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損害保険営業はやめとけと言われているのはなぜですか?

大学3年生で、就職活動に向けて業界研究を始めたばかりの者です。いくつか気になる業界を調べているなかで損害保険業界に興味を持ち、特に営業職について調べています。

しかし、SNSで「損害保険営業」をキーワードにいろいろ検索していると、「やめとけ」という意見を見かけることもあり、不安です。

損害保険業界の営業職がこんなにもやめとけと言われている理由は何なのでしょうか?

また、そうした業界の営業職を目指す場合、どのような点をしっかり理解したうえで企業探しや選考などを進めていけば良いのか、アドバイスしていただきたいです。よろしくお願いいたします。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/2級ファイナンシャルプランニング技能士

塚本 智美

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働き方が誤って広まっている可能性も! 損保は安定性があり人気の業界

「損害保険業界への就職はやめておけ」というSNS上の評判は、多くの場合、誤解や古いイメージにもとづいているため、鵜呑みにする必要はありません。

まず、保険業界には「生命保険」と「損害保険」があり、そのビジネスモデルは大きく異なります。

特に「知人や身内に営業をしなければならない」という強いネガティブなイメージは、歴史的に個人向け営業が中心だった生命保険のものです。

一方で、損害保険の業務は企業向けのBtoBが大きな割合を占め、企業の経営リスクを分析し、対策を提案するコンサルティングに近い側面を持っています。

実際には、大手損害保険会社は、安定性や待遇の良さから就職活動生に非常に人気が高い業界です。

SNSを鵜呑みにしない! 自分の目で業界の真実を確かめよう

また、SNS上の評判は、正社員ではなく、独立採算制の「代理店」の厳しい働き方についての話や、親世代の古い保険営業のイメージが混ざり合って、不正確な情報として広まっている可能性も考えられます。

最も重要なのは、イメージに流されず、自分の目で実態を確かめることです。

OB・OG訪問などを通じて、実際にその業界で働いている社員に直接話を聞き、仕事の本当の姿を理解したうえで、自分に合うかどうかを判断するのが良いでしょう。

キャリアコンサルタント/キャリア・デベロップメント・アドバイザー

桒田 里絵

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損害保険営業には厳しい一面も! 自分に合うかどうか確認しよう

「損害保険の営業はやめておけ」という評判は、その仕事の厳しい側面に起因しています。

確かに、厳しい営業ノルマ、顧客に合わせた休日や夜間の対応、成果主義の給与体系など、誰もが楽にこなせる仕事ではありません。しかし、その厳しい環境は、特定のタイプの人にとっては大きなメリットにもなり得ます。

たとえば、会社から細かく管理されず、自分の裁量で自由に動きたいと考える人には、このうえない環境です。また、商品知識の勉強などを通じて向上心を持ち続けられる人にとっては、大きなチャンスと高収入を得られる可能性も秘めています。

さらに、大手損保会社は福利厚生や教育制度が非常に充実しているという魅力もあるでしょう。

自分の目と耳で情報収集することが必須! 総合的に判断しよう

最も重要なのは、SNSなどに見られる偏ったネガティブな情報に惑わされないことです。

不満を持つ人ほど声を上げやすいというバイアスの存在を理解し、必ずOB・OG訪問などで、その会社で長く活躍している社員に直接話を聞きにいきましょう。

「ここで長く働き続ける秘訣は何ですか?」といった質問を通じて、仕事の厳しさと、それを上回るやりがいの両面を理解することが、後悔のない選択につながります。

保険営業がやめとけと言われる理由はこちらの記事でも詳しく説明しています。さらにその裏側にあるメリットまで説明しているので、保険営業に興味を持っている人はぜひ参考にしてみてください。

保険業界を志望している人は、次の記事も参考にしてみてください。保険業界の動向や12個の職種、選考で求められるスキルや人物像について解説しています。

保険会社への就職を希望している人は、以下の記事もチェックしてみましょう。保険会社の志望動機の書き方を詳しく解説しています。

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