Q
大学4年生
女性
履歴書で「志望動機」と「自己PR」どう書き分けたら良いですか?
就職活動中の大学生です。履歴書を作成しているのですが、「志望動機」と「自己PR」の項目がそれぞれあり、内容をどう書き分ければ良いか悩んでいます。
同じようなエピソードを使ってしまったり、内容が重複してしまったりするのではないかと不安です。それぞれの項目で、企業に何を伝え、何をアピールすれば良いのか、具体的な違いと書き分けのポイントがわかりません。
履歴書における「志望動機」と「自己PR」の違いと、それぞれの項目で効果的にアピールするための書き分け方について、具体的なアドバイスをお願いいたします。どのような内容を盛り込み、どのように表現すれば、採用担当者に響くのか教えてください。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
志望動機と自己PRではそれぞれの役割を理解しよう
履歴書において、志望動機と自己PRはそれぞれ異なる役割を持っています。これらを明確に書き分けることで、採用担当者にあなたの魅力を効果的に伝えられるでしょう。
志望動機では、「なぜその会社や業界を選んだのか、そしてその企業で何をしたいのか」を伝えることが重要です。ここでは、あなたの価値観や目標と、応募先の企業の特徴や強みをうまく結びつけて具体的に示しましょう。
企業への強い思いと、その企業にどれだけフィットしているかという「適合性」をアピールする場だと考えてください。
一方、自己PRは自分の強みや特徴を伝え、それが仕事にどう活かせるかをアピールする場です。
過去の経験や具体的なエピソードをもとに、あなたがどんな人物で、どのような能力を発揮できるのかを説明しましょう。ここでは、あなた自身の強みと、それをどれだけ客観的に理解し言語化できるかを示すことが求められます。
企業への熱意を書くのが志望動機! 強みをアピールするのが自己PRと覚えよう
内容が重複しないように、以下のように書き分けるのが効果的です。
志望動機:「貴社の〇〇事業に強く共感しており、私のこれまでの〇〇経験を活かして貢献したいと考えております」
自己PR:「大学のゼミ活動で培った計画性と協調性を活かし、チームで成果を出した経験があります」
このように、志望動機では企業への思いとマッチ度を、自己PRではあなた自身の強みと具体的な能力を明確に表現するように心掛けましょう。
志望動機では企業への熱い思いを伝えよう!
この2つは、社会人でも混同している人が多い、非常に重要なポイントです。書き分けるためには、それぞれの目的を正確に理解する必要があります。
志望動機で伝えるべきなのは、「なぜこの会社なのか」そして「なぜこの仕事がしたいのか」という、会社や仕事に対する思いです。
この2つの視点を盛り込むことを意識すると、自己PRに偏るのを防ぐことができます。
自己PRでは自分の強みや長所をアピール! 貢献できるポイントを示そう
一方で、自己PRで伝えるべきなのは、「私がいかに貴社にとって貢献できるお買い得な人材か」という、自分自身の強みや、会社で活かせるスキルです。
あくまで自分の「一番お買い得なところはここです」という点をアピールするのが自己PRの目的となります。
この目的の違いを意識すれば、内容が重複したり混同したりすることなく、的確に書き分けることができるはずです。
以下の記事では失敗しない履歴書の書き方を解説しています。また、提出時のマナーなどについても触れているため、これから履歴書を作成し提出する機会がある人は、事前にチェックしておきましょう。
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