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面接で「一緒に働きたい」と言われたのに落ちることはありますか?

先日受けた最終面接で、面接官の方に「ぜひ一緒に働きたいです」という言葉をいただきました。とても嬉しかったのですが、数日後、不採用の通知が届き、大きなショックを受けています。

面接官の方の言葉は、社交辞令だったのでしょうか? それとも、何か不採用になってしまう理由があったのでしょうか?

皆さん的見解を教えてください。また、合格だと思った面接で落とされたショックから立ち直る方法についてもアドバイスいただけると嬉しいです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント

高尾 有沙

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「一緒に働きたい」でも落ちる! 会社側の事情を理解しよう

残念ながら、面接官から「ぜひ一緒に働きたい」と言われたとしても、不採用になるケースはあるでしょう。これには、自身の能力や人柄以外の会社側の事情が大きく影響しています。

多くの場合、面接官個人の「一緒に働きたい」という言葉は本心です。しかし、採用は個人の思いだけでは決まりません。

たとえば、ほかの候補者との比較の結果、わずかに及ばなかったケースや、会社が提示できる給与とあなたの希望額が合わなかったケース、さらには採用計画自体が変更になるといった、最終的な組織の要件によって結果が左右されることがあります。

また、現場の面接官と最終的な決裁者が異なり、評価が割れてしまうことも少なくありません。

ときには、企業の評判を維持するためや、将来的な採用の可能性を残すために、社交辞令として候補者に良い印象を持ってもらう目的で使われることもあります。

言葉は評価の証ととらえよう! FB依頼は慎重に検討を

もしこのような経験をしたら、言葉そのものは自分の強みが評価された証拠として前向きに受け止め、喜びとして心にとどめておくと良いです。

そのうえで不合格の理由を知りたい場合は、企業にフィードバックを依頼することもできますが、これには注意が必要でしょう。

特に新卒採用の場合、学生から企業へのフィードバック依頼は一般的ではなく、推奨されていません。一方で中途採用の場合は、ビジネスパーソン同士のやり取りという側面が強まるため、依頼は可能です。

その際は、「もし可能だったら」という謙虚な姿勢を徹底し、返信が来ない可能性のほうが高いことを理解したうえで、あくまでお願いベースで連絡しましょう。

依頼したこと自体で著しく評価が下がることはありませんが、企業側に回答の義務はないため、過度な期待は禁物です。

キャリアコンサルタント/産業カウンセラー

秋田 拓也

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面接官に「一緒に働きたい」と言われても油断は禁物

かなり期待度の高い言葉をかけられたようですね。期待してしまうのも無理はありません。

これは、発言した面接官が決裁者かどうかがポイントになってきます。

決裁者でない面接官に言われた場合は、合否を確信するには早いでしょう。「一緒に働きたい」と思ったのは嘘ではなかったかもしれませんが、この面接官がいつも言っているセリフかもしれません。

決裁権の有無や最終的な採用枠が合否を左右することもある

ほかには「一緒に働きたい」と言ったことに対する反応を見ていた可能性も考えられます。ここから、志望度の高さや内定承諾の高さなどが読み取れるからです。

今回のケースでは、期待が高かっただけに不合格だったことのショックが大きいと思います。選考におけるとらえ方として参考にして欲しいことは、選考では採用する人数が決まっているということです。

最終面接の時点では、採用に値する人物であったとしても人数の関係上、ほかの応募者で採用枠が埋まっていた場合は合格にはできません。

そのため、最後の結果が判るまでは、確信があったとしても自分で判断することはしないようにしましょう。

もし、担当者との関係性が良くメールなどで理由を聞けるのであれば、不合格の理由を聞いてみても良いかもしれませんね。

以下の記事では面接で落ちた際に考えられる原因を10選紹介しています。自分に当てはまるものがないか確認し、改善・対策に取り組んでいきましょう。

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