この記事のまとめ
- グループディスカッションは時間配分の比率を考えて進めよう
- 時間配分のコツをつかんでその場を冷静に対処する方法を解説
- イレギュラーな状況での時間配分方法も押さえて臨機応変に対応しよう
集団で意見交換をした経験が少ない人のなかには、就活で参加するグループディスカッションに対して緊張や不安を感じている人もいるのではないでしょうか。
「時間配分ってどうやって決めたら良いの?」「話し合いのどの工程に時間をかければ良いかわからない」など、時間配分に特に不安を感じる人もいるかもしれません。
グループディスカッション内の限られた時間のなかで結論を出すためにも、時間配分は重要な役割を果たします。
この記事ではキャリアアドバイザーの野村さん、桒田さん、平井さんとともに、グループディスカッションの時間配分の方法やコツを解説します。時間配分術をしっかりと習得して、グループディスカッションを成功させましょう。
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グループディスカッションの時間配分には逆算思考が大切!
グループディスカッションでは、限られた時間のなかで質の高い結論を出すことが大切です。なぜなら、実際の仕事においても、限られた時間で最適な意思決定をおこなえるビジネススキルを求められるためです。
たとえば、「明日までに企画案を考えて」など、時間が限られた状況でチームとして結論を出さなければならない場面があるとします。この際も、最終的なゴールから逆算して時間配分をおこなうことで、効率的にグループディスカッションを進行させることが可能になります。
記事では、まずグループディスカッションの制限時間別に時間配分の目安を解説します。これを踏まえたうえで、グループディスカッションの進め方のコツや注意点を紹介するので、どちらも頭に入れたうえでディスカッションに臨むとスムーズに進めることができるでしょう。
さらにイレギュラーな場合での時間配分の方法まで紹介するため、もしもの場合でも冷静に対処できるようになります。グループディスカッションで成功するためにも、当記事を読んで万全な対策をしてください。
以下の記事でも基本的な流れを解説しているので、グループディスカッションが初めての学生はこちらも併せて確認してみましょう。
実践のコツ
グループディスカッションが初めての人必見! すぐに実践できるコツ
進め方
グループディスカッションの進め方|選考を通過する7つの極意
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20・30・40分の制限時間別! グループディスカッションの時間配分の目安
まずは、グループディスカッションの制限時間別の時間配分の目安について解説します。グループディスカッションの全体の時間を10としたとき、それぞれの項目の時間配分は以下のような比率を参考にするのがおすすめです。
時間配分の比率
- 役割分担と時間配分:0.5
- 前提条件と定義付け:1
- アイデア出し:3
- アイデアのまとめ:3
- 発表練習:1.5
- 余白時間:1
上記のように、最初の役割分担と前提条件の定義付けはできるだけ早く終わらせて、アイデア出しとまとめの項目に時間を使うようにしましょう。
また、話し合いがスムーズに進行できるとは限らないため、余白時間を作っておくのもポイントです。以下は、時間配分の比率をもとにディスカッションの時間配分の目安をまとめたものです。
20分 | 30分 | 40分 | |
---|---|---|---|
役割分担と時間配分 | 1分間 | 2分間 | 2分間 |
前提条件と定義付け | 2分間 | 3分間 | 4分間 |
アイデア出し | 6分間 | 9分間 | 12分間 |
アイデアのまとめ | 6分間 | 9分間 | 12分間 |
発表練習 | 3分間 | 4分間 | 6分間 |
余白時間 | 2分間 | 3分間 | 4分間 |
特に制限時間30分以上のようなグループディスカッションでは、話し合いの時間が長く取れる分、企業は発表の出来栄えも重視している傾向にあります。
そのため、アイデアをまとめたり発表の練習をしたりする時間を多めに取ることで、グループディスカッションの完成度を高めて評価につなげることができます。
短めなグループディスカッションの場合であっても、意見がまとまっているのかは重視されます。そのため、時間切れになった時点で意見がまとまっていなければ、話し合いの進め方が良くても評価につながりにくくなるため、仮説を立てるなど早めに結論を出して発表に向けた話し合いを進めていきましょう。
- 余白時間として取っていた分が本当に余った場合、どこに時間をかけるべきでしょうか?
余白時間の活用する場所はグループ内の課題によって異なる
もしグループとして最高の意見がまとまっても、企業に十分に伝わらずに印象を残せなければ意味はありません。はたまた、グループディスカッション全体で良い議論ができたとしても、全員で意見がまとまらなければ発表になりません。
このように、時間が余ったら何に使うかはグループによって異なります。そのグループの中で何が足りていないか判断し、そこを強化するために使いましょう。
総じて発表練習は後回しになりがちなので、意識的にプレゼンテーションの質を上げる作戦に出る手もあります。発表という形をとる場合、とにかく完成度を上げるべきは見せ方です。
これは発表練習に時間をかけるという意味ではなく、強く印象付ける発表をするにはどのような演出をすべきか、どのような言葉を使うかといったことも含まれます。
つまり余白時間をどう使うかという問題への対処も、グループの評価を大きく左右するといえるでしょう。
焦りは禁物! グループディスカッションの時間配分のコツ
グループディスカッションの時間配分のコツ
- 意見交換の時間を長めに確保する
- 全員が発言できる機会を設ける
- 発表の準備に時間をかけてプレゼンの質を高める
目安の時間配分を把握していても、実際のグループディスカッションでは初対面の学生と協力しながら話し合いを進めていく必要があるため、思うように話し合いが進まないこともあるかもしれません。
このようなグループ全体で焦りが生じた場合でも、時間配分のコツを把握しておくことで冷静に対処できます。ここでは、グループディスカッションでの時間配分のコツを解説するため、本番での成功イメージを膨らませながら確認しましょう。
意見交換の時間を長めに確保する
グループディスカッションでは、できるだけ多くの時間をアイデア出しに使い、議論の質を向上させることが大切です。
意見交換の時間を長く設定することで、メンバー間で異なる視点や経験を踏まえた多様なアイデアが集められ、結果的に発表内容の質を高めることにつながります。
さらに複数案が出てくることで、アイデア同士を組み合わせた新しい解決策を考案することも可能です。少ない意見のなかからテーマに対して結論を出すよりも、アイデア出しにしっかり時間を割いて複数の案を比較検討できたほうが、より適切な結論を導き出せるようになります。
しかし、ただ長い時間をかけて意見交換をすれば良いのではなく、時間を有効活用できるよう、アイデアが出たらその背景となる根拠も掘り下げるなど、質の高い意見を出し合うことが大切です。
まず短時間でメンバーの意見を引き出す工夫をしましょう。たとえば、順番に一人ずつ発言する、ペアで話し合って意見を出す、前の人の発言に連想することを足していくなどが挙げられます。
それでも進まないようなら、一旦課題の議論から離れて、現状のチーム内の進め方を議論してみるべきです。議論が進まないのは進行役の責任ではなくメンバー全員の責任と考えて、みんなで意見をまとめる意識を持てるようにしましょう。
全員が発言できる機会を設ける
グループディスカッションの時間配分のコツとして、全員が1回でも発言できるようにチーム全体で意識し合うことが大切です。決まったメンバーだけが発言を続けると、偏った思考になってしまい、新しいアイデアが生まれにくくなります。
とはいえ、なかには自発的に発言することが苦手な人もいるでしょう。そのため、時間配分をする際は「1人◯秒」と制限時間を設けて一人ずつ発言する時間を作るのも得策です。
また、話し合いの中であまり発言していないメンバーには、「◯◯さんはここまでの内容をどう思いますか?」などと名指しで聞くと、ここまで話し合いを静観していた人ならではの意見をもらえるかもしれません。
メンバー全員を巻き込みながら話し合いを進め、より良い結論を出したうえでアイデアのまとめの項目に移りましょう。
グループディスカッションなどのグループワークは、どんなところが評価されているのか気になる学生も多いと思います。以下の記事では、グループワークの評価基準を解説しているのでぜひ参考にしてください。
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グループワークは過程が重視されますので、進め方のコツを押さえることが重要です。グループワークの心構えや進め方だけでなく、グループワーク前にできる対策についてもキャリアコンサルタントが解説します。
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グループディスカッションに苦手意識がある人は、以下のQ&Aコンテンツを参考にして、グループディスカッションに臨む心構えから変えてみましょう。
発表の準備に時間をかけてプレゼンの質を高める

グループディスカッションでは、話し合いの後に参加者全員の前で発表をおこないます。どんなに良い結論が出ていたとしても、この発表の際に採用担当者に内容が十分伝わらなければ高評価を狙うことは難しくなります。
そのため、グループディスカッションでは話し合いの進め方に気を付けることはもちろん、最後の発表の準備に時間をかけることが大切なのです。
発表の準備をおこなう際、ただ話し合いで出た意見を長々と述べていくのは、要点がわかりづらいうえに、発表全体の時間も長くなってしまいます。
そのため、PREP法を意識するなど、話し合いで出した結論を簡潔にまとめることで、限られた準備の時間のなかでも効率よく発表内容をまとめることができるのです。
- 発表の質を上げるために、アイデアのまとめ時間よりも発表練習時間の比率を増やしても良いですか?
まずは結論の明確化とアイデアのまとめを重点的におこなおう
発表の質を上げるためには、「アイデアの整理」と「発表練習」の両方が重要です。
アイデア整理が不十分な場合、流暢で声の抑揚があっても、何を伝えたいのかわからず評価が下がります。
一方、発表内容がしっかり構成されていれば、プレゼンの練習時間が多少短くても、面接官に結論や論理が伝わりやすくなります。
したがって、まずは結論の明確化と発表の構成作りに重点を置くことが基本です。その後、残った時間でプレゼン練習をおこない、話し方や時間配分を調整しましょう。
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グループディスカッションの時間配分を考える際の2つの注意点
グループディスカッションの時間配分を考える際の2つの注意点
- 予備時間を確保しておく
- 時間配分の決定に時間をかけすぎない
ここまではグループディスカッションの時間配分におけるコツを解説してきましたが、併せて注意しておきたいポイントがあります。
この注意点を見落としてしまうと、グループディスカッションの途中で話し合いの時間が足りなくなり、ディスカッション全体が失敗に終わってしまう可能性があるのです。
ここでは、グループディスカッションの時間配分における2つの注意点を解説します。グループディスカッションの時間に関する部分の失敗を防ぎ、話し合いに集中できるように、しっかり注意点を把握しておきましょう。
①予備時間を確保しておく
グループディスカッションでは、その日初めて会う学生と話し合いを進めるわけなので、綿密に計画を立ててもなかなか意見がまとまらず、時間が押してしまうことも多々あります。
そのため、最低でもグループディスカッションの制限時間に対して1割程度は最初から余らせたうえで時間配分をおこなうことがおすすめです。
予備時間を確保しておくことで、時間が押して残り時間が少なくなっても、焦って結論を出すといった失敗につながりやすい事態を避けることができます。
メンバー間でも、焦りが生じてしまうと質の高いアイデアが出てこなくなる可能性もあるため、心に余裕を持つためにも予備の時間は確保しておきましょう。
予備時間は最終調整に活用できるため、基本的には最後まで残すのが理想です。
ただし、議論が停滞した場合は、途中で予備時間を使用して進行を改善し、結論の質を高めるような柔軟な判断と選択も選考突破において重要ですよ。
②時間配分の決定に時間をかけすぎない
グループディスカッションが始まった直後に、各項目にかける時間を全員で話し合って決定しますが、この時間配分を決めるための工程に時間をかけないようにしましょう。
時間配分はあくまでも目安で決めるものであり、面接官からも時間配分の質まで見られることはほとんどありません。
そもそもグループディスカッションの目的は、出題テーマについて話し合い、結論を出すことであるため、時間配分をどうするかの話し合いに時間を使いすぎてしまっては、本来のディスカッションとは違うことを話し合っていることになります。
そのため、本来の目的とは違うことに時間をかけて、本当に進めるべき話し合いの時間が足りなくなっては元も子もないうえに、採用担当者からの評価にもつながりません。
何にどのくらい時間を使うのかをスムーズに決定するためにも、「アイデア出しでは◯分使う」などとあらかじめ制限時間のパターンごとに自分の中でイメージするようにして、時間配分を決める際に案としてすぐ出せるようにしておくのがおすすめです。
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前提を確認しておこう! そもそもグループディスカッションとは?
ここまでは時間配分のコツや注意点について解説してきましたが、改めてここでグループディスカッションがどのようなものなのか振り返ってみましょう。
そもそも就活におけるグループディスカッションは、インターンや本選考などの場で設けられる選考形式の一つで、企業側が提示したテーマについてチームで話し合いをおこなう選考のことです。出題テーマは業界や企業がおこなっている事業などによって異なります。
ディスカッションの時間配分についてしっかりイメージできていても、この出題テーマについて理解しておかなければ、時間配分以外の具体的な対策ができません。そこでここでは、グループディスカッションでどんなテーマが出題されるのか解説します。
グループディスカッションでおもに出題されるテーマ
グループディスカッションで出題されるテーマはおもに3つあります。加えて、テーマごとによくある議題も紹介しているので、それぞれでどのような内容が聞かれやすいのか把握しておきましょう。
出題されるテーマの種類 | 内容 |
---|---|
課題解決型のテーマ | 日本が抱えている問題などが出題されやすく、解決策を考えて提示する |
抽象型のテーマ | 正解がない問題で、個人の価値観が問われやすい |
選択型のテーマ | 選択問題で論理的な思考力が問われやすい |
以下では、テーマ別にどのような質問がされやすいのか具体例を挙げていきます。
課題解決型のテーマ
- 日本の少子高齢化を止める方法は何だと思いますか?
- コンビニの売り上げを2倍にする方法を考えてください。
- 女性の管理職が増やす方法は何だと思いますか?
- 世の中の交通事故を減らす方法を考えてください。
- 看護や介護業界の人材不足を防ぐ方法を考えてください。
抽象型のテーマ
- 「幸せ」とは何ですか?
- 無人島に1つだけ持っていけるとしたら何を選びますか?
- 今の社会では、女性と男性をどちらが得をすると思いますか?
- 人生をより豊かにする方法は何だと思いますか?
- 小学校の教育で見直すべきところはどこだと思いますか?
選択型のテーマ
- 初めての海外旅行でいくなら「タイ」か「シンガポール」か
- 働くうえで大切なのは「給料」か「働きやすさ」か
- 朝ごはんに食べるのにふさわしいのは「パン」か「ご飯」か
- 結婚に求める条件は「愛」か「お金」か
以下の記事では、グループディスカッションのテーマについてより詳しく解説しています。どんなテーマがきてもスムーズに対応できるように、しっかり対策していきましょう。
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グループディスカッションのテーマ50選|1人でできる練習法も紹介
グループディスカッションには5つのテーマの傾向があります。記事ではテーマの具体例と併せて1人でおこなえる効果的な練習法も紹介。キャリアコンサルタントの視点から、自信を持ってディスカッションに挑む方法を解説します。
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企業によってはディベートと呼ばれる形でグループディスカッションの選考がおこなわれる場合もあります。以下の記事を参考にしながら、ディベートの対策も進めましょう。
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グループディスカッションは、まれにディベート形式で実施されることがあるので対策が必要です。しかし、「どのようなテーマが出題されるのだろう……」「どんな対策をすれば良いのだろう……」と悩む人も多いでしょう。この記事ではディベートで頻出のテーマについて、キャリアコンサルタントのアドバイスを交えつつ解説します。
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上記の例の中でも、特に課題解決型のテーマは時事ニュースを取り上げられることが多いため、自分の意見をしっかり主張できるように以下の記事を参考にしましょう。
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例文10選|面接で最近のニュースを話すなら「自分の意見」が重要!
面接で最近のニュースを話すときには、自分の意見を持つことが大切です。最近のニュースについての回答方法や自分なりの意見を持つためのコツなどをキャリアコンサルタントが解説します。例文を交えて紹介するので、面接を突破する手掛かりにしてください。
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39点以下は要注意!
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グループディスカッションに必須の工程! 時間配分の2つの目的・必要性を確認
限られた時間のなかで質の高い結論を出すためには、適切な時間配分が重要です。時間配分を戦略的に活用して、ディスカッションの進行をスムーズに進めていきましょう。
ここでは、時間配分がなぜ必要であるのか改めて解説していきます。本番でこれから解説することを意識できると、目的意識を持ちながら効率的に議論ができるでしょう。
①議論内容の質の確保するため
限られたグループディスカッションの時間の中で質の高い議論をするためには、時間をかけるべき点とかけなくても良い点を見極める必要があります。
よくある事例として「時間が足りずにまとめが雑になってしまった」というエピソードがありますが、せっかくアイデアまで出せても、最後のまとめが雑になると「結論が不十分である」と面接官から判断される可能性もあります。
議論に力を入れることも重要ですが、グループディスカッション全体の質を上げるためにはどうすべきかという視点で時間配分を考える必要があるので、各フェーズごとに適切な時間を配分して、質の高い議論ができるようにしましょう。
時間配分が上手な学生の特徴は、議論の進行状況を常に把握し、適切なタイミングで声掛けができることです。
たとえば、「残り10分なので、結論の整理に入ろう」「〇〇さん、発言が2分越えてる。短くお願い! 」といった具体的な時間管理をおこない、全員が集中しやすい雰囲気を作れる人は、時間配分が上手な印象になりますね。
そもそもグループディスカッションに慣れていない場合、「どうやって進めたら良いのかわからない」という学生も多いでしょう。以下の記事では、グループディスカッションの役割について解説しているので、ぜひ参考にしてください。
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グループディスカッションの役割完全ガイド! 種類や役割の決め方も
グループディスカッションの役割は、自身の適性を理解して決めることが重要です。本記事ではグループディスカッションの役割をキャリアコンサルタントとともに解説します。各役割に向いている人も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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②議論をスムーズに進行するため
グループディスカッションのゴールは、みんなで話し合うことではなく一つの意見を出すことなので、そのためには適切に議論を進める必要があります。
たとえば、時間配分をせずにやみくもに議論を進めると、時間が迫っていることに気付けないため、話し合いが中途半端な状態で終わってしまう可能性があります。
また、グループディスカッションはメンバー全員が発言し、話し合いに参加できているかも重要視されるポイントですが、時間配分を怠ると話し合いにあまり参加できない人も出てくるかもしれません。
アイデア出しの途中で時間が残り少ないことに気付き、次の工程に移らざるを得なくなった場合、全員のアイデアが集められないこともあります。そうなれば採用担当者からも「チームワークが取れていない」ととらえられチーム全体の評価も下がってしまう可能性があります。
細かく時間を決めておかなくても話し合いを進めることはできますが、時間配分をするとしないとでは議論の質はもちろん、進めやすさも大きく違ってくるため、しっかり管理したうえでグループディスカッションを進めましょう。
時間配分そのものは直接の評価対象ではないですが、議論を円滑に進める調整力やチームの協調性の評価に関係する部分と見なされます。
面接官は、リーダーシップや柔軟な対応力、全員が発言しやすい環境を作る姿勢を重視しています。
グループディスカッションの練習方法がわからない学生も多いかと思います。以下の記事では、1人でも練習できる方法を解説しているためぜひ参考にしてください。
関連記事
グループディスカッションの練習方法を解説! 1人でもできる方法も!
面接の際、グループディスカッションが求められる企業もあります。グループディスカッションは練習していなければ、すぐに対応することが難しく、内定を撮り逃す可能性があります。この記事では、グループディスカッションの効率的な練習方法を、キャリアアドバイザーと詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
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面接官からの評価が点数でわかる! 本番に備えて面接力を測定しよう!
自分が面接官の目にどう映っているか、きちんと把握できていますか?
「面接力診断」では、あなたが面接本番でどれほどの力を発揮できるかを100点満点で測ります。
39点以下だと実力を発揮できていない可能性が高いです。診断結果から改善策を提案するので、本番に向けて対策しましょう。
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就活の専門家が解説! 出題テーマごとのおすすめの時間配分は?
ここまでで、時間配分の目安やコツ、2つの注意点を紹介してきました。グループディスカッションの進行のイメージがつかめた人もいるかもしれませんが、一方で「テーマ別に時間配分の方法は変わるの?」と思っている人も多いのではないでしょうか。
そこで、就活専門のプロであるキャリアアドバイザーの桒田さんから、出題テーマごとの時間配分の方法を解説してもらいます。ぜひ参考にしてくださいね。
アドバイザーコメント
桒田 里絵
プロフィールを見るテーマによって認識のすり合わせにかける時間配分が異なる
前述の通り、グループディスカッションのテーマは大きく3つのカテゴリーに分かれます。そしてそのカテゴリーによって時間配分は変わります。
グループディスカッションでは短時間で何らかの合意形成まで行き着き、その意見を相手に説得力をもって示さなければなりません。そのためには、人によって捉え方が違ったり意見に個人差が出やすいテーマは曖昧さを回避するための前提合意が必要となります。
まず「課題解決型」や「選択型」は曖昧さの少ないテーマです。たとえば「日本の少子高齢化を止める方法は?」において、日本や少子高齢化の解釈で意見が分かれることはなく、前提合意にかける時間は少なくなります。
抽象型のテーマは前提条件に時間をかけたほうが良い
しかし「抽象型」、たとえば「人生をより豊かにする方法は?」の場合、人生の豊かさとは何かについての見解がメンバー間で一致していなければ、それを実現する方法までたどり着かないため、まず人生の豊かさを定義するための前提合意に時間をかけます。
このように、テーマの抽象度によって時間配分は変わることを認識しておきましょう。
こんなときはどうする? イレギュラーな状況での時間配分術も紹介
しっかりグループディスカッションの時間配分の対策をしたとしても、予定通りに進まないことも十分に考えられます。そうした不測の事態でも冷静に対処することができなければ、グループディスカッションを突破することは難しいかもしれません。
そこで、最後にイレギュラーな状況に陥ったときの時間配分の方法を解説していきます。本番で焦らないようにしっかり読み進めてくださいね。
時間が余った・足りなかったとき
時間が余ったときは、基本的に次のフェーズへ進むのが得策です。長々と考え続けても良いアイデアが浮かぶとは限らないためです。
また、次のフェーズで想定時間が足りないこともあるため、まずは先へ進み、最後に時間が余れば、アイデアをブラッシュアップしたり、話し合いで足りなかったことを話し合ったりしましょう。
一方、時間が足りないときは、現在の話し合いを半強制的に終わらせて次のステップへ進むようにしましょう。「ここは後◯分で終わらせて、次に進みましょう。」などとこまめに声を掛けることで、時間配分にメリハリが付き、議論が長引きすぎることを防げます。
また、時間配分の予定より遅れている場合は、再度残っている時間で配分を設定し直して、遅れを取り戻すようにしましょう。
時間が足りなくなるグループは、今何を話すべきかをメンバー全員が把握できていない場合が多いです。
議論をスムーズに進めるためには、発言をお互いに要約し合ったり、随時「今の論点」を整理して共有する交通整理役を意識的に担うなど、議論と議論の進め方の両方に見る目を持ちましょう。
人数が多い・少ないとき
グループディスカッションのメンバーの人数が多い場合は、一人ひとりの発言時間を意識しながら、時間配分していくことが大切です。1人の発言時間が長いと、ほかのメンバーの発言機会がなくなり、アイデアの多様性や質が落ちる可能性があります。
一方、メンバーが少ない場合は、少ないからこそ一人ひとりの参加が重要になります。メンバーが少ないからといって、一人ひとりの発言時間を長くすれば良いわけではありません。
メンバーが少ない場合、沈黙の時間も目立ちやすいため、特に司会やタイムキーパーなどの役割を担う人は「ほかにアイデアはないですか?」などと呼びかけるだけでなく、率先してアイデアを出す姿勢を示しましょう。
「◯◯さんの意見に付け加えると、私はこう思います」など、少ないアイデアのなかでも意見をつなぎ合わせることを意識すると、少人数のグループでも全員で質の高い議論をおこなうことができます。
人数が多い場合、アイデアはたくさん出やすいですが、多様な意見が出るとそれをまとめることが難しくなるため、まとめる時間を多く取ることがおすすめです。
人数が少ない場合、逆に意見のバリエーションが少なくなりがちです。アイデア出しに十分な時間を取りましょう。
同じグループの中で発言をしようとしないメンバーがいると、グループ全体がマイナス評価になるのではと不安になりますよね。そのような人がいた際の対処法を知りたい人は、以下のQ&Aを参考にしてみてください。
面接の不安を解消! 本番前に面接力を測って弱点を発見しよう
不安を抱えたまま面接本番に臨むと、面接官に好印象を残せず、内定が遠のいてしまう可能性があります。
そんなときこそ「面接力診断」を受けましょう。
簡単な質問に答えるだけで自分の弱点がわかり、改善方法も提案してもらえます。ぜひ活用して面接を突破してください。
- 近く面接本番を控えている人
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- 過去の面接で力を発揮しきれなかった人
グループディスカッションはコツを押さえた時間配分で選考突破しよう!
グループディスカッションの時間配分は、意見交換の時間を長めに確保して、全員に発言の機会を設けるように時間を調整することで、質の高い議論や結論を出せます。
時間配分だけを調整するのではなく、適宜進行がスムーズに進むように声掛けをしたり、積極的に発言したりしてチーム全体を引っ張っていきましょう。
この記事を読み込んで自信を持ってグループディスカッション選考に挑みましょう。
アドバイザーコメント
野村 芳克
プロフィールを見るグループディスカッションは各フェーズごとに適切な時間配分をしよう
くり返しになりますが、グループディスカッションでは時間配分が議論の質や結論に大きく影響します。
まず、逆算思考を用いて最終目標を明確にし、各フェーズに必要な時間を配分することがとても重要です。特にアイデア出しや議論のまとめに十分な時間を割くことができれば、質の高い結論が得られます。
また、予備時間を確保して議論の停滞や時間不足への備えをすることも成功の鍵といえるでしょう。全員が発言できる環境を作り、偏りのない議論を進めましょう。進行が停滞した場合には、迅速に次のフェーズへ移行し、柔軟に対応することも必要です。
発表準備では、結論をわかりやすく伝えるためにPREP法を活用すると、わかりやすく説得力のある説明が可能となります。
時間配分でチーム全体をまとめて面接官へアピールしよう
時間配分の工夫やチーム全体を引っ張る積極性は、面接官の評価ポイントにもなります。この記事で紹介したコツや注意点を活かし、事前練習を重ねることでスキルは必ず向上します。
グループディスカッションは努力次第で大きく成長できる場です。自信を持って挑み、選考を突破してください!
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/産業カウンセラー
Atsuko Hirai〇ITメーカーで25年間人材育成に携わり、述べ1,000人と面談を実施。退職後は職業訓練校、就労支援施設などの勤務を経て、現在はフリーで就職・キャリア相談、研修講師などを務める
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/キャリアシンク・オフィス代表
Yoshinori Nomura〇IT業界・人材サービス業界でキャリアコンサルタントの経験を積む。培ったノウハウをもとに、その後はNPO支援団体として一般企業人の転職相談・就活生への進路相談を担う
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/キャリア・デベロップメント・アドバイザー
Rie Kuwata〇2018年にキャリアコンサルタントとして独立。企業対象の研修講師や各学校でのキャリアカウンセラーを経てハローワーク就職支援ナビゲーターを務め、年間約3,000名の相談を受けている
プロフィール詳細