Q
大学3年生
男性
未経験からシステムエンジニア(SE)になるのはきついですか?
就職活動中の大学3年生です。IT業界に興味があり、システムエンジニアを目指したいと考えているのですが、インターネットの口コミなどで「未経験からSEになるのは相当な努力が必要だ」とか「仕事が激務できつい」という話をよく目にし、不安を感じています。
実際に、未経験からSEになるのはどれくらい大変なのでしょうか? 具体的にどのようなことが原因できついと言われているのか、体力面や精神面、学習面など、詳しく知りたいです。
またもし、未経験からSEになった方が身近にいらっしゃる場合は、どのように困難を乗り越えてきたのか教えてください。
この先自分が未経験からSEを目指すうえで、今からどんな準備をしておけば良いかなど、具体的なアドバイスもぜひお願いします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
未経験からも目指せる! ただし過酷な労働環境など厳しい一面も存在する
どのような職種でも、未経験からある一定の仕事ができるようになるためには、きつい場面を乗り越える必要があるでしょう。
ただ、システムエンジニアについては、慣れていない人にとってはITや情報通信技術などの専門知識に苦手意識を持ってしまうこともあり、相当な努力が必要となります。
また、専門知識の必要性以外にも、きついと思われる要因としては、顧客からの厳しい要求に対して対応しなければならない局面が多いということです。
短い納期で作業をするのを強いられたり、システム設計で高い要求をされるなど、経験が浅い時期は特にきつさを感じてしまうかもしれません。短い納期で作業するとなると、残業して対応することも多くなり、心身を酷使してしまうこともあるでしょう。
早めから基礎知識を身に付けて資格取得にチャレンジしてみよう
さらに、経験を重ねて知識やスキルを身に付けてくると、プロジェクトのマネジメントなど責任の重い役割を担い、プレッシャーのかかる場面を多く経験する可能性はあります。
未経験からシステムエンジニアを目指す場合は、今のうちからITや情報通信技術に関する基礎知識は身に付けておくと良いです。
ITパスポート試験や基本情報技術者試験などは、情報処理の資格のなかでも基礎レベルのものなので、こうした資格取得を通して知識を増やしておくなどの準備は進めておくのをおすすめします。
きついと言われる理由はさまざま! 研修制度が充実した企業を選択しよう
未経験からSEになるのが「きつい」といわれる背景には、入社後3カ月で言語・設計書・テストを同時に習得するなど短期間でのキャッチアップが求められることや、深夜の障害対応がありえること、そして自身の進捗がコードとしてはっきりと可視化されるため遅れた場合に逃げ場がないこと、などが挙げられます。
とはいえ、文系出身からSEとして活躍している例は数多く、質の高い研修制度や、OJT体制が整った企業を選べば乗り越えやすいでしょう。
アルバイトで経験を積むのもおすすめ! 労働環境が整った企業を見極めよう
入門準備は、ProgateでHTML/Pythonの基礎を学び、「基本情報技術者試験」の対策を進め、最終的にGitを使って簡単なポートフォリオ(作品)を一つ作ってみるのがおすすめです。
学習と同じくらい大変なのは顧客の曖昧な要件の深掘りです。アルバイトでも良いので顧客へのヒアリング経験を積み質問力を磨いておくと良いと思います。
求人から判断できる範囲でいうと、未経験OKのSES多重請負(下請け企業がさらに仕事を委託する仕組み)は労働環境が厳しい傾向があるので、自社開発・一次請負・研修3カ月以上といった要素を軸に選択しましょう。
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