警察庁の総合職と一般職、どう違うのでしょうか?

警察庁の総合職と一般職について、具体的にどのような違いがあるのか、就職活動を進める中で気になっています。

警察庁は国の治安を守る重要な機関だという認識はありますが、総合職と一般職で仕事内容やキャリアパスにどのような違いがあるのか、正直よくわかっていません。

総合職は「キャリア官僚」というイメージがあり、難易度も高そうだと感じています。一方、一般職は具体的にどんな仕事をするのか、どのようなスキルが求められるのか、イメージが湧きません。

それぞれの職種でどのような役割を担い、どのような人材が求められているのか教えていただきたいです。

また、入庁後の働き方や昇進のスピード、やりがいなど、具体的なキャリアについて詳しくアドバイスをお願いします。

大学2年生 男性

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キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士

瀧本博史

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警察庁で働くなら総合職、一般職、警察官の違いを理解しよう

警察庁の採用区分には、総合職、一般職、そして警察官があります。それぞれの職種ごとに役割やキャリアパス、求められる人材像が異なると覚えておきましょう。

総合職の業務内容やキャリアパスと求められるスキル

総合職は、国家公務員総合職試験の合格者が対象で、おもに東京・霞が関にある、警察庁本庁に勤務します。

ここでは、企画立案や法令改正の検討、全国への施策展開など、警察行政の中枢を担う業務に従事します。

入庁後は警備局や刑事局などの各局で政策立案や調整業務を担当し、全国規模の警察運営にかかわる機会が多いのが特徴です。

キャリアパスとしては、本庁や各地への異動を重ねて、企画立案能力やマネジメント経験を積み、将来的には警察庁長官などの幹部ポストに着任することが多いです。

求められる人材像は、広い視野と法令に基づく正確な判断力、多様な部署を横断して調整できるコミュニケーション能力、企画力・調整力・リーダーシップを兼ね備えている人だといえます。

一般職の業務内容やキャリアパスと求められるスキル

一方、一般職は、国家公務員一般職試験の合格者が対象です。おもな勤務地は警察庁本庁で、庶務・人事・会計・企画補助などの事務業務を担当します。

必要に応じて都道府県警察本部への出向もありますが、現場でのパトロールや捜査活動、交通違反の取り締まりなどには直接従事しません。

一般職のキャリアパスは、事務系の専門性を高めながら、庶務や人事、会計などの分野でキャリアを築く形となります。

求められるのは、正確な事務処理能力や組織内外との円滑な連携、誠実な対応力です。

警察官の業務内容やキャリアパスと求められるスキル

警察庁の警察官は、国家公務員として警察庁に採用され、おもに警察庁本庁や皇宮警察本部や在外公館警備など一部の出先機関で勤務します。

警察庁の警察官は、都道府県警察の警察官とは異なり、全国的な警察行政や国際業務、皇宮警備、在外公館の警備など、特殊な任務に従事することが多いです。

採用後は、警察庁本庁での警察行政業務や、必要に応じて都道府県警察への出向、または国際的な警察協力業務などに携わります。

キャリアパスは、警察庁内外でのさまざまな経験を積みながら、警視や警視正などの階級に昇進していきます。

求められる人材像は、高い倫理観と責任感、全国レベルや国際的な視野、現場対応力と調整力などです。

なお、都道府県警察本部で勤務する警察官や職員は、各都道府県の地方公務員として採用され、地域の治安維持や交通安全、捜査活動などの現場業務を担います。

地方公務員としての警察官は、巡査部長→警部補→警部と階級を上げていきますが、警察庁の一般職・総合職とは採用区分もキャリアパスも異なります。

警察庁の勤務形態については、総合職・一般職・警察官いずれも全国転勤の可能性があり、総合職は若手のうちから戦略的な業務に携わる一方、責任も大きくなることが大半です。

いずれの職種も人の命や安心を守るという共通の使命感が根底にあります。

総合職は警察行政全体の政策立案を、一般職はその運営や支援を、警察官は現場や国際社会での安全確保を担うという違いを理解し、自分がよりやりがいを感じられるフィールドを選ぶことが重要です。

面接では、なぜ本庁レベルの政策立案や組織運営、あるいは現場や国際業務に貢献したいのか、あなた自身の志望動機を具体的に語れるよう準備しましょう。

キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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警察庁の総合職と一般職は働き方とキャリア志向で選ぶべき

警察庁の総合職と一般職は、キャリアと準キャリアという言い方で表されます。

どちらも国家公務員ではありますが、質問者さんが気にしている仕事内容やキャリアパスには大きな違いがあります。それゆえ、自分に合っているかどうかをしっかりと見極める必要があるのです。

出世スピードかワークライフバランスか、自分の価値観を基準にしよう

総合職は制度や仕組みを作る側です。採用されてすぐに本庁勤務になり、2〜3年すれば都道府県に出向し課長補佐や係長級の役職で働きます。

そこからまた数年ごとに都道府県と本庁を行ったり来たりしながら昇進していくイメージで、一般職よりもかなり早いスピードで出世していきます。

一方で一般職は総合職のサポート的なイメージです。転勤はかなり限定的で、基本的には東京の本庁勤務であり、稀に出先機関に転勤することもあります。

とはいえ、転勤ありきの総合職に比べると圧倒的に少なく、昇進スピードは総合職に比べ遅いです。

就活生や若手社会人の相談に乗っているときによく出てくるフレーズに「自分の時間を大切にしたい」というものがあります。

総合職であれば、この点は犠牲になると思っておいた方が良いでしょう。全国転勤が数年ごとにあり、法改正、国会対応、資料作成など、ミスが許されないうえに常に時間との戦いです。

そのように非常に責任ある仕事でプレッシャーがかかる環境です。しかし、やはりその分昇進も早いといえます。

一般職も仕事の大変さはあるものの、総合職に比べると残業時間が少なめだったり、転勤もほぼなしなど、ワークライフバランスを保ちやすいといえます。

激務ではあるが、責任ある立場で国家にかかわる仕事をしたいと思えるのか、それとも安定した環境でプライベートも充実させながら働きたいのか、質問者さんがどのような働き方をしたいかをよく考えましょう。

そのうえで検討してみるのが良いかと思います。

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