Q

ウエディングプランナーのやりがいを知りたいです。

最近初めて結婚式に参加したことで、ウエディングプランナーに興味を持ちました。多くの人に幸せな時間を届けられる点にすごく魅力を感じたのですが、ウエディングプランナーとして働いている人は、どういったところにやりがいを持っている人が多いのでしょうか?

それと、ウエディングプランナーの仕事内容についても詳しく知りたいです。衣装選びや結婚式のプランの提案などなんとなくイメージはつきますが、知らない部分もまだ多いと思うので教えていただきたいです。

4人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

ベストアンサー

キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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「人を幸せにしている」という実感がやりがいになる

ウェディングプランナーは、結婚式の企画をする仕事です。

カップルの希望や予算に合わせた結婚式を作り上げるわけですが、限られた予算や条件の中で「クライアントとなるカップルの満足度を最大限高めるにはどうしたら良いか」を相談しつつ、また各関係者と調整しながら結婚式を作り上げていきます。

ウェディングプランナーの最大のやりがいは、カップルが本当に幸せそうに喜んでいる姿を見ている瞬間に「ああ、やっててよかった」と思えることではないでしょうか。

つまり「人の幸せ」を生み出すことに役立てているという実感や、それを試行錯誤しながら生み出す創造的な要素も強いため、クリエイティビティを発揮することもやりがいとして挙げられるかと思います。

人のために動くことが苦にならない人に向いている

実際の仕事内容としては、カップルがどのような希望を持っているのかを引き出すカウンセリングや、希望や予算に合わせた式場やプランの提案、式場や花屋、カメラマンなど関係各者への連絡、結婚式までのスケジュール管理、結婚式当日のアテンド(付き添い)などが挙げられます。

ウェディングプランナーに向いている人の第一条件として、人のために動くことが苦にならない性格が挙げられます。また、結婚式には大勢の人がかかわるので計画通りに物事が進まないことも多々あり、臨機応変な問題解決能力やストレス耐性も必要になります。

決して楽な仕事ではありませんが、苦労が多い分喜びややりがいも大きくなるといえるでしょう。

人を笑顔にする仕事はこちらの記事で詳しく解説しています。人を笑顔にする仕事への就き方や志望動機の回答の作り方を解説しているので、参考にしてくださいね。

臨機応変な対応やストレス耐性をみるために、圧迫面接をする企業も存在します。もし圧迫面接に遭遇したらどう対処すべきなのか、こちらのQ&Aでキャリアアドバイザーが回答しています。

キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士

瀧本博史

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幸せな瞬間を間近で見れるのが魅力の仕事

ウエディングプランナーの仕事は、多くのカップルにとって人生の一大イベントである結婚式の成功を導く役割を担います。この仕事の魅力は、まず第一に挙式予定のカップルやその家族の幸せな瞬間を間近で見ることができる点にあります。

結婚式の一つひとつの瞬間はカップルにとっての大切な思い出となるため、それを形にする役割を持つウエディングプランナーのやりがいは計り知れません。

仕事は多岐に渡るので迅速に対応する柔軟性が求められる

具体的な仕事内容は、衣装選びや結婚式のプラン提案はもちろん、会場の手配や料理の選定、演出の提案、当日の進行管理など、結婚式にかかわるあらゆる要素のコーディネートが求められます。

また、挙式予定のカップルの要望をしっかりと受け止め、それを形にするための提案や調整も重要な業務となります。また、予期せぬトラブルにも迅速に対応する柔軟性も必要とされます。

ウエディングプランナーに向いている人は、人とのコミュニケーションが得意で細部にまで気を配ることができる人です。また、他者の幸せを自分のものとして喜ぶことができる感受性豊かな人にも向いています。

結婚式は多くの人の協力のもとに成り立っているため、チームワークを大切にできて、多様な人々とのかかわりの中で最高の1日を作りあげることができる人がウエディングプランナーとして成功するでしょう。

国家資格キャリアコンサルタント

山路 和博

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「人生最高の瞬間に立ち会う」やりがいを知ろう!

私の知る限りでは、 ブライダル業界やウェディングプランナーのやりがいとして多くの先輩が挙げるのは何といっても「顧客の一生に一度の大切なイベントにかかわれる」という点です。

大切なイベントだからこそ、顧客も「思い出に残る、幸せなものにしたい」「一生の思い出に残るものにしたい」という思いやこだわりをもっています。

そういった人たちの思いに長期間にわたって寄り添い、実現に向けてプロデュースしていく、そしてすべてをやりきったときには心から喜んでもらえる、そんな所がこの仕事の魅力であり、やりがいであると言えるでしょう。

華やかさの裏側にある厳しさも知ることも重要

一方で、当然ながら大変な部分もあります。

ウェディングプランナーも業界としてはサービス業です。

そのため、一般的なサービス業でも言われる「土日出勤は当たり前。企業や時期によっては長時間勤務が発生するケースもある」というサービス業の苦労は、この仕事でも存在すると私は認識しています。

実際、私のこれまでの指導経験のなかでも、ブライダル業界に憧れて入社したものの、「自身のワークライフバランスがとれない」「顧客からクレームをもらうこともありつらくなった」など、さまざまな理由で退職する人や現場から離れて事務などの別の部署に異動する人の割合も高いのが現状です。

ですから、私がみなさんにお伝えしたいのは、「顧客の一生に一度の大切なイベントにかかわれる」という点は大きな魅力ですが、だからこその苦労もあるということをしっかり理解したうえで、自身の志望度を吟味していただきたいと思います。

キャリアコンサルタント/むらや社労士事務所代表

村谷 洋子

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「ありがとう」が原動力となる感動を届ける仕事

ウエディングプランナーのやりがいについて、私の視点からお答えします。やはり私が考える最大の魅力は、人生で最高の瞬間に立ち会える特別感です。

新郎新婦の相談から見積もり、進行管理、当日のサポートまで一貫してかかわれるため、達成感もひとしおでしょう。

カップルの「ありがとう」や涙、笑顔を見られるのは、この仕事ならではの喜びだと私も感じています。

業界の変化も確認しながら将来を見すえた選択をしよう

一方で、大変な面ももちろんあります。たとえば、土日祝の勤務が基本で、家族や友人と休みが合わないことが大変だと聞くことも多いです。また私の経験上、結婚式当日のトラブルは当たり前のように起こります。

つまり、急病や機材トラブル、天候変化などを瞬時に判断し冷静に対応する力が求められるのです。そのうえで礼儀やマナーも厳しく問われる世界なので、きついと感じる人もいるかもしれません。

さらに、私が注視している業界の動向として、少子高齢化の影響で結婚式を挙げるカップル自体が減少傾向にあるという点が挙げられます。

こうした将来性を冷静に見る目も必要です。最近ではウエディング単体ではなく、葬祭事業(法要、終活)も手掛ける会社が増加しています。

そのため、みなさんに留意しておいて欲しい点として、場合によっては「葬祭部門」に配属される可能性があるということが挙げられるのです。必ず希望が通るわけではないため、その点を認識したうえで選考に臨みましょう。

とはいえ、素敵な仕事だということには変わりありません。厳しさも含めて覚悟を決めたうえで、ぜひ挑戦してほしいと私は考えています。

ウエディングプランナーを目指す際に、自己PRでコミュニケーション能力を強みとして伝えたいと考えている人はこちらの記事もチェックしてみてください。コミュニケーション能力のアピールでほかの学生と差別化をする伝え方を解説しています。

多くの社会人が「人の役に立つ」ことでやりがいを感じられています。こちらで、人の役に立つ仕事を多く紹介しているので、気になる人は参考にしてください。

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