この記事のまとめ
- 一次面接は通過率が最も低く落ちる人のほうが多い
- 一次面接で落ちる人の8つの特徴をチェックしてミスを防ごう
- 5つの事前準備と直前チェック2項目で万全な対策を整えよう
書類選考を通過したにもかかわらず、なぜか一次面接を突破できず悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
自分の対策が足りなかったのかと落ち込んでいる人もいるかもしれませんが、一次面接に落ちる人は身だしなみなどから第一印象でマイナスな評価を受けていたり、基本的な面接対策ができていなかったりするだけの可能性もあります。
一次面接は必要なポイントを押さえつつ事前の対策をしっかりおこなっておけば、選考を通過できる可能性が高まります。
この記事では、キャリアコンサルタントの野村さん、永田さん、大場さんと一緒に一次面接で落ちる人の特徴や対策を解説します。自分の直すべき部分を明確にして、二次面接へつなげましょう。
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一次面接で落ちる人には共通点がある! 企業の視点から対策を考えよう
一次面接で落ちる人には、採用担当者とコミュニケーションが取れていない、志望動機や自己PRの内容が薄いなど共通点があります。企業としても志望度が高く入社してから活躍してくれそうな人材を採用したいため、求める人物像に当てはまらない学生だと採用を見送ってしまいやすいのです。
ただし、一般的に一次面接で評価対象になりやすいとされる項目もあり、この共通点を把握することで落ちる回数を大きく減らせる可能性があります。
そこでこの記事の前半では、一次面接で落ちる人が多い4つの理由を解説します。一次面接を突破できないのは自分だけではないと理解し、落ち着いた状態で選考に臨む準備を整えましょう。
その後で、一次面接で落ちる人の特徴8選や一次面接で受かる人との決定的な違いを解説します。記事を最後まで読めば、一次面接に受かるための対策がわかり、選考に自信を持って臨めるようになります。
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自分だけが落ちているわけではない! 一次面接で落ちる人の割合
そもそも一次面接では、一般的に30%の学生しか通過しないといわれています。逆に言えば、7割の学生が一次面接に落ちるのです。
半分以上の割合で一次面接に落ちるとわかれば、いくらか焦りが減るのではないでしょうか。一次面接を突破できなくても焦らず、何が悪かったのかを考え、次に活かしましょう。
エントリーシート(ES)が通過しているのに一次面接で何社も落ちてしまうと、気分がかなり落ち込みますよね。でも一次面接で落ちることは決して珍しくありません。
気持ちを立て直し改善点を考えて前に進みましょう。大学のキャリアセンターなど、第三者の助言を活用するのも視野に入れてみてください。
一次面接を突破するには最低限のマナーを押さえておき、面接に落ちる確率を下げましょう。下記の記事では必要な対策とよく出る質問内容も解説しているため、ぜひ参考にしてください。
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一次面接の合格率を上げるには、コツを意識して選考に臨むのがおすすめです。下記の記事では一次面接の通過率や合格率を上げる方法を解説しているため、できる対策をおこないましょう。
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一次面接の通過率は平均30%と低いため、油断大敵です。一方で難易度は高くなく、対策しやすい面接となっています。この記事では、一次面接の通過率を上げるために不可欠な3つのコツをキャリアコンサルタントと解説します。実践して一次面接を確実に突破しましょう。
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原因分析から始めよう! 一次面接で落ちる人が多い4つの理由
一次面接で落ちる人が多い4つの理由
- 集団面接で候補者を大幅に絞り込むから
- 基礎的な部分を対策していない人が多いから
- 企業側が短い面接時間で見極めようとしているから
- Web面接によって遠方からも多くの学生が参加できるから
そもそも、一次面接でなぜ不合格の割合が7割もいるのか疑問に思う人もいるのではないでしょうか。
そこでこの章では、一次面接で落ちる人が多い理由を4つ解説します。一次面接で落ちる人の多い理由を理解すれば、次の選考時の参考にもなります。
①集団面接で候補者を大幅に絞り込むから
多くの企業では、一次面接に集団面接を実施しています。企業としては、なるべく多くの学生に実際に会い、書類選考ではわからなかった部分を見極め、自社に合った学生を採用したいと考えているのです。
そのため、書類選考では多めに採用しておき、一次面接で学生と対面してから合否を判断するケースが多くなります。そのなかで、身だしなみやビジネスマナーなど基礎的な部分に問題があれば選考突破できる確率は低くなるのです。
多くの学生が参加する一次面接だからこそ、選考突破できる人は30%と少なめになります。
- 集団面接が苦手なのですが、一次面接には必ず集団面接が含まれるのですか?
企業の方針によって集団面接を実施しないケースもある
集団面接が一次試験に含まれるかどうかは企業によります。多くの企業が効率的に候補者を絞るために集団面接を採用していますが、すべての企業が集団面接をするとは限りません。
集団面接が苦手な場合は、その分事前にしっかり準備することがポイントです。 短い時間で自分の強みや志望動機を思い切って伝える練習を積み重ねることで、徐々に苦手意識は軽減していきます。
ほかの応募者よりうまくなろうとする必要はなく、自分らしさを意識することが大切です。 あなた自身の魅力は、集団の中でもきちんと評価されます。
苦手意識を乗り越えるために練習と準備をすることで自信を持てるようになるので、次の面接では前向きな気持ちで臨んでみてください。
集団面接は一対一の面接とは異なる流れで進むため、選考前に流れを理解しておくと落ち着いて対応できます。下記の記事では集団面接の対策を解説しているため、併せてチェックして事前にしっかりと準備しておきましょう。
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集団面接を突破するためには、一連の流れとマナーを押さえることが非常に重要です。記事では、集団面接の流れをキャリアコンサルタントのアドバイスを交えながら解説します。また、オンラインで実施された場合の流れや対策についても説明しています。
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また、集団面接に苦手意識がある人は、下記Q&Aコンテンツに目を通しておくと集団面接のコツがつかめるようになります。
②基礎的な部分を対策していない人が多いから
一次面接でおこなわれる内容は、志望動機や自己PRなど基礎的な質問です。ただ、面接官は志望動機や自己PRの内容だけでなく、学生の身だしなみやビジネスマナーなど基本の振る舞いも見ています。
一次面接を受ける人の多くは面接に慣れていない場合もあり、志望動機や自己PRなど企業に伝える部分はしっかり対策している人も多いのではないでしょうか。しかし、基本的なマナー面での対策が不十分であれば、社会人としての適性が疑われてしまい、一次面接で落ちてしまう可能性が高まるのです。
会社で働くうえで必要なコミュニケーション能力や基本的な就活マナーなど、基礎的な部分の対策も重要になります。
基礎的な就活マナーについては以下の記事で詳しく解説しているので、不安な人は事前にチェックしておきましょう。
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リュック
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面接
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③企業側が短い面接時間で見極めようとしているから
一般的に新卒の面接時間の平均時間は、30分〜1時間といわれています。しかし、面接に参加する人数が少なくなる二次面接以降と比べ、一次面接は集団でおこなう場合が多いため、一人あたりに与えられた時間は多くありません。
端的に自身の魅力を伝えられなければ、採用担当者の印象に残らず、選考突破は難しくなります。
一次面接は落ちる人数が多い分、採用担当者が通過させるか悩んだら落とされてしまう可能性があります。良い人を選別するというより一定の基準に達しない人を落とすという意味合いが強いため、短い時間の中でも悪い印象を残さないことに加えて、より知りたいと思わせられるような工夫が重要です。
④Web面接によって遠方からも多くの学生が参加できるから
近年ではインターネットを利用したWeb面接によって、遠方の学生でも気軽に面接を受けられるようになりました。Web面接が主流ではなかった時代に比べて、一つの企業に多くの学生が選考に参加できるようになったのです。
その分、別の地域に住む優秀な学生が選考に参加できるため、競争率が必然的に高まります。さらに、Web面接では対面の面接とは異なるマナーや対策が必要になるため、準備ができていなければ選考突破は難しくなります。
希望する企業の一次面接がWebで実施される場合は、対面とは異なる流れを理解しておくと安心です。下記の記事ではWeb面接の流れや攻略法を解説しているため、目を通しておきましょう。
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WEB面接の流れと攻略法! やってしまいがちな失敗も紹介
WEB面接は、対面面接と異なる対策が必要です。WEB面接に必要な準備や好印象を残すポイント、トラブル時の対処法をキャリアコンサルタントが解説します。WEB面接の特徴を押さえて選考を勝ち進みましょう。
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一次試験では基本的な態度や身だしなみ、志望動機、第一印象などがおもな評価基準です。そうしたなかで企業は大人数の面接をおこない、ほかの学生と比べます。
落ちる要因はさまざまですが、単純にライバルよりも劣っている部分があれば、それが落選する原因となることもあります。
面接官の気持ちを想像しよう! 一次面接で落ちる人が見逃している企業の視点
一次面接で落ちる人が見逃している企業の視点
一次面接で落ちてしまう人は、企業側の視点が理解できておらず、本来必要な対策に取り組めていない可能性があります。企業がどのような人物を求めているのか理解できれば、基本的な部分で落とされてしまう確率は低くなるのです。
ここでは、一次面接に落ちる人が見逃している企業の視点を5つ解説します。自分の面接時の姿を振り返って、直せる部分を探しましょう。
社会人として必要な清潔感やビジネスマナーを持っているか
学生から社会人になる以上、清潔感のないボサボサの髪や不潔な印象を与える服装は好まれません。面接に向かうときにも、そのまま働けるような整えた身だしなみを意識しているかが重要です。
面接の場面で身だしなみを整えられない人だと、企業に勤めてからも清潔感のない装いをするのではと考えられてしまいます。また挨拶を忘れない、時間に遅れないなど基本的なビジネスマナーも欠かせません。面接に遅れるような人材であれば、「大切な商談や会議に遅れてしまうのでは」と思われてしまう可能性もあるのです。
このように、社会人として基本的な身だしなみやマナーを理解せずに一次面接に臨んでしまうと、二次面接に進むのは難しくなります。
働くうえで必要なコミュニケーション能力があるか
企業は組織で動いていくため、働くうえではコミュニケーション能力が欠かせません。企業に勤めると社内だけでなく、顧客や取引先ともやりとりは必須になるからです。
企業で必要なコミュニケーション能力は多岐にわたりますが、面接では特に対面での対応が見られています。特に面接はどうしても緊張しやすいため、普段よりも自分の能力を発揮できない人は多いです。
だからこそ、採用担当者は面接を通して学生が質問の意図を理解し受け答えできているかを見ています。そのときの返答が的外れだったり、追加で受けた質問にうまく返答できなかったりすると、コミュニケーション能力が足りない人材と思われてしまう可能性があるのです。
- どういったポイントから企業は学生のコミュニケーション能力を測っているのでしょうか?
論理的に伝える力と印象管理能力の2つがポイント
面接の中で主に判断している「論理的に話せるか」という点は、業務におけるコミュニケーションでは重要なポイントです。
社内はもちろん、取引先などとのやり取りでもコミュニケーションが必須であることは言うまでもありません。人に物事を伝える際に何が言いたいのかわからないような話し方では仕事に支障が出てしまうからです。
一方で、働くうえでのコミュニケーション能力は、質問の回答だけでなく、面接全体での笑顔をともなった明るさからも測られます。覇気がないような雰囲気では、職場の社員のモチベーションも下がってしまうでしょう。
緊張した面接の場面で笑顔を作ることの難しさはありますが、相手に自分をどう見せたいかをコントロールする印象管理は社会人にとって必要なスキルといえます。笑顔はコミュニケーションをおこなううえで重要な要素の一つなのです。
企業にコミュニケーション能力をアピールする場合はどのようなコミュニケーション能力なのか具体的に伝えましょう。下記の記事では自己PRでコミュニケーション能力を伝える例文も解説しているため、ぜひ参考にしてください。
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例文12選|コミュニケーション能力の自己PRを3ステップで解説
コミュニケーション能力は企業が学生に最も求める能力といえます。本記事では有効なコミュニケーション能力の自己PR方法について解説しています。
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また、面接で緊張していつものように笑顔が出ないことで悩んでいる人は、下記のQ&Aコンテンツにも目を通しましょう。
主体性を持って行動できそうな人材か
主体性
自分の意志や判断において、自ら責任を持って行動すること
企業が成長するには、目標に向かって自分自身で考え努力する人材が必要不可欠です。仕事を進めるためには、自分自身で考え自発的に業務を進めていかなければならない場面が多いからです。
言われた仕事しかしない主体性のない学生を採用してしまうと、企業にとってはより多くの教育コストがかかってしまうことになります。
企業は自社に貢献してくれる人材を採用するために、志望動機や自己PRの内容、逆質問の有無などを通して学生の主体性を見極めていますが、特に逆質問は学生が企業をどの程度志望しているかがわかりやすい部分です。
企業が求める主体性のイメージが具体的にわかれば、面接時にどのようにアピールすれば良いかが見えてきます。下記の記事では主体性を持つ人の特徴や身に付け方を解説しているため、ぜひ参考にしてください。
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自己PRで主体性をアピールするときは伝え方に注意しないと逆効果になる可能性があります。この記事では、主体性を自己PRとするときの注意点や例文をキャリアコンサルタントと一緒に解説します。主体性を高める方法も解説するため、この機会に身に付けましょう。
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入社意欲が十分か
新卒の就活では複数の企業を受ける学生も多く、なかには入社意欲が高くない状態で面接に臨む人もいます。入社意欲が高くない学生の選考を進めてしまえば、内定を出しても内定辞退になり、選考をやり直さなければいけない可能性があるのです。
企業は一人を採用するために多くのコストや時間をかけているため、なるべく入社意欲が高い学生の選考を進めたいと考えています。そのため採用担当者は志望動機や自己PRを通して、企業への理解がしっかりしていて志望度が高いのかを判断しているのです。
会話の流れや志望動機の内容で志望度が低いと思われれば、面接時間の短い一次面接では挽回するのが難しくなるので、一次面接だからと気を抜かず、しっかり準備をしておきましょう。
一緒に働きたいと思うか
採用担当者から見れば、企業に入社した学生はやがて同じ企業で働く仲間になります。そのため、採用担当者が一緒に働きたいと思える学生でなければ、二次面接に進むのは難しくなるのです。
特に新卒の面接では、前職で身に付けたスキルや経験がありません。だからこそ、企業に合っている人材なのかを重視して採用するかどうかを決めることが多いのです。
採用担当者の立場に立って考えてみると、仕事にやる気がない人材と一緒にがんばっていきたいとは思えないのではないでしょうか。だからこそ、志望度が高く仕事への意欲が高い人を採用したいと考えているのです。
面接では、自身が大切にしている価値観を伝えることで、採用担当者に自分がどのような人間なのか伝えやすくなります。下記の記事では大切にしている価値観を伝える方法をステップ別に解説しているため、併せて参考にしてください。
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厳選12例文|面接で「大切にしている価値観」を聞かれた際の答え方
大切にしている価値観を聞かれたら、あなたが企業で活躍できる人材であることをアピールするチャンスです。この記事では大切にしている価値観を考えるステップや注意点をキャリアコンサルタントが解説します。例文も紹介しているので、参考にして選考を突破してください。
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私が採用経験の中で「この人と働きたい!」と思った学生は、難しい言葉をうまく話そうとするのではなく、聞かれた質問をしっかり理解したうえで、自分の言葉を使って答えようとする誠意のある学生であり、非常に好感を持ちました。
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こんな人は注意! 一次面接で落ちる人の特徴8選
一次面接で落ちる人の特徴8選
一次面接で落ちる人には、無意識的な癖も含めて共通点がいくつかあります。これらの理由を一つずつ確認しておくことで、一次面接に落ちる主要因が見つかりやすくなり、二次面接以降に進める確率が高まるのです。
ここからは、一次面接で落ちる人の特徴を8つ解説します。自分の面接している姿を振り返ってみて、当てはまる部分がないかをチェックしながら読み進めてみてください。
①声が小さくて暗い印象を与えている
面接に参加しているときは、いつもより緊張していて、声が小さくなる人が多いです。自分では大きな声を出しているつもりでも、採用担当者に聞こえにくければ自身の魅力が伝わりにくくなってしまいます。
声が小さいことは、話の内容が採用担当者に聞こえにくいだけでなく、暗い印象を与えるというデメリットもあります。採用担当者に暗い印象を与えてしまえば、同じ能力で他学生と比較された際に、明るい学生よりも選考を突破できる確率が低くなってしまうのです。
特に面接時は緊張により表情も固くなりやすいため、なるべく大きな声でハキハキとした受け答えをして、明るい印象を残せるようにしましょう。
②面接官と目を合わせていない
緊張していると、他者と目を合わせられない人も多いのではないでしょうか。面接の場面で緊張する気持ちはわかりますが、なるべく目を見て話すように意識しなければ、志望動機や自己PRの内容に自信がないと思われてしまう可能性があります。
志望動機や自己PRが魅力的な内容でも、目を見ないで自信のないそぶりを見せる学生を採用したいと思う採用担当者は多くありません。
もちろん、面接が終わるまで常に採用担当者の目を見続ける必要はありません。最低限、自分が話しているときや採用担当者が自分に話しかけているときは目を見るように意識しましょう。
- 人と目を合わせるのが苦手なのですが、目を見ないと採用担当者にマイナスな印象を与えてしまいますか?
少なくともプラスな印象が得られることはない
面接中に面接官の目をまったく見ずにやり取りしていれば、マイナス印象になる可能性が高いです。
それが緊張によるものだと推測してもらえることもありますが、面接官によっては「態度が悪いな」というような印象を抱くこともあるでしょう。
相手と目を合わせるのが苦手な人は、「要所要所で目を見るようにする」「相手の眉間や頭の部分を見て話す」といったコツを意識することで、容易に対策できます。
ある程度練習も必要なので、本番前にはきちんと準備しておきましょう。
③質問の意図を理解していない
集団面接でも基本的には採用担当者から質問が投げかけられ、学生一人ひとりが答えていく流れになります。そのなかで採用担当者が疑問に思うことがあれば、追加で質問される場合もあります。
自身に質問されたときに、採用担当者がおこなった質問の意図を誤って解釈したまま返答をすれば、言葉の意味をとらえるコミュニケーション能力が不足していると思われてしまうのです。
コミュニケーション能力は企業で働くなかで必須とも言える能力のため、不足していると判断されれば選考突破できない確率が高まります。
また、緊張から面接官の言葉をうまく聞き取れなかったときや質問の意図が理解できなかったときにわからないまま答えてしまえば、質問の返答がうまくできないと評価されてしまう可能性があります。その際は素直に聞き返しても問題ないので、冷静に対処しましょう。
質問の意図がわからなかった場合は、「恐れ入りますが、〇〇ということでよろしいでしょうか」と質問の内容を自身がどう理解しているのかを具体的に示すと、面接官もすべてをもう一度言い直す必要がなく、返答しやすいです。
④面接官に意図が伝わりづらい話し方をしている
面接では、志望動機や自己PRをはじめとしたさまざまな質問を採用担当者から聞かれます。しかし、質問に答えるときに伝えたい内容が採用担当者に伝わらなければ、良い内容だったとしても選考突破は難しくなります。
たとえば、臨機応変な対応ができるという強みを伝えたい場合に「飲食店のアルバイト中にほかのスタッフがトラブルを起こしてしまい……」などとエピソードから入ってしまうと、採用担当者としては話の主軸が理解しにくく、何を言っているのかわからなくなってしまうでしょう。
採用担当者にわかりやすく伝える能力が不足していれば、良い志望動機や自己PR内容でも適切な評価がされず、一次面接で落ちてしまいやすくなるのです。
39点以下は要注意!
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「面接に自信がない」「今のままで選考通過できるか不安」そんな就活生は自分の面接力を知ることからはじめましょう!
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⑤感情の制御ができていない
面接の際に緊張するあまり、感情の制御ができずに泣き出してしまった経験がある人もいるのではないでしょうか。
志望動機や自己PRを入念に用意していても、企業への思いが強すぎて伝えたい内容がうまく話せないと、感情のコントロールができないと判断されて落ちてしまう場合もあります。
面接で泣くこと自体が評価に直結するとは限りませんが、採用担当者によってはストレス耐性が低いと考える可能性があります。企業に勤める以上ストレスは必ず発生するため、感情のコントロールができない学生は採用しないと考えている企業や職種であれば採用を見送られる場合もあるのです。
また、万が一泣いてしまい、その後もひきずってしまい挽回できないと、マイナスの評価になります。
緊張により泣いてしまっても、ネガティブに悲観する必要はありません。誰にでも起こり得ることであり、面接官もそれを評価に直結させることはしないでしょう。
そこからでも堂々と挽回して取り戻そうとする姿勢を見せることが大事であり、それができれば問題ありません。
また、面接中に泣いてしまったことを不安に思う人は、下記のQ&Aコンテンツで採用担当者の印象を解説しているため確認しておきましょう。
⑥自分の就活の軸を理解していない
就活の軸は、企業を選ぶうえで重要な要素です。自分の就活の軸を理解していないと、志望度が高いのかわからない企業を目指してしまい、結果的に落ちてしまう可能性があります。
就活の軸がはっきりしている人は将来のなりたい姿ややりたい仕事が明確なため、自分自身をよりしっかりと企業にアピールできます。数ある企業から「ここでないといけない」という理由が明確なため、志望動機や自己PRも具体性が増すのです。
就活の軸を理解したうえで志望する学生は、企業研究や業界研究も重ねていて志望度が高い場合がほとんどです。だからこそ、なるべく志望度の高い学生を採用したい企業にとっても、就職の軸は重要といえます。
しかし、自分自身の就活の軸がまだはっきりしないという人もいるのではないでしょうか。下記の記事では就活の軸の見つけ方を詳しく解説しているため、参考にしてください。
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就活の軸の決め方に悩む就活生向けに、「就活の軸の見つけ方」や「答える際の注意点」をキャリアコンサルタント監修により解説する記事です。就活の軸一覧90選と面接での回答例45選も紹介するので、あなたに合った就活の軸がきっと見つかります。
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⑦志望動機や自己PRの内容が不十分
企業に志望度の高さを理解してもらうには、志望動機や自己PRを作り込まねばなりません。面接ではマナーや身だしなみも大切ですが、何よりも「企業に入りたい」という気持ちが重要です。
採用担当者は学生の人柄や価値観を知らないからこそ、自己PRや志望動機の質問を通してどのような人材なのか判断します。そのため、志望動機や自己PRがほかの企業でも流用できるような内容だと、志望度が低いと判断されてしまい一次面接で落ちてしまう確率が高まるのです。
志望動機や自己PRは、書き方に注意するだけでも内容の伝わりやすさが変わります。また、それぞれを差別化することで、より多くの自身の魅力をアピールできるのです。
下記の記事では志望動機や自己PRについて基本的な内容から解説しているため、目を通してから作成しましょう。
志望動機
志望動機例文35選|基本とプラスアルファで差別化するコツ
自己PR
例文12選|就活必勝の自己PRの作り方をキャリアのプロが解説
⑧逆質問の内容が浅い
一次面接が集団面接の場合、採用担当者から学生全体へ向けてまとめて質問がおこなわれることが多く、終盤は学生から企業について質問できる逆質問の時間が用意されているケースが多いです。
逆質問の内容が調べればわかる内容だったり面接のなかで出てきた話であれば、志望度が低いと判断され、かえって採用担当者からマイナスの印象を持たれる可能性があります。
逆質問は面接の終盤でおこなわれるため、ここでマイナスな印象を持たれてしまうと巻き返すのは難しくなり、一次面接で落ちてしまいやすくなるのです。
- 逆質問を考えるのが苦手で、どうしても浅い内容になってしまいます。
徹底したリサーチによって質の高い逆質問は準備できる
逆質問を考える前提として、しっかり企業研究しておく必要があります。また、その会社で自分は何がしたいのかも、併せて具体的に考えておかなければなりません。
志望動機を明確にしたうえで、自分が社員として働くことを想定しながら考えることで、自分独自のリアルな逆質問となり、質問内容が浅くなりにくくなります。
企業で実際に活躍している社員をホームページ(HP)で調べてみることで、活躍する人材の共通点などの疑問が思い浮かぶかもしれません。
あるいは、企業が求める人材の特徴以外に、期待される特徴を知って自分と照らし合わせてみたいと思うかもしれません。
ほかにも、入社するまでに身に付けたり、学んでおくべきことを知って準備したいと思うかもしれません。
そのような前のめりな入社意欲の表れた逆質問を準備してみてください。
逆質問の内容を考えていても、企業に合った内容がわからず悩む人はいるかと思います。下記の記事では逆質問の例を50個解説しているため、ぜひ参考にして面接に臨みましょう。
関連記事
面接の逆質問50例|熱意を伝えつつ企業とのマッチ度を見極めよう
面接での逆質問72例を紹介。さらに逆質問で意識するべきポイント、NGな質問例などをキャリアコンサルタントとともに解説。「質問は特にありません」から脱却して、逆質問を有意義な機会にしましょう。
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面接官からの評価が点数でわかる! 本番に備えて面接力を測定しよう!
自分が面接官の目にどう映っているか、きちんと把握できていますか?
「面接力診断」では、あなたが面接本番でどれほどの力を発揮できるかを100点満点で測ります。
39点以下だと実力を発揮できていない可能性が高いです。診断結果から改善策を提案するので、本番に向けて対策しましょう。
- もうすぐ初めての面接がある人
- 自信のあった面接に落ちてしまった人
- 面接への不安を和らげたい人
採用経験者に聞く! 一次面接で落ちる人と受かる人の決定的な違い
一次面接は落ちる人が多いと聞いていても、実際に受かる人がいる以上自分との違いに悩む人は多いのではないでしょうか。一次面接は選考の序盤のため、突破できないと就職活動への不安を感じる人もいますよね。
そこでここからは、採用担当者の経験がある永田さんに、一次面接で落ちる人と受かる人の決定的な違いを解説してもらいます。受かる人の特徴を理解して、自分の行動に落とし込みましょう。
アドバイザーコメント
永田 修也
プロフィールを見るまずは面接において当たり前のことができているかチェックしよう
まず一次面接で落ちる人にはさまざまな理由があります。具体的には、寝癖やスーツの着こなし、ヒゲや化粧といった身だしなみであったり、声が小さい、表情が暗い、思ったような回答が返ってこない、入社の意欲が感じられない、といった面接に臨む姿勢に関する問題があります。
逆に受かる人の特徴としては、ハキハキとした受け答え、声や表情が明るい、身なりに清潔感が感じられる、問われた質問に対して論理的に答えられる、といったものが挙げられます。
自分を客観的に評価して改善に取り組むことが大切
落ち続けてしまう人は「受かる人と自分は何が違うのだろう」という部分をまずは見直して考えてみましょう。そこから、自分に足りていないところを一つずつ改善していくことで一次試験の通過率を高められるようになります。
受かる人の特徴に当てはまっていないと感じる場合でも、自分の性格を丸々変化させる必要はありません。一次面接では表面的なマナーを減点法で見られる場合も多いので、そのような自分を「演じる」という感覚で望み、面接が終わればまた素の自分に戻れば良いのです。
自分なりのやり方でうまくいかなければ、通過している人がどのようにしているのかしっかり分析・研究することが大切です。
誰でもできる! 一次面接に受かるための7つの対策

当然ですが、一次面接に受からなければ内定獲得につながりません。だからこそ一次面接だからと油断せず、しっかりと対策をして通過率を引き上げていくことが内定率を高める近道です。
一次面接に受かるための対策は、やるべきことを事前準備と当日に分けておくと焦らずに済みます。ここでは、誰でもできる一次面接に受かるための対策を7つ解説します。自信を持って面接に臨めるよう、一つずつ対応しましょう。
事前準備で差をつける! 面接突破に必須な5つの準備
面接突破に必須な5つの準備
一次面接の対策は当日にすれば良いわけではなく、就職活動を開始したタイミングから始めるのが理想です。書類選考時に企業や業界の研究はおこなっているとは思いますが、一次面接に行く前にさらに内容をブラッシュアップしましょう。
また、書類選考を突破してから一次面接までは時間がないことも多いため、志望企業を定めたらなるべく早くから対策を考えると安心です。
ここからは、一次面接突破に必要な5つの準備を解説します。後悔のない就職活動にするために、できることをおこないましょう。
①自己分析で自分が大切にしていることを確認しておく
一次面接の日程が決まったら、自己分析を再度おこない自分が就職活動において大切にしている事柄を確認しましょう。企業探しをするときに考えていた、事業内容や働き方をはじめとしたさまざまな希望があるはずです。
自身が大切にしていることを明確にしておくと、志望動機や自己PRを作成するときもより一貫性のある内容となり、話に説得力が増します。
また、面接中に想定外の質問をされた場合でも、就活の軸がしっかりしていれば焦らず違和感のない内容が話せるようになります。就職してから企業とのミスマッチを防ぐためにも、自己分析を重ねて「こういう仕事がしたい」と思える理由を見つけましょう。
自己分析は正しいやり方でなければ満足いく結果が得られません。下記の記事では自己分析のやり方を7つのステップに分けて詳しく解説しているため、ぜひ参考にしてください。
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自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説
自己分析は就活の明暗を分ける重要なポイント。自己分析をするメリットや自己分析のやり方、注意点などをキャリアコンサルタントが解説します。自分に合った自己分析方法を見つけて選考や企業選びに活かしましょう。
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②企業分析で他社との違いを明確にする
同じ業界でも、どのような顧客に向けて製品やサービスを提供しているのかは企業によって異なります。また、同じ職種でも、企業相手か個人相手かでも求められる人材が変わるのです。
このように、同じ業界にある企業でも他者とは違う点があるため、企業分析を通して他社との違いを明確にしましょう。他社との違いを明確にしておくと、志望動機や自己PRの内容が「その企業独自のもの」になり、採用担当者にも志望度の高さが伝わりやすくなります。
単に業界を志望した理由に留まる志望動機は、他社でも同じことを言えるありきたりな印象を受けます。
また、「地域の人々に密着したサービスで地域に貢献したい」といった漠然とした志望動機は、公務員でも信用金庫でも小売りでも言えることであり、面接官の心を動かす志望動機とはなりにくいです。
企業分析をおこなえば自身の希望する未来がかなえられる会社なのかわかりやすくなります。下記の記事では企業分析のやり方を3つのステップに分けて解説しているため、実際におこなってみましょう。
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企業分析には自分に合った企業が見つかるなどのメリットが多くあります。また集めた企業情報をうまく活用することで、就活を効率的に進めることができますよ。この記事では、企業分析の正しいやり方から効率化のコツまでキャリアコンサルタントとともに徹底解説します。
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③志望動機・自己PRは履歴書と一貫性を持たせる
履歴書に書いた志望動機や自己PRは、面接時にも同じ内容を伝えられるようしっかり覚えておきましょう。採用担当者は履歴書に目を通しながら面接をおこなう人もいるため、内容に齟齬があれば話に一貫性がないと判断されてしまう可能性があります。
履歴書に書いた内容と面接で話す内容に違いがあれば、面接時になぜ意見が変わったのか確認される確率も高まります。予想外の質問に慌ててしまえば、上手に返答できなくなってしまう可能性もあるのです。
面接時にそのようなことがあれば採用担当者からも不信感を持たれてしまうかもしれないので、事前に伝える内容を整理しておきましょう。
- 履歴書とは違う内容を一次面接で自己PRしても良いのでしょうか?
基本的には履歴書と一次面接の主張は合わせよう
結論から言うと、履歴書と違う内容で自己PRすることは避けたほうが良いです。
よほどの理由があれば別ですが、なんとなくとっさの判断で主張内容を変えてしまった場合は、受け答えが曖昧になったり想定していなかった回答をしなければならなくなったりと、多数のデメリットが生じます。
加えて、記載してある内容と食い違うと、採用担当者を混乱させてしまう可能性もあります。
もしも違う内容を伝えるのであれば、自己PRの前に一言「記載の内容と少し異なる部分がありますが」と前置きすることで相手への配慮を示すことができ、面接官も安心して進めることができます。
履歴書やESは一度提出したら変更が効かないため、作成時は間違いがないようにしなければいけません。こちらの記事では失敗しない履歴書やESの書き方を解説しているため、目を通してから作成しましょう。
履歴書
失敗しない履歴書の書き方をプロが解説! 提出時の注意点も
ES
就活の基本! エントリーシートの疑問を徹底解説|書き方・例文付き
④スラスラと話せるまで面接練習をしておく
一次面接はまだ選考の序盤のため、面接の雰囲気自体に慣れていない場合も多いのではないでしょうか。面接は普段とは違った雰囲気でおこなわれるため、焦らないためには何度も練習を重ねておく必要があります。
特に志望動機や自己PRは、採用担当者に志望度を伝える重要な部分です。スラスラ話せるまで練習しておくと、当日に緊張してしまっても伝えたい内容を話すことができます。ただし、内容を丸暗記してしまうと臨機応変な対応ができない可能性もあるため、話したいポイントやキーワードのみを覚えておくようにすると自然な印象を与えやすいです。
また、面接練習は一人ではおこなわず、家族や友人、大学のキャリアセンターなどにお願いしましょう。話すスピードや仕草の客観的な意見を聞けるため、内容以外に直すべき部分があれば気付くことができます。
面接練習は、人にもよりますが最低でも1時間以上は取り組むことをおすすめします。志望動機や自己PRをスラスラと話せるようになるまで練習しつつ、家族や友人にも意見をもらうなどして、話し方や表情、姿勢なども意識して改善を重ねましょう。
状況によっては、一人で面接練習しなければいけない人もいるのではないでしょうか。下記の記事では面接練習のやり方や注意点を解説しているため、チェックしておきましょう。
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面接の練習は目的意識をしっかり持つことが大切です。この記事では基本的な面接練習方法だけでなく、状況別の練習方法についてもキャリアコンサルタントが解説します。自分に合う練習方法を見極めて、本番の面接を突破しましょう。
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⑤一次面接の頻出質問への回答を用意しておく
一次面接で落ち着いた対応をするには、採用担当者からの予想外の質問をなるべく減らすことがおすすめです。そのためには、一次面接でよく聞かれる質問を理解しておきましょう。
一次面接でよく聞かれる質問
- 自己紹介
- 志望動機
- 自己PR
- 学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)
- 長所と短所
- 趣味や特技
- 入社後にやりたいこと
一次面接では基本的な質問を聞かれることが多いため、少なくとも上記の質問はスラスラと答えられるように面接練習を徹底しておくと安心です。また、回答内容は深掘りされる可能性もあるため、追加で質問されても焦らないようにしましょう。
一次面接では、尊敬する人物や座右の銘とその理由を聞かれることもあります。受け答えによって、面接官は考え方や価値観など、学生の人物像を知ろうとしているのです。
また、挫折経験やそこから学んだことも、一次面接や二次面接で聞かれることの多い質問です。
面接で落ち着いて対応するには、一次面接で聞かれる可能性のある質問を理解しておき、準備しておくと安心です。下記の記事では一次面接で聞かれることの多い質問やその解答例を紹介しているため、目を通しておきましょう。
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一次面接は基本的な質問をされることがほとんどですが、質問の意図を理解しないと高評価を得るのが難しいため注意が必要です。一次面接の頻出質問と回答例、面接官の意図を組んだ回答のコツを解説するので、一次面接を控えている人はぜひ記事を参考にしてくださいね。
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面接の不安を解消! 本番前に面接力を測って弱点を発見しよう
不安を抱えたまま面接本番に臨むと、面接官に好印象を残せず、内定が遠のいてしまう可能性があります。
そんなときこそ「面接力診断」を受けましょう。
簡単な質問に答えるだけで自分の弱点がわかり、改善方法も提案してもらえます。ぜひ活用して面接を突破してください。
- 近く面接本番を控えている人
- 自分の面接の改善点を知りたい人
- 過去の面接で力を発揮しきれなかった人
当日はマナー面を重点的に! 直前にチェックする2項目
面接突破に必須な直前にチェックする2項目
一次面接の事前準備をしっかりおこなったら、気を抜かず当日に必要な対策も理解しておきましょう。志望動機や自己PRは前日まででも準備できますが、身だしなみ面は当日に意識しなければいけません。
身だしなみや言葉遣いはビジネスシーンでは基本となるため、この機会に身に付けておくと次の選考時にも役立ちます。
ここからは、一次面接の当日にチェックしたい項目を2つ解説します。採用担当者にマイナスな印象を与えないよう、当日は何度も確認しましょう。
①身だしなみを整える
髪の毛を整える、ひげを生やさないなど、基本的な身だしなみに問題がないかチェックしましょう。履歴書のときの写真から長さや髪色に違いがあるときは、なるべく美容室で整えておくと安心です。
清潔感がある装いは、就職活動だけでなくビジネスシーン全般で重要です。身だしなみの整っていない装いで面接に参加すれば、採用担当者からも面接へのやる気が感じられないと思われてしまう可能性もあります。
朝忙しい場合でも寝癖をとり、ジャケットやシャツにシワがないか確認しておきましょう。見落としがちな靴や鞄の汚れもチェックして、自信を持って面接に臨んでください。
身だしなみが整っていない学生は、面接に対しての真剣さや準備が不足しているととらえられがちです。これが原因で採用担当者にネガティブな印象を与え、面接での評価が下がることもあります。
面接試験は自己表現の場でもあるため、身だしなみを整えることは非常に重要です。
就職活動で意識するべき身だしなみのポイントは、下記のQ&Aコンテンツでも解説しています。
②ビジネスマナーや言葉遣いに注意する
面接時は、面接におけるマナーだけでなく、挨拶や明るい表情で話すなどのビジネスマナーも注意しておきましょう。面接は緊張しやすい環境のため、普段よりも声が小さくなり、表情も硬くなりがちです。
普段よりも少し大きな声で話すと、ちょうど良い声量になりやすいです。また、なるべく口角は上げておき、笑顔を意識しましょう。
さらに、面接時だけでなく面接会場に入ったタイミングから言葉遣いにも注意が必要です。普段何気なく使用している言葉はカジュアルすぎてビジネスシーンには適さない可能性があるため、正しい言葉遣いを意識しましょう。
就職活動において正しい言葉遣いができているのか不安な人は、こちらの記事で問題がないか確認しましょう。
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面接のマナーは合否をわける重要要素。念入りな対策が欠かせません。面接時の一連のマナーから身だしなみのマナーまでキャリアコンサルタントが徹底解説します。集団面接やWEB面接のマナーも紹介するので、参考にしてください。
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- 面接時に焦ると普段の口調で話しそうで不安です。何か良い対策はないでしょうか。
面接対策としては基本的な丁寧語を身に付ければOK
敬語は尊敬語・謙譲語・丁寧語とありますが、慣れない尊敬語や謙譲語を使わなければと思うと、ますます緊張しておかしな表現になってしまいやすいです。
そのため、まずは「です・ます」を使うといった丁寧語で話すことを徹底しましょう。日頃から丁寧語を使うよう心掛けておくと、自然に身に付きやすくなります。
また、文末の表現を省略しないことも意識しましょう。たとえば「おそらくそのような感じかと……」のように、普段は最後まで文章を言い切らないこともあるかもしれません。
しかし、省略した文末やそのニュアンスを相手が理解してくれるだろうと期待するのは、面接では適切ではありません。
文章は完成形で話し、語尾までしっかり聞こえるように丁寧に話すことを心掛けてみましょう。
準備不足は厳禁! 一次面接でよく聞かれる質問の回答例
一次面接でよく聞かれる質問の回答例
一次面接は選考のなかでも基本的な質問をされることが多いため、質問に対しての回答を考えておけば、焦らずに答えられる場合が多いです。しかし、何が質問されるかわからなければ対策自体が難しいと感じる人もいますよね。
そこでこの章では、一次面接でよく聞かれる質問と回答例を解説します。自分らしい内容を考えておき、焦らず答えられるよう準備を万全に整えましょう。
簡単に自己紹介をお願いします。
一次面接で自己紹介を求められた場合は、下記の項目を伝えましょう。
自己紹介で伝える内容
- 氏名
- 学校・学部・学科
- 自身を表すエピソード
- 面接への意気込み
自身を表すエピソードは、アルバイトや趣味などアピールになる内容であれば問題ありません。なるべく志望する企業や職種に関連する内容だと、企業側も自社に合った人材か判断がしやすくなります。
自己紹介
〇〇大学〇〇学部〇〇学科の〇〇と申します。私は大学で心理学を学んでおり、なかでも購買心理に関する内容を研究しています。大学で得た知識を御社のマーケティング部門に活かせると思い志望いたしました。
本日は面接のお時間をいただきありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。
面接では第一印象が大切なため、自己紹介を作るときは伝えるべき内容をもらさないようにしましょう。下記の記事では面接での自己紹介の作り方や、やってはいけないことを解説しているため、ぜひ参考にしてください。
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面接の自己紹介の作り方・伝え方|やってはいけないNG例も紹介
面接での自己紹介は、第一印象を左右するものなので非常に重要です。自己紹介をするのは短時間ですが、他の就活生よりも良い印象を残せるポイントは多くあります。ポイントや自己紹介例、練習法についてキャリアコンサルタントの意見も交えて解説します。
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一次面接の自己紹介は暗唱できるように事前に準備しておき、実際の場面では表情や声のトーンに注意が払えるように自然体を作っておくことがポイントです。
思わぬ緊張状態により、面接の導入段階でマイナスポイントを感じさせないようにしっかりと準備しておきましょう。
あなたの長所と短所を教えてください。
一次面接で長所と短所を聞かれたときは、ただマイナスになる短所ではなく、見方によっては長所にもなり得る内容を選びましょう。さらに、長所は入社後に活かせる内容にしておくことで、採用担当者が学生の入社後の姿を想像しやすい具体的な回答になります。
長所
私の長所は計画性を持って行動できることです。学生時代に宅地建物取引士の資格をとりたいと考え、試験日を逆算して勉強を始めました。自分の苦手とする部分を明確にすることで、効率的に勉強でき、目標の試験で資格を取得できました。
入社後もこの計画性を発揮して、初めて担当する業務に関しても余裕を持ったスケジュールかつ、苦手意識があることから先に着手し、効率的に進めていきます。
短所
私の短所は心配性なところです。宅地建物取引士の資格を取得する際に、自分が合格できるのか不安を感じてネガティブな気持ちになり、参考書の数ばかり増えていき焦ってしまっていました。
しかし、だからこそ余裕を持った勉強のスケジュールを組むことができたという側面もあります。早い段階でコツコツと努力を続けたことで、結果的に合格をつかみ取ることができました。
この経験により、私は決めた目標から逆算して必要なアクションを整理し計画的に取り組むことを心掛けています。
- 短所を素直に伝えることでマイナスな評価を受けるのではないかと心配です……。
短所を伝えること自体はマイナス評価にはならない
短所を素直に伝える際には、その短所を自分自身がどう受け取っていて、どのように改善していきたいか、または改善に向けてどのような対策をしているかといった自分自身の考えや努力している内容を具体的に説明することが重要です。
これにより、改善のためにどんな小さなことでも行動を継続していることが伝わり、自己改善への意識と努力が評価されやすくなります。結果として、評価者にプラスな印象を与えられ、一次面接の突破につながりやすくなります。
面接で長所や短所を伝えるのは、自己分析ができているかを示すうえでも重要です。下記の記事では面接で長所と短所を伝える方法や、見つけ方を解説しているためぜひ参考にしてください。
長所と短所の伝え方
例文10選! 面接の長所と短所の回答方法と企業に刺さる伝え方を解説
長所と短所がわからない
「長所と短所がわからない」の脱出方法10選|例文や伝え方も紹介
自己PRをお願いします。
自己PRを伝えるときは、「自分の強み」「自分が学生時代に何をしてきたか」「入社後に何をしたいか」の3段構成でまとめましょう。
始めに自分の強みを伝えることで、採用担当者に内容を理解してもらいやすくなり、また最後に入社後の展望で締めることで活躍してくれそうな人材という印象も残すことができます。
自己PR
私の強みはリーダーシップを持っていることです。
私は学生時代にダンス部に所属しており、部長を務めていました。チームメンバーは20人を超えており、なかなか予定が合わず大会の練習が思うように進みませんでした。そこで、予定の合いやすいメンバーをグループに分け、グループごとの練習日を作りました。
しかしグループごとの練習のみではメンバー全員で合わせる練習が不足してしまうため、大会までに月に1回の全体練習をしたい旨をメンバーに伝えました。日程も早めに組むことで予定を合わせてもらうことができ、結果的に大会では入賞を果たせました。
御社に入社した際もこの経験を活かし、任せられたプロジェクトではチームをまとめられる人材になりたいと考えています。
疑問を感じていることに対して行動力を示した良い例です。しかし、独りよがりになってしまっていた可能性も否定できないので、実際に部員からどういった要望があったのかなどの情報も含められるとさらに良くなります。
面接官に刺さる自己PRを作るときは、エピソードの組み立て方が重要です。下記の記事では面接での自己PRの組み立て方をステップごとに解説しているため、ぜひ参考にしてください。
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面接の自己PRは独自性のあるエピソードが求められます。キャリアコンサルタントが自己PRで盛り込むべき内容や作成方法を例文と解説。記事を参考に独自性のある自己PRを作成し、他の学生と差別化して面接を突破しましょう。
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当社を志望した動機を教えてください。
一次面接では、学生の志望度を確認するためにも志望動機はほぼ必ず聞かれます。なぜその企業を選んだのかが明確になる内容にしておくことで採用担当者に刺さる志望動機が作成できるので、他社にはない志望先の価値を伝えるイメージで作成してみてください。
志望動機
私が御社を志望した理由は、「顧客の生活に寄り添う」という企業理念に共感したからです。
私は学生時代に事故で怪我をした母の生活をサポートしており、御社の製品である介護用の箸を購入しました。母は手の力がうまく入らず箸でつかんだものを落としがちだったため、すべらないように設計された御社の箸は母の生活を支えてくれたと感じています。
道具を変えるだけで人々の生活を豊かにできるのは、まさしく「生活に寄り添う」ということだと思います。
私は御社に入社させていただいた際は、同じように生活の不自由さに悩む人を手助けできる製品開発に携わりたいと考えています。
この志望動機は、個人的な経験という身近な感情から企業理念への共感へと具体的に表現している点が素晴らしいです。
「御社で自分がどのように貢献できるか」などの情報を具体的に加えるとさらに良くなります。
面接で志望動機を伝えるときはコツを意識したうえでおこなうと効果的です。こちらの記事では面接で志望動機を伝えるときのコツを解説しているため、一次面接に活かしてみてください。
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面接の志望動機は、書類よりも深掘りをした内容にすることが重要です。面接で志望動機を答えるための3つの構成を理解し、4ステップで面接の志望動機を考えましょう。回答例文や伝え方のコツを踏まえてキャリアコンサルタントが解説します。
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何か当社に対して質問しておきたいことはありますか?
何か質問しておきたいことがないかと聞かれたら、逆質問をおこなうタイミングです。面接では伝えられなかった自身の魅力や、企業のコーポレートサイトではわからない疑問を解決しましょう。
逆質問の例
- 企業理念を達成するために〇〇さんがおこなっている努力を教えてください
- 御社で活躍している人にはどのような共通点がありますか
- ストレス耐性に自信がありますが、営業職でも役立つでしょうか
- 学生時代にアルバイトで飲食店に勤めており、アイドルタイムを減らすために呼び込みを率先的におこないました。販売職でも活かせるでしょうか
- 入社するまでに勉強しておくべきことを教えてください
逆質問は学生側からの能動的な姿勢を示すチャンスです。より確かな企業理解によって入社後を意識したいと考えている逆質問は好感度が高いです。しっかり準備した逆質問は自身のアピールにもつながるので、ぜひ逆質問の機会を活かしてみてください。
面接での逆質問で何を聞けば良いか悩むときは、自分を採用担当者にアピールできる内容にしましょう。下記の記事では逆質問の例を解説しているため、ぜひ参考にしてください。
一次面接の逆質問
一次面接の逆質問例60選|4つのポイントを押さえて好印象をつかもう
聞いてはいけない逆質問
面接で聞いてはいけない逆質問7選! ミスを避けるコツとOK例文も
就活のプロが解説! 一次面接に落ちないために最低限やっておくべきこと
ここまでで、一次面接で落ちる人の特徴や、選考を突破するためにできる対策を解説しましたが、まず何からやれば良いかわからなくなっている人もいるのではないでしょうか。
この章では、キャリアコンサルタントである野村さんに、一次面接で落ちないために最低限やっておくべきことを解説してもらいます。まずは何をすれば良いか理解して、行動に移しましょう。
アドバイザーコメント
野村 芳克
プロフィールを見る一次面接だからこそ繰り返し練習を重ねることが大切
一次面接で落ちるおもな理由として、自己理解や企業研究が不足していることが挙げられます。 まずは、今までの経験を振り返った自己分析を前提として、自分の強みや興味関心、志望動機をしっかりと明確にしましょう。
次に、応募する企業の下調べをした情報も参考にしながら自身が働いている姿を具体的にイメージして、志望先への思いや考え方を自分の言葉で表現してみてください。
面接での返答で、自己PRや自分の思いを自然に話せるようにしておくことも必要です。 面接官に自分の強みや価値をしっかりと伝えるためには、言葉にして練習をすることが大切なので、一次面接でよくある質問に対する答えを自分の言葉として準備しておけば、自信や余裕を持って面接に臨めます。
一次面接だからこそ繰り返し練習を重ねることが大切
あがり症で心配な人は、面接のシミュレーションを友人や家族と何度もおこない、フィードバックを受けて改善点を洗い出すことがおすすめです。
最後に、面接当日の準備も忘れないようにしてください。身だしなみを整え、時間に余裕を持って会場に向かいましょう。これらの準備が整っていれば、一次面接で良い結果を出すための自信となり成功につながりやすくなります。
当てはまるかチェック! 一次面接で落ちる可能性が高いときのサイン
一次面接で落ちる可能性が高いときのサイン
- 面接が短く終わった
- 面接官がメモを取っていない
- 他社の応募状況を確認されない
- 二次面接の話をされない
一次面接を受けたとしても、受かったのかわからず不安な時間が長引けば、次の選考への準備が進まない人もいるのではないでしょうか。ダメだったときも早めに次の選考へ進めるよう、採用担当者のサインを理解しておくと次の面接へ気持ちを切り替えやすくなります。
ここからは、一次面接で落ちる可能性が高いときのサインを解説します。ただし、落ちるサインに当てはまっていたとしても落ちたと決まったわけではありません。過度に落ち込まず、気持ちを切り替えて他社の選考へ向けて準備を進めましょう。
下記の記事では面接の合否に関するサインをさらに解説しています。目を通しておき、面接のなかで当てはまるものがなかったか気になる人は、確認してみてください。
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面接の合否サイン32選! 落ちたサインを出されたときの対策も解説
面接で落とされてしまう人には、面接中に採用担当者からあるサインが出されることがあります。この記事では、面接で落とされるときに採用担当者が出すサインについて、キャリアコンサルタントのアドバイスを交えつつ解説します。
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面接が短く終わった
一般的に20〜30分かかる一次面接が想定よりも早めに終わった場合は、採用担当者が学生を落とすと決めたからという可能性があります。
たとえば、30分予定の面接が20分以下で終了した場合など、もともとの面接予定の時間から逆算して、2/3以下の時間で面接が終了した場合は落ちた可能性も考えられるのです。
ただ、場合によっては早く終わっても一次面接に受かる可能性もあります。面接がスムーズに進んだ場合や、書類選考段階で一次面接の通過が決まっていたときは予定よりも早く終わることもあるため、面接時間だけでの判断は難しいと理解しておいてください。
合格の場合も不合格の場合も短い時間で面接が終了するケースがあります。下記の記事では面接が早く終わったときに考えられる理由を解説しているため、ぜひ参考にしてください。
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面接の時間が短かかった場合、合否を考えるには判断基準があります。面接時間の長さと合否の関係性と、面接後に本当にするべき振り返りの方法をキャリアコンサルタントがプロの目線で解説します。
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面接官がメモを取っていない
質問した内容に学生が答えたにもかかわらず、面接官がメモを取っていない場合は、一次面接を突破できない可能性があります。
採用担当者が取ったメモは次の面接や人事部へ引き継ぎされる場合もあり、学生を評価する材料になります。特に一次面接は担当する学生が多いため、情報が混ざらないようメモする人もいるのです。
ただ、面接のメモは採用担当者によっても詳しく取るか、要点だけ記載するかが異なるため、必ずしも落ちたサインとはいえません。
場合によっては、面接で十分にやりとりができたため一次面接を合格させるつもりでメモを取っていない可能性もあるので、あくまで基準の一つと認識しておきましょう。
面接官は、面接が終わってから一気にメモを書き込んだり、面接中はメモを取らず頭の中で考えていたりすることもあり得ます。あえてメモを取らないようにして学生の様子を観察することに集中している場合もあります。
他社の応募状況を確認されない
一次面接は選考の序盤のため、最終面接までは期間が空きます。その間にほかの会社から内定が出ると辞退される可能性もあるため、企業は合格を出したい学生には他社の応募状況を確認される可能性があります。
逆に言えば、他社の応募状況を確認されなかった場合は、一次面接に落ちる可能性があるということです。
ただし、他社の応募状況を聞かれなかったからといって必ず一次面接に落ちるわけではありません。選考状況の確認は採用人数の確認も踏まえておこなわれているため、人数が足りている企業であれば、他社の状況を聞かないケースもあります。
「聞かれた場合には受かる確率が高いかもしれない」程度に思っておきましょう。
なお、他社の選考状況を聞かれたときの対応については以下の記事で解説しています。答え方一つで与える印象が変わったり、選考に影響を与えたりする可能性もあるので、対策の一環としてあらかじめ確認しておいてください。
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例文付き! 面接で他社の選考状況を質問されたときの答え方
就活の面接で他社の選考状況を聞かれた際にどのように答えれば良いかわからない人もいるでしょう。他社の選考状況を聞かれたときの回答には意識するべきことがあります。その答え方をキャリアアドバイザーとともに例文付きで解説します。
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二次面接の話をされない
一次面接通過の見込みが高い学生に対しては、その場で二次面接について話をされるケースもあります。
優秀な学生はどこの企業も採用したいと考えることが多いため、そうした学生に対しては早めに今後のスケジュールを確認しておき、ほかの企業より先に内定を出そうと考える場合が多いのです。
ただし、大きな企業は採用担当者の独断で選考を合格させることはできないため、必ずしも二次面接の話がされるとは限りません。一次面接後の話がない場合は、選考結果がいつぐらいに伝えられるのか確認しておくと、合否でほかのことに手がつかなくなる心配を少なくできます。
上記のほかにも、面接官が面接中に携帯電話を見るなどの不要な行動をしている場合、一次面接で落ちる可能性が高いといえます。
面接以外のことに気を取られている場合、学生に対する興味が低いか、事前選考の時点ですでに採用の見込みが薄い可能性が考えられるかもしれません。
一次面接で落ちるのが不安な人へおすすめのQ&Aも併せてチェック!
一次面接で落ちる人や受かる対策への理解を深めても、自分の面接がうまくいったのかわからず不安な気持ちになる人も多いのではないでしょうか。
そこでこの章では、PORTキャリアに寄せられたQ&Aから一次面接の合否が気になる人に役立つ内容を6つ紹介します。
一次面接に限らず最終面接まで一貫して役立つ内容になっているので、キャリアコンサルタントのアドバイスを参考にして、不安な気持ちを軽減しつつ一次面接を乗り越えましょう。
一次面接に落ちる人は少なくない! 改善点を把握して二次面接を目指そう!
一次面接では書類選考を突破したうちの70%が落ちるといわれています。決して合格率が高いわけではないため、落ちたからといって過度に落ち込む必要はありません。
一次面接に落ちる人には、清潔感やビジネスマナーが不足しているなどの基本的な部分から、他社との差別化が不足していて志望動機や逆質問などの内容が浅いといった特徴があります。
自分が当てはまる理由はないか考え、足りない部分にフォーカスして改善することが一次面接突破の近道です。できることから一つずつ対策を進めていき、二次面接を目指しましょう。
アドバイザーコメント
大場 美由紀
プロフィールを見る一次面接で落ちてもネガティブになりすぎる必要はない
面接は誰でも緊張するものです。まして一次面接は、社員と対面する初めての場であり、思うように話せなかったり、混乱したりすることもあるでしょう。
しかし、一次面接に落ちてしまったことで面接に苦手意識を強く持ったり、必要以上に憶病になってたりする必要はありません。何事にも失敗はつきものだからです。
失敗から得た気付きをプラスに変える行動が大切
失敗したらその原因を考え、改善していく気持ちを持つことが大切です。失敗のなかから学ぶよう心掛ければ良いのです。少しずつ面接に強くなっていく自分を作っていくのだと前向きにとらえましょう。
たとえば、企業研究が充分できないまま面接の日を迎えてしまったと思うのなら、ほかの企業の面接ではしっかりと企業研究をして面接に臨めば問題ありません。緊張して頭が真っ白になってしまい準備していたことが話せなかったのであれば、練習をたくさんして自信を付ければ良いのです。
一次面接が通過できないことにすっかり嫌気がさして、就活をしばらく中断してしまう学生をときどき見かけますが、一人で抱え込んで悩むのではなく大学のキャリアセンターに足を運ぶなど、第三者の協力も得ながら自分のペースで進めてくださいね。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/キャリアシンク・オフィス代表
Yoshinori Nomura〇IT業界・人材サービス業界でキャリアコンサルタントの経験を積む。培ったノウハウをもとに、その後はNPO支援団体として一般企業人の転職相談・就活生への進路相談を担う
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/メンタル心理カウンセラー
Syuya Nagata〇自動車部品、アパレル、福祉企業勤務を経て、キャリアコンサルタントとして開業。YouTubeやブログでのカウンセリングや、自殺防止パトロール、元受刑者の就労支援活動をおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/フィナンシャルプランナー
Miyuki Oba〇大学などでカウンセリングや講義、企業や行政における新人研修・セミナーなどに多数登壇。ファイナンシャルプランナーおよび小論文講師としての知見も加味したアドバイスをおこなう
プロフィール詳細