保険会社の志望動機の作り方|採用担当者が6例文付きでコツを解説

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    Mihoko Endo〇メガバンクで法人営業や新人研修講師、採用面接に携わる。現在は「その人らしさを引き出すカウンセリング」をモットーに、大学での就活支援、社会人向けキャリア開発研修をおこなう

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    Hiroshi Takimoto〇年間約2000件以上の就活相談を受け、これまでの相談実績は60000件超。30年以上の実務経験をもとに、就活本を複数出版し、NHK総合の就活番組の監修もおこなう

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    Hideko Oki〇大学卒業後、都市銀行のマーケット部門で勤務。その後夫の海外赴任に伴って台湾へ。帰国後は外国人留学生の支援に従事。また複数大学のキャリアカウンセラー及びセミナー講師としても活動

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業界の安定性や事業の魅力などから保険会社に惹かれている人は多いと思いますが、身近にない業界だからこそ志望動機がなかなか書けず悩んでいる人もいるでしょう。

保険会社の志望動機は、何の予備知識も持たずに書けるものではありません。ビジネスモデルや仕事内容などから、どのような魅力があるのかを具体的に把握したうえで、自分の言葉で志望動機を語れるようになりましょう。

この記事では、キャリアアドバイザーの遠藤さん、瀧本さん、沖さんとともに保険会社の志望動機の書き方を解説するので、保険会社を志望しているものの志望動機が何も思い浮かばない人はぜひ参考にしてくださいね。

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保険会社の基礎知識

繰り返しになりますが、生命保険会社・損害保険会社の志望動機を書けない人に多いのは、そもそも業界の仕組みなど基礎的な部分を理解しきれていないケースです。

そのため、まずは保険会社の業界理解を深めるだけでも周囲と差を付けられるのです。

ここからは、生命保険会社・損害保険会社の基礎知識となるビジネスモデルや仕事内容、各業界が掲げる理念を解説します。

志望動機を考える土台となるので、ぜひチェックしてください。

保険の仕組み

たとえば「人の役に立ちたいから」などの志望動機をよく見ますが、どんな仕事も間接的に人の役に立っています。

保険業界でなければならない理由を明確にするために、まずは保険業界の基礎的な部分を理解してくださいね。

保険には生命保険と損害保険がありますが、共通するのは「多くの人がお金を出し合い、大きな事故があったときに損失を補う」という性質です。生命保険・損害保険の違いは、補うリスクにあります。

まず生命保険が補填するのは主に死亡したときのリスクです。保険を掛けられる人、つまり被保険者が死亡した際、もし被保険者が家族を養う立場にあれば、遺された家族がその後の人生に苦労することのないように、あらかじめ契約した内容でお金を支払います。

一人ひとりの人生を長期間にわたり支えられる点が魅力といえます。

損害保険が補填するのは事故によるリスクです。たとえば火災事故、自動車事故、サイバーリスクによる事故などを補填します。地震保険などもあり、社会貢献度が高く、最先端技術にも携われることが魅力です。

また、ケガや病気の事故は生命保険、損害保険どちらでも販売することができます。生命保険が補填する生死の保険は第一分野、損害保険が補填する事故の保険は第二分野と呼ばれますが、生命保険、損害保険どちらもリスクを補填できる病気やケガの保険は第三分野と呼ばれています

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ビジネスモデル

生命保険と損害保険のビジネスモデルの大きな違いは直接販売の有無です。直接販売とは、母体となる保険会社が顧客に直接保険を売る形態のことで、生命保険は直接販売がメインとなりますが、損害保険は代理店を介して販売するので直接販売ではなく間接販売となります

生命保険のビジネスモデル

生命保険は一つの商品の補償期間が長期であり、事故に遭った際の保険金の支払い額も多額になること、また人によって見込んでいる将来必要な額が異なることから、契約が複雑です。そのため、保険会社の人が責任を持って説明する直接販売の形態がメインになっていると考えられます。

損害保険のビジネスモデル

損害保険のメインの形態は間接販売となります。間接販売とは、保険会社が直接販売せず、保険代理店などを通じて販売する形態です。

間接販売をおこなうことで、保険会社の社員だけで販売するよりも、より多くの顧客にアプローチすることが可能になるメリットがあります。

インターネットによる直接販売をおこなっている契約もありますが、対面で販売する保険商品よりも補償金額が低額であったり、補償範囲が限定されているケースが多くあります。

瀧本博史

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保険業界はデジタル化を進めつつ、今後も対面販売も重要な販売スタイルとして維持していくでしょう。

さらにAI(人工知能)やデータ分析を活用して、より正確なリスク評価をしたり、保険申請の処理や詐欺検出を自動化するなどのサービスが増加する見込みです。

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仕事内容

保険会社の仕事内容

保険会社ではさまざまな部署が連携し合ってビジネスを成り立たせています。保険業界の志望動機を書くなら、なぜその仕事をしたいのかということを明確に説明できなければなりません

ここからは、保険会社の各職種の仕事内容を解説します。それぞれの仕事内容を把握し、自分がどんな仕事をしたいのかはっきりさせておくと、志望動機も書きやすくなるので、ぜひチェックしてくださいね。

保険会社のおもな仕事

  • 営業: 生命保険は自ら顧客を開拓し、損害保険は代理店の販売業務をサポートする仕事です。数値目標は伴いますが、顧客の人生やリスクに寄り添った高度な提案力が求められます
  • 保険金支払い: 事故発生時に損害額の計算や相手方との交渉を行い、保険金を支払う仕事です。対応の難しさはありますが、困難な状況にある顧客を直接支えられるやりがいがあります
  • 商品開発: 専門職の算定をもとに、厳格な法律の範囲内で「顧客満足」と「会社の利益」を両立できる保険商品を設計し、社内の各部署と連携して形にしていく仕事です
  • 運用: 将来の確実な保険金支払いに備え、顧客から預かった保険料を原資として、株や債券などに低リスクかつ安定的に投資し資金を増やす、専門性の高い仕事です
保険会社の営業はきついって本当ですか?

キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士

遠藤 美穂子

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数値目標があることは覚悟しておこう

「きつい」の受け止め方は人それぞれなので、きついと言い切るのは難しいですが、一つ言えるのは、「数値目標」を持って仕事をしていることは確かということです。

目標を達成するのは楽ではありませんが、目標を持たずのんびりマイペースでお給料がもらえるほど仕事は甘くありません。

しかし、古いドラマや小説に出てくるような、目標達成するための苦しい努力を従業員に強いることはコンプライアンス上禁止されています。

各営業担当者は、顧客に合う商品をおすすめして、契約してもらうために日々努力を重ねています。

保険会社の志望動機の作り方

保険会社の志望動機の内容を考えることができたら、それが伝わりやすくなるように志望動機の構成を考えていきましょう。

どんなに良い内容を考えたとしても、伝わらなければ採用担当者は内容を評価できず、最悪の場合熱意が感じられないとして不合格になってしまうのです。

志望動機は企業への熱意を伝えるチャンスです。熱意を選考で重視している会社は多いので、合格の可能性を高めるためにも、わかりやすい志望動機を作成するために、内容の組み立て方を考えましょう。

①保険業界を志望する理由

まずは、なぜ保険業界を志望するのかという結論を述べます。「志望動機は何ですか」「志望動機を教えてください」という質問に対し、「私が御社を志望する理由は……」と質問の答えから伝えることで、採用担当者は最も聞きたい内容を最初に聞くことができるため、集中力を維持して聞き続けられます。

まずは「困っている人の支えになりたいから」「挑戦を支えたいから」など、結論に当たる部分を最初に伝え、話の全体像を示すようにしましょう

保険業界を志望する理由の例

  • 困っている人の支えになりたい
  • 挑戦を支えたい
  • グローバルに活躍したい
  • 時代の最先端に触れられることに惹かれた
  • 社会的意義が大きいことに惹かれた
  • 過去の経験から保険の大切さを実感した
  • 顧客の人生を長期的に支えたい

②志望先を選んだ理由

数ある保険会社の中で、なぜその会社を志望するのかというその会社に限定した志望動機を述べ、熱意を示しましょう

その会社を志望する理由の例

  • OB・OG訪問やインターンでその会社で働く人の人柄の良さに気付いた
  • アジアへの展開に注力していることから、タイでの語学留学の経験が役に立つのではないかと感じた
  • IT化に注力していて、保険金支払いサービスの自動化を他社に先駆けておこなっており、顧客第一主義を実現していることを感じた
  • 企業理念に掲げている「チームワーク」に共感した

保険会社は商品やサービスなどは類似している部分があるところもあるため、おすすめなのは人にフォーカスすることです。たとえばOB・OG訪問やインターン、説明会に参加する中で感じた社風と自身とのマッチ度や、理念に共感した部分について考えるとその会社ならではの志望動機を作成することができます。

どの保険会社にも印象の違いを大して感じていないのですが、どのように志望理由を伝えるべきですか?

キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士

遠藤 美穂子

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歴史、組織のあり方、経営方針に着目しよう

保険という商品の基本的なビジネスモデルは各社で大きな違いはないので、「なぜ御社か」は一見難しいですが、創業の形や時期といった「歴史」、社員に求めていることなどの「組織のあり方」、今後の事業展開などの「経営方針」は、それぞれ違います。

企業のHPを読み込んだり、企業説明会で社員の説明を聞いたりして、印象に残ったところはどこかじっくり考えてみましょう。

会社説明会に参加したことがない人は、以下のQ&Aでキャリアコンサルタントが会社説明会の流れを解説しているので、併せて確認してください。

③根拠となるエピソード

志望動機を述べたところで、本当にそう思っているのか採用担当者にはわかりません。そこで、志望理由の根拠となるエピソードを伝えることで、説得力を持たせて志望理由を伝えることができます。

たとえば「顧客第一主義」の企業理念に共感した場合は、顧客のことを第一に考えてアルバイトをおこない、感謝されてやりがいを感じた経験などがあれば根拠になります。

根拠をしっかり伝えられないと、最悪の場合「本心ではないのでは」「内定者の真似をしているだけでは」などと疑われてしまうこともあります。その会社への熱意を示すためにも、志望理由を考えるに至った根拠を説得力を持って伝えましょう

④入社後どう会社に貢献するか

企業が求めているのは、会社で貢献できる人材です。そのため、最後は入社後会社にどう貢献できるのかで締め、入社後の活躍イメージを持ってもらえるようにしましょう。

保険業界で求められる強みには以下があると解説しましたが、この強みを使って入社後どう活躍できるか伝えられると、企業が求める人材にもマッチするので良い印象につながります

たとえば「相手の立場に立って考える力を活かして、顧客の潜在的なニーズまでつかみ、安心・安全を届けられるよう貢献したいです」などと述べることで、営業職として顧客に真摯に向き合う姿勢が想像でき、合格に近づけるのです。

瀧本博史

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入社後どのように貢献できるのか示す例としておすすめなのは、「保険業界の最新動向に常に注意を払い、顧客に最適な保険プランを提案することで、会社の信頼性と顧客満足度の向上に貢献したい」です。

市場の変化を理解し、顧客中心のサービスを提供する意欲が伝わると思います。

入社後やりたいことの考え方・伝え方は以下の記事で詳しく解説しています。チェックするとより説得力のある志望動機が完成するので、確認してみてくださいね。
例文10選|入社後にやりたいことの回答で押さえるべきコツは?

保険会社の志望動機の例文6選

ここまで保険会社の志望動機の書き方を解説しましたが、イメージが湧かずなかなか内容を考えられないという人もいるでしょう。

そこでここからは、保険業界の志望動機の例文6選を紹介します。生命保険会社、損害保険会社それぞれで営業、支払い部門、商品開発部門を志望する場合の例文となるので、自分が志望する業界・職種に照らし合わせて参考にし、魅力的な志望動機を作成してください。

①生命保険の営業

生命保険の営業志望の例文

私が生命保険業界を志望した理由は、どんな状況になっても安心安全な暮らしを提供し、人々の暮らしを長期的にサポートしたいと思ったからです。

その中で、御社には私の家族の安心安全をサポートしていただいており、私もその一員としてサービスを提供したいと考えました。

私の家族は御社が提供する〇〇に加入しています。そして、私が高校生のとき、部活動中に膝の靭帯を切る大怪我をしたことがありました。その際、入院や手術が必要だったのですが、やはり気になったのが金銭面です。

しかし、家族で〇〇に加入していたこともあり、我々にはほとんど負担がなく怪我を乗り越えることができました。

怪我をするまでは保険は必要のないものと思っていましたが、いざ怪我をするとその必要性を身に染みて感じました。

このように、保険の必要性に気が付いておらず加入していない人はたくさんいると思います。御社に入社後は、そのような人たちに私の経験談をもとにご提案し、一人でも多くの人に安心安全な暮らしを届けられるように努めてまいります。

生命保険の営業はどんな人が採用されやすいですか?

キャリアコンサルタント/大学キャリア・アドバイザー

沖 英子

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相手の気持ちを自分事として考えられる人

上記の例文のように、大怪我などの体験をした人が保険の大切さを身をもって感じているというのはやはり説得力があります。

しかしそのような大変な体験をしたことがなければ保険業界を目指せないかというと、そんなはずはありません。

大切なのはサークルであれ、ボランティアであれ人とかかわる中で、相手の気持ちやさまざまな出来事を自分事として考えられているかだと思います。

そのような人が語る「どんな状況になっても安心安全な暮らしを提供し、人々の暮らしを長期的にサポートしたいと思ったからです。」という言葉には説得力があり、採用されやすいと思います。

②損害保険の営業

損害保険の営業志望の場合

私が損害保険業界を志望した理由は、困っている人を助けたいという思いが強いからです。

その中で、御社は事故や被災など、不慮の事故が起きた際のサポートがとても充実していると思います。私もその一員となり、事故や災害などでものが壊れて困っている人を助けたいと思い、志望いたしました。

私は幼少期に東日本大震災を経験しました。幸い、津波は来ず命の危機はなかったのですが、激しい揺れによって家の中の家具・家電が薙ぎ倒されてしまいました。

その際、父と母が大切にしていたものや家具・家電のほとんどが壊れてしまい、思い出のものを失ったり、また買い直さなければいけなくなったりしました。このような状況が起きたとき、思い出のものはどうすることもできません。ただ、御社の保険に入っていたことで、丁寧なサポートを受け、今何とか以前のような生活を取り戻すことができていま。

このような経験から、もっと多くの人が損害保険に入るべきだと感じました。御社に入社後は、私の経験をもとに信ぴょう性のあるご提案をし、より多くの人に保険に入っていただけるよう努めてまいります。

遠藤 美穂子

プロフィール

損害保険は、個人向けの自動車保険から、法人・官公庁向けのリスクコンサルティングや航空・宇宙などのグローバルビジネスまで、活躍のフィールドが広い職場です。そのため、「顧客と共に新しいことに挑戦したい」といった志望動機は好印象です。

営業を志望する人は、以下の記事で営業職の志望動機の書き方を解説しているので、併せて確認しましょう。
例文18選|営業職の志望動機で採用担当者を惹きつけるコツ

③生命保険の支払い部門

生命保険の支払い部門志望の場合

私が生命保険業界を志望した理由は、海外に挑戦できるグローバルな市場があることに惹かれたからです。

私は大学2年生のとき、カナダへの留学に挑戦しました。英語はほとんど話せない状態で留学し、懸命に勉強をして語学力を身に付けました。そして、身に付けた英語を活かして現地で友達を作ることができ、その友達と語学学校で国際交流のイベントを開催・運営しました。

最初は見向きもされませんでしたが、SNSなどを使い集客したところ、最終的に300人規模のイベントになり、またアンケートの評判も良く成功を収めることができました。

この経験を通して、海外の人とかかわることでこれまで狭かった視野を広げ、多様な背景への理解が深まり、自分自身の考え方も柔軟になりました。

また、背景が異なる人ともコミュニケーションを通じて深く理解しようとすれば、心を通じさせることができるのだという自信にもつながりました。

このような経験から、将来は海外で活躍できる場所がある業界であれば自分の知見を広げ、また会社にも貢献できるのではないかと感じ、海外への進出に注力されている保険業界を志望しました。

その中で、御社はご請求いただいてから支払いまでのスピードと正確性に力を入れているということをお聞きし、そのような顧客第一の姿勢に共感し、応募いたしました。

御社に入社後は、海外市場の進出に貢献し、より多くの人が安心できる環境づくりに貢献したいと考えています。

生命保険の支払い部門では、必要な時にスピーディーに正確に支払うことももちろんですが、家族が亡くなったり、病気や怪我など大変な思いをしている時なので、相手の気持ちを慮ってコミュニケーションが取れることも盛り込むと良いと思います。

④損害保険の支払い部門

損害保険の支払い部門志望の場合

私が損害保険業界を志望した理由は、最新技術を活用した仕事に携わり、業界を引っ張れる人材になりたいからです。

御社はご請求から支払いまでのワークフローに関して、最新技術〇〇を導入していると思います。〇〇については大学で研究している最新技術であり、かつ顧客第一主義を実現できることから、御社では私の目的が達成できると思い、志望いたしました。

大学のゼミでは御社も導入している〇〇について研究しています。〇〇は導入までは非常に高度な技術が必要ですが、導入後は楽に業務を進められるようになると思います。

導入コストはかかるため、多くの保険会社は〇〇を導入していません。その中で御社は顧客を第一に考え、迅速かつ正確な対応ができるよう〇〇を積極的に導入しようとしていることに魅力を感じました。

御社に入社後は、顧客一人ひとりが何を求めているのかを考えながら業務に取り組み、ゼミでの研究を活かして〇〇の技術を活用しながら顧客の求めるサービスを提供できるように努めてまいります。

瀧本博史

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損害保険の支払部門の志望動機としては、「損害保険の支払い部門で働くことにより、顧客の事故や損害に迅速かつ公正に対応し、彼らの生活を一日も早く元の状態に戻すことに貢献したいと考えています」といった、顧客の困難を解決し、安心を提供することへの情熱を強調するのがおすすめです。

⑤生命保険の商品開発

生命保険の商品開発志望の場合

私が生命保険業界を志望する理由は、保険商品を通じてその人が完全に安心して暮らせる世の中にしたいと思っているからです。

御社は商品開発に力を入れていると伺いました。その一員になり、多様なプランを提供して、多くの人に安心安全な生活を届けたいと思い志望しました。

私が高校生の頃、母が保険の営業を受けているのに同席したことがあります。保険の必要性は感じていたため、保険には加入したいと考えていました。

しかし、その方は我々の話には聞く耳を持たず、自社サービスの魅力やプランの内容ばかりを提案していたことを今でも覚えています。ただ、このようになってしまうのは、プランが少なく、一人ひとりに合ったプランが用意されていないからなのではないかと思いました。

このような経験から、数多くのプランを提供し、一人ひとりに合った内容のものにする必要があると感じました。御社に入社後は商品開発部への配属を志望しています。一人でも多くの人にマッチするようなプラン・サービスを企画して、多くの人に加入してもらえるよう努めてまいります。

どうしても商品開発部門に行きたいのですが、志望動機でどのようなアピールが効果的ですか?

キャリアコンサルタント/大学キャリア・アドバイザー

沖 英子

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保険商品の開発にかかわる知識のアピールが効果的

一人一人に合った商品を開発したいという「思い」はもちろん一番大切なことかと思います。そしてそれがみずからの体験から生まれているのであれば、説得力もあります。

しかし保険商品の開発には、今後の社会を見越す力や、ライフスタイルの変化などに沿った新しいニーズを読み取る力、どこにマーケットを置くか見極める力、複雑な計算力、わかりやすい商品設計力、など求められるポイントがたくさんあります。

保険商品の開発に関する基本的な知識があると、より説得力のある志望動機が書けるのではないでしょうか。

⑥損害保険の商品開発

損害保険の商品開発志望の場合

私が損害保険業界を志望する理由は、旅行時に紛失や盗難の心配や不安をなくして、完全に旅行を楽しめる世の中にしたいと思っているからです。

私は旅行が好きで、2カ月に1回は国内外で旅行をします。あるとき、旅行中にパソコン一式を紛失するアクシデントを経験しました。その際、損害保険には加入しておらず、「保険に入っていれば」と後悔したのが、興味を持ったきっかけです。

そして、御社をOG訪問させていただいたとき、「商品開発に力を入れている」とお聞きしました。私も商品を開発する一員になり、旅行を100%楽しめるように保険を通じてサポートしたいと考えています。

日本の場合、盗難のリスクは少ないですが、紛失の可能性は十分にありえます。旅の途中でアクシデントが起きてしまうと、その後の旅行が楽しめなくなってしまいます。

このような経験と考えから御社に入社後は、旅行者向けの保険商品を開発し、旅好きが「ぜひ加入したい」と思える商品を開発できるよう貢献したいです。

保険会社で求められる強み

会社の最終的な目的は、自社で活躍できる人を採用することです。そのため、その会社で活躍できることをアピールできれば積極的に採用したいと思ってもらえる可能性が高まります。

志望動機は、たとえば「企業理念に惹かれたから」などと志望する理由を説明するものですが、同時に「強みを活かして会社に貢献したい」などと企業への貢献意識を伝えると、入社後の活躍がイメージでき良い印象につながりやすくなります。

ここからは、アピールできると差別化につながる、保険会社で求められる強みを解説します。保険会社は倍率が高い人気の会社も多いので、確認して好印象を残せる志望動機を作成していきましょう。

①相手の立場に立って考える力

特に生命保険は、顧客の一生にかかわる大きな買い物です。そのため、顧客も不安を抱いていることから、相手に寄り添って納得感のある提案をすることが欠かせません。

また損害保険も、たとえば新規営業をする際は、顧客が現時点ではリスクに感じていないことについても補償を提案する必要があります。そのため、提案の難易度が高く、また提案をした際も顧客を一時的には不安な気持ちにさせることにもなるため、相手の立場に立ちフォローする力が不可欠です。

また、営業だけでなく、保険金支払い部門や商品開発部門の場合も相手の立場に立って考える力が必要です。保険金を支払う際、顧客は精神的にストレスを抱えているため、特に相手を気遣い不安にさせない対応が必要となります。また、商品開発部門は、営業や保険金支払い部門とやりとりするケースも多くありますが、その際に相手のニーズをくみ取って適切なやりとりをしなければなりません。

このように保険会社は相手の立場に立って考える力が求められることから、これを強みとしてアピールできるとどんな部署でも活躍できる人として好印象につながりやすいのです

相手の立場に立って考えることの自己PR法は以下の記事で詳しく解説しているので、併せてチェックしてくださいね。
例文5選! 相手の立場に立って考える力を魅力的に伝える3ステップ

②努力し高い成果を出す力

保険に限らず金融商品は仕組みが複雑であり、さらに顧客に合わせてカスタマイズし提供する場合があります。顧客の満足感のあるサービスを提供し続けるには商品の勉強をしなくてはなりません。

加えて、定期的に保険料や保険金額、補償範囲の改定もおこなわれるため、都度知識を更新する必要があります。

また「生命保険講座」「損害保険講座」といって、総合職として入社後数年の若手をおもな対象とし、テストの受検や論文の提出が求められます。そのほか会社によってはいくつかの資格の取得が必須となっているケースも多く、入社後成果を出すには努力し続けることが必要なのです。

日本生命の求める人物像の一つとして、「自らの可能性を信じ、努力し、夢を実現しようとしている人」が挙げられています。このように、努力し高い目標を出す人は必要な人材とされ、志望動機でアピールすると好印象を残せる可能性があるのです

飽きっぽくて継続的な努力ができないのですが、保険会社に向いていないのでしょうか?

キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士

遠藤 美穂子

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飽きっぽさの種類によっては活躍できる可能性もある

保険会社の業務は、世の中の変化に合わせて商品やサービス内容をアップデートし、顧客に届ける仕事です。商品開発にせよ営業にせよ、学び続ける姿勢は必要です。

「飽きっぽくて継続的な努力ができない」とは、何事も興味が持続せず中途半端であきらめてしまうという短所なのか、好奇心が旺盛でさまざまなことに挑戦できる反面、コツコツと同じことを繰り返すのが苦手ということなのか、どちらでしょうか。

後者であれば、部署によっては活躍できる場面があるかもしれませんね。

飽き性に向いている仕事はこちらの記事で詳しく解説しているので、飽き性な人は併せて確認してみましょう。
飽き性に向いている仕事20選|長く続けられる仕事選びの秘訣とは?

③信頼感のある提案力

生命保険、損害保険は人々の不安に対してリスクを補償する商品です。そのため、商品を提案する際は顧客に「この人になら任せられる」と信頼してもらわなければ契約に結び付くことは難しくなります。

また、特に損害保険の新規契約の場合は、顧客がリスクと思っていないところにリスクがあることを伝え、そのうえで契約してもらわなければなりません。目に見えない商品なので、信頼がなければ最悪の場合「騙そうとしているのでは」とあらぬ疑いをかけられることもあるのです。

顧客の事情もしっかりと把握し、リスクや商品の特徴をわかりやすく伝えられる人は、信頼感のある提案力があるといえます。アルバイトやインターン、サークルなどでそのような強みを実感している人は、ぜひアピールしてみましょう。

保険会社の提案力で最も大切なことは、まずは話を聞かせてくれる、そして話を聞いてもらえる信頼関係が築けるかです。

そのうえで最も必要なのは、必要な準備をしっかりおこない最適な保険商品を誠意を持って提案するということだと思います。

④自ら考え行動する力

保険会社には堅い印象を持っている人も多いかもしれませんが、DXなどの波が保険業界にも到来し、時代に合わせて柔軟に対応していかなければ生き残りが難しい時代となりました。

そこで、保険会社は既存のルールにしたがう人というよりも、自ら考えて行動する力がある人を求めている傾向にあります。たとえば東京海上日動火災保険では、採用メッセージとして「自ら考え、発信し、行動する」を掲げ、また三井住友海上の私たちが求める人財像では「自律的な思考力・行動力」を求めているとしています。

このように自主性のある人を求めている傾向にある会社が多いため、自主性を強みに持つ人は、採用ホームページ(HP)などを見て、自主性を発揮しどのように会社の成長に貢献できるのか整理しておくことがおすすめです

遠藤 美穂子

プロフィール

これまで対面の営業活動の中で契約をしていた保険商品が、今やネットで24時間申し込めるようになるなど、保険業界も時代とともに変化が訪れています。

新しい顧客のニーズや技術の進歩に主体的に取り組み、変化を起こせる人材が求められているのです。

⑤将来を予測して計画を立てる力

保険は将来のリスクを補償する商品ですが、将来を見通して計画を立てる力がなければ納得感のある提案もできず、契約を締結することは難しくなります。

保険会社の中にはファイナンシャルプランナーの資格の取得を義務付けている会社も多くありますが、顧客の将来を予測して計画を立てて正確な計算をおこなう力は大変重要なのです。

将来のことは誰にもわかりませんが、現時点で考えられる範囲で最も現実的で納得感があると顧客に思わせるような将来予測力・計画力が求められます

これまでの経験上将来を見通してリスクを回避したり、設計を立てたりしたことがあれば志望動機に入れてアピールすると好印象を残せる可能性があるのです。

⑥グローバルに活躍できる力

生命保険業界は国内市場が飽和していることから、特に大手企業では、海外にも市場を伸ばし事業の展開を試みています。たとえば第一生命では2023年12月時点で9カ国に進出していて、現地での営業などをおこなっています。

なお、求められるのは語学力だけではありません。現地の文化や価値観を受け入れ、自身をフィットさせる柔軟性が必要です

留学や日本での国際交流などでそのような経験がある人はぜひアピールしてみましょう。

留学経験から自己PRを作るコツと注意点は、こちらの記事で詳しく解説しています。例文7選付きで差別化する方法がわかりますよ。
自己PRで留学経験を無駄なく活かすコツ! 長期・短期別の7例文も

⑦スピード感のある対応力

保険は事故などに遭い不安を感じている人に安心を提供する商品です。そのため、できるだけ安心してもらえるように顧客からの問い合わせや保険金支払いなどは迅速に対応しなければなりません

また、営業職や商品部などでもスピード感のある対応力は不可欠です。たとえば顧客から補償内容などについて問い合わせがあった場合には、自分がわかる範囲であればすぐに回答し、わからなければ商品部に問い合わせて正確な回答をもらいます。

営業職が素早く回答できるよう、商品部の人は仕事の手を止めてリサーチし、確実な回答を一刻も早く提示します。

各社「安心・安全を届ける」ということを企業理念に掲げているように、顧客に安心感を届けるために、できる限り早く顧客の不安を解消することが不可欠なのです。

たとえばアルバイトやボランティアなどで、スピード感のある対応力を活かして相手の不安や疑問を解消したケースがあれば、それを志望動機に盛り込むことで企業で活躍しているイメージを持たれやすくなります。

アドバイザーコメント

キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士

瀧本博史

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相手の立場に立って考える力がある人は活躍できる

保険会社への就職において特に重要なものは「相手の立場に立って考える力」です。この能力は顧客が直面するリスクや懸念を深く理解し、それに基づいた保険商品を提案することを意味します。

たとえば、若い家族を持つ顧客には、教育資金や住宅ローンの保障を含む生命保険を提案することが考えられます。また、高齢者の顧客には、医療費や介護に関連する保険商品が適しているかもしれません。

このように、顧客一人ひとりの状況に合わせてカスタマイズされたアプローチが求められます。

難解な商品の説明をしたり顧客に寄り添うコミュニケーション能力も重要

さらに、コミュニケーション能力も保険業界では不可欠です。たとえば、保険商品の複雑な内容を顧客が理解しやすい言葉で説明すること、顧客の質問に明確かつ迅速に回答すること、また、顧客の不安や疑問を感じ取り、それに対応することが重要です。

内部的には、チームメンバーや他部署との円滑なコミュニケーションにより、業務の効率化や問題解決を図ることができます。

これらのスキルは、保険会社においては顧客満足度を高め、長期的な顧客関係を築くために不可欠な要素です。保険業界で成功するためには、これらの能力を磨き、顧客の立場に立ったサービスを提供することが求められます。

保険会社の志望動機は深い仕事理解から熱意を押し出そう!

学生からの人気が高い保険会社は、志望動機でしっかり差別化できるよう、研究を尽くすことが大切です。特に、仕事内容や求められる人材を把握し、入社後どのように活躍できるのかイメージしたうえで書くことで採用担当者の目を引く志望動機を作成できるようになります。

特に効果的なのは、保険会社で求められる7つの強みをアピールすることです。自己PRではないので強みのアピールメインにはならないよう気を配りつつ、入社後活躍できる人材だと示すために、志望動機の最後で将来的にどのように貢献できるかを示しましょう。

そうすることで人気の高い保険会社でも周囲と差別化し、選考を突破できるようになりますよ。

アドバイザーコメント

キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士

遠藤 美穂子

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事業を把握しわくわくした気持ちを志望動機に込めよう

あなたはなぜ保険会社を志望するのでしょうか。大手だから、安定しているから、採用人数が多そうだからといったイメージがきっかけかもしれません。

しかし、実際どのように世の中の役に立っているかを知れば、とても魅力のある事業をおこなっていることがわかります。志望動機を書くにあたって、ぜひわくわくした気持ちを持ってください。

HPを見たり説明会に参加したりして感じた魅力を素直に書き出してみよう

保険会社は、生命保険と損害保険に商品がわかれます。それぞれのビジネスモデル、つまりどのような悩みやニーズを持つ顧客、どのようなサービスを提供するかをよく理解することが志望動機作成への第一歩です。

そのために、企業説明会や業界別合同説明会に参加したり、企業のHPをじっくり読み比べてみたりすることをおすすめします。

「企業ごとの違いがわかりにくい」という悩みもよく聞きますが、説明会などで登壇する社員の印象や、力を入れている商品や顧客層の違いなど、同業他社比較をして企業研究を進めるうちにわかってきます。自分が感じた違いを素直に書いてみてください。

また、入社後活かせそうな自分の強みについて、やってみたい業務をいくつか具体的にイメージしておくと良いでしょう。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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