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面接対策のポイントは何ですか?
就職活動の面接が近づいてきて、どのような対策をすれば良いのか悩んでいます。
面接対策にはいろいろな方法があると聞きますが、具体的にどのような点を意識して準備すれば、良いのでしょうか? 自己PRや志望動機以外にも、何か重要なポイントがあるなら知りたいです。
面接を成功させるために、効果的な対策のポイントや、これだけは押さえておくべきことについて、アドバイスをいただけると嬉しいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
面接は3つのポイントが重要! 一貫性のある軸を示そう
面接対策を効果的に進めるうえで、特に重要となるポイントは一貫性、具体性、双方向性の3つです。これらを意識することで、面接官に自身の魅力や熱意を的確に伝えることができます。
まずは、一貫性です。面接での発言に一貫性がないと、面接官に「その場の思いつきで話しているのではないか?」「本心からそう思っているのだろうか?」といった疑念を抱かせてしまい、話の信憑性が低下します。
そこで、自己PR、志望動機、逆質問といったさまざまな場面で、自分の強みを表す共通のキーワードを意識的に使う手法が有効です。たとえば「粘り強さ」をキーワードに設定した場合、以下のように応用できます。
自己PR:「私の強みは、困難な課題にも最後まで取り組む粘り強さです」
志望動機:「貴社の〇〇という事業を粘り強く追求し続ける姿勢は、私の強みを最大限に活かせるフィールドだと感じます」
逆質問:「私の強みは粘り強さですが、貴社で働くうえで、特にその力がもとめられるのはどのような場面でしょうか」
このようにキーワードをそろえることで、人物像に一貫性が生まれ、強く印象付けることができます。
ただし、多くの日本企業では一貫性が重視される一方で、外資系企業などでは、一つの強みに対して複数のエピソードを語るなど、自己の多面性をアピールすることが評価される場合もあるため、企業文化に応じて調整することも大切です。
具体性と対話力でコミュニケーション能力をアピール!
次に具体性です。話の具体性が欠けていると、面接官はあなたの経験や人柄を正確にイメージすることができません。
常に詳細に話す必要はありませんが、質問された際には具体的なレベルまで掘り下げて話せるように準備しておくことが重要です。
話し方のポイントとして、まずエピソードの概要を端的に伝え、その後に具体的な状況を補足的に付け加えると、話が格段にイメージしやすくなります。
たとえば、「学生時代は、5名が所属するチームでリーダーを務めていました。具体的な役割としては、メンバーの意見を集約したり、各タスクの進捗を管理したりといったことを担当していました」などの伝え方が良いでしょう。
このように、かかわった人数や自身の役割、周囲の状況などが目に浮かぶように語ることが、具体性を高めるコツです。
そして、双方向性もポイントとなります。面接はプレゼンテーションの場ではなく、対話を通じて相互理解を深める場です。
一方的に話し続けてしまうと、面接官に「準備してきた原稿を暗唱しているだけだ」という印象を与えかねません。
そこで、相手の質問に対して「なるほど、〇〇というご質問ですね。それだったら……」といった形で、一度質問内容を受け止める姿勢を見せることが効果的です。
このような受け答えのキャッチボールを意識することで、自然な対話が生まれ、「その場で誠実に考えて回答している」という真摯な姿勢と、高いコミュニケーション能力をアピールすることができます。
面接対策は企業理解と自己分析の深掘りがポイント!
就職活動の面接準備として、企業研究は徹底的におこないましょう。
求人情報のほか、企業のWebサイト、IR情報、ニュースリリース、採用ブログ、SNSなども活用して、企業の事業内容、企業理念、ビジョン、強み、競合他社との違い、そして最近の取り組みなどを理解することが重要です。
これにより、憧れや漠然とした興味だけでなく、なぜその企業で働きたいのか、入社後どのように貢献できるのかを具体的に語ることができます。
次に自己分析をして、あなたの経験を企業が求める人物像に結び付ける作業をおこないましょう。これまでの学業、アルバイト、部活動、ボランティア活動などで経験したことのなかから、特に印象に残っている出来事を具体的に掘り下げてみてください。
その際、STARメソッド(状況、課題、行動、結果)を用いて整理すると、わかりやすく説明できます。
困難な状況でどのような課題に直面し、それに対してどう行動し、どのような結果を得たのかを具体的に語ることで、あなたの強みや問題解決能力などを面接官に伝えることができるでしょう。
そして、その経験が応募企業の求める能力や価値観とどのように合致するのか、具体的に言語化できるように準備することも大切です。
模擬面接を重ねることで課題が見えてくる! 周囲の人に協力してもらおう
最後に、逆質問の準備をおこないます。面接官から「何か質問はありますか?」と聞かれた際に、ただ漠然とした質問をするのではなく、企業研究にもとづいた具体的な質問を用意することで、あなたの企業への関心の高さと、入社意欲をアピールできます。
たとえば、企業の最新の取り組みや働き方に関する具体的な質問など、その企業で働くことを真剣に考えていることを示す質問ができると良いですね。
面接当日は、第一印象も非常に重要です。清潔感のある服装、明るい表情、はっきりとした話し方、そして適切なアイコンタクトを意識しましょう。
また、面接官の説明に相槌を打ちながら傾聴する姿勢も大切です。質問の意図を正確に理解し、的外れな回答にならないよう気を付けましょう。
対策としては、面接前に模擬面接を繰り返しおこなうことをおすすめします。友人や家族、大学のキャリアセンターなどに協力してもらい、実際の面接を想定した練習を重ねることで、話し方や受け答えの癖を把握し、改善することができるでしょう。
録画して後から見返すのも効果的です。場数を踏むことで、本番での緊張が和らぎ、自信を持って臨めるようになります。
以下の記事では面接対策の基礎を解説しています。これから面接対策を始める人で「何から始めたら良いかわからない」と悩む人は、参考にしながら対策に取り組んで、面接に臨みましょう。
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