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グループワークで発言しない人はどう評価されますか?

就職活動のグループワークで、周りの学生が積極的に発言している中で、なかなか自分の意見を言えず、ほとんど発言しないまま終わってしまうことがあります。自分としては、発言する内容を熟考しているつもりなのですが、結局タイミングを逃してしまいがちです。

グループワークでは、発言しない人はやはり評価されないのか教えていただきたいです。

もしそうだとしたら、発言量を増やすために何か効果的な方法や、発言が少ないなりに貢献できるポイントがあればアドバイスをお願いします。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント

久野 永理

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考え込む前にまず提案! 議論のきっかけを作ろう

グループワークで発言できないのは、話の内容を深く考えすぎて、発言のタイミングを逃してしまうことが原因の一つかもしれません。

そのような場合は、自分一人で完璧な結論まで考え込まずに、まずは「このようなことを考えているのですが、どうでしょうか」と、アイデアの種を投げてみてください。

あなたの提案をきっかけに、グループ全体で議論を深めていくことができます。コミュニケーションの第一歩として、考えの途中でもかまわないので、発言してみることを心掛けてください。

発言ゼロはNG! 全体の態度も評価の対象になる

まったく発言がないと、どうしても「参加意欲が低い」「協調性がない」と評価されてしまう可能性があります。

しかし、採用側は発言の回数だけを見ているわけではありません。

他人の意見を真剣に聞く姿勢や、議論のなかでメモを取るなどの振る舞い、議論に貢献しようとする意欲も含めて、総合的に評価しています。

発言が苦手でも、態度で示すことはできます。

国家資格キャリアコンサルタント/国家検定2級キャリアコンサルティング技能士

平野 裕一

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発言しないと評価は難しいと考えよう

グループワークで発言しない人は、その発言内容を評価されることはありません。

採用担当者は、思考力やコミュニケーション能力、主体性などを発言を通じて評価するため、ほとんど発言がないとネガティブな印象につながる可能性があります。

グループワークでは見える貢献が鍵になる

採用担当者は、限られた時間のなかで、あなたの思考プロセス、コミュニケーション能力、協調性、主体性、課題解決能力などを総合的に評価しています。

これらの要素は、発言を通じて明確に伝わるからです。発言が少ないと、あなたの貢献度を測る術がなく、「議論に貢献していない」「主体性がない」といった評価につながりかねません。

発言量だけが重要なのではなく、質とタイミングを伴った発言が評価されます。

私の過去の支援でも、以下を案内してきました。

発言が少ないなりに貢献する方法としては、傾聴と議論の整理(例:「〇〇さんの意見と〇〇さんの意見をまとめると、Aという方向性が見えてきますね」)

質問による議論の深掘り(例:「〇〇さんの意見は素晴らしいです。具体的にどのように実行されますか?」)

時間管理や役割意識の発言(例:「残り〇分ですが、現状の議論ではこの課題が残っていますね」)

そして非言語コミュニケーション(頷きやメモ取り)があります。

発言量を増やすためには、議論の冒頭で発言するファーストペンギンになる、小さな発言から始める、具体的な型を用意しておく、論点整理の準備をする、時間配分を意識して発言タイミングを測る、事前準備を徹底するといった具体的な方法が有効です。

発言は、単なる義務ではなく、チームの目標達成への貢献です。

熟考した内容をアウトプットし、小さな発言からでも積極的に議論に参加することで、あなたの思考力や協調性、主体性をアピールし、グループワークでの評価向上につながります。

グループワークの具体的な内容や評価ポイントなどについては以下の記事で解説しています。初めてグループワークに参加する人や、なかなか攻略できていなく悩んでいる人などはぜひ参考にしてください。

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