この記事のまとめ
- 面接ノートに書くべき11の内容を解説
- 面接ノートの作り方5ステップで実用性のあるノートが完成
- 面接ノートの活用のポイントをご紹介
就活を進めるうえで、一度は面接ノートという言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。「普通のメモではダメなの?」「どんなふうにまとめたら良い?」と疑問に思いますよね。
面接ノートとは、業界や企業情報、自己分析などをまとめたノートで、決まった書式はありません。面接ノートをまとめることで、自分で集めた情報を整理でき、就活に活かすことができます。
この記事では、キャリアアドバイザーの遠藤さん、岩﨑さん、瀧本さんのアドバイスを交えつつ、面接ノートの作り方を解説しています。これから面接ノートを作る人や悩んでいる人はぜひ参考にしてみてくださいね。
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そもそも面接ノートとは? 役割を押さえて効果的に作成しよう
面接ノートとは、業界や企業の情報をまとめ、面接での質問や回答を整理したり、自分と向き合うことで新たな自分を発見できたりするツールのことです。
面接ノートを作成すれば、自分の意外な一面を発見できるとともに、面接官からの質問にスムーズに答えられるでしょう。
記事ではまず、面接ノートに書くべき11の内容や、作成するメリットを解説します。そのうえで、面接ノートの作り方を5ステップで説明します。「作るのは少し大変そう」と思っている人でも、5つのステップを参考にすれば取り組みやすいですよ。
せっかく作成した面接ノートも、大事な場面で活用できないと作った意味がなくなってしまうため、最後に面接ノートをうまく活用するポイントも紹介しています。
この記事を読んで実用的な面接ノートを作成し、内定を勝ち取りましょう。
面接ノートに書くべき11の内容
面接ノートは自分専用で書くノートなので、書く内容に決まりはありません。自身で必要な情報を取捨選択して記入していく必要がありますが、一方で、就活に役立てるために必ず整理しておきたい情報もあります。
ここでは面接ノートで忘れずに書きたい11の内容を、「面接前」「面接後」に分けて解説します。一つずつチェックして、まずは面接ノートの活用イメージを具体的にしましょう。
面接前に整理しておく内容
面接前に整理しておく内容
まずは、面接前に整理しておく内容を確認しましょう。面接前には、書類の締め切りや面接の日程、企業に関する情報など多くの情報が溢れかえります。
さまざまな企業情報が錯乱しないように、一つずつ確認しながらまとめていきましょう。
選考予定
面接ノートには就活全体の予定だけでなく、企業ごとの書類の締切や、面接日まで記入しておきましょう。細かく予定を書いておくことで、ダブルブッキングや書類の提出漏れが防げます。
万が一そうしたミスをしてしまうと、企業側からの信用がなくなり、選考結果に響く可能性があります。責任を持って自己管理できるように、選考予定に関する情報は漏れなく慎重に記入してくださいね。
さらに、「この日までに資料を作る」などToDoリストのように記入しておくと、タスクを可視化でき、抜け漏れを防いで作業を進めていけるのでおすすめですよ。
- 正直、スケジュールをすべて手書きで書くのは面倒くさいです……。スマホのスケジュールアプリではダメでしょうか?
不自由がなければスマホアプリでも問題はない
スケジュール管理に限って言えば、スマホのアプリは繰り返しの予定の入力やアラーム機能などがあるため、その方が使いやすければそれでも構いません。
ただ、スマホの小さい画面とノートや手帳のページの大きさとで、一覧性を比べてみてください。この先一週間、一カ月の予定が見渡せると、行動計画が立てやすくなります。
どちらのツールを使うにしても、「予定が決まったときにその場で漏らさず書き込むこと」「毎日必ずチェックすること」を習慣づけましょう。
業界の情報
業界情報は、自分の興味のある仕事や適正を知るうえで欠かせない項目です。特に以下の内容は、面接で理解が問われやすい部分であるため、あらかじめ整理しておきましょう。
面接ノートに書くべき業界情報の例
- 業界規模
- 業界の将来性
- 業界の現状
- 業界課題
- 市場の動き
より情報を見やすくするために、業界ごとにページを区別して書き、そこに業界情報と同じ分類の業種をまとめるのがおすすめです。
たとえばメーカー業界についてのページであれば、食品メーカーや自動車メーカーなどの同類の業種をまとめて記入するということです。同類の業種情報をまとめて記入することで、一緒に情報を確認でき、さらに業界理解が深まります。
業界情報を収集する方法として、ニュースやネット記事などがあります。調べる際は、業界の特徴や現状、代表的な企業など、気になる情報に絞って調べると効率的です。
さらに、企業説明会やOB・OG訪問で得たリアルな情報があれば追加で記入しておきましょう。
企業説明会やOB・OG訪問でどのように業界や企業の情報を集めるべきか、わからない人もいるでしょう。企業説明会やOB・OG訪問で聞くべき質問を以下の記事で紹介しているので、併せて参考にしてみてください。
企業説明会で聞くべき質問
企業説明会で絶対に聞くべき質問30選! 聞かない方が良い質問も | PORTキャリア
OB・OG訪問で聞くべき質問
OB・OG訪問は質問選びが鍵! おすすめ質問100選を紹介
企業の情報
面接ノートには各企業の情報も記入しておきましょう。就活中は、企業ホームページ(HP)から調べた情報だけでなく、説明会やリクルーター面談、面接などを通して得た多くの情報が溢れます。
すべて覚えることは難しいので、面接ノートに書き込んでおきましょう。書き込む内容はおもに以下のとおりです。
面接ノートに書くべき企業情報の例
- 代表者名と経歴
- 経営理念
- 企業理念
- 事業内容
- 求める人物像
- 業績
- 社風
- 仕事のやりがい
- 国内外への展開情報
すべて大切な内容ですが、特に企業理念や事業内容は重要な項目です。面接では、企業理念や事業内容を把握していないと答えられないような質問をされることがあるためです。
また、面接や説明会などで自分が感じた印象を記入しておくと、そのときの感情がよみがえり選考で活かしやすくなります。
ただし、すべての情報を書き込むと見にくいので、自分がポイントだと感じた部分や、企業の重要となる情報に絞って記入するよう心掛けましょう。
面接ノートにまとめておくべき情報を一つだけ挙げるとするなら、「事業内容」です。事業内容を知らない、調べていないというのは致命的だと思います。
ただ、最近の採用では経営理念への共感度も面接で見られているので、その点も調べておくとよりマッチングしやすくなるでしょう。
自己分析の結果
自己分析とは、これまで自分が経験したことを振り返り、自分の興味関心ごとや強み、特徴を把握することです。
自己分析でわかることは、面接やESで必ずと言って良いほど聞かれる内容と直結するので、特に以下の内容について丁寧に分析しておきましょう。
自己分析で必要な内容
- 自分の強みや弱み
- 自分の性格や価値観
- 得意なことや不得意なこと
- 就活の軸
- 他者からの評価
「自分の強みがなかなか思いつかない……」と、うまく自分を分析できていない人も多いかと思いますが、自分を見直すきっかけや新しい発見にもつながるので、自分史やモチベーショングラフなどを活用し、自分と向き合ってみてください。詳しいやり方は後ほど解説します。
自己分析はいざやってみようと思っても難しく感じる人も多いものです。こちらの記事では強みの見つけ方や自己分析方法を解説しているので参考にしてみてくださいね。
関連記事
強み一覧付き|自分の強みが必ず見つかる方法9選とアピール方法
就活で自分の強みを何て答えれば良いかわからない、そもそも自分の強みが浮かばない人に向けて、キャリアコンサルタントが自分の強みを見つける方法やアピールのコツを解説していきます。強みを伝える例文も紹介するので、参考にしてください。
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エントリーシートの内容
エントリーシート(ES)とは、学生が企業に提出する応募書類のことです。ESに書いた自分の回答内容もしっかり記録しておきましょう。
選考で質問された際、ESと異なる内容を発言してしまうと、企業側から「一貫性のない人」と判断され、信用を失ってしまう可能性もあります。ESの項目と記入内容を照らし合わせておくことが重要です。
自分で書いたことでも時間が経つと忘れてしまったり、ほかの企業と混同したりしやすいため、提出する前に面接ノートに残しておきましょう。
よくある質問内容と回答
面接では多くの企業に共通する頻出質問があるため、よくある質問については自分の答えと一緒に面接ノートに記入しておきましょう。以下が面接でよく聞かれる質問内容です。
よく聞かれる質問の例
- 志望動機
- 自己PR
- ガクチカ
- 挫折経験
- ストレス解消法
基本的には、ESに記入した内容に近い質問をされることが多いです。
よく聞かれる質問について対策しておかないと、面接でアピールするチャンスを逃し、しっかり準備したほかの学生に差をつけられてしまします。
ただし回答はすべて丸暗記すると、いざ本番になると緊張で言葉に詰まってしまうリスクがあるため、要点だけ絞って暗記するようにしましょう。
- 面接ノートに頻出質問の回答を書くときは箇条書きでも良いですか? 文章の方が良いのでしょうか。
自分が情報を整理しやすい書き方にしよう
面接ノートに回答を書くのは自分の頭の整理のためなので、キーワードのメモや箇条書きでも構いません。書き出したら、文章として口に出して練習してみましょう。
文章でまとめるのももちろん良いですが、大事なのは書いた文章を暗記することではなく、面接官とのやり取りの中で「聞かれたことに対して適切に自分の思いを話せること」だと心得ておいてくださいね。
ほかにもどんな質問をされるのか気になる人もいますよね。頻出質問や答えづらい質問の解答例まで解説した記事があるので、ぜひ参考にしてみてください。
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面接の質問150選! 回答例から答え方まで質問対策を完全網羅
面接の質問に回答するためには、事前準備が重要です。面接でよく聞かれる質問と回答例に加えて、質問に答えられない時の対処法についてもキャリアコンサルタントが解説します。伝え方を意識して、面接の質問対策をしましょう。
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質問への回答を丸暗記することのリスクは、以下のQ&Aでもキャリアコンサルタントが解説しています。併せてチェックしておきましょう。
逆質問
面接では、最後に逆質問をする機会があります。逆質問とは、学生から企業側に質問をすることです。
ここで質問ができないと、準備不足の印象となり、企業を志望する熱量が足りないと判断されてしまいます。
熱量が足りないと思われないためにも、事前に質問内容を考えておくことが不可欠です。以下は定番の逆質問内容です。
逆質問でよくある内容
- 御社で活躍できる人材はどのような人でしょうか?
- 御社が新入社員に期待することはなんでしょうか?
- 1年間の業務の流れを教えていただきたいです。
逆質問は、企業研究で学んだ成果をアピールできるチャンスです。その企業ならではの質問ができるように、説明会やOB・OG訪問などに参加して質問する内容を考えておきましょう。
とはいえ、業界別に質問する内容は変わってくるため、自分で考えるのは難しいと思う人もいると思います。業界ごとの面接での逆質問例をまとめた記事があるので参考にしてみてください。
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面接で「質問はありますか」と聞かれたら? 回答例66選を大公開
面接の最後に聞かれる「質問はありますか」、いわゆる逆質問は、評価を左右する対策必須の質問。逆質問に回答するための準備や回答例、NG行動などについてキャリアコンサルタントが解説します。面接の「質問はありますか」で周りと差をつけるコツも紹介するので、参考にしてください。
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面接が迫っている人は、頻出質問の回答例だけでも予習しておこう!
面接でどんな質問がされるか、そして答えられるか不安ですよね。ただ、企業によって何を質問されるか分からない人も多いはず。
そこで活用したいのが無料の「面接回答集」です。この資料があれば、森永製菓や伊藤忠商事、トヨタ自動車などの人気企業の面接で、実際に聞かれた質問とその答え方がわかるようになっています。
どんな質問にも自信をもって答えられるようになれば、面接も怖くなくなります。今すぐ活用して、面接突破の力を手に入れましょう!
面接後に整理しておく内容
面接の後に面接ノートを活用して、振り返りや反省をおこなうことで、次回の面接に役立てることができます。ここでは特に重要な3点を解説するので、一つずつポイントを確認していきましょう。
面接の雰囲気
面接がうまくいかなかったときこそ、面接の雰囲気を面接ノートに記入し、残しておくことが効果的です。面接の雰囲気は、面接がうまくいったかどうかの指標になります。面接の雰囲気とは、具体的には以下の通りです。
面接の雰囲気に関するメモの例
- 面接官の人数や雰囲気
- 自分の受け答えに対する反応
- 面接官と話の盛り上がり
ただし、面接の雰囲気が良くなかったからといって、必ずしも不合格になるとは限りません。受け答え以外の人柄や振る舞いが評価され、合格する可能性は十分にあります。
質問に対して、求められている回答ができるよう、回答内容をさらにブラッシュアップし次に活かすことが大切です。面接の雰囲気を忘れないうちに面接ノートに記入しておきましょう。
面接がうまくいかなかったときこそ、失敗を通じて得た学びや気づきを明確にすることが重要です。
しっかりと振り返りをおこなうことで、次回の面接で同じ過ちを繰り返さないための具体的な改善策を練ることができますよ。
面接官の特徴
面接官の振る舞いや特徴を面接ノートに記入しておくと、その後の面接で面接官のタイプに応じた振る舞いができるよう、より良い印象を与える対策を講じやすくなります。
また面接官は、会社を代表しているともいえます。そこで、面接官の特徴や面接官との相性を把握しておけば、社風とのマッチ度を測ることにもつながりますよ
たとえば以下のような特徴を記しておくのがおすすめです。
面接官の特徴の例
- 圧迫型面接官か社交型面接官か
- 応募者が話しやすい雰囲気作りをしてくれたか
- 事前に応募書類を読み込んで来てくれているか
面接官によっては、ESシートに目を通さずに質問をする場合があります。面接官が応募書類に目を通して事前準備をしてくれていたのか、つまり学生にしっかり向き合ってくれているかについても、面接ノートに記しておきましょう。
全体の流れ
面接に慣れないうちは、面接の流れやマナーがいまいちわからず、不安に思う人も多いでしょう。面接全体の流れをあらかじめメモしておくことで、実際の面接前に見直しができ、ミスや緊張を減らすことにつながります。
面接の大まかな流れは以下の通りです。
面接当日の全体の流れ
- 受付:5〜10分前に受付を済ませる
- 待機:控え室で静かに待機する
- 入室:ノックや挨拶のマナーを守って入室する
- 面接中:話し方、表情、姿勢に注意して面接を受ける
- 退室:気を抜かずにきちんと挨拶して退室する
特に入退室方法や面接中の所作など、自分が不安な点について調べて記入しておくと、面接直前に見直すことができ、自信を持って面接に挑めます。
面接は、選考過程の中で特に重要なステップです。ささいなミスでほかの学生に後れを取らないよう、面接中の所作や流れをノートで整理しておきましょう。
面接中に気を付ける所作やマナーに自信がない人もいますよね。こちらの記事では面接の流れや注意点を網羅しているので、併せて参考にしてみてください。
関連記事
面接当日の流れがすべてわかる! 動画と画像で面接を攻略しよう
選考突破のカギは、就活独特の面接の流れを押さえることです。面接の一連の流れを押さえるだけでなく、選考の種類別の流れも押さえておきましょう。入退室の所作と頻出質問が要です。専門家であるキャリアコンサルタントと面接の流れを解説するので、参考にして、実力を発揮できるよう準備してください。
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された質問と回答
面接後は、記憶が鮮明に残っているうちに面接中にされた質問と自分の回答をノートに記入しておきましょう。
うまく答えられなかった質問に対しては、チェックを付けておき、苦手のままにしないことがポイントです。
記載した後は、なぜ答えられなかったのか振り返り、模範解答まで記載しておくことで、次の面接に活かせます。
さらに、逆質問に対する面接官の回答を記録しておくのもおすすめです。次回の面接時に、逆質問で得られた情報を積極的に取り入れることで、さらに周りと差をつけることができますよ。
緊張で何を話したか覚えていないという人も、始めか終わりの質問の一つ二つは覚えているのではないでしょうか。
面接直後は一番記憶が鮮やかです。記憶が薄れないうちに「何を聞かれて」「どう答えたか」を簡単に書き留めておきましょう。
アドバイザーコメント
岩﨑 千夏
プロフィールを見る「仕事を通して何を実現したいか」について自己分析を深めておこう
社会人になって仕事をし始めると、起きている時間の多くが仕事になります。
目的が明確であるなら良いのですが、目の前の仕事に追われて、いつの間にかしんどくなってしまうこともあるでしょう。「合わなかったから」と早期離職することもあるかもしれません。
仕事は何のためにするのかと考えたら、それ自体が人生の目的ではなく、仕事を通してどんな人になりたいか、またどんな人生を歩むために仕事をするのかということに帰結するのだと思っています。
お金を稼ぎたい、有名になりたい、ということもあるかもしれませんが、それでは目の前の出来事に一喜一憂してしまうでしょう。
その先にある、お金を得て〇〇がしたい、有名になって〇〇したいといった仕事をする理由が明確であればあるほど、得たいもののために努力できるはずです。
もちろん社会人には責任が伴うため、自分のやりたいこと以外もやらなければなりませんが、短期的な視点で考えるよりも長期的な視点で見た方が、就活も頑張れます。
面接ノートには自分の分析と他者からの意見どちらも書くことが重要
ESを提出する前に、自己分析の結果を面接ノートに残しておきましょう。それに加えて、模擬面接でのフィードバックや面接本番の振り返りをどんどん書き加えていくことがポイントです。
自己分析をしようと思って自己分析したときと、面接練習で面接官役が感じたあなたらしさや向いている仕事、さらには実際の面接で評価されるポイントは必ずしもイコールではありません。
面接ノートに書き加えていくことで、さらにあなたらしさの解像度が上がるはずです。
模擬面接の効果的なやり方はこちらの記事で解説しています。併せて確認しておきましょう。
関連記事
模擬面接の効果を発揮させる6つのコツ|準備から進め方まで一挙解説
模擬面接は、面接の緊張感や雰囲気を体験しながら練習することが大切です。模擬面接の事前準備から実施方法までキャリアコンサルタントが解説します。模擬面接をおこなうメリットを把握し、活用することで選考突破に役立ててください。
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就職活動で面接ノートを作るメリット4選
就職活動で面接ノートを作るメリット4選
- 面接後に振り返りができ次の面接対策ができる
- 自分を多面的・客観的に分析できる
- 準備すべきことが明確化し効率的に面接対策ができる
- ノートにまとめることで頭の中が整理されやすい
面接ノートに書くべき内容を把握できても、「ノートにしっかりまとめなくてもメモに残しておけば良いのではないか」などと面倒に感じてしまった人もいるかもしれません。
しかし、面接ノートにまとめて整理しておくことで、就活をよりスムーズに進められるという効果があります。
ここではその具体的なメリットを解説していくので、面接ノートを作ろうか迷っている人はぜひ確認してみてください。
面接後に振り返りができ次の面接対策ができる
面接後に質問内容と回答を記しておくことで、振り返りがスムーズにできます。
また応募書類など提出物の準備期間は適切であったか、面接前の過ごし方や会場までの道のりで失敗したことがないかなども書いておくと、なぜ失敗してしまったのか、次に活かすにはどうしたら良いのかといった改善策まで考えることができ、次の面接にさらに活かすことが可能です。
このようにノートにまとめて振り返りをすることで、次の面接では同じ失敗をせず、合格率を上げられるというメリットがあります。
そもそも人は忘れやすい生き物です。たくさんの企業の選考を受けていると、直近に受けた企業ですら一度寝たら忘れていくでしょう。
次の面接の際に何に気を付けたら良いか、志望度は上がったのか・下がったのかなど書き留めておくと便利ですよ。
自分を多面的・客観的に分析できる
日常生活で自分を多面的、客観的に見る機会はあまりないものです。面接ノートで面接官からの意見やアドバイス、面接での行動を可視化することで、自分をより客観的に見ることができます。
たとえば、「自己PRについて答えていたのに、最終的に志望動機の話に切り替わってしまった」と書くとします。
そうすると、解決策として「緊張して質問と違う内容を言わないように、今まで以上に練習を重ねたり、自己PRをさらに練り直したりする必要がある」といった行動まで導き出せるかもしれません。
ただぼんやり「うまくいかなかった」と思うだけよりも、解決策を考えることで今後の改善につながりやすいのです。
このように自分や今の状況を多面的・客観的に分析し、次の面接に活かせることも面接ノートの大きなメリットです。
- 自分に自信がなく、客観視するのが苦手です。面接ノートでうまく自分を客観視するコツはありますか?
過去の経験を具体的に記録することがヒントになる
面接ノートで自分を客観視するためには、自身の強みや弱点、過去の成功例や失敗例を具体的に記録してみましょう。
たとえば、チームでの取り組みにおいてリーダーを務めて目標達成に至った経験や、逆に計画がうまくいかなかったときの反省点などを詳細に書き出してみます。
このように過去の経験を書き出して可視化することで、身に付いたスキルや自身の成長の過程を客観的に評価できるようになりますよ。
面接では、これらの具体的なエピソードを用いた自己PRをすることで、面接官に自信を持って自己紹介ができるようになり、より良い印象を与えられるでしょう。
準備すべきことが明確化し効率的に面接対策ができる
ノートにまとめておくことで、効率的に面接対策をおこなえるメリットもあります。
就活中は忙しいため、何から手を付けるべきかわからなくなり手間取ってしまうこともあるものです。その点、面接ノートに選考スケジュールやToDoリストなどを記入し、予定やタスクを明確化しておくことで、スムーズに行動に移しやすくなります。
効率的に就活を進められると、時間にも余裕ができるため、より面接練習に時間をかけられます。その結果、希望の内定にも近づくでしょう。そのため、時間に追われる人ほど面接ノートを作ることが効果的になります。
面接練習のやり方は以下の記事で詳しく解説しているので、併せてチェックしてみてください。
関連記事
効果絶大な面接練習|最短で内定に近づく状況別練習法を紹介
面接の練習は目的意識をしっかり持つことが大切です。この記事では基本的な面接練習方法だけでなく、状況別の練習方法についてもキャリアコンサルタントが解説します。自分に合う練習方法を見極めて、本番の面接を突破しましょう。
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ノートにまとめることで頭の中が整理されやすい
自分の将来について考えすぎて悩んでしまったり、就活でやることが多くて頭が混乱したりといった経験がある人も多いのではないでしょうか。就活では考えるべきこともやるべきことも多いため、頭の中だけで思考や行動を整理するのは誰しも難しいものです。
そこで、面接ノートなどの紙に思考を可視化してまとめることで、頭の中が整理され、悩みの答えが出たり、必要な行動がわかったりします。実際、頭の中の感情を紙に書き出したことで、気持ちがスッキリした経験がある人もいるかもしれません。
就活では、「面接に受からなかったらどうしよう」「質問されたことに対してうまく回答できるかな」など、多くの不安を抱えていると思います。
面接ノートにその都度気持ちや考えを紙に書き出すことで、思考が整理され、悩みを解消することにつながりますよ。
面接ノートを書く前の準備! 実用的に使える3つのコツ
面接ノートを書く前の準備! 実用的に使える3つのコツ
- 企業ごとにページを分けて記入する
- 情報ごとに色分けする
- 情報を書き換えできるように余裕を持って記入する
面接ノートに書く内容や、メリットについて解説してきました。ここからは、実際に面接ノートを作成するにあたって押さえておきたい書き方のコツを解説していきます。
せっかく面接ノートを作ったのに、使いにくければ意味がありませんよね。これから面接ノートを作成する人は、ここで紹介する3つのポイントをぜひ参考にしてみてください。
企業ごとにページを分けて記入する
面接ノートを作る際は、企業ごとにページを分けることが大切です。企業情報が混ざって、面接で間違えた情報を言ってしまうと、企業からの信用度が下がり、志望度が低いと認識されてしまうリスクがあります。
企業側へ失礼のないように、企業ごとにページを分けて書くように注意しましょう。さらに同じ業種ごとに分類して書くことで、まとめて見返しやすくなるため、おすすめです。
情報ごとに色分けする
面接ノートは情報の種類によってペンの色を使い分けたり、重要な情報の下には色ペンでマーカーを引いて強調させたりすると、より一目で見やすくなります。
たとえば「提出書類の締め切りは赤色」と色を決めることで、ノートを開いた際に重要なタスクを一目で識別できるので、効率的にノートを使用できます。
色分けする例
●スケジュール管理
・応募書類の締め切り→赤色
・面接の日程→青色
●自己分析
・強み→赤色
・弱み→青色
●面接の振り返り
・うまく答えられた回答→赤色
・うまく答えられなかった回答→青色
注意点としては、色ペンの種類を増やしすぎると、反対に見づらくなってしまうので、3色程度を使い分けるようにしましょう。
色分けは効率的な情報整理に役立ちますが、見た目をきれいにすることに集中しすぎると本来の目的から逸脱する可能性があります。
目的を明確にし、情報の整理と理解に注力することが大切ですよ。
情報を書き換えできるように余裕を持って記入する
就活を進めていると「何度もここで同じ間違いをするな」「ここはもう少しわかりやすく書いた方が良いな」など、どんどん書き込みたい情報が増えていきます。
そこで色ペンでマーカーを引いたり、付箋を貼って情報を書き足したりしていくと、よりわかりやすいノートになります。
そのため、情報を書き足していけるように、ページに縦線を引いて追記用のスペースを設けたり、数行空白を確保しながら書いたりして、余白を持って面接ノートを作ることがポイントです。
空白を作ることで、空白を埋めようと新しい気づきや考えが浮かぶこともあるため、より活用できるノートが仕上がりますよ。
上記のほかにも、面接ノートを書く際のコツとして、企業への志望動機や知っている情報などを書くのも良いかと思います。
選考で聞かれた質問や自分がどう答えたのかも、次の選考までに整理しておきたいポイントですね。些細なことでも書いておくと、後で見返したときの情報源として有用になります。
簡単5ステップ! 面接ノートの作り方
簡単5ステップ! 面接ノートの作り方
面接ノートを書く際のコツがわかったら、ここからは実際に面接ノートを作成していきましょう。ここでは面接ノートの作り方を5つのステップで解説します。
ノートをしっかりまとめておけば、心強く就活を進められるので、この5ステップ一つずつ確認し、実用的な面接ノートを作り上げてくださいね。
ステップ①作成に便利なアイテムを用意する
まず、面接ノートを作成する前に準備するものとして、下記を参考に自分に必要なアイテムを用意しましょう。
ノートは好みで問題ありませんが、A5サイズでリングタイプのルーズリーフがおすすめです。後からページを増やしたり、面接当日にその企業のページのみ持ち出したりすることができるからです。
ほかにも、予定を楽に書き込める予定表付きノートも便利です。こちらも小さめのA5サイズを選ぶと、バックでの持ち運びがしやすくなります。
スケッチブックに関しては、マス目がない分、イラストなども交えて自由に書くことができます。しかし、線がないことで文字が斜めになってしまい、見栄えが悪くなる可能性があるため注意が必要です。
作成に便利なアイテム
- A5サイズのルーズリーフ
- 予定表付きのノート
- スケッチブック
- ラインマーカー
- 書いた字が消せるボールペン
- インデックスや付箋
また書いても消せるボールペンは、間違えた場合でもすぐに消せるので、修正テープを使う必要がない点が便利です。
付箋で追加情報を目立つように書いたり、どの企業をどのページに書いたかわかりやすいように目印を付けたりすると、手軽に確認できるので併せて活用しましょう。
ノートは自分の好きなもので、かつスーツ姿で記入していて違和感のないものを使えば説明会などで気兼ねなく書き込むことができます。
A5やB5サイズで、ページを移動したり増やしたりできるルーズリーフ型は便利ですよ。
ステップ②予定をすぐ確認できるようにノートの最初に記入する

説明会や面接中など急なタイミングで、次回の選考の日程を伝えられ、予定の確認が必要になることがよくあります。
誤った情報をメモしたり、聞き逃したりしないためにも、すぐスケジュールを確認できるよう予定表は一番前に記入しましょう。
就活中は1日に複数の予定が入ることもあるため、余裕を持ってスペースを取ることが大切です。また面接日やESの提出期日など、特に重要な予定は色分けして目立つように書くとスケジュールを管理しやすくなります。
ノートにスケジュールがついていない場合は、自分で上記の図のようなカレンダーを作成しましょう。
ステップ③企業情報を予定の後に記入する

ノートをまとめる手順
- ノートの真ん中に線を引き、左右に分ける
- 左側に企業情報を記入する
- 右側に企業情報について自身の所感を記入
スケジュール表を作れたら、早速その後のぺージから企業情報を記入していきましょう。企業情報は、リクルーター面談やOB・OG訪問、面接などで得た重要な情報をメモしていきます。
企業情報の量は膨大で、ただ書き連ねていくだけでは見づらくなります。上記の手順のように、ページを分けて左側に企業情報を書き、感じたことや考えは右側に書いていきましょう。
たとえば企業情報に、「求める人物像はコミュニケーション能力の高い人」と書いたら、「合っている」「少し心配」など、自分が感じたことを率直に書きましょう。
もし合っていると書いたら、なぜ自分はその企業と合っているのかさらに深掘りをします。たとえば「昔から人の話を聞くのが得意で、よく友人の相談に乗っているから」と考えたとすると、「よく友人の相談に乗り、話が聞き上手な観点から、企業の求める人物像に当てはまる」という分析につながり、志望動機などにそのまま活かせます。
このように、企業研究や説明会などで情報収集と同時に感じたことを書いていくと、ES作成や面接対策の時間短縮になるため、おすすめです。
- 企業情報から深掘りする方法はわかったのですが、いざノートを開くと手が止まってしまいます……。
手が止まったときは今一度自己分析をしてみよう
企業情報と自分が結び付くかどうかを自分の主観で書くのですから、まず自分のことを理解できていないと手が止まってしまいますよね。
企業のことを調べてノートを作っていると、就活が進んでいるような気がして安心するものですが、最も大切なのは自分を知ること(=自己分析)です。
なんとなくや、「人から言われたから」といった理由ではなく、私はこういう人だ、こういうときにこうなりやすいというところまでわかっていると、企業情報と自分を結びつけやすくなりますよ。
ステップ④自己分析はノートの後ろから記入する
ノートの一番初めは、選考の予定や企業情報を書いているため、後ろから自己分析を記入していきましょう。
ノートで自己分析する際は、モチベーショングラフや自分史、マインドマップなどの手法がおすすめです。
たとえばモチベーショングラフでは、過去の経験を振り返り、時期ごとのモチベーションをグラフにします。意欲が変化した出来事や理由を記入していくため、ノートの上下の幅を広く取るのがポイントです。
自分史では、幼少期からの出来事を時期ごとに文章に書き起こし、時系列にまとめます。それぞれの年代を掘り下げていくため、ノートに大きめの表を書いてみると取り組みやすいです。
最後にマインドマップは、1つのテーマに対し、思い浮かぶことを次々とクモの巣のように派生させていく自己分析手法です。自由に連想をつなげていくことでアイデアが浮かび思考が深まるため、見開きでスペースを広く使用するのをおすすめします。
ノートを使った自己分析では、過去の経験から学んだ教訓を洗い出し、それを自己紹介や志望動機に活かすことが重要です。
自分の強みや弱みを客観的に評価し、具体的な事例を記録することで、面接時の自己表現が格段に向上しますよ。
それでも、「自己分析って実際どうやったら良いの……」と不安な人もいるかもしれません。以下の記事では自己分析のやり方や紹介した3つの手法を丁寧に解説しているので、併せて参考にしてみてください。
自己分析の基本ステップ
自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説
モチベーショングラフの作り方
テンプレ付き|モチベーショングラフを駆使して自己分析を深めるコツ
自分史の作り方
自分史を最大限就活に活かす方法とは? 記入例付きで作り方から解説
マインドマップの作り方
マインドマップで自己分析を極めよう! 活用方法や注意点を徹底解説
ステップ⑤インデックスを用いてすぐに開けるようにする

面接ノートは情報の引き出しやすさも重要です。インデックスの方法はおもに2つあります。
1つ目はページごとにインデックスを貼る方法です。業界や企業の種類ごとにインデックスを貼ると、見たいページを即座に開きやすくなります。インデックスには3〜4文字を目安に企業名などの文字を記入しておくと、後から見返したいときにスムーズです。
もう1つの方法は、ノートの最初か最後に50音インデックスを書く方法です。インデックスを貼りすぎるとノートが乱雑する可能性もあるため、シンプルに使いたい人は、見やすいページにインデックスを作成する方法をおすすめします。
各ページの右下にページ数を割り振り、ノートの前か後ろに、目次とそれぞれの該当ページ数を50音に記入します。たとえば、「M◯◯◯社」なら、ま行に追加し、ページ数を一緒に書くといった具合です。
このようにインデックスを用いると、面接直前に復習しておきたい情報をすぐに引き出せるため、より有効に活用できますよ。
作って満足はもったいない! 面接ノートの活用ポイント
作って満足はもったいない! 面接ノートの活用ポイント
- 定期的に見返す習慣を作り頭に叩きこむ
- 同業界の企業を比較し業界ごとの特徴を抽出する
- 得られた情報を適宜更新していく
定期的に見返す習慣を作り頭に叩きこむ
人の脳は一回で暗記することは大抵難しく、何度も反復して読むことで、情報が定着しやすくなります。そのため面接ノートを作っただけで満足するのではなく、ノートを繰り返し見返す習慣作りが大切です。
情報が定着すると、スラスラと情報が引き出せるようになります。スラスラ情報が引き出せると、面接本番で緊張することなく、自信を持って挑めるようになるでしょう。
読む際は、声に出して読むことをおすすめします。視覚と聴覚で情報を得ることで脳が刺激され、情報をより定着させやすく、効率的に暗記できるためです。
ぜひ重要な情報は声に出して読んで、面接ノートに書いた内容を自在に引き出せるようにしましょう。
同業界の企業を比較し業界ごとの特徴を抽出する
ノートをうまく活用するには、志望企業の競合他社との比較も併せておこないましょう。同業界の企業と比較したうえで志望企業を選んだことを伝えると、より説得力が増すからです。
たとえば、面接では「数ある企業の中でどうしてうちの企業を選んだのですか?」と質問されることがあります。その際、企業の特徴を把握していないと、なぜその企業を選んだのか明確に答えられません。
競合他社との違いまで理解したうえではっきり答えられる学生であれば、信頼度が上がり、志望動機に説得力が増します。さらに、競合他社を比較していくと、企業の強みや弱みが見えてくるため、入社後のミスマッチも減らせますよ。
- 面接ノートで競合分析をする際、特にどんな点に着目すれば良いでしょうか?
データとして明確に違いが表れる部分を書き出しておこう
エンドユーザーからの知名度と、業界内での実際のシェアは意外と異なることがあるので、数字などのデータに注目してみましょう。
就職四季報には情報がまとまっていて、売上高などはインターネットでも公開されています。自分が知っているかどうかなどのイメージだけで企業を判断しないことが大切です。
ただし、何でもメモしておこうとすると情報は膨大になってしまうので、あくまでも「自分の就活のためにノートを作っている」と目的を明確にすることもポイントだと思います。
以下の記事では、企業分析のやり方を3ステップで紹介しています。面接ノートで企業分析を深めるためにぜひ併せて参考にしてみてください。
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企業分析のやり方を完璧にマスターする3ステップ|よくある注意点も
企業分析には自分に合った企業が見つかるなどのメリットが多くあります。また集めた企業情報をうまく活用することで、就活を効率的に進めることができますよ。この記事では、企業分析の正しいやり方から効率化のコツまでキャリアコンサルタントとともに徹底解説します。
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得られた情報を適宜更新していく
一度面接ノートに書いた情報も、時間の経過とともに変化していくため、適宜更新していきましょう。
特に企業についての情報は、経済・社会や業界に動きがあると大きく変わることもあるため、面接の際やESに記入する際に古い情報を答えてしまわないよう、適宜HPや業界情報を確認するなどの注意が必要です。
誤った情報を伝えてしまうと、関心が薄いと思われたり、「大事な場面でミスをする人」という印象になったりしてマイナスポイントとなり得ます。
必要に応じて、適宜情報を更新し、面接ノートには最新の情報を取り込んでいきましょう。
就活支援のプロが解説! 効果的な面接ノートの作り方・活用法とは
ここまでで、面接ノートの作り方やポイントを解説しました。しかし、就活で忙しく「効率的に面接ノートを作る方法はないかな」と思った人もいるかもしれません。
そこで就活支援のプロであるキャリアアドバイザーより、効率的な面接ノートの作り方や活用方法を解説してもらいます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
アドバイザーコメント
瀧本博史
プロフィールを見る面接ノートには面接準備に活かせる情報を書いていこう
面接ノートは、就活の効率を大いに向上させるツールです。このノートには、企業や業界に関する情報、面接での質問予想や自己分析の内容などを中心に記入していきます。こうした情報を整理することで、面接の本番に臨むための準備を整えることができます。
面接ノートを作成するメリットとして、情報整理が挙げられます。たとえば解説したように、企業ごとにページを分け、それぞれの企業の情報や自己分析、ESの内容、想定される質問とその回答まで記録してみましょう。
これにより、面接の際に必要な情報を素早く参照し、自信を持って回答することが可能になります。
面接準備だけでなく振り返りでも活用することでブラッシュアップにつながる
面接が終わった直後にその日の質問と回答を記録することも大切です。同じ質問が再び出た際に、より良い回答ができるようになります。
また模擬面接でのフィードバックも記録しておくことで、本番の面接に向けて改善点をクリアにできますよ。
最後に、ノートを定期的に見返すようにして、情報を頭に定着させ面接の成功につなげましょう。面接ノートを効果的に利用して面接の準備と実践の両方で自己改善を図り、就活成功への道を築いてください。
面接ノートの作り方をマスターし面接合格率をアップさせよう!
面接ノートは、自己分析の内容や企業に関する情報を一つにまとめて整理でき、就活を効率的に進められるアイテムです。
就活をするなかで説明会やOB・OG訪問などで得た情報があれば、その都度書き足していくことで面接に十分に活かせます。一度書いて満足せず、書いた内容を深掘りしていくことが大切です。
記事で解説したステップに沿って面接ノートを作成し、繰り返し見直すことで面接力を高め、希望の内定につなげましょう
アドバイザーコメント
遠藤 美穂子
プロフィールを見る面接ノートは就活のさまざまな場面で役立つ
「面接ノート」は、就活に関する自分のデータブックになります。自己分析や企業研究についても記入するので、「就活ノート」と呼ぶ人もいます。
大学によってはキャリアセンターで作成した就活手帳や、就活サイト会社提供のノートが配られたりすることもあるようです。そういったものや自分の好きなノート・バインダーを使って情報を一元化しておくと、企業説明会やキャリアカウンセリングの場でメモを取るのにも使えます。
Excelやさまざまなアプリで情報管理するのが好みという人は、情報をどこで管理するか迷わない仕組みを作りましょう。
面接ノートを作成する「目的」を忘れないようにしよう
ノート作りの目的は、美しくページをまとめることでも、ぎっしり企業研究の欄を埋めることでもありません。ESを作成し、面接官に自分の言葉でしっかりと伝えるための考えと情報の整理をすることが大事な目的です。
ノートを埋めて満足するのではなく、キーワードや箇条書きでも良いので自分でポイントだと思ったことを書き留めてください。
どこでもさっと取り出してパッと見ることができるツールとして、アナログなノート一冊に情報を集約することをおすすめします。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士
Mihoko Endo〇メガバンクで法人営業や新人研修講師、採用面接に携わる。現在は「その人らしさを引き出すカウンセリング」をモットーに、大学での就活支援、社会人向けキャリア開発研修をおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/HR&Sパートナーズ代表
Chinatsu Iwasaki〇大学理系学部卒業、大手インフラ企業の人事として勤務。開業後、企業の採用コンサルティングや就職支援などをおこなう。現場感と対話を大切にしている
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士
Hiroshi Takimoto〇年間約2000件以上の就活相談を受け、これまでの相談実績は40000件超。25年以上の実務経験をもとに、就活本を複数出版し、NHK総合の就活番組の監修もおこなう
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