の高さが感じられないと、「うちではなく他社におこなってしまうのではないか」という不安材料になり、合格を出しづらくなってしまいます。

自己PRや志望動機では、その企業とのマッチ度を強くアピールするとともに、入社後に取り組みたいこと、実現したいことなどのビジョンも伝えることが大切です。その会社で働くイメージがしっかりできているということが伝わると、合格がぐっと近づきます。

熱意を伝えきれなかったと後悔している人もいるかもしれません。こちらのQ&Aを参考にしてみましょう。

⑩求める人物像に合わない

企業は採用するにあたり、こんな人に来てほしいという具体的な人物像を設定しています。コミュニケーション能力や主体性など基本的なことだけでなく、会社の目指す方向性と合っているかという点も重要なポイントです

どれだけ魅力的に強みをアピールしても、志望している部署では求められていない強みでは評価につながりません。また、入社後のビジョンが会社の方向性とずれていると、せっかく採用してもすぐに離職してしまうのではと感じられてしまいます。

企業の求める人物像は、採用サイトに記載されていることが多いので必ず確認してみましょう。あわせて、会社の経営方針や中期計画なども確認しておくと良いですね。 

アドバイザーコメント

面接を丁寧に振り返って落ちた理由を明確にすることが重要

面接に落ちてしまった理由がわからないと、次にどのように改善すべきかが見えてこず、同じ失敗を繰り返す可能性が高まってしまいます。

面接に落ちるということは、何かしらの理由があることがほとんどです。その理由を明確にするためには、面接の振り返りを丁寧におこなうことが非常に重要です。

たとえば、面接官の反応が薄かった質問があれば、それが自己PRの不足によるものなのか、企業理解が浅いことによるものなのかを検討します。

また、面接者への第一印象や話し方で自分の魅力を伝えきれなかった可能性もあるかもしれません。具体的には、面接での回答に一貫性がなかったり、面接者の質問の意図を理解せずに言葉を並べて回答していたりする場合も、評価が低くなりがちです。

自分ひとりで悩まず行き詰ったら周りの人にアドバイスをもらおう

こうした原因を一つひとつ整理し、自分自身で考えられない場合は、周囲の支援をしてくれる友人や先輩、キャリアセンターへも面接試験でのアドバイスや意見をもらうなどして準備を進めましょう。

次の面接に向けたあなたならではの具体的な対策が立てられ、その結果、自信を持って面接に臨むことができると思います。

面接官からの評価が点数でわかる! 本番に備えて面接力を測定しよう!

自分が面接官の目にどう映っているか、きちんと把握できていますか?

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段階別に解説! 面接で見られているポイント

段階別に解説! 面接で見られているポイント

  • 一次面接
  • 二次面接
  • 最終面接

落ちる理由10選で、心当たりのあるものはあったでしょうか。落ちる理由とあわせて、知っておいておく必要があるのが面接での選考基準、つまりどのようなポイントが見られているかということです。

面接は、面接官と意気投合した、盛り上がって長く話せたから合格というわけではありません。面接官による評価のばらつきを防ぐためにも、一次、二次、最終と段階ごとに選考基準が設定されていることがほとんどです。

見られているポイントを把握することで、必要な対策を取ることができるので、ぜひ頭に入れておきましょう。

一次面接

一次面接は、優秀な人を選ぶというよりは、一定のボーダーラインを設けてそれをクリアしているかどうかを見ているという場合が多いです。面接官は、比較的若い社員が担当することが多い傾向にあります。

特に人気企業では、一次面接の時点ではまだ多くの学生が残っているため、集団面接になることも多く、一人当たりの時間は短くなりがちです。

限られた時間のなかで、社会人としての最低限のマナーがあるか、コミュニケーション力に問題がないかといった基本的なことが確認されます

一次面接でよく聞かれる質問

  • 自己PR
  • 学生時代頑張ったこと
  • 志望動機

エントリーシートに記載した内容を中心に基本的な質問が聞かれます。しっかりと回答を準備したうえで、明るくハキハキと簡潔に答えることを意識しましょう。

集団面接でどのくらいの長さで話せば良いかわかりません。長く話しすぎるとよくないのでしょうか?

谷所 健一郎

プロフィール

ほかの人にも配慮して一つの質問に対して2分程度に収めよう

集団面接の人数や質問内容により回答時間は異なりますが、一つの質問に対して、長くても2分程度に収めるべきです。

長く話をしすぎると、ほかの応募者への配慮が足りない自己中心的な人だと受け取られることもあります。回答は、わかりやすく結論から述べるようにして、端的に伝えることがポイントです。

集団面接の時間は、通常40~50分で、質問数が一人あたり5問程度のため、参加人数から自分の持ち時間を考えると、長々と回答できないことが理解できるはずです。


一次面接については、こちらの記事でも詳しく紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

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一次面接に落ちることは決して珍しくありませんが、必要なポイントを押さえるだけで通過率アップが見込めます。この記事では、一次面接に落ちる人の特徴や受かるための対策をキャリアコンサルタントと解説します。選考までにできることをおこない、一次面接突破を目指しましょう。

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二次面接

二次面接はほとんどの場合、個別面接で実施され、一人当たりの面接時間も長くなります。面接官の役職も上がり、人材育成にも取り組んだ経験のあるマネジメント層が担当することが多い傾向にあります。

二次面接では、一次面接で聞いた内容をさらに深掘って聞かれることが多く、学生の人となりや素質を知ることで、その企業で活躍できそうかという企業とのマッチ度が見られます

二次面接でよく聞かれる質問

  • 自己PR、志望動機の深掘り
  • 他社ではなくなぜ自社なのか
  • 入社後のビジョン
  • 困難な状況を乗り越えた経験

自己PRや困難を乗り越えた経験は、人柄を知るための質問といえます。エピソードの背景やそのときの思いまでできるだけ具体的に話すようにしましょう。

また、単に自身の人となりや強みをアピールするだけでなく、面接官に「この人はうちの会社で活躍してくれそうだ」という印象を与えることも重要です。入社後のビジョンや強みの活かし方を具体的に話せるよう準備しておきましょう。

いつも二次面接で落ちてしまいます。企業とのマッチ度を効果的にアピールする方法はありますか?

野村 芳克

プロフィール

自身の強みをどう活かせるかを具体的に伝えよう

二次面接で企業とのマッチ度をアピールするには、自身の強みがその企業でどのように活かされるかを具体的に伝えることが効果的です。

たとえば、企業の求める人物像や価値観に基づいて、自分の経験やスキルがそれにどのように当てはまるかを示しましょう。さらに、自分の目標やビジョンを企業の目指す方向性と結びつけ、「この会社でどのように貢献できるか」「入社後どのような成長をしたいか」といった具体的なイメージを伝えることが重要です。

また、会社についての理解が深いことを伝えるために、事前に企業のプロジェクトや文化について調査し、その情報を踏まえた質問や会話を取り入れると、企業に対する志望度の高さとマッチ度がより伝わりやすくなります。

いつも二次面接で落ちるという人は少なくないのではないでしょうか。こちらの記事では通過率についても解説しているので参考にしてみてください。

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二次面接の通過率は50%前後と一次面接より高い傾向にありますが、難易度も上がります。この記事は二次面接を控えた就活生に向けて、二次面接の通過率を上げる準備や回答のポイントをキャリアコンサルタントのアドバイスを交えて解説します。

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最終面接

最終面接は、入社意思の確認の場だと考えている人もいるかもしれませんが、必ずしもそうではなく、人気企業を始め最終面接まである程度人数を残しておく会社も少なくありません。

最終面接は、役員が担当することが多く、会社によっては社長面接になることもあります。二次面接以上に、より深く企業とのマッチ度や入社意欲が見られます

最終面接でよく聞かれる質問

  • 自社でなければいけない理由の深掘り
  • 自社で成し遂げたいこと
  • 他社の選考状況
  • 逆質問

最終面接では、面接の最後に、「何か聞いておきたいことはありますか?」というように逆質問がされることが多いです。

逆質問は、就活生側に何か疑問点があれば解消しておいてほしいという企業側の意図もありますが、コミュニケーション力や入社意欲の最終確認のためでもあります。この記事の後半で、逆質問の対策も解説するので、参考にしてみてください。

永田 修也

プロフィール

一次、二次面接の段階で基本的な能力などの選考は済んでいるため、最終面接では上役である方々との「顔合わせ」の意味が強いこともあります。

フィーリングが合うかどうかという点が重要視されることもあるので、自分の気持ちを一貫して伝える意欲と姿勢を大切にしましょう。

こちらの記事では、最終面接突破のコツを詳しく解説しています。ぜひ対策に役立てましょう。

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面接の不安を解消! 本番前に面接力を測って弱点を発見しよう

不安を抱えたまま面接本番に臨むと、面接官に好印象を残せず、内定が遠のいてしまう可能性があります。

そんなときこそ「面接力診断」を受けましょう。

簡単な質問に答えるだけで自分の弱点がわかり、改善方法も提案してもらえます。ぜひ活用して面接を突破してください。

こんな人に「面接力診断」はおすすめ
  • 近く面接本番を控えている人
  • 自分の面接の改善点を知りたい人
  • 過去の面接で力を発揮しきれなかった人

次の面接につなげるための鍵! 落ちた理由の分析の仕方

次の面接につなげるための鍵! 落ちた理由の分析の仕方

  • 面接全体を通して質問された内容を思い出す
  • 詰まった質問・うまく答えられなかった質問を書き出す
  • 企業が見ているポイントに沿って自分の回答を振り返ってみる
  • 第三者に客観的な視点で見てもらう

「面接で落ちる理由と見られているポイントはわかったけれど、原因分析ってどうすれば言いの?」と疑問に思っている人もいるかもしれません。

特に、次の面接まで時間がないと焦ってしまいますよね。焦って自己PRの内容を大きく変えてしまったり、エピソードを誇張しすぎたりすると、深掘りをされたときにうまく答えられないということになりかねないため、あまりおすすめできません。

次の4つのステップに沿って、ポイントを絞ってブラッシュアップするようにしましょう。

ステップ1:面接全体を通して質問された内容を思い出す

まずは、入室から退室まで面接全体を振り返ってみましょう。どのような質問をされたか、どのように答えたかを順に思い出していきます。

印象に残っている部分ばかりに意識がいきがちですが、実はそこではなく冒頭の質問で自分は失敗していたかもしれないというように思わぬ気づきがあることもあります。

入室や挨拶、視線、声の大きさなど基本的なことも忘れずに振り返りましょう。緊張のせいでうまくできなかった部分はなかったでしょうか。特に初めての面接では、流れがわからず戸惑ってしまうこともあったかもしれません。

次に同じミスをしないよう、漏れなく振り返ることが大切です。

ステップ2:詰まった質問・うまく答えられなかった質問を書き出す

全体を振り返ったなかで、回答に苦労した質問や質問の意図がわからないまま答えてしまった質問があれば書き出してみましょう。

なんとなくうまく答えられなかったなという印象がある部分は見逃してはいけません。必ずうまく答えられなかった理由を明確にするようにしましょう

頭のなかでぼんやり考えるよりも、文字にして書き出してみることで、疑問点が明確になることはよくあります。後でもう一度見直すときにも役立つのでぜひ書き出してみましょう。どういう質問をされたか、それに対してどう答えたかをできるだけ詳しく書くことが大切です。

ステップ3:企業が見ているポイントに沿って自分の回答を振り返ってみる

うまく答えられなかった質問を中心に、前章で紹介した選考基準に沿って振り返ってみましょう。どのようなことを見極めるための質問だったのか、それに対して自分の回答は十分だったのかを確認していきます

想定していなかった質問が来て、薄い内容の回答しかできなかったということはよくあります。次回以降同じ失敗を繰り返さないよう、質問の意図をくみ取った回答を練り直しましょう。

また、うまく答えられたつもりの質問でも、もう少しアピールできたのではと後で気づくこともあるかもしれません。選考基準と見比べながら面接全体を振り返ることで、くまなく原因分析ができるようになります。

野村 芳克

プロフィール

面接での選考基準の理解は非常に重要です。企業は、候補者のスキルだけでなく、価値観やチーム適応力など多面的に見ています。

自分が面接で伝えた強みが、その企業の求める人物像と一致していたかなどの評価のポイントを再確認し、次回の面接へと準備しましょう。

ステップ4:第三者に客観的な視点で見てもらう

最後に、可能であれば、第三者に面接の振り返りを共有し、ブラッシュアップポイントを確認してもらうことがおすすめです。第三者の客観的な視点で見てもらうと、自分では見落としていたポイントを指摘してもらえることがよくあります。

このとき、自分で振り返りを終えた後に最後に見てもらうというのがポイントです。面接の内容は本人しかわからないので、できる限り自分で思い出し、できた部分とできなかった部分を整理し、課題をある程度明確にしたうえで意見をもらうようにしましょう

見てもらう相手は、就活を経験している社会人の先輩や大学のキャリアセンタ―の人などが良いですね。事前に模擬面接を実施していても、実際の面接を経験して初めて気づくこともあります。気軽に相談できる人を見つけておくと安心です。

アドバイザーコメント

振り返ることから目を背けず次の面接に準備に役立てよう

振り返りをするということは勇気をともなう行為だと思います。そのまま目を背けて次の挑戦をするほうがはるかに気持ちが楽ですし、嫌な気分にならなくて済みます。

しかし、次の選考をより充実したものにしたいなら、振り返りは避けて通れないことを理解しましょう。

焦らず原因探索と改善を1つずつ繰り返そう

振り返りをおこなう際は「1つ改善できる点があるとしたら?」と考えてみましょう。

反省しようと思えばいくつも出てきてしまい、落胆してしまったり、何から手をつければ良いか混乱してしまったりすることがあります。
それよりも、何か1つだけとりあえず思い当たることを自分なりに改善しようと考えるだけで大丈夫です。

たとえば「ほかの学生に比べて返答が曖昧だった」と感じたならば、返答を言い切るために何が必要かを考えます。「身だしなみがマズかった」と思うなら、受かる人がどのような服装で臨んでいるのか考えます。

このように一つひとつ目の前のできることを改善していきましょう。その繰り返しによって、次回には前回よりも良い状態で、自信を持った表情で臨むことができるでしょう。

こちらの記事では面接に受かる人の特徴をまとめています。面接に落ちてしまい悩んでいる人は参考にしてみてください。

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面接に落ちた理由がわからない場合は聞いても良い?

どうしても面接に落ちた理由がわからず、直接企業に問い合わせたいという人もいるかもしれません。

問い合わせること自体は問題ありませんが、企業は選考基準が漏洩することなどを恐れて基本的には不採用理由は公開していません。問い合わせても教えてもらえない場合が多いことを理解しておきましょう。

問い合わせる場合は、次の例文を参考にメールで問合せましょう。

送信メッセージ

TO〇〇〇〇@theport.jp

CC

件名Re: □□□□

○○人事部 採用担当 ○○様

お世話になっています。
○月○日に面接を受けた○○と申します。

選考結果のご連絡をいただきまして、ありがとうございました。
今後の就職活動の参考にさせていただきたく、差し支えなければ選考結果の理由をお教えていただくことはできますでしょうか。

大変お忙しいところ恐れ入りますが、何卒よろしくお願いいたします。

問合せに対する返事がなかったり、返事の内容に疑問点や不満点があったりしても、何度も問い合わせることは避けましょう。

問い合わせるか悩んでいるうちに時間が経ってしまったのですが、問い合わせる場合は、やはり結果が来てすぐのほうが良いのでしょうか?

谷所 健一郎

プロフィール

選考結果が届いたら速やかに問合せよう

問い合わせる場合は、選考結果が届いた時点で、すぐにおこなうべきです。応募者が多い企業や選考が継続している場合、時間が経過してしまうことで、面接に落ちた理由を個別に確認できなくなることもあります。

選考基準の漏洩や応募者とのトラブルを避けるため、不採用の理由を公開しない企業が多いことを踏まえて、それでも確認したい場合は、速やかにおこなうようにしましょう。

次の面接に向けて準備しよう! 面接で落ちないための対策6選

面接に落ちた理由がある程度明確になったら、次の面接に向けた対策に動き出しましょう。同じ失敗を繰り返さないためには、落ちた理由を把握し、それに対応するための対策をすることが大切です。

具体的な対策を6つ紹介します。上から順にすべてを実施していく必要はありません。原因分析の結果をもとに、できていなかったもの、不十分だったものを選んで実施していきましょう。

面接は事前の準備が非常に重要です。対策をしっかりすることで自信をもって次の面接に臨めるので、手を抜かずやり切りましょう。

①面接マナーを身に付ける

面接マナーはすぐに修正できるポイントです。基本の面接マナーのなかで、もしできていなかった部分があれば必ず次回は修正しましょう。

基本の面接マナー

  • 時間に余裕をもって会場に到着する
  • 清潔感のある服装
  • 入室したらまず挨拶をする
  • 着席を促されてから座る
  • 椅子に浅く腰掛け姿勢を正す
  • 面接官の目を見て話す
  • 明るくハキハキと話す
  • 面接官が話し終えてから話し始める
  • 面接官やほかの就活生の話にあいづちを打つ

頭ではわかっていてもいざ実際の面接となるとうまくできなかったという人もいるかもしれません。入室から退室までの流れを実際に動きながらやってみることがおすすめです。

入室時の挨拶を忘れてしまうなど序盤でミスをしてしまうと面接官への第一印象に影響するだけでなく、自分自身の焦りを生んでしまうことにもなりかねません。対策をしっかりしたうえで、もし当日ミスをしてしまっても気持ちを切り替えて面接に集中しましょう。

面接のマナーはこちらの記事で詳しく紹介しています。事前に確認しておきましょう。

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②自己分析をやり直す

エピソードの深掘りをされたときに答えに詰まってしまったり、うまく答えられなかったという人は、自己分析をもう一度やり直してみましょう。

自己分析を十分にできていると思っていても、いざ面接で話してみると、面接官の反応が良くなかったり、自分でも話しづらいなという部分が出てきたりすることはよくあります

伝えたいことの根幹は同じままでも、言葉を少し補ったり、具体化したりすることでぐっと説得力は高まります。自己分析をやり直して表現をブラッシュアップしましょう。

また、想定外の質問が来たり、思ってもみなかった角度から深掘りをされたりすることは避けられません。そんな時、うまく切り抜けるためには、どれだけ自分のことを深く理解しているかということが重要になります。

自己分析にやりすぎはありません。足りなかった部分を意識しながら、強みの根拠となるエピソードや志望動機の根拠となるエピソードを中心に深掘りをして、自分の考えや価値観をまとめておきましょう。

永田 修也

プロフィール

面接官はたくさんの人を見てきています。おそらくあなたのことも一目見た段階で「こんな人だろうな」と予想をつけるはずです。

それなのに、その印象とまったくそぐわない発言をしているとしたら、不採用になる可能性は高くなってしまいます。発言や態度を価値観と一致させる意味でも、自己分析で自分を知ることは必須事項なのです。

こちらの記事では自己分析について徹底解説しています。自己分析が不足していた人は必読です。

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③企業研究を徹底的におこなう

面接は、自分の能力をアピールするだけでなく、どれだけその会社とマッチしているか、その会社で活躍できる人材であるかをアピールすることも重要です

二次面接、最終面接と選考ステップが進むにつれて企業理解が求められます。「入社後のビジョン」「強みをその会社でどのように活かせるか」「他社ではなくなぜ自社なのか」という質問は必ず聞かれると思っておきましょう。

企業研究をする際は、最低限ホームページ(HP)に書かれている内容はくまなく頭に入れましょう。経営理念や企業方針、業務内容を見るときは、同業他社との違いという視点を持つことが大切です。

また、会社説明会やOB・OG訪問など社員から話を聞ける機会があれば積極的に活用しましょう。業務内容など、HPの情報だけでは具体的にイメージしづらい部分も直接質問ができれば理解が深まります。

入社後のビジョンでどのように回答すれば良いか悩んでいる人は、こちらの記事も参考にしてみましょう。

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④よく聞かれる質問への回答を準備する

面接では、どの企業でもよく聞かれる基本的な質問がいくつかあります。

面接でよく聞かれる質問

  • 自己紹介
  • 自己PR
  • 学生時代頑張ったこと
  • 長所と短所
  • 入社してからやりたいこと
  • 入社してからやりたいこと
  • 失敗した経験、困難を乗り越えた経験
  • 他社の選考状況

これらの質問への回答は事前にしっかりと準備をしておきましょう。基本的な質問で詰まってしまうと、準備不足だととらえられてしまいます。すらすらと答えられるくらいまで繰り返し練習しましょう。

また、二次面接や最終面接では基本的な質問への回答からさらに掘り下げた質問がされると思っておきましょう。

たとえば、入社してからやりたいことの回答に対して、「必ずしもその仕事ができるとは限りませんが、その場合はどうしますか?」というように、熱意や志望度の高さ、業務への理解度を確認するための質問が追加でされることもあります。

さまざまな角度から深掘りされることを想定して準備をすることが大切です。

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⑤逆質問の準備をする

二次面接や最終面接では、面接の最後に逆質問がされることがあります。逆質問とは、面接官から就活生に対して「何か聞いておきたいことはありますか?」というように質問されることです。

ここで、「特にありません」と答えることは避けましょう。逆質問は、就活生の疑問点・不安点を解消してあげたいという意図もありますが、就活生が興味のあるポイントを探ったり、志望度の高さを確認しておきたいという意図もあります。必ず何か質問をしましょう。

質問を1つしか準備をしていないと、面接中の内容と重複してしまう可能性があるので、次の例を参考に、いくつか用意しておくようにしましょう。注意点として、給与や福利厚生、HPで調べればわかるような内容を質問することは避けたほうが良いです。

逆質問の例

  • 御社で活躍するために身に付けておくべき力はありますか?
  • 御社で活躍されている人材に共通する点はありますか?
  • 新入社員に求める力や期待することは何ですか?
  • 営業部門を希望しているのですが、入社後のキャリアパスを教えてください。
  • 入社後に働き方や業務内容でギャップを感じたことはありますか?
  • 御社は自由闊達な社風と伺っているのですが、どのような場面で社風を感じますか?
  • ○○様は御社のどのようなところに魅力を感じていますか?
  • ○○様が今までで一番やりがいを感じた仕事は何ですか?

また、アピールできていない部分や言い残したことがある場合は、逆質問のなかで伝えることも可能です。「私は、強みである語学力をさらに磨くため、中国語の勉強もしているのですが、御社で活かすことはできますか?」というように質問のなかにアピールしたい内容も組み込んでみましょう。

野村 芳克

プロフィール

逆質問で避けるべき内容としては、ほかにも「給与や休日、福利厚生」などの条件面の質問や、企業のHPや説明会でわかる基本的な情報が挙げられます。

これらの質問は準備不足とみなされる可能性もあるため、控えるのが賢明です。

こちらの記事で紹介している逆質問の例も参考に準備してみましょう。

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⑥模擬面接をする

模擬面接とは、本番を想定した環境で面接練習をすることで、必ず一度は実施しておくことをおすすめします。

頭のなかでは完璧に準備ができていると思っていた回答も話してみると詰まってしまう部分があったり、面接のマナーで迷ってしまう部分があったりと、本番を想定して体を動かして初めて気づくこともあります

「模擬面接はどうやってすれば良いかわからない」「誰に頼めば良いかわからない」という人もいるかもしれません。大学のキャリアセンターや就活エージェントに頼める場合はぜひ活用しましょう。プロのフィードバックがもらえることは大きなメリットです。

友人同士ですることもできますが、気恥ずかしいという場合は1人でも良いのでやってみましょう。1人でする場合は、鏡を置いたり録画したりすることがおすすめです。

模擬面接は本番さながらに実施することが大切なので、1人でする場合も面接官をイメージしながら入室から退室まで一連で実施してみましょう。

模擬面接はいつすれば良いのでしょうか? 何度も面接に落ちているのですがまだ間に合いますか……?

谷所 健一郎

プロフィール

それぞれの企業に合わせた内容で応募前に模擬面接を実施しよう

何度も落ちているのであれば、すぐに模擬面接をおこないましょう。回答内容だけでなく、自分では気付きにくい第一印象や回答時の視線、語調、クセなどが落ちる原因になっていることもあるため、模擬面接で見極めることが大切です。

応募企業ごとにアピールすべきポイントは異なるため、模擬面接は一度きりでなく、実戦に備えて応募前に都度おこなうようにしましょう。


こちらの記事では模擬面接について詳しく解説しているので、進め方や準備方法を参考にしてみましょう。

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模擬面接は、面接の緊張感や雰囲気を体験しながら練習することが大切です。模擬面接の事前準備から実施方法までキャリアコンサルタントが解説します。模擬面接をおこなうメリットを把握し、活用することで選考突破に役立ててください。

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意識しておきたい面接対策の3つのコツ

意識しておきたい面接対策の3つのコツ

  • 回答を丸暗記しようとしない
  • 深掘りされそうなポイントを意識する
  • 緊張感を持って練習する

具体的な対策方法は理解できたでしょうか。最後に、面接対策をより効果的に実施するためのコツを紹介します。

面接を何度か経験している人のなかには、「何度も練習しているのになかなか本番で力を発揮できない」「対策をしているのに何度も面接で落ちてしまう」という人もいるのではないでしょうか。このような人は、以下で紹介する3つのポイントが意識できていないかもしれません。

次の面接まで時間がないという人も、効率的に準備をするためにぜひ参考にしてみてください。

①回答を丸暗記しようとしない

模擬面接や本番の面接で、準備してきた回答を一言一句そのまま答えようとしていないでしょうか。

自己紹介や自己PRなど基本的な質問は、回答を丸暗記してそのまま答えても問題ないかもしれません。しかし、後の質問になればなるほど、面接の流れやそれ以前に話した内容を加味して多少言い回しを変えたり、内容を追加したりしたほうが良い場合もあります。

面接では、コミュニケーション力も重要な評価指標となります。丸暗記した回答をそのまま答える力ではなく、その場の状況に応じて面接官と会話する力が求められるのです

面接対策では、回答を作ることは必要ですが、丸暗記するというよりは、メインで伝えたいこと、補足するための情報、さらに詳しく聞かれた場合に伝えたいことというように、要素に分解して整理しておくことが大切です。

野村 芳克

プロフィール

面接で丸暗記した内容をそのまま話すと、不自然さが伝わり、良い印象を与えにくくなります。面接官は対応力やコミュニケーション力も重視しているため、自分の言葉で自然に表現し、対話を意識することが大切です。

②深掘りされそうなポイントを意識する

基本的な質問への回答が準備できたら、次に、深掘りされそうなポイントを想像してみましょう。自分が面接官だったらどのようなことが気になるかという視点で考えてみるのも良いですね。

よくある例として、自己PRのなかで困難な状況を乗り越えたエピソードを話したときに、「そのときどのようなことを意識したのですか?」「なぜそのような行動をとったのですか?」というように、その人の価値観や人となりを知るために、エピソードの背景を聞かれることがあります。

また、自分の強みをさらに磨いてきたというエピソードを話した場合、「弱みは何ですか?」「困難な状況に直面したことがあれば詳しく教えてください」というように回答では出ていない内容に派生して質問されることもあります。

深掘りされそうなポイントを想像するときは、ノートに書きだすと、話の流れや全体像が見えやすくなるのでおすすめです。面接前にノートを見直して頭のなかを整理してから臨むと良いですね。

弱みや失敗談は深掘りされやすいポイントです。こちらの記事も参考にしてみましょう。

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③緊張感を持って練習する

1人で面接練習をしていると、どうしても緊張感が生まれづらくなりますが、本番をイメージしながら緊張感を持って練習することが大切です。

回答を見ながら口に出して言うだけで練習をしたつもりになっていると、本番では緊張してしまい力が発揮できなかったということになりかねません

面接官が複数いる場合を想定して目線の配り方を練習したり、身振り手振りを交えて話す練習をしたり、本番をイメージすることが大切です。

また、必ず一度は入室から退室までを通して練習してみましょう。手元に回答を用意せず本番さながらに実施することが重要です。もし回答に詰まってもそのまま進めましょう。リカバリーの仕方も練習しておくと、本番で焦らず立て直すことができます。

こちらの記事では、面接の練習法を詳しく紹介しているので参考にしてみてください。

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落ちた理由を分析して次の面接に活かそう!

初めての面接で落ちてしまったり、何度も面接に落ちてしまったりすると自信がなくなって次の面接が怖くなってしまうこともあるかもしれません。

面接は、選考のなかでも多くの就活生がつまずきやすいポイントです。落ちてしまっても落ち込みすぎず、次の面接に向けて気持ちを立て直しましょう。

次の面接に向けて準備をするうえで、落ちた原因を分析することが非常に重要です。原因がわからないまま同じ対策だけをしていては、また失敗してしまいかねないので、この記事で紹介した内容を参考に原因分析をすることから始めてみましょう。

アドバイザーコメント

落ちた原因を分析して対策を講じれば面接は怖くない

面接で落ちると次に進むのが怖くなってしまうかもしれませんが、原因を分析して対策を講じれば、面接は怖くありません。面接がうまくいかない原因として、どの企業でも当てはまるような漠然とした回答をしていることが多いです。

これまでの面接を振り返ってみて、企業研究や業界研究をおこない、応募企業が求めている人材を見極めたうえで、応募企業向けの志望動機や自己PRを伝えられていたか考えてみましょう。

想定される質問の回答を考えることは大切ですが、丸暗記した回答であれば、応募者の言葉ではないと判断されてしまいます。丸暗記せず、伝えたいポイントを押さえたうえで、深掘りされそうな質問の対策もおこないましょう。

第一印象に気を付けて自信を持って面接に臨もう

自分では気づかない表情や態度が、落ちる原因になっていることもあります。第一印象が悪ければ、その後の回答にも影響します。模擬面接をおこない、回答内容だけでなく、挨拶、表情、語調などもチェックしましょう。

「また今後も駄目だろう」という気持ちで臨めば、自信のなさが面接官に伝わります。面接は、ほかの応募者との相対評価で決まることが多いので、諦めずにしっかり対策をおこない自信を持って面接に臨めば、良い結果につながるはずです。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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