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緊張しやすい性格なのですが、営業に向いていないでしょうか?
営業職を視野に入れているのですが、人と話すときや大勢の前で話す際にすごく緊張しやすいタイプのため、自分は営業に向いていないのでは、と不安に思いご相談です。
ドラマで見ただけですが、営業として活躍している人は、快活で、いつでも堂々と輝いているイメージです。
仕事では、商談や商品説明会などで、顧客に鋭く突っ込まれることもありますよね。
また、大勢の顧客や関係者を前にしてプレゼンしなきゃいけないときもあると思います。
そういった営業の仕事を想像するとすごく緊張してきて、やはり自分には向いていないのかも、と思ってしまいます。
実際、緊張しやすい人は営業は向いていないでしょうか?
ここで選択肢を狭めるのもどうかと思い、一度プロから客観的なアドバイスをいただけるとうれしいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
営業職の最も大切な要素は「うまく話すこと」ではない
「うまく話すこと」が営業職よりも大切なのは、クライアント目線を持って考え、行動できるかどうか。つまり「共感力・想像力」です。
営業は「ものを売る仕事」ではありますが、自分が売りたいという気持ちだけで提案しても、相手の心は動きません。一方で、「この人はこちらのことを親身になって考えてくれている」と思ってもらえれば、信頼感が生まれ、「この人から買おう」となっていくのです。
あなたが書いているように「人と話すときに緊張する」というのは、確かに営業職として心配になる要素かもしれません。でも、これまでたくさんの営業職の人の話を聞いてきましたが「もともと話すのが苦手だった」という人は意外と多くいます。
一歩ずつの経験や一つずつの知識が適職にしてくれる
つまり、経験やスキル、商品に対する知識が積み重なることで「話すことに慣れる」という人がたくさんいるのです。
ですから、今の質問者さんが「緊張しやすい」というだけで、営業を諦めてしまうのは少しもったいない気がします。これまでに「人のために動いて喜ばれた経験がある」とか「人に喜ばれることが自分の喜びになる」といった思いがあるなら、営業職は十分検討していいと思いますよ。
自分の強みや価値観と向き合いながら、視野を狭めず検討してみてください。
緊張しやすさは営業に向いていない理由にはならない
私は営業職を20年ほど経験しましたが、初対面の人と話をするときには緊張します。私だけでなく、営業職であっても人前で緊張する方は多くいます。
たしかに、営業職のイメージを考えると、快活さや堂々としている部分は想像するかもしれませんが、営業は必ずしも快活で堂々としていなければならないとは限りません。
顧客や関係者の前で緊張して話すのが苦手であれば、ほかの長所がないか考えてみてください。
話し上手でなくても聴き上手や資料作成力で信頼は築ける
たとえば、営業で結果を出している人のなかには、話下手だけど聴き上手の方がいます。
営業では、顧客の課題や要望を正確につかむことが求められます。顧客の課題や要望を丁寧に聴いていれば正確につかむことができて、顧客に効果的な提案をすることが可能になるでしょう。
また、パソコンなどで見やすい資料を作成するのが得意であれば、話下手であっても見やすい資料を提供して顧客からの信頼を得ることができるでしょう。
苦手な部分をカバーできることを是非探してみてください。
ほかの人がどのような点で優れているのかを意識する必要はありません。自分の活かせる長所が営業職の仕事にどのようにつながるのかを考えたうえで、営業職に挑戦してみてください。
営業職には向き不向きがあります。以下の記事では営業職に向いている人・向いていない人の特徴や、向いていない人におすすめの仕事などを解説しています。営業職に興味がある人は、応募する前にチェックしておきましょう。
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