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忘れっぽいことが短所なのですが、どう伝えれば良いですか?
自己分析の結果、自分の短所は「忘れっぽいところ」だと感じています。記憶力自体はそこまで低いわけではないのですが、うっかりしていることが多く、ちょっとした頼まれごとをすぐ忘れてしまいます。
 
 改善のためにメモを取るようにしたこともありますが、大雑把なところもあるせいか、どこにメモしたかも忘れてしまうことがあります。
 
 面接で、忘れっぽい性格を短所として話したいのですが、マイナス評価になりそうで正直不安です。短所ながらもマイナスにとらえられすぎない伝え方はないでしょうか? また、この短所の改善策としておすすめの方法があれば、それも知りたいです。
 
 アドバイスよろしくお願いします!
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
「忘れっぽい」は危険! 言い換えが重要!
「忘れっぽい」という言葉は、「記憶力が悪い」という印象を与え、業務遂行能力に懸念を持たれる可能性が高いので、短所として伝えるのは避けるべきです。
なぜなら、頼まれた仕事を忘れてしまうと、その人の作業が止まるだけでなく、チーム全体の業務に支障をきたすからです。
性格的な問題ではなく、知能的な問題だと判断されてしまうと、その時点で選考が終わってしまうリスクもあります。
具体的な改善策をセットで伝えよう!
そこで、「うっかりミスをしてしまうことがある」「マルチタスクが苦手」「タスク管理が不得意」といった、より具体的な表現に言い換えることをおすすめします。
そうすることで改善策も明確になり、「メモの取り方を工夫している」「タスク管理用のメモ帳を一冊に決め、必ずそこに書くようにしている」といった、具体的な改善行動のエピソードにつなげやすくなります。
短所は、改善の取り組みとセットで伝えるのが基本です。
忘れっぽさは改善への行動で信頼につながる
「忘れっぽい」という短所は、単なる性格上の欠点として伝えるのではなく、自己成長や問題解決能力を示すための素材として活用できます。
面接や自己紹介の場でこの短所を伝える際には、まず自分自身の特性や課題を客観的に把握していることを示すことが重要です。
たとえば、日常業務やアルバイトで、口頭で伝えられた指示や依頼をうっかり忘れてしまい、備品の発注漏れや連絡ミスなど、実際にトラブルになりかけた経験を具体的に述べると、説得力が増します。
課題の自覚と具体的な工夫を伝えて前向きな印象にしよう
このようなエピソードを挙げることで、単なる「忘れっぽい人」という印象ではなく、「自分自身の課題を自覚し、改善に向けて積極的に取り組んでいる姿勢」を面接官に伝えることができます。
そのうえで、どのような対策を講じたのかを具体的に説明することが大切です。
たとえば、スマートフォンのタスク管理アプリを導入し、毎日のToDoや進捗状況を記録・振り返る習慣を身につけたことや、毎朝5分間を使って前日の業務内容をチェックリスト化し、抜け漏れがないか確認する工夫を加えたことなどを挙げると良いでしょう。
このような行動は、単にミスを防ぐだけでなく、業務の効率化や自己管理能力の向上にもつながります。
また、こうした習慣を継続することで、自分自身の成長を実感できるだけでなく、周囲からも「情報共有がスムーズになった」、「連絡漏れが減った」といったポジティブな評価を得られることがあります。
さらに、こうした取り組みの成果を具体的に示すことで、面接官の印象に残りやすくなります。
たとえば、「タスクの抜け漏れが大幅に減った」という事実や、「チームメンバーからも『情報共有がスムーズになった』と実感している」といった周囲からの評価を伝えることで、単なる短所の克服にとどまらず、チームワークやコミュニケーション能力の向上にもつながっていることをアピールできます。
また、このような流れで話すことで、自分自身が計画・実行・振り返り・改善を繰り返し、成長し続ける姿勢を持っていること、つまりPDCAサイクルを意識した行動ができていることを示すことができます。
このように、短所の自覚、具体的な失敗例、改善策、成果という順番で話を構成することで、忘れっぽさという短所を前向きに捉え、それを克服するための行動力や問題解決能力を効果的に伝えることができます。
さらに、こうした姿勢は、仕事においても重要なスキルであり、面接官や採用担当者に対して「この人は自分の課題をしっかりと認識し、自ら成長できる人材である」という強い印象を与えることができます。
この流れを意識して話をまとめることで、短所を逆に自己PRの材料として活用し、自分自身の魅力を最大限に引き出すことができるでしょう。
こうしたアプローチは、面接だけでなく、日々の業務やチームワークにおいても役立つ考え方です。
自分自身の短所を客観的に分析し、改善策を考え、それを実行して成果を出すというプロセスは、社会人としての成長に不可欠な要素です。
そのため、面接の場でこのような経験を話すことは、単なる受け答えにとどまらず、自分自身の成長意欲や問題解決能力をしっかりと伝えるための重要な機会となります。
短所は工夫次第で長所に言い換えることができます。以下の記事では短所を長所としてアピールする方法や選考に役立てるための方法などを解説しています。
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