Q
大学2年生
男性
情報系の学部は就職に弱いって本当ですか?
情報系の学部は一般的に就職に強いと思っていたのですが、「情報系の知識はどこの学部でも少なからず学ぶものだし、情報学部でおこなうプログラミングはお遊びで仕事に活かせないから意味がない。就職に強いと思っていたら大間違いでむしろ就職市場で弱いんだ」と親に厳しいことを言われてしまいました。
たしかに私の学部ではお遊び程度のプログラミングをしているということはわかっていますが、今後必ず必要となる知識の土台はできているわけだし、就職に強い方なんだろうと思っていたので衝撃を受けています。
実際、情報系の学部は就職に弱いのでしょうか? 印象を就活のプロからアドバイスいただきたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
情報系は就職に強い! 活かせるかどうかは行動次第
情報系の学部は決して就職に弱くありません。むしろ、これからの時代にますます求められる分野です。
おそらくご家族が言っていたのは、「情報系の学部にいるだけで就職が有利になるわけではないよ」という戒めだったのかもしれません。
たしかに、講義で触れるプログラミングが基礎レベルで終わってしまうと、「実務スキルが乏しい」と見なされることもあります。
でも、これはどの学部でも同じこと。たとえば経済学部にいても、経済の知識を活かして就職できるかどうかは、本人の取り組み次第です。
情報系の学生が評価されるのは、IT技術の土台がある、論理的思考に強い、学び続ける姿勢があるといったポテンシャルです。
加えて、授業外でのポートフォリオ制作、資格取得、インターン参加などの行動があると一気に強みになります。
評価されるのは学んだ内容よりどう活かしたか
企業は知識そのものよりも、どう使うかに注目しています。つまり、お遊びレベルを実践レベルに引き上げられるかどうかが鍵です。
今のあなたが「土台ができている」と感じているのは、とても大切な感覚。
そこに自信を持ちつつ、実務に近いアウトプットや学外活動を意識的に積み重ねていけば、情報系の強みは就活でしっかり活きてきますよ!
選択肢は多くスキルの面からも就職に強いといえる
情報系の学部が就職に弱いということはないかと思ってます。
親御さんがご指摘されているように、確かに基礎的な情報知識は、どの学部でも一般教養として学ぶものかもしれません。ですが、情報学部で学ぶプログラミングはより深く、物事の「仕組み」の部分から体系的に学んでいきます。
そのため、たとえばエンジニアのような職種や、機械関連の分野など、就職先の幅はむしろ広いと言えるかなと思います。学部で学んだことをダイレクトに活かすという観点でも、就職に強いと言えます。
情報学で培う思考力・解決能力は汎用的なスキルになる
それに加えて、情報学を学ぶ過程で得られる「論理的思考力」や「問題解決能力」といった抽象度の高いスキルは、本当にどの業界、どの職種でも活かせる部分です。
ですから、情報学部だからといって就職に弱い、ということはないと思います。
情報系学部卒におすすめの就職先は以下の記事で解説しています。「情報系学部で学んだことを活かしたい」「どのようにして仕事を選べば良いかわからない」と悩む情報系学部出身の人はぜひ参考にしてください。
関連記事
情報系の就職で押さえたい業界5選! おもな職種10選や役立つ資格も
情報系の学生が就職できる業界や職種は豊富にある分、目指す仕事を明確化しておかなければなりません。この記事では、情報系の学びを活かせるおもな業界・職種をキャリアコンサルタントと一緒に解説します。自分の知識やスキルを活かせる場を理解して、内定獲得を目指しましょう。
記事を読む

あなたが受けないほうがいい業界・職種を診断しよう
就活では、自分に合った業界・職種が見つからず悩むことも多いでしょう。
そんな時は「業界&職種マッチ度診断」が役に立ちます。簡単な質問に答えるだけで、あなた気になっている業界・職種との相性がわかります。
自分が目指す業界や職種を理解して、自信を持って就活を進めましょう。





