面接の合否連絡はいつくる? 適切な問い合わせのタイミングも解説

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この記事にコメントしたアドバイザー

  • 小松 茂樹

    株式会社ビジネスキャリア・コンサルティング 代表取締役社長 保有資格:中小企業診断士(登録番号422233)/国家資格キャリアコンサルタント(登録番号16062351)/CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)(登録番号CDA145569)/全日本能率連盟認定マネジメント・インストラクター(登録番号2019001) SNS:YouTube/X(旧Twitter)/Facebook

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  • 遠藤 美穂子

    近代マネジメント所属 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号16130197)/2級キャリアコンサルティング技能士(第12S17401156号)

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  • 渡部 俊和

    合同会社渡部俊和事務所代表 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号16029675) SNS:Facebook

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  • 樋口 智香子

    アカデミー・なないろスタイル代表 保有資格:秘書検定1級/サービス接遇検定準1級/NLPマスタープラクティショナー SNS:X(旧Twitter)/ブログ

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この記事のまとめ

  • 面接の合否連絡のタイミングは1週間~10日程度
  • 合否連絡が遅くても不合格とは限らない
  • 面接結果を問い合わせるときは謙虚な姿勢でマナーを守ることが重要
  • この記事を読んでいる人におすすめ

  • 面接力診断ツール

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面接の合否連絡の結果がなかなか来ないことを悩む学生は多いものです。「合否はいつわかるのか」「結果を問い合わせるのはマナー違反なのか」という悩みの声が多くの学生から寄せられます。

不合格なのではないかと戸惑う学生が多いからこそ、まずは一般的な合否の発表のタイミングを正しく押さえることが大切です。結果から言えば、企業はさまざまな事情によって合否連絡が遅くなる場合があり、通知が遅いからといって不合格とは限りません。

また、面接結果を問い合わせる際は、企業の事情を鑑みたうえで、丁寧な言葉と態度でコンタクトを取るようにしましょう。

この記事ではキャリアアドバイザーの小松さん、遠藤さん、渡部さん、マナー講師の樋口さんのアドバイスを交えつつ、疑問への回答から合否連絡の問い合わせにまつわる基本的なマナーなどを解説します。面接の合否連絡について悩む人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

最終面接の結果が遅く手悩む人は、以下の記事で気の持ちようや対策を解説しているので、併せてチェックしてください。
最終面接の結果が遅い=不採用? 連絡が来る目安や遅い時の対処法も

また、最終面接の結果を待っている中で、土日を挟むと連絡がいつ来るのか不安を感じている人はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
最終面接の結果は土日を挟むとどうなる? 連絡が来ない原因を解説

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面接の合否連絡が遅くても不安になる必要はなし!

繰り返しにはなりますが、さまざまな理由で企業からの合否連絡が遅くなることはよくあることです。面接の合否連絡が遅くても、学生が不安になる必要はありません。

記事では、面接の合否連絡の3つの方法を解説したうえで、一般的な合否発表の期間を解説します。問い合わせをしようとしている学生は、まずは合否発表の一般的な目安を押さえることが優先事項です。

さらに、結果を待つ間にできることや不安な時ほど意識するべき注意点も併せて解説します。合否結果が気になる気持ちが大きくなると、つい周りの声に惑わされてしまうこともありますが、気を落とさずに一つひとつ丁寧に対策を重ねましょう。

面接が上手くいかないときは、面接回答集を活用してください

面接で聞かれる質問に答えられるか不安ですよね。ただ、何を質問されるか分からず対策しようにも出来ない人は多いはず。

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結果が気になる! 面接の合否連絡の3つの方法

面接の合否連絡の3つの方法

  • 電話
  • メール
  • 郵送

主な面接の合否の連絡方法は、電話・メール・郵送の3つです。特に電話やメールなどで連絡が来た場合は、その場で対応できなくても、その日のうちに対応するように心掛けることが大切です。「合格通知の連絡に気がつかなかった」ということがないように、普段からメールボックスや着信履歴に気を付けておきましょう。

①電話

面接の合否の連絡方法として多いのが、電話での結果通知です。企業は、合格した学生からなるべく早く内定承諾の返事を受け取りたいため、合格連絡の場合に電話での通知をおこなうケースが多いです

しかし、面接を受けた求職者全員が次の選考に進みたいと考えていたり、第一志望として入社したいと希望していたりするわけではありません。

だからこそ、学生の意思確認も含めて、電話でスムーズに結果通知のための連絡を取ろうと試みるケースが増えているのです。

②メール

近年は、メールで面接の合否連絡をする企業が増えてきています。電話連絡だけに集中しすぎてメールの確認を怠っていると、対応が遅れ合格が取り消されてしまう可能性もあります。面接後にはメールのチェックもしっかりおこないましょう。

メールでの合否連絡は、少しの手違いで迷惑メール扱いになってしまうことも。企業からのメールはすべて受信できるように設定し、面接から1〜2週間程度は迷惑メールフォルダも毎日見ておくと安心です

③郵送

面接の合否連絡が郵送でくるケースもあります。郵送は、電話やメールでの結果通知と比較すると、伝達中にトラブルが起こりやすい通知方法です。

ある程度待っても面接の合否連絡が来ない場合は、何らかの郵送トラブルが起きている可能性も視野に入れておきましょう

渡部 俊和

プロフィール

以前は電話で合格の連絡をすることが多かったのですが、出られない状況も多くお互い効率的ではないと考えられたため、最近はメールや郵送も併用されています。

「相手とどうしてもすぐ話したい」というときのみ電話になることが多いですが、これは合否どちらでもありえます。

面接結果を待つ期間は1週間から10日程度

面接結果の通知は、1週間から10日で届くのが一般的とされています。しかし期間はあくまで目安であり、早い場合には3日程度で結果を伝えてくれる企業もあれば、10日以上かかる企業も。

また、土日を挟んでいる場合は、休日を除いて企業の営業日のみで数えてください。もちろん、事前に面接の際に面接官から「○週間以内に連絡します」などと知らされているのであれば、その期限まで面接結果を待つ必要があります。

「1週間以内に連絡します」と言われたにもかかわらず、連絡が来なくて悩んでいる人は、以下のQ&Aコンテンツでキャリアコンサルタントがその悩みに回答しているので、確認してください。

アドバイザーコメント

合否連絡は高評価者には早い! 合格スレスレの応募者には遅い傾向あり

面接結果の回答期間は1〜2週間を目安として捉えてください。範囲が広くて目安にならないと思うかもしれませんが、実際のところ企業の採用状況によって、短くも長くもなります。

一定以上の規模の会社には、毎年の採用計画があります。採用者が少なすぎても多すぎても困るため、最終的な着地人数が目標値となるように進捗を計りながら合否の調整をしています。確実に採用したいと思う高評価者は、他社に先を越されないように早めに通過通知を出します。企業によっては当日中に出すケースもあります。

一方、合格基準スレスレの微妙な応募者は、ほかの応募者の面接が終わるまで判断を保留にしたいという意向があり、回答をやや遅らせることもあります。

人気企業は通過者を抑えるための調整で合否連絡が遅くなるケースがある

近年は少子化の影響もあって、応募者に有利な「売り手市場」と呼ばれていて、多くの企業が目標の内定者数に届かずに苦戦しているうえ、内定後辞退も増加傾向で採用者数のコントロールが難しくなっています。

そのため、どちらかといえば積極的に通過させる傾向にあるといえますが、多忙な役員のスケジューリングが困難なことから、最終面接への通過人数はある程度絞りたい意向はあります。

また、学生から人気の高い企業では、各段階の通過人数を適切なボリュームに抑えるべく全体の進捗を見ながら内定者が多くなりすぎないようにサジ加減を調整しているため、回答までに時間を要するケースもあるでしょう。

合否の連絡が遅いと不安になりますよね。以下の記事では選考結果が来ないときの対処法をまとめているので参考にしてみてください。
選考結果が来ない人必見! 企業側の事情から問い合わせ方法まで解説

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面接の合否連絡が遅い=不合格とは限らない!

学生の中には、面接結果の通達が遅く、不合格だからなのではないかと不安になっている人もいるでしょう。一部の企業では「サイレントお祈り」と呼ばれる、不合格者には結果通知をしない企業もありますが、その場合でも通知の期限を決めて、応募者が不合格かどうか判断できるようにしていることが一般的です。

面接結果が遅いのは不合格だからとは限りません。さまざまな理由によって、企業からの合格連絡が遅れてしまうケースは十分にあります

サイレントお祈りかどうかはどうやって見極めれば良いのでしょうか?

渡部 俊和

プロフィール

そもそも見極めなくて良い

結論から言えば見極めなくて良いです。時期が来れば問い合わせるだけです。

まず、連絡が来ない場合、企業側の判断が遅れていると想定できます。たとえば、二次試験なら、「その企業の二次試験がいつまでおこなわれているのか」と考え、二次試験全体の日程がすべて終わるまではまだ可能性があると考えておきましょう。

なぜなら企業側から見ると、予定通りの応募者が集まらなかった場合と、集まりすぎた場合の2通りの事情があるからです。前者の場合は通常は落とすレベルの学生も残さなければならず、後者の場合は絞り込みに時間がかかります。

日程終了後2週間程度待って、それでも何もなければ問い合わせて、確認ができない場合はもう次の企業に切り替えて動きましょう。後で動きがあればその時点で再度考えましょう。

サイレントお祈りの場合、なかなか次の企業に気持ちを切り替えられない学生は多いものです。次の記事も読み、サイレントお祈りの実態を把握しましょう。
サイレントお祈りの実態|合否を判断する方法と割り切る3つのコツ

面接の合否連絡が遅い場合の5つの理由

学生からすれば面接の合否はできる限り早く知りたいものですよね。しかし、企業によっては結果を出すまでに時間がかかってしまうケースもあります。

ここからは、面接の結果通知が遅くなってしまう理由を5つ解説します。企業ごとに抱えている事情が異なるため、しっかりと把握しておいてくださいね。

①応募者が多く選考に時間がかかっている

応募者が多い場合は、合格者を絞る選考にも時間がかかります。面接を受ける学生の人数が多ければ、全員の面接が終わるまで選考結果を確定できない可能性があります

なお、1つのポジションに対して多数の応募があった場合だけでなく、複数のポジションでの選考が重なっていて、採用担当者が多忙を極めているケースもあります。総合職採用と一般職採用の窓口をそれぞれ設置しているケースや、技術職と営業職を分けている場合などは、選考にもそれだけ時間ががかかってしまうかもしれませんね。

総合職と一般職の採用を分けているケースがあると解説しましたが、総合職と一般職の違いを理解しないまま就活に臨むと、入社後ミスマッチを感じるリスクがあります。次の記事で2つの違いをしっかりと理解しておきましょう。
総合職と一般職の7つの違いを解説! 将来後悔しない選択の秘訣とは?

②決定権のある上層部のスケジュールが合わない

面接の合否は、その場にいる面接官の一存だけで決められるわけではありません。場合によっては、社長や重役、その他決定権のある上層部の承認が必要な場合が多いです。面接官や人事社員内では評価が決まっていても、最終的な会議にて承認が降りなければ、学生への合否の連絡はできません

人事社員や上層部のスケジュールが合わないと、学生に結果の連絡ができないという状態になります。さらに合格から内定までの決裁にも多数の役職者の承認が必要で、選考は合格と判断されていても正式な内定に時間がかかる場合があります。

小松 茂樹

プロフィール

経営トップが直接面接をおこなう中小企業のようなケースを除き、一定規模の会社では面接の合否を面接官の一存で決めるケースは決して多くはありません。

時期が集中するため面接を複数名で手分けしておこなっていることが多く、面接官を人事社員のみでおこなう初期段階での面接でも人事部内ですり合わせをおこないます。

現場責任者や役員が面接官として登場する後半段階では、面接官や人事担当者、人事責任者が面接の内容を共有して最終的な合否を決めます。

概して、職位の高い社員は多忙なことが多く、そもそもミーティングを設定するまでに時間がかかります。

③不合格者で連絡を後回しにされている

不合格であるために連絡が合格者より後になっている場合もあります。一般的に、企業は優秀な学生を早く囲い込むために、合格者に優先して合否連絡を伝える傾向があります

そのため、合格者には電話でコンタクトを取り、不合格者にはメールで通知をおこなう企業もあります。不合格がすでに決定しているがゆえに連絡が遅いケースもゼロではありません。

渡部 俊和

プロフィール

基本的に、企業としては合格者との調整に重点を置きますが、だからといって不合格者への連絡を放置するなど今どき非常識な会社です。

この場合は「むしろ不合格で良かった」「事前にわかって良かった」と考えて、さっさと次に移りましょう。

④ほかの候補者の回答を待っている

内定を出したほかの候補者の回答を待っていることが理由で、面接の合否連絡が遅れている可能性も考えられます。

ほとんどの企業では、その年の就職活動における採用人数は限られています。そのため先に内定通知を出した候補者の回答次第で、次点の候補者に内定を出すかどうか判断されることも。別の候補者が内定を辞退した場合の次の候補者として、キープされている場合もありえるでしょう。

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⑤合否メールの受信に気付いていない

合否がメールで届く場合は、過去のやりとりで日程調整をやり取りしていたアドレスから届くことが一般的です。しかし、PCや携帯電話の設定などによっては、自分自身が面接の結果連絡に気づいていないという可能性もありえます。

電話で連絡を受ける場合、電話帳未登録の番号からの電話が着信できないようになっていることもあります。メールの各フォルダや電話の着信履歴を見落としている可能性があることも、頭の片隅に入れておきましょう

遠藤 美穂子

プロフィール

企業からのメールを見逃さないためには、1日1回はその日のすべての受信メールを確認するようにしましょう。

事前に迷惑メールに振り分けられないように、あらかじめ設定することも忘れないでくださいね。Gmailであれば、フィルタを作成することで、迷惑メールフォルダに入れられないよう設定できますよ。

ここまで面接結果が遅くなる理由を解説しましたが、以下の記事では面接結果の連絡事情を元面接官が解説しています。採用側の事情を詳しく知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
面接結果はいつ来る? 連絡が遅くなる理由を元面接官が解説

面接の合否連絡が不安! 結果を待つ間にできることは?

面接の合否連絡が不安! 結果を待つ間にできることは?

  • 志望順位を改めて検討する
  • 面接の振り返りをする
  • 結果待ちの間に他社の就活を進める

面接の結果待ちの期間は、そわそわして落ち着かない学生も多いでしょう。しかし、就職活動は時間が命。内定を得るためには大切な時間を無駄にしてはいけません。

面接の手応えが今一つだった人も、結果を待つ間にできることを進めて不安を解消してくださいね。

志望順位を改めて検討する

面接の合否を待っている間に、志望順位を改めて検討しましょう。万が一面接に落ちてしまった場合、追加で新しい企業のエントリーが必要なこともあるかもしれません。現在の持ち駒を一度整理し、自分にとって必要な対策に優先順位をつけることで、内定にぐっと近づきますよ

結果待ちの間に選考を辞退する

先に志望順位の高い企業の内定が出た場合や、圧迫面接などで企業への入社意欲が下がってしまった場合、結果待ちの間に選考を辞退するという手もあります。

辞退をすると決めたら、電話かメールのどちらかで伝えることがベストです。伝え方のポイントとしては「感謝」と「謝罪」を忘れないようにしましょう

選考を辞退する際の例

お世話になっております。

先日面接をさせていただいた○○と申します。

お忙しい中大変申し訳ありませんが、選考を辞退させていただきたくご連絡いたしました。

今回は貴重なお時間を割いてくださり、ありがとうございました。

感謝と謝罪を忘れずに、心を込めた文章で辞退の意思を伝えてくださいね。

面接を辞退するときには失礼のないような言葉遣いと態度が不可欠です。辞退の文章に自信のない学生は次の文章も読んでおきましょう。
失礼のない面接辞退の方法とは? すぐに使えるテンプレ8選

結果待ちの間に学生が選考を辞退することはよくあることですか? 辞退をして怒られないか不安です。

小松 茂樹

プロフィール

本命企業から内定をもらった応募者による辞退は多い

結論から言えば、結果待ちの段階で選考を辞退するケースは決して少なくありません。本命企業や志望度の高い企業から内定をもらった場合は、早々に辞退することがあります。

どのみち入社する意思がないのであれば、早めにその意思を伝えた方がお互いにとって良いと言えます。報告が早いほど、企業も内定者数の確保に向けて計画の立て直しができるからです。

とはいえ、あなたに期待をしていた場合、企業の担当者は怒るということはなくてもガッカリはするかもしれません。たとえ途中で辞退することになったとしても、それまで選考を進めてくれたことに感謝を述べつつ、辞退の理由は誠実に正直に伝えましょう。

企業としても辞退される理由は把握しておきたいものです。なお、「御社が第一志望です」と調子の良いことを言っておきながら途中で辞退するとなれば、企業側も大いに困惑します。

面接の段階からできるかぎり誠実な回答をしておくことが必要です。必ずしもその企業が第一志望でなかったとしても、魅力的な人であれば採用したいと思うものです。

面接の振り返りをする

面接ごとに精度を上げ、自分が目指している企業から内定がもらえるようにするためにも、面接の振り返りはぜひおこないましょう。反省点をしっかりと理解していないと、次の機会でも同じミスをしてしまう可能性が高くなってしまいます。

面接の振り返りの際に意識するべきポイントは、以下を参考にしてくださいね。

面接の振り返りの際に意識するべきポイント

  • 話す速さや声の大きさは丁度良かったか
  • 正しい言葉遣いで話せていたか
  • 丁度良い長さで回答できていたか
  • 質問に対する回答になっていたか
  • アピールしたいことが伝えられたか

もし改善点があれば、「改善点を直すためのアクションプラン」を考えましょう。改善点を見つけて終わりでは、正しい面接の振り返りとは言えません。次に同じ失敗をしないためにはどのような対策をするべきかということまで考えるようにしましょう

39点以下は危険!就活の弱点を克服するために今すぐ診断しよう

就活では気をつけるべきことが多いです。いざという時に「その対策はしていなかった…」と後悔したくないですよね。

後悔せずに就活を終えたい人は、今すぐ「就活力診断」で診断しましょう。たった30秒であなたの弱点を判定し、これからするべき就活対策がわかるようになります。

無料で使えるので今すぐ診断し、就活で後悔しないようになりましょう!

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結果待ちの間に他社の就活を進める

合否が気になる気持ちはわかりますが、あなたが結果を待っている間にも、ライバルは選考対策を進めています。もし選考が進んでいるほかのエントリーがあるなら、そちらの準備に集中しましょう。

また、現在結果待ちの企業しか受けていない場合は、不採用だったときに備えて企業選びを始めておいた方が良いかもしれません。自分の納得のいく企業から内定をもらうまでは、就職活動は続くのです。

内定がない状態の就活の進め方は、以下の記事で詳しく解説しているので、焦らず参考にしてくださいね。
無い内定からの逆転法|必須の対策からNG行動まで徹底解説

アドバイザーコメント

就活は同時並行! 結果を願いつつも就活を進めよう

行きたいと思う企業にエントリーしている以上、結果が気になるのは当然のことです。

とはいえ、一社の結果が出るまでほかのことに手がつけられないという状況では、限られた期間に同時並行で選考が進む就活を進めていくことは難しくなります。

良い結果が出るよう願いつつも、ただそわそわと待つだけでなく、しっかりと就活を先に進めることが大切です。

仮にご縁がなくても前向きに切り替えることが重要

次の面接の機会が得られたら、前回うまく答えられなかった質問があれば次はうまく返せるように準備しておきましょう。ご縁がなかったら、「企業研究不足だった」「話が長かったのかもしれない」と改善点を振り返り他社の選考に臨んでください。

ここで大事なのは、くよくよと「ああすれば良かった」と落ち込むのではなく、「次はこうしよう」と建設的な方向に頭を切り替えることです。

最終的に、就職できるのは1社です。選考は通過点と捉え、ここで働きたいと思える企業に必ず出会えると信じて、一日一日、次に向かってアクションを起こしていきましょう。

面接の結果がメールで届いたらどう対応する?

面接の結果に応じた対応法

  • 合格:感謝の気持ちを込めて返信しよう
  • 不合格:思い入れが強いなら返信しよう

面接の結果を知らせるメールが届いた場合、返信の必要性は結果によって変わります。

合格の場合、次の選考に関する日程調整に進むケースが一般的ですが、不合格の場合は企業から選考終了の旨を伝えられます。届いたメールの内容によってどう対応するかを考えましょう。

合格:感謝の気持ちを込めて返信しよう

面接を通過した場合、企業から「選考を通過しました」といった旨のメールが届きます。メールの内容を確認したら、すぐに返信をしましょう。結果連絡をもらったことへの感謝を述べたうえで、次の選考の日時などが書いてあれば、確認の意味で記載しておくと親切です

面接官の印象に残るためには、前回の面接で自分が感じたことを本文に加えるというのが効果的です。具体的には以下の2つを意識して書くと良いでしょう。

合格メールの返信に盛り込むと良い2つの要素

  • 面接でこちらの質問に対して面接官が回答した内容を聞いて感じたこと
  • 会社の中に入ってみて感じた雰囲気

自分が感じたことを書いて感謝の文章につなげることで、ほかの学生と差別化を図ることができます。具体的なメールの例文は記事の後半で解説するので、参考にしてみてくださいね。

不合格:思い入れが強いなら返信しよう

不合格の場合、基本的に不採用通知に返信は不要です。不合格のメールには返信しなくても失礼ではありません。

しかし、返信してはいけないというルールもないので、どうしても自分の気持ちに整理がつかない場合は返信しても構いません。特に結果が変わるわけではありませんが、熱意や感謝の思いを伝えることで、自分の気持ちを整理することもできるでしょう。具体的な返信の書き方の例は、合格の場合と併せて記事の後半で説明します。

結果は不合格でしたが、お世話になった社員がいます。返信するべきですか? 

遠藤 美穂子

プロフィール

感謝を伝えたいなら言伝を書き添えよう

不合格の結果を知らせるメールが人事部の採用担当者から来た場合は返信は不要です。

しかし、お世話になった人に感謝を特に伝えたいのであれば、「〇〇様にどうぞよろしくお伝えください」と書き添えて返信しても良いでしょう。

同業他社に入社したり、転職したりして、いつか何かの仕事で一緒になることがあるかもしれません。そのときに成長した姿を見せられると良いですね。

合否が不安な時ほど要注意! 他人の情報に惑わされないようにしよう

合否が不安な時ほど、ほかの学生の情報を調べたり、インターネットの情報を鵜呑みにしたりしてしまうものです。しかし、企業からの公式な合格発表でない限り、第三者からの情報は何の信憑性もありません。合否が不安なときほど、一度落ち着いて自分の状況を冷静に判断するようにしてください。

ここからは合否が不安なときによくある悩みについて、考え方や対処法を解説します。

すでに結果連絡がきている人をネット上で見かけた

インターネットは個人が匿名で発信できるため、事実とは異なる情報を発信している学生もいます。特に就活の合否に関する情報については企業からの連絡や公式の情報以外は、信憑性のある情報として受け取らない方が良いでしょう。

顔も知らない第三者の情報に振り回されないように、インターネットの情報はあくまでも参考程度にとどめておくべきです

面接の合格・不合格フラグが気になってしまう

面接では、面接官が「合格フラグ」「不合格フラグ」と呼ばれるサインを出すことがあると言われています。

しかし、合格フラグが出ていても落ちることはあります。その逆も然りです。また、最終的な決定権者により合否が覆るケースもあります。面接中の「フラグ」があてにならないケースが数多く存在することは覚えておきましょう。仮に面接中に「不合格フラグ」が出ていても、あまり気にせず最善を尽くすことがベストです。

「これって不合格かも?」などと選考中に不安を抱いた場合は、以下の記事で不合格フラグといえる状況を解説しているので、併せてチェックしてください。
面接の合否サイン32選! 落ちたサインを出されたときの対策も解説

アドバイザーコメント

インターネットの情報は個人の見解が強いので参考程度に留めよう

就活中はいろいろな情報が気になるかもしれません。そもそもネット上の会社の評判や先輩からの経験談などは、会社選びの段階から耳にすることも多いでしょう。影響を受けているかもしれませんが、こうした個人の見解による情報には注意しなければなりません。

なぜなら、インターネットの情報は客観的ではないうえに情報の根拠がないからです。さらに、あなた個人には当てはまらない可能性が高いです。

たとえば、先輩が「この会社は人間関係が悪い」と言ったとしても、それは会社が原因ではなく、その先輩の対人関係能力が低いだけかもしれないのです。

合否に関する情報も個人や地域によって異なるので要注意

では、合否に関する情報や他人の結果などはどうでしょう。これも個別によって状況が異なるので、あなたに当てはまる可能性は低くなります。企業側は選考スケジュールを五月雨式に組んでいて、同時期に説明会と一次試験と二次試験を並行しておこなうことなども当たり前にあります。

全国採用の場合は特に地域によって1カ月以上日程が違ったり、面接官も違ったりします。いずれ結果はわかるものなので、不確定な情報を気にしてネガティブな感情や思い込みを持つのは何のメリットもありません。

通知予定日を過ぎ、かつ2週間以上連絡が来ない時は面接結果を問い合わせてOK

結果の連絡が遅いと、つい不安になったり焦ってしまいますよね。

しかし、通知予定日を過ぎ、かつ2週間以上連絡が来ない時は面接結果を問い合わせても構いません。落ち着いて以下のように対応しましょう。

2週間以上連絡が来ない時の対応

・選考連絡の期日が指定されている場合は、その日まで必ず待つ
期日を伝えられている場合は、その期間は待つようにしましょう。企業によっては期日よりも早めに連絡をくれるところもありますが、期日が決まっているのであれば期日が終わるまでは待つのもマナーです。 

・面接から2週間以上経つ場合は問い合わせてみる
連絡期日が指定されていなかったり、聞くタイミングがないまま、最終面接から2週間以上経つ場合は企業に問い合わせてみても構いません。問い合わせの際はマナーを守って誠実な対応を心掛けてくださいね。

メールと電話で共通する重要なポイントは、面接結果を直接問い合わせるのではなく、合否連絡の期日を伺うようにすることです。急かすような態度で担当者に不快な思いをさせないように注意しましょう。

電話での問い合わせ例

電話での問い合わせの場合、まずは新卒の採用担当者とつないでもらう必要があります。大きな会社の場合、窓口に取次の担当者を置いていることがほとんどなので、まずは次のようにたずねてみましょう。

電話での問い合わせ例

お忙しいところ恐れ入ります。私、御社の新卒採用に応募しています〇〇大学の〇〇と申します。人事部の〇〇様はいらっしゃいますか?

担当者につないでもらった後は、「結果連絡がいつになるのか」という要件を端的に伝えます。企業の担当者と話す際には以下のポイントを押さえておくと、好印象につなげることができますよ。

電話での問い合わせで意識するべきポイント

  1. 要件は簡潔に伝える
  2. 早口にならずハキハキと話す
  3. 正しい敬語を使う
  4. 適宜メモを取る
  5. 重要事項は復唱する
  6. 最後は相手が電話を切るまで待つ

担当者につながった場合

担当者につながった場合

お世話になっております。

御社の新卒採用にて、◯月◯日に面接を受けさせていただきました、▲▲と申します。

先日は、お忙しい中面接の機会をいただきありがとうございました。

1週間ほどで結果をご連絡いただけるとのことでしたが、まだ確認できていないため、連絡いたしました。

お忙しいところ大変恐縮ですが、面接結果につきまして、何日頃に通知を予定されているか、ご教示いただけますでしょうか。

小松 茂樹

プロフィール

上記の例文は、面接のお礼から入っていて好印象です。ただし、自分の見落としの可能性もゼロではないので、もう少し慎重にたずねる聞き方の方がベターです。

「1週間ほどで結果をご連絡いただけるとのことでしたが、当方で確認した限りでは、あいにくまだ結果をいただいていないようです。

恐れ入りますが、いつ頃ご回答をいただけるか目安を教えていただけませんでしょうか。入れ違いにてすでに結果を送付いただいているようであれば、ご容赦くださいませ」などといった伝え方が良いでしょう。

担当者につながらなかった場合

担当者につながらなかった場合

取次:申し訳ございません、〇〇は外出しています。

学生:それでは、改めてお電話します。〇〇様は何時頃お戻りになりますか?

取次:〇時頃には戻るかと思います。

学生:ありがとうございます、〇時ごろにまたお電話します。

取次:かしこまりました。〇〇にそのように申し伝えます。

学生:お忙しい中ありがとうございました。それでは、失礼します。

遠藤 美穂子

プロフィール

上記の例文は、改めてこちらからかけ直すという姿勢も、結びの「お忙しい中〜」という言葉も好印象です。

「面接結果の問い合わせでお電話いたしました」というように、電話の用件についても先方に伝えておくと良いでしょう。

メールでの問い合わせ例

多くの学生の採用を進めていることから、担当者は多忙でいつでも電話に出られるとは限りません。企業側の都合を考えると、メールの確認は場所や時間に縛られることがないため、電話よりも好まれる場合が多いといえます

企業の担当者にメールを送る際には以下のポイントを押さえておきましょう。

企業にメールを送る際のポイント

  1. 件名には面接日時・大学名・名前を明記する
  2. 相手の会社名・部署・名前を明記する
    (部署や名前がわからないときは人事部採用担当者様と省略可)
  3. あいさつと大学名・名前を名乗る
  4. 面接への感謝を伝える
  5. 面接結果ではなく、合否連絡の期日を伺う
  6. 相手に手間をかけてしまうこと配慮し、丁重にお願いをする
  7. 最後の署名部分に名前、大学名、電話番号、メールアドレスを明記する

面接で期日を確認していない場合

送信メッセージ

TO〇〇〇〇@theport.jp

CC

件名面接の結果につきまして/○○大学経済学部 港 太郎

○○株式会社 人事部
採用担当○○様

お世話になっております。
○○大学経済学部の港 太郎です。

先日は面接の機会を賜り、誠にありがとうございました。
○月○日に面接に伺ったのですが、合否結果につきまして
いつ頃ご連絡をいただけるか教えていただくことは可能でしょうか。

本来は面接時に確認すべきところを、
私の不注意でこのようなメールを差し上げることとなり、誠に申し訳ございません。

ご多忙のところにこのような連絡を差し上げて誠に恐縮ですが、
お手すきの際にご連絡いただけると幸いです。

お忙しいところ、大変恐縮ではございますが、
何卒よろしくお願いします。

――――――――――――――――
港 太郎(みなと・たろう)
○○大学経済学部○○学科○年
携帯電話:080-☓☓☓☓-☓☓☓☓
メール:minato@☓☓☓☓☓☓.ab.jp
――――――――――――――――

渡部 俊和

プロフィール

上記の例文にある「お忙しいところ」の一文は、前の「ご多忙のところ」と重複しているので不要です。

この一行を削除しておけば、簡潔でくどくない文面で良いと思います。連絡がないことも面接時の確認ミスとしているので、相手に失礼もありません。

面接で期日を確認している場合

送信メッセージ

TO〇〇〇〇@theport.jp

CC

件名面接の結果につきまして/○○大学経済学部 港 太郎

○○株式会社 人事部
採用担当○○様

お世話になっております。
○○大学経済学部の港 太郎です。

先日は面接の機会を賜り、誠にありがとうございました。

○月○日の面接にて、○日までに
結果をご連絡いただけると伺ったのですが
現時点でお返事を頂戴しておりません。

お忙しいところにこのような連絡を差し上げて誠に恐縮ですが、
何日頃に通知を予定されているかをご教示いただけますでしょうか。

ご多忙のところ大変恐縮ですが、
お手すきの際にご連絡いただけると幸いです。
何卒よろしくお願いします。

――――――――――――――――
港 太郎(みなと・たろう)
○○大学経済学部○○学科○年
携帯電話:080-☓☓☓☓-☓☓☓☓
メール:minato@☓☓☓☓☓☓.ab.jp
――――――――――――――――

小松 茂樹

プロフィール

上記の例文は、クッション言葉を用いて丁寧に書けていて、とても好印象です。

このままでも問題ありませんが、誤って迷惑メールに振りわけられたり、誤操作でメールを消してしまった可能性に備えるため、「すでにいただいている場合にはご容赦ください」と加えておくとなお良いでしょう。

企業に向けたメールにはさまざまな返信パターンがあります。次の記事では書類選考結果の返信メールの例文を解説しているので、こちらも参考にしてみてくださいね。
返信次第で悪印象? 書類選考結果の返信メールを例文付きで解説

面接結果を問い合わせるときのマナー

面接結果を問い合わせるときのマナー

  • 営業時間内に連絡をする
  • 謙虚な姿勢で問い合わせる

企業に問い合わせメールを送るときは、失礼がないようにマナーを守ることが大切です。企業が選考を進めている最中である可能性も十分に考えられるため、決して担当者に不快な思いをさせないように最低限の配慮はするようにしましょう。

ここからは、学生が面接結果を問い合わせるときのマナーについて解説します。しっかりとマナーを守って、企業に失礼のないようにしましょう。

営業時間内に連絡をする

連絡する時間帯の目安

企業へ面接結果を問い合わせるときは、必ず営業時間内に連絡をしましょう。メールも営業時間内での送信が理想ですが、特に電話の場合は注意が必要です。

始業・就業時間の前後1時間と昼休憩の1時間は避けましょう。上の画像を参考に電話をかけてくださいね。

始業が早い・遅い企業もあるので、かける時間に迷うようであれば、企業のWebサイトで就業時間を確認しておくと安心ですよ。

さらに、時間だけでなく、曜日にも注意が必要です。土日祝日を避けることはもちろん、月曜日や週終わりの金曜日には、業務が忙しくなる企業もあります。電話をかけるときは、企業に負担がかからない曜日や時間帯を選ぶことがマナーです

謙虚な姿勢で問い合わせる

企業に面接の結果について問い合わせるときは、あくまで謙虚な姿勢で問い合わせをしましょう。注意点としては、くれぐれもこちらから「結果」を問い合わせるのは控えてください。企業側も選考に長い時間を割いて検討してくれているところへ催促をすることになり、失礼になります。

問い合わせをするときは、例文で解説したように「いつ連絡がもらえるのか」という旨を送りましょ。返答がないことを責め立てるのではなく、お伺いを立てるニュアンスを意識してみてください。

樋口 智香子

プロフィール

電話で問い合わせをした場合、結果を企業側で確認した後に改めて連絡が来ることがほとんどです。しかし、場合によってはその場で結果を伝えられることがあります。

採用・不採用のどちらを告げられても感情が動きますが、大人としての落ち着いた返答を心がけましょう。

採用時に歓声を上げたり、不採用時に落胆の声を出すのは避けたいものです。

面接の合否連絡が遅いときは2週間を目安に問い合わせてみよう

面接の合否連絡が遅いことを、不安に思っている学生は少なくありません。

しかし、結果が不安な時こそ堂々と構えてやるべき対策を着実に進めることが大切です。就活に割くことができる時間は有限。不安な気持ちに呑み込まれるだけでは、ライバルと差がついてしまいます。

また、結果連絡のタイミングを企業に聞くことそのものは、失礼に当たる行為ではありません。面接の合否連絡が遅いときは2週間を目安に、マナーを守って企業に問い合わせてみてくださいね。

アドバイザーコメント

「合否の連絡をする」と言われた期間を過ぎたら連絡してみよう

エントリーシート(ES)が通過して、ようやく面接の機会が得られ、緊張しながら結果を待っていると時間が経つのが長く感じられますよね。志望度の高い企業であれば、なおさら結果が気になってしまうでしょう。

面接の終わり際に「次のステップに進まれる場合はご連絡します」と言われたら、合否の連絡が来ない可能性もありますが、「結果につきましては一週間以内に必ずご連絡します」と言われたら、一週間待って連絡が来ない場合は問い合せても失礼に当たりません。

仕事でも、気が重い電話をかける場面がいつか出てきます。社会人になる準備として、ぜひ緊張を乗り越えて連絡を取ってみてください。

合否の結果が出るまでは次の選考の準備をしながら待とう

悔いのない面接になるようしっかり準備して本番を終えたら、結果が出るまでボールは企業側にあります。

結果を待つ間は、次につながる行動をとると気持ちも整理できます。質問と答えを振り返ったり、次回うまく答えられるように調べるべきものを調べたり、ほかの企業にエントリーしたりするなど、気持ちを切り替えて前に進んでいるうちに良い結果が出てきます。頑張ってくださいね。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了
全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-220824001-02942)
国家資格キャリアコンサルタント

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