Q
大学4年生
女性
ソフトウェア業界の志望動機、どう差別化すれば良いですか?
ソフトウェア業界への就職を考えているのですが、志望動機をどのように作成すれば、採用担当者の印象に残るか悩んでいます。
IT系の学部で学んでいることもあり、周囲の友人も多くがソフトウェア業界を志望しています。そのため、ありきたりな内容ではなく、自分の言葉で「なぜソフトウェア業界なのか」「なぜその会社なのか」を具体的に伝えたいのですが、なかなか良い表現が見つかりません。
プロの視点から、ソフトウェア業界の志望動機で特に重視されるポイントや、ほかの就活生と差別化できるような考え方、具体的なエピソードの盛り込み方など、アドバイスをお願いします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
うまくまとまらないときは頭の中の考えを全部書き出して整理してみよう
IT系学部で学ばれていると、周りも同じソフトウェア業界を志望するため、志望動機が「ありきたり」になってしまうのではないかと悩まれる気持ちはよくわかります。
自身がすでに気付いている通り、差別化の鍵は「なぜソフトウェア業界なのか」「なぜその会社なのか」を具体的に伝えることにあるでしょう。
もし「表現が見つからない」と感じているのであれば、まずは頭に思い浮かんでいる理由をすべて書き出して「言語化」して、自身の考えを整理してみてください。
そのうえで、どう表現すれば伝わるか迷うようであれば、大学のキャリアセンターなどを活用し、第三者の視点で言葉を磨いてもらうのも有効な手段です。
未来の社会をどう作っていくか将来的なビジョンを語ろう
そのうえで、ほかの学生と明確な差別化を図るために最も重要なのは、その先にある「ビジョン」まで語ることです。
ソフトウェアは、どんな高性能なコンピューターも動かすために不可欠な社会の基盤となります。
あなたがその業界で働きたい理由を、単なる技術への興味で終わらせるのではなく、「ソフトウェアの力を使って、社会のこういう課題を解決したい」「こういう未来を実現したい」という、あなたならではの具体的なビジョンにまで高めて伝えることができれば、それはほかの誰にも真似できない、深みのある志望動機として採用担当者に響くはずです。
まずは自身が本気で目指したいのかどうかを自己分析から紐解こう
学んでいるから、周囲も志望するからという理由でソフトウェア業界志望ということですが、本当にソフトウェア業界で働きたいのでしょうか? もしあなたが本気で臨んでいないなら、採用担当の印象に残ることは難しいかもしれません。
IT系の学部に在学中とのことですが、まず考えてほしいのは、自分が学んでいることで最も興味を持って取り組んでいることは何か、そして、将来どんな人間になりたいか、どんな人間として社会にかかわり、存在していきたいかです。
そこから、自分が本当にソフトウェア業界に行くのが最適解なのか、もし業界が適切だと思うなら、幅広いソフトウェア業界のなかでどの企業が魅力的だと感じるのかを整理しましょう。
そして、なぜそう感じるのか、そこで働くことが、将来の理想の自分像に近づく一歩になるのかなど、そういった根本的なところから押さえていかないと志望動機は作成できません。
志望動機は小手先で良い表現を並べても、かえって悪印象になるだけです。
学び・将来像・企業の魅力を結びつけてここで働く意味を示そう
また、ソフトウェア業界だからといった特に重視されるポイントがあるわけではなく、上記の根本分析をしっかりおこない、自分なりの結論をきちんと出すことが第一です。ほかの就活生との差別化のためにも大切な点になります。
志望動機を作成する際には、「ソフトウェア業界で働くことに興味があります。特に○○社の取り組んでいる✕✕事業について非常に魅力を感じています。なぜなら自分の研究してきた△△に大きく関係しているからです」などの伝え方が良いでしょう。
そして、「どうしてもこの会社でなくてはならない。なぜなら自分は将来的に○○に携わり、社会の✕✕という問題を解消したいと思っているから。そのためにはこのようなポジションで頑張っていきたい」という点も忘れずに盛り込んでください。
このような自分にとってここでなくてはいけない理由を伝えられるようになってください。
そして、そう思ったきっかけはなんだったのか? そのきっかけとなったエピソードとして、人に語れるストーリーがあるなら、そのエピソードを伝えれば良いと思います。
面接での効果的な志望動機の作り方や答え方は以下の記事で解説しています。例文も紹介しているので、「どのような志望動機が刺さるかわからない」と疑問を持つ人は事前にチェックしておきましょう。
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