最終面接の逆質問30選! 内定をつかむ必須準備と差別化のコツを解説

この記事にコメントしたアドバイザー

  • 柴田 登子

    libero firm代表 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号16034907)/2級キャリアコンサルティング技能士(第21S17401472号)/トーストマスターズインターナショナル日本語スピーチコンテスト全国1位(2013、2019年) SNS:Facebook

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  • 富岡 順子

    コレカラボ代表 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号16018273)/産業カウンセラー/ワーク・ライフバランス認定コンサルタント/健康経営アドバイザー(認定番号2901967) SNS:instagram/note

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  • 早川 峻

    アナザーストーリー代表取締役/セブ留学アカデミー運営 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号21009815)/TOEIC955点 SNS:Twitter/note

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この記事のまとめ

  • 最終面接の逆質問は「経営者視点に立つこと」が攻略ポイント
  • 求められるレベルが高いからこそ他の面接と同様の準備はNG
  • 自分なりの考えや深掘りの質問を加えると差別化になる

内定まであと1歩となる最終面接。最終面接の中の数ある質問の中でも逆質問は最後の関門です。「最終面接でどんな逆質問をすれば良いのかわからない……」「逆質問で失敗をして内定を逃したくない」と多くの学生が頭を悩ませています。

最終面接は役員や社長が面接官を担当することが多く、さらに周りの学生のレベルが高かったりと、選考の難易度が上がります。「これまでの面接でも逆質問をしてきたから同じ要領で大丈夫だろう」という油断は禁物です。

この記事では、キャリアアドバイザーの柴田さん、富岡さん、早川さんのアドバイスを交えつつ解説します。最終面接の逆質問で面接全体の印象をグッと引き上げて魅力をアピールしたい人はぜひ実践してみてくださいね。

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目次

最終面接の逆質問はこれまでの選考よりも事前準備が重要!

最終面接に参加するのは、これまでの選考を突破したレベルの高いライバルです。だからこそ、今までの選考と同じような逆質問ではなく、しっかりと事前準備をして臨むことが重要です。面接官が内定を決断する最後のひと押しをするためにも「ぜひとも採用したい」と思ってもらえるような逆質問を考えていきましょう。

記事では、まず最終面接の特徴を踏まえて企業が逆質問を求める理由を解説。そのあとで最終面接で聞くべき逆質問の数や内容を押さえていきます。また逆質問を考えるために必要な6つの準備も解説するため、ぜひ一緒に質問内容を考えていきましょう。

さらに他の学生と差別化をするための2つのコツを質問例30選と併せて解説していきます。最後の関門である最終面接の逆質問を成功させるためにも、一つひとつ丁寧に対策をおこなってくださいね。

今までと同じ逆質問はNG! 最終面接の特徴を押さえよう

面接官社長や役員などの経営層が多い
時間基本は30分~1時間程度
おもな評価基準自社とのマッチ度と入社意欲
最終面接の特徴を押さえよう

一次面接や二次面接などと面接を繰り返すうちに、面接の流れや要領、コツがわかってきた学生もいるかもしれませんね。しかし、最終面接は今までの面接とはわけが違います。単に次の選考に通過させるわけではなく、内定を出すか出さないかを決める場です。

そのため、最終面接の逆質問を考えるにあたって、今まで通りの考え方では面接官に「この学生に内定を出したい」とは思ってもらえません。最終面接の特徴を押さえて、今までの面接とどんな部分が異なるのか理解したうえで逆質問を考える必要がありますよ。

面接官:社長や役員などの経営層が多い

一次面接や二次面接などこれまでの面接は、人事部の採用担当者や現場で働く社員が面接官となることが多かったと思います。

一方で最終面接は、社長や役員などの経営層が面接官をおこなうケースが一般的です。さらに具体的に言うと、社長面接を設ける企業は中小企業やベンチャー企業に多く、大手企業では人事部長や役員が多い傾向にあります

柴田 登子

プロフィール

最終面接はその合否によって内定を出すかどうかが決まります。学生が会社の経営方針・理念にあっているかどうかを、現在の経営陣がそのポリシーに沿って見極めるのは当然のことです。

したがって、最終面接では経営者や役員が面接官を務めるということになります。採用人数の多い大手企業では、経営者や役員が出てこない可能性もありますが、より経営に携わる人事の部長クラスが担当しますよ。

社長面接の具体的な対策方法はこちらの記事で解説しています。社長ならではの視点などを説明しているので、ぜひチェックしてくださいね。
社長面接を攻略する8つの対策|内定を掴む回答例文付き

面接でよく聞かれる質問リスト&回答集を活用して、面接を突破しよう

不安を抱えた状態で面接本番を迎えると、うまく回答できず、選考に落ちてしまうことが多いです。不安を解消するためには、あらかじめ質問を予想し、その回答を考えておく必要があります。

そこで、無料の「面接質問リスト&回答集」を活用しましょう。面接でよく聞かれる質問とその回答例が多数収録されており、回答の際のポイントも解説してあります。

ぜひ活用して不安を解消し、志望企業の面接を突破しましょう。

時間:基本は30分~1時間程度

「最終面接まできたから安心」というわけではなく、最終面接も合否を決める「選考の場」と捉えている企業も多いです。

そのため、最終面接でも30分〜1時間などそれまでの面接同様の時間を設ける傾向にあります。時間をかけて話を聞き、価値観や人柄を見つつ改めてじっくりと学生を評価するのです

とはいえ、「顔合わせの場」の意味合いが強い最終面接も中にはあり、その場合は30分より短く終わるケースもあります

最終面接の時間は15分だと案内メールに書いてありました。この場合は意思確認だと思うので、対策はしなくても大丈夫ですか?

富岡 順子

プロフィール

どんな状況であっても対策は必須

時間が短いからといって対策をしなくてもいいわけではありません。意思確認の面接であったとしても、しっかりと準備して臨む学生と何も準備せずに臨む学生とでは面接官が抱く印象が異なるため注意しましょう。

準備をせずに臨み、最終面接で初めて顔を合わせる経営層に不安を抱かせるような受け答えをしてしまうと、内定がもらえないことも十分にありえます。

また、企業側が予定していた人数を採用できなくなってしまい、学生の人数を絞り込みたいときは、短時間の面接でも意思確認ではなく選考になってしまったケースも過去にはあります。最後の最後まで気を抜かずに対策をおこなうようにしましょう。

おもな評価基準:自社とのマッチ度と入社意欲

基本的に、一次面接で最低限の資質などをチェックし学生の絞り込みをおこない、二次面接以降は自社とのマッチ度や入社意欲を見極めていくケースが一般的です。

最終面接の評価基準も今までの面接とガラッと変わるわけではありません。自社の求める人物像・社風とのマッチ度と入社意欲の高さが、最終面接の主な評価基準となります。

最終面接は単に選考を通過させるのではなく、内定を出すか否かという最終判断をする場のため、入社意欲の高さが特に重視されやすいです。そのため、逆質問には入社意欲の高さが表れるような内容を盛り込むと、あなたの志望度の高さを感じてもらいやすくなります

アドバイザーコメント

最終面接ではあなたの「仕事観」が見られている

最終面接では、自社とのマッチ度や入社意欲を確認することは前述の通りですが、その学生の「仕事観」についても確認されることが多いです。

つまり、「これからどのような仕事をしていきたいのか」「どんな価値観で企業を選んでいくのか」をヒアリングされる可能性があります。

最終面接を経て内定を得た学生は、「どの会社に入社をするべきか」と他の内定をもらっている企業と比較検討をすることになります。他社との比較をされることを理解している面接官は、比較の際に学生がどんな基準を持って入社先を選ぶのかが気になるため、「仕事観」を確認します。

最終面接では入社を前提とした回答が必須

一次選考や二次面接などの最終面接以前の面接では、志望動機でその業界に興味を持ったきっかけについて聞かれることが多いですが、最終面接では、入社を前提としてさらに深い志望動機を答えられるように、深掘りをしておきましょう。

「なぜその会社に入りたいのか」「入社したら具体的にどんな仕事に就きたいのか」「なぜ他の会社ではダメなのか」このような問いに対する答えを準備しておくことをおすすめします。

最終面接の特徴をもっと知りたい学生や、最終面接全体の対策をしたい学生は以下の記事を参考にしてください。
最終面接の合格率を高める6つの対策|頻出質問と回答例文で徹底解説

面接でよく聞かれる質問リスト&回答集を活用して、面接を突破しよう

不安を抱えた状態で面接本番を迎えると、うまく回答できず、選考に落ちてしまうことが多いです。不安を解消するためには、あらかじめ質問を予想し、その回答を考えておく必要があります。

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最終面接で企業が逆質問を求める理由

最終面接で企業が逆質問を求める理由

  • 入社に向けた学生の不安や疑問を解消するため
  • 入社意欲や熱意を確認するため

最終面接に限らず、あらゆる面接で逆質問の機会があったと思います。これまでは面接官の意図を考えずに逆質問をしてきた学生も多いかもしれませんね。

しかし、最終面接では熱意や志望度の高さがより見られるため、逆質問の重要性が比較的高い選考です。そのため、逆質問を求める理由を知らず見当違いな質問をしてしまうと、それだけで評価が下がってしまう可能性もあります。

今から解説する最終面接で企業が逆質問を求める理由を押さえることで、最終面接の逆質問を考える土台作りができますよ。どんな理由があるのかを理解して、適切な逆質問を準備しましょう。

入社に向けた学生の不安や疑問を解消するため

企業は1人の学生に内定を出すために膨大な時間と労力をかけているため、内定を出すからには学生に入社をしてほしいと考えています。学生が複数の企業から内定をもらったときに、不安や疑問が残ったままの企業には入社をしようと決意ができませんよね。

そのため、入社に向けた学生の不安や疑問を解消し、自社の魅力付けをおこなうために逆質問をしています。最終面接ではこれまで会う機会のなかった経営層が面接官になる企業が多く、今まで聞けなかった学生の不安や疑問を改めて解消しようという狙いです。

素直に自分の疑問や不安を逆質問で聞いて良いのでしょうか?

聞いても良いが、評価されていることを忘れない

基本的には素直に質問して問題ありません。ただし、その逆質問も面接の一部であることは忘れないようにしてください。

つまり、質問の内容自体も評価される可能性が高いため、評価されることを前提に質問内容は吟味することをおすすめします。

注意点として、企業のWebサイトや就活サイトを見ればわかるようなことや、説明会などで聞いた内容を繰り返し質問してしまうと「この学生は今まで何を調べてきたのだろう」と準備不足なイメージを持たれてしまいますよ。

入社意欲や熱意を確認するため

最終面接はその名の通り、最後に内定の意思決定を下す選考の場です。単に学生の合格・不合格ではなく、内定を出すかどうかが決まります。そのため、「この学生は入社をする気が本当にあるのか」という視点で学生を見ることになります。

繰り返しになりますが、企業は学生の内定辞退を避けたいと考えています。そのため、本当に自社に入社をしたいと考えている熱意ある学生かどうかを、逆質問の内容から判断したいと考えているのです。逆質問は自由度の高い質問だからこそ、学生の熱意が表れやすい質問として企業は重要視しています

アドバイザーコメント

状況の応じて企業の意図を考えながら質問しよう

企業の規模や採用状況、面接官のカラーによって違いがあるため、 最終面接で企業が逆質問を求める理由はケースバイケースですが、入社意欲や熱意は必ずチェックされています。

面接を受けていると、「入社に向けた学生の不安や疑問を解消するため」「入社意欲や熱意を確認するため」のどちらを目的に逆質問をしているのか雰囲気で伝わってくることがあります。あなたに入社してもらうために、不安や疑問を解消するよう促してくれていると感じたら、熱意をしっかりと伝えたうえで気になる点を聞くようにしましょう。

本気度を伝えるためにも「その企業ならでは」の逆質問が必須

一方で、難易度が高いのが入社意欲や熱意を確認し、選考がおこなわれるときです。そちらの要素が強まるのは、「学生が自社と同じ業界を複数受けているとき」「人気企業ランキングに入るような企業を中心に受けているとき」など自社への本気度が伝わりきっていない状況です。

企業は採用コストや手間を考え内定辞退は避けたいため、内定を出したら本当にうちの会社に来てくれるのかを確認します。複数の企業を受けていると逆質問の準備が大変ですが、この頑張りが将来を左右するため、後悔しないように「その企業ならでは」の逆質問を考えて、思いを伝え切りましょう。

また、逆質問をするこれ以外の理由としては、経営層に対して物怖じせず自主性を持って質問できるか、しっかりと自分で物事を考えられる人間なのかが見られていますよ。

最終面接におすすめの逆質問の数と内容

5つ以上準備しておく
内容最終面接の面接官に合わせた内容にする
最終面接におすすめの逆質問の数と内容

最終面接は単に顔合わせの場ではなく、内定を出す・出さないを決める最終的な意思決定の場です。そのため、学生の発言の自由度が高い逆質問は重視される傾向にあります。

今までの面接とは位置づけが異なる最終面接だからこそ、どんな逆質問をすれば良いのか不安になる学生も多いですよね。今から解説する最終面接におすすめの逆質問の数と内容を押さえることで、逆質問を考える方向性が理解できますよ。

数:5つ以上準備しておく

内定前の最後の面接だからこそ、「学生の不安を解消したい」「志望度の高さを見極めたい」という面接官の思いから、逆質問の時間がこれまでの面接と比較して長い傾向にあります

最低5つ以上の逆質問を用意しておくことで、「他に質問はありますか?」とたずねられたときに慌てないで済みますよ。

逆質問の時間を長く設ける企業とそうではない企業はどのように見分ければ良いですか?

柴田 登子

プロフィール

企業の求める人物像に「自主性」や「当事者意識」が書いてあると逆質問が長くなりやすい

逆質問は自主性や当事者意識があればこそできるものです。そのため、企業が求める人材に「自主性がある人」「当事者意識がある人」などそのような項目を挙げている企業は、逆質問の時間を長くとる傾向にあります。

また、「リーダーシップ」「ファシリテーション能力」「イニシアチブの取れる人材」を求める企業についても同様です。

特にIT系やベンチャー企業は逆質問の時間を長めに取り、その傾向を見極める傾向にあります。

内容:最終面接の面接官に合わせた内容にする

すでに一次面接や二次面接など逆質問をしてきたため、最終面接で聞きたいことが思い浮かばないと考えている学生もいるかもしれません。しかし、最終面接の逆質問は今までの面接とは聞くべき内容が異なるため、考え方を切り替えましょう

最終面接では、面接官が社長や役員など経営層であることが多いため、経営者の目線に合わせた視座の高い逆質問をする必要があります。

富岡 順子

プロフィール

最終面接は社長や役員が面接官となることの多い面接です。

逆質問をする際は、経営層にとっては核心をつかれるような質問になりうるので、「①クッション言葉を用いる」「②尊敬語と謙譲語をしっかりと使い分ける」などを意識して失礼な印象にならないようにしましょう。

具体的な聞くべき内容を2つ解説します。

会社の経営方針や方向性について

最終面接の面接官である社長や役員は、経営の根幹部分にかかわっています。そのため、企業が属するマーケットについてや競合他社と比較するなど、企業について掘り下げた逆質問をしましょう

ビジネスの上流部分に目を向け、会社の経営方針や方向性について聞くことのできる絶好の機会です。普通の社員ではかかわることのできない企業の舵きり部分に視点を当ててみましょう。

面接官の考え方や価値観について

最終面接の面接官である経営層は、自社に愛着があることも多いです。そのため、経営をする際の考え方や価値観など面接官自身に興味を示す学生に対しては熱量を上げて逆質問に答えることができるため、印象に残りやすくなります。

「この学生は自分や自社について興味を持ってくれている」と面接官に感じてもらえるような、面接官個人の考えや価値観に触れるような逆質問をしてみましょう。

面接官も人間です。自分の考えに興味を持ってくれる人に対しては好意的な印象を抱きやすくなります。面接官を会社の経営層と大枠で捉えるのではなく、会社で働く1人の人間としてフォーカスし、日々考えていることや感じていることを問うような逆質問を考えられると良いですね

最終面接は内定を出す前の、いわば「採用することを前提と捉えたうえでの選考」とも言えます。

面接官の考え方や価値観を問うことで、面接官も「入社を決める前にこのことは伝えておきたい」というような大切な話が聞けるかもしれません。

面接で落ちる人の共通点をチェックしよう

面接で落ちる人には、共通した特徴があります。その特徴を把握して対策しなければ、面接を突破することができません。

そこで、無料の「面接力診断」を活用しましょう。簡単な質問に答えるだけで、自分の弱みとその対策を解説付きで把握できます。

ぜひ活用して、志望企業の面接を突破しましょう。

最終面接の逆質問に必要な6つの準備

最終面接の逆質問に必要な6つの準備

最終面接の特徴と最終面接ならではの逆質問の内容を押さえたら、次は実際に逆質問を考えていきましょう。今から紹介する6つの準備をすることで、最終面接にふさわしく、面接官に「内定を出したい」と感じさせるような最後の一押しをする逆質問となります。

逆質問は学生の自由度の高い発言であり、準備をしてきた学生としていない学生では明確に差が出ます。今までの面接の逆質問と考え方が異なるからこそ、甘く考えずに丁寧に準備を進めてくださいね。

①入社後にやりたいことを考える

最終面接まできたということは、内定まであと1歩、言い換えれば入社がすぐそこまで来ている状態です。だからこそ、面接官はあなたの入社した後の姿を想像して合否を見極めています。

入社後の姿を具体的にイメージし、やりたいことを考えたうえで質問をすることで、周囲よりも一歩踏み込んだ質問ができるようになります。意欲が逆質問を通して面接官に伝わり、「この学生は心構えができている」という好印象につながります

具体的に入社後にやりたいことを考えてみましょう。入社したら何に取り組みたいのか、3年後・5年後はどうなっていたいのかキャリアプランを考えてください。

どんなことをやりたいのかを考える中で逆質問となる疑問点が浮かんできますよ。

入社後にやりたいことが思い浮かばない学生は以下の記事が参考になります。
例文10選|入社後にやりたいことの回答で押さえるべきコツは?

柴田 登子

プロフィール

最終面接の面接官である経営層は、会社の大局的な方向性を決める人たちであり、新卒を採用した後、どのような働き方をしてほしいかを考えている人です。そのため、逆質問には入社後にやりたいことを盛り込むことで、あなたの働き方がイメージできるようにしましょう。

入社後にやりたいことを考えながらも、純粋に現場でやりたいことを経営層に尋ねるということにならないように注意してください。「現場で起きていることを、どう今後の経営に反映させるのか」など経営層にしか答えられない内容になるよう心掛けましょう。

②一次面接や二次面接の内容を振り返る

最終面接の面接官が経営層だからといって、今までの面接とまったく異なる面接になるわけではありません。書類選考から始まり、一次面接や二次面接などの各選考の延長線上に最終面接があります。

そのため、最終面接よりも前にあった選考の内容を振り返ってみましょう。面接では自分が質問に答える以外にも、面接官からさまざまな説明があったかと思います。また各フェーズで逆質問をしてきて、それに対する回答ももらっていますね。

今までの選考の中で自分が何を聞いてきたのか、どんな回答を面接官からもらったのかを整理して、その中にさらなる疑問点がないか考えてみましょう。その疑問が逆質問に活きてきますよ。

富岡 順子

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一次面接や二次面接で得た回答に対して、「どうしてそう考えるのか」「なぜそれをおこなうのか」と深堀りをしてみましょう。

今までの面接でのやりとりや、企業研究で得た情報などから自分なりに仮説を立て、質問ではその仮説を展開してみると一次面接や二次面接の逆質問で得た回答からさらに逆質問を考えることができます。

③面接官の情報を調べる

最終面接の面接官は社長や役員などの経営層のため、どんな人が自分の最終面接の面接担当となるのかを事前に確認しておきましょう。

たとえば、社長が面接官になるのであれば企業ホームページにある社長メッセージは必見ですね。社長がどんな思いで経営をしているのか、今後どのような思いで事業展開をしていきたいと考えているのかを押さえたうえで逆質問を考えると、面接官の考える社風や求める人物像に合った逆質問を考えることができます。

また社長や役員どちらであっても書籍を出版している可能性があるため、その場合は読んでおきましょう。さらに最近はFacebookやTwitterなどSNSで情報発信をしている社長や役員も多くなってきています。

面接官がどんな価値観や考えを持っているのか、何に興味を持っているのか情報収集をして逆質問に盛り込むと、面接官の興味を引きやすくなります

面接官が誰かわかりません。どうやって調べれば良いですか?

柴田 登子

プロフィール

事前に聞けなかったら、口コミサイトを参考に

最終面接に備えて、それまでの面接段階で「社外にも情報発信をしているインフルエンサーは誰か」を逆質問し、名前を聞いておくと良いでしょう。

よりその企業のことを詳しく知りたいというアピールになるだけでなく、最終面接に進んだときの情報収集に大変役立ちます。

しかし、そのような質問をできなかった場合には、採用担当者と連絡を取り合う際に質問してみるのも良いですね。

どうしても情報が得られなければ、口コミサイトなども参考にしてみてください。ただし、その場合は情報が古くないか、信ぴょう性はあるのかをしっかり確認しましょう。

④企業の求める人物像を確認する

一次面接や二次面接でも企業の求める人物像を確認してきたかもしれません。しかし、最終面接を控えた今とそれ以前ではあなたの企業に対する理解度は上がっているはずです。企業への理解度が上がった今だからこそ、企業の求める人物像を再確認してみましょう。

ただ書いてある人物像を言葉の通りに理解するのではなく、この文言はどんな場面で求められているのかなどとかみ砕いて自分の中に落とし込みましょう。そうすることで企業の求める人物像に絡めた自己アピールをしつつ、企業研究を深くできた、視座の高い逆質問を考えることができます。

企業の求める人物像から逆質問を考える例

  • 企業の求める人物像:未知を恐れず、挑戦できる方

    →この会社は新規事業を積極的に起こすと同時に多くの事業を潰す決断を繰り返してきた

    →だからこそ、挑戦をできる人物を求めている

    →逆質問:「御社の求める人物像には、挑戦できる方とありました。これは、御社が新規事業を積極的に起こすと同時に多くの事業を潰す英断を繰り返したことと、関係しているのでしょうか? 」

求める人物像を見るだけでは、理想ばかりが語られていることもあります。

企業の求める人物像を最終確認の逆質問に活かすコツとしては、企業説明会やOB・OG訪問などで事前に「社内にいる人材で魅力的な人物だと感じるのはどんな人ですか」と聞いておきましょう。

⑤中期経営計画やIR情報を調べる

決算資料や有価証券報告書、中期経営計画書などの事業報告書にも目を通して、経営者視点を自分の中に取り込みましょう。「会社名 有価証券報告書」「会社名 中期経営計画」と検索すると、その企業の中期経営計画などを簡単に探すことができます

今後どんな事業に力を入れていくのか、どんな事業が弱みになっているのか、どんな戦略を立てているのかを見ることで経営層にするべき逆質問を組み立てられます。

中期経営計画でわかること

  • 経営理念
  • 企業が置かれている現状
  • 取り組んでいる課題
  • 新規事業や主要事業

有価証券報告書でわかること

  • 1年間の売上
  • 設備投資
  • 提出会社の状況
  • キャッシュフロー

経営者視点になることで、「この学生は自社のことをよく調べていて志望度が高そうだな」という好印象につながります。

柴田 登子

プロフィール

中期経営計画やIR情報のデータを見ればわかる「拡大傾向」や「ニーズの増加」など、ポジティブ要因のみを取り上げて述べるだけでは応募企業に対する興味関心の深さは伝わりません。

自分はどう捉えて志望につながったのか、またはそのことに仕事でどうかかわりたいのかを明確にしましょう。

⑥競合他社と比較して企業研究を深める

最終面接では志望度の高さがよく見られているため、競合他社と比較をして企業研究を深める必要があります。同じ業界の企業であれば、事業内容も似ている場合もあるでしょう。しかし、競合他社と細かく比較をしてみると「その企業ならでは」の違いが見えてきます。

そして「その企業ならでは」のポイントを逆質問に盛り込み、競合他社と比較したことを加えると、企業研究が深くできていて自社への熱意が高い学生という印象につながります。

競合他社を調べる方法は、まず業界地図や就活四季報で、同業界同業種の企業を見つけます。そして具体的な事業内容や売上高、商品・サービスの対象を比較すると違いがわかりやすいですよ。

競合他社と比較して逆質問を考える例

  • 証券会社で扱っている商品・サービスは競合他社とあまり変わらない

  • それなのになぜ売上高が業界トップなのか

  • 営業力に長けた人材が多いから

  • なぜ営業力に長けた人材が多いのかを逆質問で聞く

富岡 順子

プロフィール

企業研究をした結果、見えてきた会社の弱みについて言及するような逆質問は避けてください。

弱みをつかれて良い思いをする人はいないのと同じで、面接官に不快な感情を抱かれてしまいます。企業の強みにフォーカスして、経営者のこだわりなどを聞けると良いですね。

最終面接の逆質問で差別化をする2つのポイント

最終面接の逆質問で差別化をする2つのポイント

  • 自分なりの考えを加えて質問をする
  • 逆質問の回答を想定してさらに深い逆質問をする

最終面接の場にいるほかの学生も、一次面接や二次面接を突破してきた一定以上評価をされている人材です。そのため、ただ逆質問を考えるだけでは他の多くの学生の中に埋もれてしまい、面接官の印象に残りません。

今から解説する差別化のポイントを押さえて、優秀な学生として一歩リードし、面接官が自信を持って「この学生は内定」と判断できるような逆質問をしましょう。

自分なりの考えを加えて質問をする

逆質問は疑問を解消する機会だからといって、ただ質問をするだけにとどまる学生も少なくありません。しかし、自由度の高い逆質問だからこそ、自分なりの考えや答えを加えて質問をできると「思考力のある学生」「自分の意見を持っている学生」として面接官の印象に残りやすくなります

また、逆質問に対して自分なりの回答をもっておくことで、「あなたはどう思いますか」と面接官に質問をされたときにスムーズに回答することができますよ。

たとえば、「私は御社の強みは何よりも営業力だと考えているのですが、〇〇様が最も強みだと考えていることはなんですか?」などと質問の前に自分の考えを加えてみましょう。

自分なりの考えを加えた際に、見当違いな意見を言ってしまわないか心配です。どうしたら良いですか?

富岡 順子

プロフィール

考えに至るまでの道筋を書き出してみよう

自分の考えは何が元になっているのか書き出してみましょう。自分の考えをまったく書けない場合は、公開されている企業の情報、データ、面接官やOB・OGからの話をもとにして筋道を立てて考察していきます。

こうして根拠を明確にすることで、自信を持って伝えることができるようになりますよ。

また仮に会社の考えと違ったとしても、しっかりと時間をかけて考えた姿勢は好意的に受け止められるはずです。

逆質問の回答を想定してさらに深い逆質問をする

企業によっては逆質問の時間を長く確保しているところもあります。「他にも質問をしてください」と言われて質問切れを起こしてしまったり、一問一答のようになってしまい盛り上がりに欠けるなんてことは避けたいですよね

そこで、逆質問への回答に対して、さらに踏み込んだ質問ができるように準備しておきましょう。一歩踏み込んだ逆質問をするには、自分の逆質問の回答を想定して、さらにその回答に対する質問を考えておくことが大切です。

またこのように事前に回答に対する深掘りの質問の考え方を理解しておけば、実際の逆質問の場でも、その考え方を応用して深掘りの質問ができるようになります。

逆質問の回答を想定してさらに深い逆質問をする例

逆質問:今後伸ばしていこうとお考えの事業はありますか?

回答:冷凍宅配弁当は今後さらに力を入れていこうと考えています。

深掘りの質問:御社の冷凍宅配弁当といえば、この1年で1.2倍に売上が伸びたと決算短信に書かれていました。1年前から伸ばしていこうと力を入れていたのですか?

相手が答えやすいように、一つ目の質問はなるべくわかりやすいものを選びましょう。

また「Yes」or「No」のクローズドクエスチョンよりは「○○についてどうお考えですか」などのオープンクエスチョンを用いたほうが、その後の話が広がりやすくおすすめです。

アドバイザーコメント

最終面接の逆質問は自分のアピールポイントを強調しよう

最終面接の逆質問での差別化のコツは、それまでの面接で伝えきれなかった自分のアピールポイントについて再度強調することです。

たとえば、「私は学生生活の〇〇の活動で培った巻き込み力を御社でも役立てたいと考えています。これまでの面接でその力を〇〇のような場で活用できると感じましたが、それ以外にも発揮できる環境や業務があれば教えていただきたいです」などと伝えきれなかったことを述べながら逆質問に持っていきます。

きっと面接官はあれこれ思い当たる場面を提示してくれるため、「ではその機会がいただければ巻き込み力をこのように活用できます」と、相手の言葉を受け取りつつさらにアピールにつなげましょう。

それまでの面接官の話から発展させるのもおすすめ

また、面接官が面接中に話したことを掘り下げてみるのも良いでしょう。最終面接では面接官も自分の考えを伝えたり、コメントをくれたりします。

そのうち印象に残ったものをいくつか覚えておき「先程お聞きした、エンゲージメントについて大変興味があるので詳しくお伺いしても良いでしょうか」などと伝えましょう。人は自分の話に興味を持ってくれた人には好感を持つので「話をよく聞いてくれていた」と印象もアップします。

最終面接での逆質問の質問例30選

最終面接では経営層である面接官の視点に合わせた逆質問をする必要があります。ここまで伝えてきた最終面接で逆質問を求められる理由や逆質問を考えるための準備を踏まえて、質問例30選を紹介します。

「会社の経営方針や方向性についての逆質問」「面接官の考え方や価値観についての逆質問」はどちらも最終面接に適した内容です。最終面接にふさわしい、そして自分に合った逆質問を考える手だてとしてくださいね。

会社の経営方針や方向性についての逆質問

会社の経営方針や方向性についての逆質問

  • 〇〇事業部の売り上げが前年と比べて大きく伸びていますが、どんな背策を打ったのですか?
  • 御社の主力事業は〇〇ですが、活躍している社員に共通する能力や姿勢はなにかありますか?
  • 御社は新卒採用を3年前から始めたとのことですが、新入社員に期待することは何ですか?
  • 御社ではM&Aが活発におこなわれていますが、新規事業ではなくM&Aを多くする理由を教えていただけますでしょうか?
  • 御社の営業利益を見たところ投資フェーズから収益フェーズに移ったのかと思いますが、働くうえでの変化は何かありますか?
  • 今後の事業展開になにか変化はあるのでしょうか?
  • 中期経営計画の御社の売上高の成長曲線を見るところ、来年度から成長速度をあげていく必要があると記載されていました。具体的にどのようにして成長速度をあげていくのですか?
  • 入社させていただけたら〇〇の事業にも挑戦したいと考えているのですが、成果次第では可能でしょうか?
  • 〇〇事業部では設備投資が盛んにおこなわれているようですが、こちらは設備の更新と経営課題を解決するためのどちらの意味合いが強いのですか?
  • 御社のサービスは競合他社と比較した際に〇〇の点で優位性があるのかと思うのですが、他にはどのような優位性があるのか教えていただきたいです。
  • 御社で働くうえで最も意識するべきポイントはなんですか?
  • 御社はBtoB企業であるにもかかわらず、広告費に多額の投資をしているとお聞きしています。どのような狙いがあるのですか?
  • 御社の企業理念は具体的にどのような場面で発揮されていると感じますか?
  • 仕事の成果はどのような観点で評価されることが多いのでしょうか?
  • 御社の経営戦略の〇〇の点について私はこう考えているのですが、実際に働くうえでは経営戦略をどのように意識していくのでしょうか?

会社の内部のことをよく調べ、開示されている情報を収集して逆質問に反映させることで、経営層視点の視座の高い逆質問を組み立てることができます。一般社員では答えられないような経営の中枢に関する逆質問が、最終面接の逆質問にふさわしいとも言えますね

また会社の経営方針や方向性について逆質問をすることで、企業研究の深さや熱意、志望度の高さが伝わりやすくなります。その結果、面接官に対して最後の一押しをして内定を出す決め手となることもありますよ。

柴田 登子

プロフィール

会社の経営方針や方向性についてたずねる逆質問を作るためには、事前準備の際にその会社に関する報道をチェックし、動向を把握するのは必須です。

加えて、その報道に対するコメントもできるだけたくさん読み込んでおきましょう。

意見の中には会社の方向性に関する鋭い視点もあるので、それをうまく質問の形にしてぶつけてみましょう。応募企業のニュースがなければ、同業他社のものをチェックするのも良いですね。

面接官の考え方や価値観についての逆質問

面接官の考え方や価値観についての逆質問

  • 〇〇様が御社で働くうえでもっとも意識していることはなんですか?
  • 〇〇様が入社をしてから現在までの中でもっとも楽しかったことは何ですか?
  • 〇〇様の今の目標はなんですか?
  • 社長とはどういう立場だと思われますか?
  • 仕事に関して10年前のことを教えていただきたいです。
  • 仕事をするうえでの信念は何かありますか?
  • 今まで経営をするうえで最もピンチだと感じたときはどのようなときですか? またどのようにして乗り越えましたか?
  • 初めて御社に入社をしたときにはどのような目標をかかげていましたか?
  • 人生の分岐点はどこにあったと思われますか?
  • 3年後はどのようになっていたいですか?
  • 御社の求める人物像は複数項目がありますが、最も重視されていることはどれですか?
  • 目標としている経営者などはいますか?
  • 会社は社長にとってなんですか?
  • 〇〇様が著書の書籍を読み、〇〇の点で感銘を受けました。〇〇はどのような気持ちで実行されたのか教えていただきたいです。
  • 日ごろから〇〇様はSNSで発信をされていますが、どのような思いで発信をしていますか?

経営層とはいえ面接官も人間です。人は自分に興味を持ってくれる人に好意を抱きやすい傾向にあるため、相手から好意を抱かれるには、相手のことに興味を示し話をよく聞く必要があります。そのため、面接官の考え方や価値観について逆質問をしてみましょう。

経営層の考え方や価値観を聞くことのできる逆質問は非常に恵まれた機会です。自分とは異なる人生を歩んできた経営層に思いを寄せ、過去から現在、そして未来にかけて視点をおいて逆質問を組み立てていきましょう。

富岡 順子

プロフィール

面接官の考え方や価値観についてたずねる逆質問をする際は、自分自身がキャリアを考えて、純粋に迷うことや知りたいことを聞いてみると良いですよ。

難しいことを聞かなければいけないと気張らずに、「この会社を選んだ理由」「仕事をしていて幸せだと思うとき」「これからのビジョン」など気になることから考えてみてください。

逆質問の例は以下の記事でも紹介しています。さらに念入りに質問を準備したい人はぜひ参考にしてください。
面接で「質問はありますか」と聞かれたら? 回答例66選を大公開

最終面接の逆質問のNG質問例

最終面接の逆質問のNG質問例

  • 「特にありません」と答える
  • 社長や役員に聞く内容ではない
  • 熱意や志望度の高さが感じられない

最終面接は内定まであと一歩のところまできています。最終面接中もうまく回答ができ、手ごたえもあり、「もうこれは合格だろう」と気が緩んでしまうかもしれません。

しかし、最終面接の最後の最後でNGな逆質問をしてしまうと、一気にマイナス評価となることもあります。「親近効果」が示す通り、人は最後に与えられた情報が記憶に残りやすく、その情報をもとに物事に対する印象付けをおこないます。

親近効果

親近効果とは?

最後に与えられた情報によってその人の印象が決定されやすいという心理効果。

逆質問で失敗をしてしまうと、それまで高評価だったとしても最後の印象が強く残りやすいため、面接官は内定を出すことにためらってしまうかもしれません。今から紹介する最終面接の逆質問のNG質問例を押さえて失敗を避けてくださいね。

「特にありません」と答える

どのフェーズの逆質問でも「特にありません」と答えることは熱意や志望度が高くないと面接官に判断されるため避けるべき回答です。とりわけ、最終面接では志望度の高さが見られているため、逆質問は準備をしていきましょう

仮に、これまでの面接の中で疑問や不安が解消できていたとしても、経営層でしか答えられない質問はあるはずです。「特にありません」と答えてしまうと、思考力のない学生と捉えられかねません。

質問したいことがないのですが、逆質問の代わりに自己PRや志望動機を伝えて熱意をアピールしても良いのでしょうか?

問題ないが、+αの言葉を添えよう

「質問はありますか」などを問われる逆質問のシチュエーションでは、何かしら質問することがベストです。

しかし、もし質問事項がないのであれば代わりに自己PRや志望動機を伝えても問題ありません。

ただし前に述べたことを繰り返すだけでは意味がないため、表現を変えたり、「本日の面接でお話を伺ってますます入社意欲が高まりました」と一言添えられると良いですね。長くなりすぎないように注意も必要です。

社長や役員に聞く内容ではない

最終面接にたどり着くまでに、企業説明会やインターンシップ、OB・OG訪問、一次面接や二次面接など企業と接触をする機会はたくさんあります。

基本事項などの疑問は最終面接前に解決しておくか、まだ解決できていない疑問や不安は合格後に人事やリクルーターに質問をすることができます

そのため、経営層に聞くべきでない質問をしてしまうと、「TPOがわきまえられない」「準備不足な学生」と評価を落としてしまうかもしれません。

社長や役員に聞く内容ではない質問の例

  • 営業の1日のスケジュールを教えていただきたいです。
  • 研究職はどういうキャリアパスで昇進していきますか?
  • 出社されるときはみなさんどのような服装ですか?
  • ランチはどこに行くことが多いですか?

また経営層だからこそ答えられるだろうと、企業の不祥事など企業側が聞かれたくないことを質問することは避けたほうが無難です。

逆質問で面接のフィードバックをもらっても良いのでしょうか?

柴田 登子

プロフィール

もらうのはOK! 有用なものであったという気持ちを示そう

フィードバックはぜひもらってください。 そのフィードバックにこそ、その会社で求められている人材像が明確に示されているはずです。

もらったフィードバックはそのままにせず、その人材像と自分とのズレや今の自分に足りないところなど、今後どのようにして改善するかを示して、その場で面接官に伝えましょう。

そして、「どうその会社で貢献するか」も即座に述べるのです。

ポイントは、もらったフィードバックは有用なものであったという気持ちを示すことと、それを役立てながら御社で活躍したい、という気持ちにつなげることです。

熱意や志望度の高さが感じられない

最終面接は、内定を出すかどうかを決める場です。そのため、調べたらすぐにわかる内容や自信が感じられない内容では入社後の活躍イメージを持てず、内定と判断しづらくなってしまいますね。

自分が考えた逆質問には熱意が感じられるかを今一度確かめてみましょう。何を知りたくて、何のために逆質問をするのかという視点で逆質問を見返すと、熱意や志望度の高さが伝わる内容になっているか確認できます

熱意や志望度の高さが感じられない逆質問の例

  • 御社の支店はどこにありますか?
  • 主力製品を教えていただきたいです。
  • 福利厚生にはどのようなものがありますか?
  • 給与ベースを教えていただきたいです。
  • 未経験なので不安なのですが、研修でフォローしてもらえますか?

「私はどの部署に配属されそうですか」と質問をする学生が以前いました。

入社を前提とした気持ちで最終面接に臨むことは良いことですが、配属のことは内定を出した後に会社が考えることなので、面接で質問するのは避けましょう。

最終面接の逆質問は事前準備を念入りにして内定をつかもう!

ここまで解説してきた通り、最終面接での逆質問は今までの面接とは視座の高さが異なります。そのため、最終面接の特徴を踏まえたうえで、最終面接だからこそするべき逆質問を考えなければなりません。

今回紹介した最終面接の逆質問を考えるための6つの準備を実践して、逆質問30選を参考に実際の内容を考えてみてくださいね。その企業ならではかつ、経営層の面接官に向けた逆質問を用意して、面接官に意思決定の最後の一押しをして内定を勝ち取りましょう。

アドバイザーコメント

最終面接に至るまでのストーリーを振り返って逆質問を考えよう

あと一踏ん張りで内定がもらえる最終面接まで来ましたね。ここで、気を抜かずに最後の対策をおこなってください。

最終面接まで残ったということに対して自信を持ちつつも、安心せずにもう一度選考を振り返ってみましょう。企業を受けようと思ったきっかけから、企業研究、書類選考、面接といくつものストーリーがあったと思います。振り返ることで得てきた情報を整理できると同時に、あなたの会社への思いも高めていくことができます。

「本当にこの会社で働きたいんだ」という思いが強くなれば、逆質問を考えるモチベーションも上がります。また、経営方針や方向性などの情報も自分ごととして考えることができるようになります。

最後だからこそ後悔しない逆質問を準備しよう

私は新卒の就活をしていたとき、行きたいと思っていた会社の最終面接で不合格になりました。なんとかなると勢いで臨んでしまったため、熱意を伝えることができなかったからです。

不合格になるということは面接中の雰囲気でも感じましたが、結果が届いてからもショックでしばらくひきずりました。今でもその会社の名前を聞くと最終面接の場面を思い出すくらい印象に残っています。

皆さんにはそんな後悔をしてほしくないため、ぜひこの記事を参考に納得のいく逆質問を考えてみてください。

面接で落ちる人の共通点をチェックしよう

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面接で落ちる人には、共通した特徴があります。その特徴を把握して対策しなければ、面接を突破することができません。

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ぜひ活用して、志望企業の面接を突破しましょう。

記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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