21例文付き|面接の「周りからどう思われているか」の回答法は?

21例文付き|面接の「周りからどう思われているか」の回答法は?

この記事にコメントしたアドバイザー

  • 小松 茂樹

    株式会社ビジネスキャリア・コンサルティング 代表取締役社長 保有資格:中小企業診断士(登録番号422233)/国家資格キャリアコンサルタント(登録番号16062351)/CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)(登録番号CDA145569)/全日本能率連盟認定マネジメント・インストラクター(登録番号2019001) SNS:YouTube/X(旧Twitter)/Facebook

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  • 若林 宏美

    一般社団法人テツナグ代表理事/クリエイティブチームRutsubo代表 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号21086984) SNS:Instagram

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  • 遠藤 美穂子

    近代マネジメント所属 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号16130197)/2級キャリアコンサルティング技能士(第12S17401156号)

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この記事のまとめ

  • 「周りからどう思われているか」の回答は質問の意図・目的を理解するのが重要
  • 4つの回答ポイントを把握して適切な回答ができるよう準備しよう
  • 周りの人に聞けなくても回答内容を考える方法はある
  • この記事を読んでいる人におすすめ

  • 面接力診断ツール

    【面接前必須】たった3分であなたの面接力がわかる!

就活の面接の際に「周りからどう思われているか」と聞かれることがよくあります。面接では、基本的に志願者の主観的な意見を述べることが多いですが、「周りからどう思われているか」を聞くことで、面接官は学生の客観的な意見や評価を知ることができます。

「どう答えるのが適切かわからない」「他の人はどう回答しているか例文を見たい」など、「周りからどう思われているか」という質問に対して不安や疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。

この記事では、キャリアアドバイザーの小松さん、若林さん、遠藤さんと一緒に、面接で「周りからどう思われているか」と聞かれたときの適切な回答方法を解説します。面接でよく聞かれる質問であるため、就活中の学生は回答する準備をしておきましょう。

企業が「周りからどう思われているか」を聞く意図・目的を理解することが回答のカギ

「周りからどう思われているか」の回答を考える際に重要なのが、なぜこのようなことを聞くのか、企業側の意図・目的を考えることです。質問の意図・目的を理解すれば、企業が求める回答を返せるようになります。

しかし、「どんな意図・目的で聞くのかわからない」「自分のことをどう思っているか素直に答えてくれる友人がいない」などと悩む人もいるかと思います。

この記事では、前半で企業が「周りからどう思われているか」を聞く理由や回答するための準備、友人に聞けない場合の対処法など、面接の際に適切な回答をするための準備に関して解説します。後半では回答例を紹介して、実際にどのように回答するのが適切かといったことを解説します。

企業が求める回答をして、ほかの学生と差別化を図りましょう。

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企業が面接で「周りからどう思われているか」を聞く理由

企業が面接で「周りからどう思われているか」を聞くことには、大きく分けて2つの理由があります。企業側の意図・目的を知ることで、企業が志願者にどのような回答を求めているかを考えることができます。

適切な回答を考えるためにも、企業が「周りからどう思われているか」を聞く理由を把握しておきましょう。

自社の社風と人柄がマッチしているかを確認するため

企業は採用活動を通して、志願者の人柄が自社の社風とマッチするかどうかを見極めます。どれだけ能力が高くても、社風と人柄がマッチしなければ、実力を最大限発揮できなかったり、早期退職したりするなど、両者にとって良い結果を生み出すことが難しいからです

そして、周りからの意見はその人の人柄を知る大きなヒントになるため、「周りからどう思われているか」と質問して、第三者の意見からその人の人柄を確認するのです。

自己評価と他己評価にズレがないか確認するため

エントリーシート(ES)や面接で自己PRが求められます。自己PRでは自分の強みや魅力をアピールしますが、必ずしもそれが的確とは限りません。他人からは違った印象を持たれている可能性もあるのです

できる限り志願者の本当の強みや人柄を見極めるためにも、「周りからどう思われているか」と質問して、自己評価と他己評価にズレがないか確認します。

また、「周りからどう思われているか」という質問を通して、客観的に自分を評価できるかどうかも確認しています。自分を客観視できないと、入社後に自分の強みを発揮できない場合があるため、評価が下げられる可能性があります。

周りからの評価で自己評価の信ぴょう性を確かめる

面接では、さまざまな質問をして志願者の人柄を見出します。しかし、ほとんどの質問は志願者自らの考えを述べるものであるため、故意に良く見せようとした自己評価をする場合も考えられるのです。

そこで、周りからの評価と照らし合わせることで、志願者の自己評価の信ぴょう性を確かめています。

回答する際は、自己評価と他己評価に乖離がないようにすることが大切です

小松 茂樹

プロフィール

ビジネスシーンでは複数の人たちとコミュニケーションを取り、人間関係を構築して円滑に仕事を進めていくことが求められます。誰しも自分自身を完全に理解できているわけではなく、自分では気づかない自分の一面というものがあります。

他人からのフィードバックを肯定的に受け入れ、自分自身を客観的に捉えることができる人の方が、チームワークをうまく進めてくれる可能性が高く、この質問はそれを確かめるものだと言えるでしょう。

「周りからどう思われているか」の質問に回答するための準備

企業が「周りからどう思われているか」を聞く意図・目的を理解したら、実際に回答する準備をしましょう。

「周りからどう思われているか」のベストな回答をするためにも、あらかじめ時間を確保して入念に準備をしましょう。

複数人に「自分をどう思うか」を聞いておく

「周りからどう思われているか」に回答するにあたって、複数人から「自分をどう思うか」を聞いておきましょう。自分一人で周りからどう思われているかを予想するのは難しく、実際に思われていることと違う回答をしてしまう可能性があります

聞く相手は友人や家族、教授など、あなたのことを知っている人であれば誰でも構いません。自分のことをどう思っているか聞くことは「良く思われていなかったらどうしよう」や「相手の時間を無駄にしているのではないか」と不安に思うかもしれませんが、「就活のため」と話せば多くの人が積極的に応えてくれますよ。

具体的にどのように聞けば良いかわからない人は、こちらの記事を参考にして他己分析のやり方を把握しておきましょう。
他己分析の質問例20選|やり方から選考への活かし方まで徹底解説

良くないことを言われるのではないかと不安です。実際に聞く際、どのように切り出すのがおすすめでしょうか。

若林 宏美

プロフィール

「就活のために参考にしたいから」と前置きして聞いてみよう

素直に「就活の面接で、『周りからどう思われているか』を聞かれるかもしれないから、私のことをどう思っているか教えて」と聞けば大丈夫です。

聞く目的が就活だとわかれば、ほとんどの人はポジティブな答えを言ってくれることでしょう。どうしても不安なら、大学の教授や講師などに聞いてみてはどうでしょうか。

こうした質問には慣れていると思うので、きっと適切な返答をしてくれると思いますよ。

回答内容の理由やエピソードまで聞く

周りに「自分をどう思うか」を聞く際は、そのように回答した理由や、エピソードまで聞くようにしましょう。

たとえば、以下のように「どう思うか」だけを聞くと、面接の際に中身のない回答になってしまいます。

NG例文

私は周りから「リーダーシップがある」と思われています。

一方で、そう思っている理由やエピソードも聞くと、より信ぴょう性が高く、面接官も納得できる回答ができるようになります

OK例文

私は周りから「リーダーシップがある」と思われています。そう思った理由を伺ったところ、「誰もが面倒と思う場面でも積極的に前に出て、皆を引っ張ってくれるから」と回答してもらいました。

私は大学でゼミに所属しておりゼミ長を務めています。私が所属するゼミでは、ゼミ長の仕事が多いと言われており、立候補する人はほとんどいません。しかし、私は社会人でもこの経験を活かせると思い、ゼミ長に立候補したという経験がございます。

このような経験から、周りの人から「リーダーシップがある」と思われるようになりました。

このように、回答の濃さや信ぴょう性がまったく異なるため、回答内容の理由やエピソードまで聞いておきましょう。

複数人の意見をまとめて回答の準備をする

複数人から「自分をどう思うか」を聞くと、さまざまな意見が返ってくるかと思います。それらの意見をまとめて簡潔に回答できる準備をしましょう。

面接ではあれもこれも回答する必要はありません。むしろ「話が長い」や「わかりにくい」などと悪い評価を付けられる可能性もあります。

複数人の意見から共通する部分を抽出して、自分の言葉で簡潔かつわかりやすく「どう思われているか」を伝えられるように準備しましょう

遠藤 美穂子

プロフィール

「周りからどう思われているか」の質問に自信を持って答えるには、やはり身近な人に聞いてみるのが一番です。

「私の良いところと直した方が良いところを教えてほしい」と他己分析をお願いすると、いろいろな角度からの意見がもらえますよ。

「周りからどう思われているか」を友人に聞けない場合の対処法

「周りからどう思われているか」を友人に聞けない場合の対処法

  • 家族に「自分をどう思うか」を聞く
  • 「周りからどう思われているか」を診断するサービスを利用する
  • 周りの自分への接し方からどう思われているかを推測する

「自分のことをどう思うか」を友人に聞けない人もいるかと思います。そのような人でも、これから解説する対処法を活用することで「周りからどう思われているか」の回答を考えることは可能です。

家族に「自分をどう思うか」を聞く

家族はあなたのことを一番近くで見てくれています。実家から離れている場合、直近の行動面に関する意見を聞くことは難しいですが、本的な性格は家族が一番知ってることが多いです

なお、親に聞いた場合、多少贔屓される可能性があります。その可能性があることを念頭に置いて、自分がどう思われているかを整理しましょう。

「周りからどう思われているか」を診断するサービスを利用する

インターネット上に、いくつかの質問に答えることで「周りからどう思われているか」を診断できるサービスがあります。どうしても聞く相手がいない場合はこのようなサービスを活用するのも問題ありません。

おすすめのサービスはTEST.JPです。コーチング提供会社であるコーチ・エィが運営し、10個の質問に答えるだけで、自分が周りからどう思われているかを診断します。

具体的にどう思われているかまでは把握できませんが、大まかな回答は得られますよ。

若林 宏美

プロフィール

私も上記のサイトから診断してみました。当てはまるものもあれば、ちょっと違うかも? と思うものもありました。

診断を利用するときは、当てはまる項目を選んでそこから連想された実際のエピソードも絡めてまとめるとリアリティーが出ますよ。

周りの自分への接し方からどう思われているかを推測する

過去または現在、友人や同級生とどのようにコミュニケーションを取っているかを思い出して、どう思われているかを推測することも可能です。

たとえば、いつも勉強のことを質問されるようだったら「頭が良い」と思われている可能性があります。また、プライベートに関する相談をされる機会が多い場合は「優しい」や「思いやりがある」などと思われていることが考えられます。

推測する際に重要なことは、できる限り主観を取り除くことです。主観が混ざると自己PRとまったく同じ回答になってしまいます。可能な限り自分を客観視して、自分がどう思われているかを推測しましょう。

アドバイザーコメント

周りの発言をまとめて「自分がどう思われているか」を推測しよう

主観を取り除くのって難しいですよね。文章にしても、発言にしても、人は気づかないうちに主観的になってしまうものです。そこでおこなってほしいのが「周りの発言をまとめる」方法です。

ちょっと大変に思うかもしれませんが、1週間など期限を決めて、毎日「だれに」「どのような」質問をされたか、会話をしたかをまとめます。

たとえば、
月曜日:〇〇さん 就活の情報交換 「あなたは決まりそうでうらやましい」
火曜日:〇〇くん バイトについて 「いつもあなたは仕事をこなしているね」

など、会話のすべてではなく、心に残ったことや、大まかな会話の内容を書き出しておきましょう。

会話をまとめることで客観的に自分がどう思われているのかがわかる

情報がまとまったら、客観的に見て、自分がどのように思われているのか判断します。今回の例なら、「要領が良い」というキーワードが思い浮かびますが、このままでは少しネガティブな意味にも受け取られかねません。

そこで、さらに思考をすすめてポジティブ変換すると「処理能力が高い」という言葉が思い浮かびました。

ここまで考えられたら、この1週間で言われたことや、これまでの当てはまる具体的なエピソードを合わせれば違和感がなく仕上がりますよ。

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好印象を獲得! 「周りからどう思われているか」の4つの回答ポイント

「周りからどう思われているか」の回答ポイント

  • 社風にマッチした回答をする
  • ネガティブな意見に触れる場合はその改善方法も伝える
  • 自分の人柄が伝わるエピソードを準備する
  • PREP法を活用して結論ファーストで伝える

「周りからどう思われているか」の質問の回答で、面接官に好印象を与えることができます。前述の通り、周りからの評価は自己評価よりも信ぴょう性が高く、本当に自社とマッチしているかどうかを判断できるからです。

どのように回答すれば好印象を与えられるか確認していきましょう。

社風にマッチした回答をする

企業は社風と人柄がマッチした人を採用したいと考えます。

社風と人柄がマッチしていれば居心地の良さを感じやすく、いきいきと働ける可能性が高いため、早期退職を防いだり、高いパフォーマンスを発揮したりできるようになるのです

社風は、以下の方法で確かめられます。

社風の確かめ方

  1. 会社説明会
  2. 社員のインタビュー記事
  3. インターン
  4. 先輩社員からの話

これらの方法で社員がどのように働いているか、どこにやりがいを感じているかなどを聞くことで、その社風をつかめるようになります。

とはいえ、社風に合わせるために、偽った回答をしてはいけません。なぜなら、実際に入社した後に自分に合わず早期退職したり、ストレスを感じながら仕事をしたりする可能性があるからです。

周りから思われていることと社風がマッチする部分を見極め、その部分を重点的に伝えるのがポイントです。

なお、社風の良さを志望動機にする際は注意するべきことがあります。どこに注意するべきか、どのように伝えるべきかわからない人はこちらの記事を参考にしてください。
「社風の志望動機」は注意が必要! 例文付きで受かるコツを伝授

ネガティブな意見に触れる場合はその改善方法も伝える

「周りからどう思われているか」を聞くと、良い部分がある一方で、直してほしい部分も伝えられることがあるかと思います。

たとえば、「情熱があり一緒にいるとやる気が出るのですが、一方で、常にやる気に満ち溢れているため熱苦しく思うこともあります」といったように、良さが出過ぎているが故のネガティブな意見も言われるかもしれません。

面接の際にネガティブな意見にも触れる場合はその改善方法も伝えましょう。上記の例で言えば、「熱苦しいと言われることもあるため、状況をよく見て周りの空気を読むようにしています」と、改善方法も伝えると、自分の悪い部分も認め、直そうとしていると良い印象を持たれることがあります

また、短所を長所に言い換えるという方法もあります。具体的な方法はこちらの記事を参考にしてください。
言い換え例35選|短所を長所に変える方法と選考への役立て方を解説

自分の人柄が伝わるエピソードを準備する

「周りからどう思われているか」だけを伝えるのではなく、自分の人柄が伝わるエピソードも準備しておきましょう。前述の通り、具体的なエピソードがある回答とない回答では、回答の濃さや信ぴょう性が大きく異なります

そのため、周りの人に「自分をどう思うか」を聞く際は、「なぜそう思ったのか」「そう思ったときはいつか」まで聞くと、面接の際にエピソードまで伝えられるようになります。

PREP法を活用して結論ファーストで伝える

PREP法を活用して結論ファーストで伝える

PREP法

文章を簡潔にまとめるフレームワーク。
・Point:結論
・Reason:理由
・Example:具体例
・Point:まとめ

「周りからどう思われているか」の回答内容が決まったら、PREP法を活用して結論ファーストで伝えましょう。

時系列順や思ったこと順で伝えると、面接官側は「結局どう思われているの?」と結論がわからず、何を話されているかわからない状態になります。それを防ぎ、わかりやすくかつ簡潔に伝えるためにも結論ファーストで伝えましょう。

なお、PREP法を活用することは社会人に必須能力です。大学生のうちから身に付けておくことで、社会人生活の良いスタートダッシュを切れるようになりますよ。

アドバイザーコメント

チームの中でどのような役割を果たすのかアピールできるようにしよう

「周りからどう思われているか」という質問は、あなたがチームの中でどう振る舞っているか知りたいという意図を含んでいます。質問に答えるときは、「周り」がどういう人で、どういう場合のことなのかわかるように伝えると良いですよ。

たとえば、「アルバイト先の店長から、後輩への指導が丁寧とほめていただいたことがあります」という具合です。そうすると面接官は、実際の仕事でも後輩に丁寧に指導してくれそうだと受け止めます。

回答を考える際は誰にどのような場面で言われたのかがわかるようにしよう

良いことばかりでなく、マイナスの言われ方をしたことを伝えたい場合は、なぜそう言われたのか、原因やその意図を振り返ってみてください。単なる欠点の指摘ではなく、愛のある指導だったかもしれません。

たとえば、「レジではミスのないよう丁寧に対応していますが、もう少しスピード感を持ってほしいと言われたことがあります。確かに混雑する時間帯は素早い対応が必要だと思うので、笑顔の対応は欠かさない一方で、一つひとつの動作を正確かつ迅速におこなえるよう日々努力しています」と振り返った内容を伝えます。

指摘事項を自分の課題として受け止めて解決の努力をしていることを伝えられると好印象になります。

39点以下は要注意!
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「周りからどう思われているか」に回答する際の注意点

「周りからどう思われているか」に回答する際の注意点

  • 自己評価との一貫性を意識する
  • 就活の面接にふさわしい回答をする
  • 嘘や誇張は避ける

「周りからどう思われているか」に回答する際、いくつか注意すべきことがあります。面接の際に悪い印象を与えないためにも、これから解説する注意点はすべて把握しておきましょう。

自己評価との一貫性を意識する

面接・ESの自己PRや志望動機を伝えた自己評価と「周りからどう思われているか」の回答内容に一貫性があるかどうかを意識しましょう。まったく別のことを伝えると「一貫性がない」や「偽りの回答をしているのではないか」と思われ、悪い評価をされる可能性があります

たとえば、自己PRで「リーダーシップがあります」と回答したにもかかわらず、周りからどう思われているかの回答で「縁の下の力持ちと言われることがあります」と回答した場合、一貫性が感じられません。

このように、自己評価との一貫性があるか、不自然でないかなどは事前に確認しておきましょう。

就活の面接にふさわしい回答をする

友人に「自分のことをどう思うか」を聞くと、「ギャンブル好き」や「酒が強い」など、冗談を言われることがあるかと思います。しかし、このような回答を面接の場で伝えるのはふさわしくありません。

また、ネガティブな意見を伝える際、「ルールを守れない」や「時間にルーズ」など、明らかに業務に悪影響を与えるようなことは回答しないことをおすすめします

企業が「周りからどう思われているか」を聞く意図・目的を把握し、それに適した回答をするようにしましょう。

嘘や誇張は避ける

嘘や誇張していることが見抜かれた場合、選考を落とされる可能性が高くなります。

また、面接で嘘や誇張を徹底的に貫いて内定をもらっても、入社後にミスマッチに苦しむかもしれません。

本当に自分に合う会社に入るためにも、本当の自分を伝えるのが適切です。社風と人柄がマッチしている部分を探し、そこを重点的に伝えることで好印象を与えられますよ

面接にはいくつか守るべきルールがあります。以下の記事を参考にして、面接のルールを確認しておきましょう。
面接ルールを知らないまま本番を迎えると不合格の可能性大!

小松 茂樹

プロフィール

できる限り自分をよく見せたいという思いから、面接の場では良いことばかり言いたくなるものです。

しかし、世の中に完璧な人間はおらず、良いこと尽くしでは取り繕っている印象を与えかねません。自分のことを誠実に伝え、また自分を客観視できることを示すため、時には短所となることを示すことも有効です。

ただし、ただ短所を述べるだけではマイナスイメージを残してしまうので、その短所をカバーするための工夫や努力を添えて、ポジティブに話を終えると良いでしょう。

回答別! 「周りからどう思われているか」の例文17選

「周りからどう思われているか」の回答別の例文を紹介します。回答を考える際の参考にしてください。

例文①コミュニケーション能力が高い

例文

私はよく周りから「コミュニケーション能力が高い」と言われます。そう思った理由を聞くと、「初めて会った人でもほかの人と同様に接することができるから」と言われました。

私は人との出会いを大切にしています。世界に約80億人の人がいる中で、まず顔を合わせるだけでも奇跡だと本気で思っています。そして、この機会を逃すとその人と話すことが二度とできない可能性があるため、初めての人でも積極的に話しかけるようにしています。

このような行動と価値観から、周りから「コミュニケーション能力が高い」と思われているのだと考えています。

遠藤 美穂子

プロフィール

積極的に初対面の人に話しかけることを自分で意識していて、それを周囲の人も認めてくれていることがわかります。

「他の人と同様に接する」の部分がわかりづらいので、「すぐに打ち解けられる」などの表現も検討してみてください。

コミュニケーション能力の自己PRの作り方・伝え方は以下の記事で解説しているので、併せてチェックしてください。
例文12選| コミュニケーション能力の自己PRを3ステップで解説

例文②真面目である

例文

私は周りから「真面目だね」と言われることが多々あります。具体的には、どんな授業でも最前列で受けていたり、皆が嫌がるようなことでも積極的におこなっていることから、真面目と思われているようです。

私は行動する際に周りへの感謝を常に持つようにしています。たとえば、授業を受けられるのは授業料を払ってくれている両親のおかげです。また、気持ちよく生活できるのは近隣住民の人が街を守ってくれているおかげです。

このように考えているため、授業は積極的に受けたり、地域の清掃活動も毎回参加したりしています。

感謝の気持ちを持ちながら行動した結果、周りから「真面目」と思われるようになりました。

若林 宏美

プロフィール

他者からの「真面目」という評価とその理由はもちろんですが、「なぜ自分が真面目なのか」という真面目である理由にまで触れられている点が良いですね。

また「周りへの感謝」は、仕事をするうえでもとても大切なので、その点もしっかりと伝わり好印象です。

真面目さの自己PRの作り方・伝え方は以下の記事で解説しているので、併せてチェックしましょう。
12例文|真面目さの自己PRでやりがちな3つの失敗パターンと対策

例文③優しい

例文

私は周りから「優しい」とよく言われます。どんなところが優しいか聞くと「後輩や小さい子どもなどに優しく接している」と言われました。

優しさの根底には、私が命の尊さを実感していることがあると思っています。私は小学生の頃に飼っていた愛犬を亡くしました。その時、「もっと大切に育てればよかった」「もっと一緒に遊びたかった」と後悔が沸々と思い浮かんできたのです。

この経験から、誰かと接する際は後悔が残らないようにできるだけ大切に、そして楽しい時間になるようにしようと考えるようになりました。

このような原体験とそこで生まれた価値観から、今の優しさに至っているのだと思います。

小松 茂樹

プロフィール

周囲から優しいと言われる具体的な側面と、その理由を明確に示しているので、とても納得感の高い記述で良いと思います。

この優しさを「社会人としてどのように活かしていきたいか」という意向を添えるとより好印象になりますよ。

例文④努力家である

例文

友人に私をどう思っているか聞くと、ほとんどの人が「努力家だね」といってくれました。なぜそう思ったかを聞くと「目標に向かって頑張っているから」と回答をもらいました。

私はどんなことでも明確な目標を掲げるようにしています。たとえば、トレーニングが趣味でよくやっているのですが、その重さも目標を掲げています。ベンチプレスで言えば、今は80kgしか挙げられませんが、今年の6月までに100kgを達成すると決めています。

期限と数値が入った目標を掲げることで、今何をするべきかが明確になり、計画通りに行動できるようになります。このように行動している様子が「努力家」と評価されていると思われます。

遠藤 美穂子

プロフィール

目標達成に向けて努力できる人だということが伝わってきます。日ごろ頑張っている姿を周囲も見ているということですね。

目標を掲げたら、計画通りに努力を継続するためにどんな工夫をしているのかも詳しく聞いてみたくなります。

例文⑤行動力が高い

例文

私は周りから「行動力が高い」と言われることがよくあります。特に「皆がやりたいけどなかなかやれないことを実現していてすごい」と言われました。

私は「人生一度きり」という価値観のもと生活しています。このような価値観を持ったのは、長期的に体調を崩した経験があるからです。そのときはあまり身動きが取れず、このまま何もできずに人生が終わるのではないかとも思いました。

そこで、「人生は一回しかないし、いつ動けなくなるかわからないから、元気になったらやりたいと思ったことは全部やろう」と考えるようになり、積極的に行動するようになりました。

この姿を見ている友人は私のことを「行動力が高い」と思ってくれているようです。

若林 宏美

プロフィール

「皆がやりたいけどやれないこと」の具体的な例が挙げられていないので、少し想像しづらい文章になっています。

また「人生一度きり」という価値観は、共感されることが多い一方で、「何かあったらすぐに辞めちゃうかも」と思われる可能性もあります。

行動力の自己PRの作り方・伝え方は以下の記事で解説しているので、併せてチェックしてくださいね。
例文30選! 行動力の自己PRは6つのパターンで勝負しよう

例文⑥計画を立てるのが得意

例文

私は周りから「計画を立てるのが得意だね」と言われることが多々あります。特に旅行のときや、テスト前になると言われます。

私は計画を立てずに行き当たりばったりで行動するのが苦手です。性格上、きちっと計画を立ててから行動したいと思っています。

そのため、旅行をする際は行き先は事前に決めておき、目的地までの行き方はすべて調べておくようにしています。また、テストの際は当日までに勉強計画を立て、少しずつ身に付けて本番を迎えるようにしています。

このような性格から、友人からは「計画を立てるのが得意」と言われるのだと思います。

小松 茂樹

プロフィール

リスクを最小限に留めて成果を確実にするため、計画性はビジネスシーンで求められる重要な要素の一つです。これが強みとなるのは素晴らしいですね。

旅行や試験の例示をしていますが、計画的に取り組んだことでどのようなメリットを得られたのかも添えられると、より強い印象を与えられると思います。

計画性の自己PRの作り方・伝え方は以下の記事で解説しているので、ぜひ確認してください。
例文10選|企業に刺さる「計画性」の自己PRは3ステップで完成!

例文⑦思いやりがある

例文

私は周りから「思いやりがある」とよく言われます。特に「後輩を大切にしているよね」という声を数人からいただきました。

私は自分が経験して良かったことは周りに伝えて、生活する際の参考にしてもらいたいと考えています。特に後輩は1年や2年だけですが、私よりも人生が短いです。当然私の方が多くのことを経験しています。

そこで、良かった経験を私だけに留めるのではなく、後輩にも伝えてより楽しい生活を送ってほしいと思っています。このような想いから、後輩にはいろんなことを教えたり、不安・不満がありそうだったら寄り添うようにしています。

この行動から「思いやりがある」と思われているのだと考えています。

遠藤 美穂子

プロフィール

寮生活のエピソードでしょうか。面倒見の良い先輩なのだろうと思います。

「思いやり」という言葉には知識や経験を教えるだけでなく、気遣ったり見守ったりすることも含まれているので、中ほどの「不安や不満に寄り添う」という部分をもう少し広げてもよさそうです。

例文⑧常に冷静である

例文

友人に私のことをどう思っているか聞いたところ、「常に冷静だよね」と回答をいただきました。具体的には「どんなときでも相手の意見を聞けるのがすごい」と思ってくれているようです。

私がこのような冷静さを発揮したのは部活動中です。卓球部に所属しており、団体戦で全国大会に出場することを目標に活動しています。

しかし、この目標を考える際、部内で「自分達にそんな高い目標は無理」や「自分は団体戦に出れないから関係ない」など、いろんな意見が飛び交いました。その際、カッとなって口論を始める人もいました。

しかし、私はまずはその人の意見を聞くことに注力し、なぜそう思っているのかを考えたという経験があります。

このような過去の経験から、「どんなときでも冷静だね」と思ってもらえているのだと考えています。

若林 宏美

プロフィール

意見が食い違ったときにどういう態度を取るか、どういう発言をするかは、意外とその人の本質が表れるものです。

冷静さのたとえ話をするときに、このような場面を選んだことも冷静に自分を客観視できていると判断してもらえることでしょう。

例文⑨協調性がある

例文

私は友人から「協調性がある」と言われることがよくあります。具体的には、複数人で何かをやる時、「誰もが面倒と思うようなことを積極的にやってくれる」と話してくれました。

私は、人が面倒と思うことは意識的に自らするようにしています。なぜなら、自分がやらなければ、誰かが嫌な思いをしながらその面倒なことをすることになるからです。

たとえば、片付けや掃除などは面倒ですが、ほとんどの場合はしなければいけません。私がそれをやらなかった場合、一緒にいるほかの誰かがその面倒なことをやることになるため、少しでも意欲がある私がやろうと思うようにしています。

また、ビジネスは面倒だけどほとんどの人がやらないことをやることが重要だと思っています。その習慣を身に付けるためにも、面倒なことは自ら買っておこなうようにしています。

このような行動から周りから「協調性がある」と思われているのだと考えています。

小松 茂樹

プロフィール

面倒なことを自ら引き受ける姿勢、素晴らしいですね。ビジネスは人の不満や不便を解消していくことだとも言えるので、きっと良い仕事をするのでしょうね。

ただし、このエピソードを「協調性」と呼ぶのには少し違和感があります。周囲に合わせるというよりは、率先して物事をおこなう姿勢を示しているように思います。

協調性の自己PRの作り方・伝え方は以下の記事で解説しているので、協調性を強みに持つ人はチェックしてください。
例文17選|協調性の自己PRで確実に差別化する8つのコツ

例文⑩諦めない

例文

私は周りから「諦めない心を持っている」とよく言われます。具体的には部活動のときに言われることがよくあります。

私は柔道部に所属しており、全国大会入賞を目指して日々練習に励んでいます。私が諦めない心を持つようになったのは、高校の全国大会の準々決勝です。私はラスト10秒まで負けていました。しかし、どうしても入賞したかったため、最後まで攻め続けた結果、最後の10秒で技が決まり、勝つことができました。

この経験から、何事も諦めなければ良い結果が得られる可能性があるとわかり、今ではどんなことでも可能性を信じて最後まで諦めずに取り組むようにしています。

このような想いが周りに伝わり、「諦めない」と思ってもらえているのだと考えています。

遠藤 美穂子

プロフィール

過去の経験から、「諦めなければ良い結果が得られる」ではなく「得られる可能性がある」と謙虚に理解していることが伝わってきます。

仕事でも粘り強く取り組んでくれる人だと期待を持ってもらえるでしょう。

諦めない力は社会人生活でも重要な力になります。しかし伝え方によっては説得力がない自己PRになってしまう場合もあります。以下の記事では諦めない力の自己PRについてまとめているので参考にしてみてください。
諦めない力を自己PRにするには? 注意点と差別化の秘訣を解説

例文⑪常に上を目指している

例文

私は周りから「常に上を目指していて向上心が感じられる」と言われることがあります。勉強や私生活からそのように感じられるそうです。

私は「仕事で活躍できるように成長したい」という想いがあります。このように思ったのはある経営者と話をさせていただいたときでした。その人は立ち振る舞いが素晴らしく、自分もこうなりたいと思えるような人でした。

その経営者から「何事も高い目標を設定し、それに向かって行動すると成長できる」とアドバイスをいただき、それから実践するようになりました。

この実践している様子が、周りからは「常に上を目指している」と思われる要因かと考えています。

若林 宏美

プロフィール

「上を目指したい」と思った理由が、「立ち振る舞いが素晴らしい」というその人の上辺だけをきっかけにしている点が気になりました。

もう少しその人の内面に触れた内容に変えたら、もっと良くなると思いますよ。

向上心を強みに持つ人は、以下の記事で向上心の自己PRの作り方・伝え方を解説しているので、ぜひ確認してください。
例文12選|向上心の自己PRでアピール必須の3要素と注意点

例文⑫責任感が強い

例文

私は周りから「責任感が強い」と言われることがあります。どんなときにそう感じるのか聞くと「皆で協力しなければいけない場面で責任感を感じる」と言葉をもらいました。

私は「目標や目的があることは絶対に達成させたい」という気持ちを常に持っています。幼少期からスポーツをやっており、「目標があれば必ず達成させるという気持ちで行動しなければいけない」と教えられてきました。

このような教えが今でも根付いており、皆で何かするときも目標を達成できるよう責任感を持って行動するようになりました。その結果、周りからは「責任感が強い」と言われるようになったのだと思います。

小松 茂樹

プロフィール

目標達成意欲が高いのは素晴らしいですね。ビジネスでは結果が求められるので、きっと活かされると思います。ただし、このエピソードから、目標達成意欲の高さが伝わっても、責任感の強さは伝わらないように思います。

目的や目標を果たすことが前提として話しているので、「そもそもなぜ目的や目標の達成にこだわるのか」を掘り下げることで、責任感の強さを示せると思います。

責任感の自己PRの作り方・伝え方は以下の記事で詳しく解説しています。ぜひチェックしてください。
責任感の自己PRは要注意! 失敗例と絶対響く6例文で徹底差別化

例文⑬柔軟に行動ができる

例文

私は周りから「柔軟に行動できる」「臨機応変な対応ができる」と言われることが多々あります。

私は柔軟性を発揮したのは旅行中です。その旅行はある程度計画を立てておこなったのですが、計画通りにいかないことばかりでした。乗ろうとしていた電車が運休になったり、行こうとしていたレストランが休業になったり、来るはずの人が来れなくなったりと、予定外のことの連続でした。

しかし、その中でも最大限楽しもうと、レンタカーを手配したり、地元の人に聞き込みをして美味しい料理を食べに行ったりなどをしました。

私は行動する際に常に目的を意識しています。手段はたくさんの選択肢があると思っており、目的を達成するためなら、手段は問いません。

このような考え方・行動から「柔軟に行動できる」と思われているのだと考えています。

遠藤 美穂子

プロフィール

想定外のことにも柔軟に対応できることがよく伝わってきました。

「目的のためなら手段は問わない」という表現は少し強い印象なので、「目的を達成しようと前向きに代替案を考えます」というような言い回しなどいかがでしょうか。

柔軟性の自己PRの作り方・伝え方は以下の記事で解説しているので、併せてチェックしてくださいね。
13例文|柔軟性の自己PRで理解必須の注意点と伝え方のコツ

例文⑭素直である

例文

私は周りから「素直だよね」と言われることがよくあります。我ながら素直さには自信があります。

私は何か挑戦するときはプライドは一切不要だと思っています。先人のアドバイスを素直に受け入れることが成長には必要だからです。

具体的には、小学生からバスケットボールに取り組んでおり、大学では部活動に所属しているのですが、コーチや先輩からアドバイスをもらった時、必ず一度は試すようにしています。

自分のスタイルにプライドを持ちすぎて聞き入れない人もいますが、私は一度試して、ダメだったら取り入れない、よかったらもう少し練習するようにしています。この行動のおかげで成長を実感でき、レギュラー入りも果たせました。

このような姿勢から、周りから「素直だよね」と言われることが多いのかと思っています。

若林 宏美

プロフィール

上記の例文を読んでいる時、「素直なことは良いことでも、受け入れるだけが素直なのか?」と少し不安でした。

しかし、最後の方に「ダメなら取り入れない」ときちんと書かれているので、「ただ人の話を聞くだけではない」「自分で考える力もある人だ」としっかりと伝わって良い文章になっています。

例文⑮負けず嫌い

例文

私は周りから「負けず嫌い」と言われることがよくあります。特に勝ち負けがはっきり分かれることをやる際、負けず嫌いになる傾向があると言われました。

私は幼少期からスポーツに取り組んでおり、どんな小さなことでも負けたくないと思っています。この気持ちが根付いており、遊びまじりの勝負やゲームでも「絶対に勝つ」という気持ちで取り組んでしまいます。

負けず嫌いであるが故、一度やると決めたことは達成するまでやめません。これは仕事でも活かせるかと思っています。

このように、どんなことでも勝ちたいと思ってしまうことから、負けず嫌いだと思われていると考えています。

小松 茂樹

プロフィール

負けず嫌いな性格から、達成欲の強さや粘り強さを感じられる良いエピソードですね。より説得力を上げるために、もっと具体的なエピソードを添えると良いでしょう。

「達成するまでやめない」ことを示す具体的な体験や、成し遂げるまでの苦悩や努力をがあると訴求力がアップしますよ。

例文⑯リーダーシップを発揮できる

例文

私は周りから「リーダーシップを発揮するのが上手」と言われることがあります。

私はどんなときでも先頭に立って、皆を引っ張っていきたいと思う癖があります。そのため、これまで部活動の部長や学級院長、ゼミ長、サークルの代表など、先頭に立つ役割を自ら買って出てきました。

そして、常に意識していることはメンバーの良さを引き出すことです。私がただ指示をするだけではおそらく組織は崩壊しています。そうでなく、それぞれの特徴を見極め、良さを引き出せるような役割を任せることで、皆いきいきと活動できるようになりました。これまで何度も先頭に立つ経験をしたことでこのスキルを身に付けられました。

このように、これまでの経験と身に付けたスキルから「リーダーシップがある」と思われていると考えています。

遠藤 美穂子

プロフィール

あなたのリーダーシップの特徴が、「先頭に立ち皆を引っ張る」のか「メンバーの良さを引き出して役割を任せる」のかどちらかわかりづらい印象です。

またリーダーシップを「発揮するのが上手」という表現も特にこだわりがあるのであれば説明がほしいところです。

リーダーシップの自己PRの作り方・伝え方は以下の記事で解説しているので、併せてチェックしてくださいね。
例文17選|自己PRでリーダーシップを最強の強みとして伝える方法

例文⑰チャレンジ精神が旺盛

例文

私は周りから「チャレンジ精神が旺盛」とよく言われます。

私はこれまでいろんな挑戦をしてきました。たとえば、一人で海外旅行や日本一周、起業などがあります。

このようなチャレンジをする理由は人生は一回切りだからです。私は祖父から「人生は一回切りだからやりたいと思ったことは全部やってみなさい」と昔から言われてきました。この考えのもと、やりたいと思ったことは迷わずやってみるようにしています。

この価値観・行動から周りからは「チャレンジ精神が旺盛」と思われるようになりました。

若林 宏美

プロフィール

この例文では「やりたいことがあったら、会社を辞めてすぐにどこかにおこなってしまいそう」と受け取られるかもしれません。

チャレンジ精神が旺盛な点は良いので、何かに挑戦してやり遂げた経験など、違う例を出した方が良いと思いますよ。

チャレンジ精神の自己PRの作り方・伝え方は以下の記事で解説しているので、チャレンジ精神を強みに持つ人はアピールしてください。
例文22選|チャレンジ精神の自己PRは4つのポイントで敵なし!

失敗を防ごう! 「周りからどう思われているか」のNGな回答例

「周りからどう思われているか」のNGな回答例

  • 具体的なエピソードが盛り込まれていない
  • ネガティブな内容ばかりで改善点が述べられていない
  • 自己評価と明らかにズレている
  • 仕事の内容にまったく関係ない

「周りからどう思われているか」の質問に対する回答によっては、面接官に悪い印象を与えてしまう可能性があります。不用意に印象を下げないためにも、NGな解答方法も把握しておきましょう。

具体的なエピソードが盛り込まれていない

具体的なエピソードが盛り込まれていない場合、面接官はあなたの人柄をイメージするのが難しくなります。

先に紹介した理由やエピソードが含まれていないNG例文とエピソードなどが含まれている良い例文をもう一度見てみましょう。

具体的なエピソードが盛り込まれていないNG例文

私は周りから「リーダーシップがある」と思われています。

具体的なエピソードが盛り込まれているOK例文

私は周りから「リーダーシップがある」と思われています。そう思った理由を伺ったところ、「誰もが面倒と思う場面でも積極的に前に出て、皆を引っ張ってくれるから」と回答してもらいました。

私は大学でゼミに所属しておりゼミ長を務めています。私が所属するゼミでは、ゼミ長の仕事が多いと言われており、立候補する人はほとんどいません。しかし、私は社会人でもこの経験を活かせると思い、ゼミ長に立候補したという経験がございます。

このような経験から、周りの人から「リーダーシップがある」と思われるようになりました。

どんなときに、どんなことをしたのかが明確だからこそ「周りからどう思われているか」が伝わるのです

「周りからどう思われているか」をより鮮明に伝えるためにも、面接の際は具体的なエピソードも盛り込むようにしましょう。

友人からエピソードまでは聞けませんでした。自分なりに思い出してエピソードを組み立てても良いでしょうか。

小松 茂樹

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自分なりにエピソードを組み立てても問題ない

改まってエピソードを聞くとなると、実施するまでのハードルが高いように感じてしまうかもしれません。

「私の印象ってどんな?」「私らしさを表すキーワードを挙げるとしたら?」など、もう少し気軽に聞いてキーワードを集めて、エピソードは自分で組み立てるのも良いでしょう。

エピソードを聞く機会を作るのが難しければ、これまでの友人・知人との会話を思い返して、記憶から材料を集めるのも悪くはありません。

「○○さん(あなた)って、○○なところがあるよね」「○○さんって、○○だからさ」というようなことを言われた体験を思い返して、周囲からどう見られているかを推し量るヒントやキーワードを探りましょう。

キーワードが見えてきたら、それを象徴する体験や出来事を思い返し、エピソードとして仕上げることができます。なお、気恥ずかしいかもしれませんが、友人や知人に限定せず、家族に聞いてみるのも良いと思います。

長い間自分を見てくれている家族から、改めて自分がどう見られているかを知るのは、自己客観視の良い材料となるでしょう。

ネガティブな内容ばかりで改善点が述べられていない

ネガティブな意見ばかりを取り上げて、さらにその改善点も述べられていない場合、面接官は悪い印象を持ちます。

たとえば、以下のようにネガティブな内容ばかりを伝えたとします。

ネガティブな内容ばかりを伝えたNG例文

私は周りから「ルールを守るのが苦手」とよく言われます。

このように、ネガティブな内容ばかりだと、改善するつもりはなく、採用しても会社に迷惑をかけるのではないかと思ってしまいます

一方で、以下のように改善点も述べると、成長しようと努力していることが伝えられます。

ネガティブな内容をポジティブに転換したOK例文

私は周りから「ルールを守るのが苦手」と言われることが多々ありました。

しかし、このままでは社会人になった後苦労すると思い、最低限ルールを守ることを徹底するようになりました。具体的には、スケジュール帳を使用して時間を守るようにしたり、新しいことを始める際は最初に必ずルールや規約を読むようにしたりしています。

このように、ネガティブな内容を述べる際は、改善点もセットで伝えるようにしましょう。

自己評価と明らかにズレている

前述の通り、自己評価と周りから思われていることが明らかにズレていると、「一貫性がない」「客観的な自己分析ができていない」など、悪い印象を与えることになります

たとえば「私の強みは慎重に物事を進められるところです」と自己PRした後、以下のようにアピールしたとします。

自己評価と明らかにズレているNG例文

私は周囲から積極性があると言われます。

自分では慎重さが強みだと考えているにもかかわらず、周囲からは積極性があると見られていることを伝えると、的確な自己分析ができていないか、自己開示ができず周囲と関係性を築きにくい人と思われてしまうかもしれません。

不用意に評価を下げないためにも、自己PRや志望動機と「周りからどう思われているか」の回答の内容にズレがないかチェックしましょう

自己分析が十分にできていない場合は、以下の記事を参考にして、もう一度自分を見つめ直してみましょう。
自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説

仕事の内容にまったく関係ない

就活の面接であるため、仕事の内容にまったく関係ない回答は控えましょう。

仕事の内容にまったく関係ないNG例文

・顔がかっこいいと言われます。
・身長が高いと言われます。

企業はあなたの人柄や自己評価とズレていないかなどを確認することを目的に、「周りからどう思われているか」の質問をします。企業側の意図・目的をしっかり把握して、適切な回答をするようにしましょう。

遠藤 美穂子

プロフィール

上記で解説した以外にもNGな回答の特徴として、回答内容と面接官の目の前の姿がかけ離れていると回答の説得力がなくなります。

たとえば「初対面の人と距離を縮めるのが得意と言われる」と答えたのに、面接では視線が合わず声も小さいとなると、「本当に得意なのか?」と疑問に思われてしまいます。

「周りからどう思われているか」の回答で企業に好印象を与えよう!

「周りからどう思われているか」の回答によって、企業に好印象を与えることができます。なぜなら、周りからの評価は信ぴょう性が高く、本当に自社とマッチするかどうかを判断しやすくなるからです。

一方で、回答が適切でない場合は悪い印象を持つことも考えられます。不用意に評価を下げないためにも、企業側の意図・目的を理解して適切な回答を心掛け、社風と人柄がマッチしていることをアピールしましょう。

アドバイザーコメント

「周りからどう思われているか」の回答で自分を客観視できているかがわかる

採用面接でおこなわれる質疑の目的は、企業の求める人物像に応募者が合致するかを見極めることです。その企業への就業を希望するのであれば、いかにして求める人物像に適合しているかをアピールできるかが求められます。

その点では、できる限り相手の期待に沿うような回答ができることが望まれると言えるでしょう。とはいえ、周りからどう思われているかをたずねるのは、「自分を客観的に見ようとする姿勢があるか」「他者からのフィードバックに耳を傾けることができるか」という人間性を確かめるという目的もあります。

企業の求める人物像に合致するエピソードを語ることができればベターですが、実態と異なることを取り繕って話す必要はありません。

むしろ、誠実さを示すために、偽りなく正直に回答する方が良いでしょう。ただし、短所や欠点に映りかねないネガティブな内容になってしまう場合は、それを克服したりカバーしたりするための努力や工夫についても言及し、ポジティブな印象を与えて話を終えられるようなストーリーの組み立てが必要です。

「周りからどう思われているか」を聞かれたら嘘偽りなく正直に答えよう

物事にはすべて表と裏があり、あなたのどんな特徴も見方を変えれば、短所が長所にもなり、欠点が利点にもなります。自分をどのような人物として表現したいのかを考え、周囲からの評価をその根拠として活用できるように、アピールしたい自分を表すエピソードを組み立てていってくださいね。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了
全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-220824001-02942)
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