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NPO法人でのインターン経験はガクチカになりますか?

先日、NPO法人のインターンに参加しました。社会貢献に興味があり、漠然と人の役に立ちたいと考えていたので、良い経験になるかと思ったからです。

しかし、周りの就活生は大手企業の長期インターンに参加している人が多く、NPOでの経験が果たしてガクチカ(学生時代に力を入れたこと)として評価されるのか不安に感じています。

この経験は選考時にアピールするガクチカになり得るでしょうか? またNPOインターンでの経験をガクチカとして話す場合、どのような点に注意してアピールすれば良いでしょうか?

企業がNPO法人でのインターン経験からどのようなことを期待するのかなどについても、教えていただけると幸いです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント

高尾 有沙

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ボランティア経験は最強の武器! 課題解決プロセスを語ろう

結論として、十分にアピール材料となります。評価されるのは、社会性やインパクトの大きさそのものではなく、「課題→役割→成果→学び」というプロセスの再現性だからです。

アピールする際に磨くべきポイントは、以下の通りです。

まず、課題の定義から示しましょう。「誰の」「どのような」課題を解決する活動だったのかを明確にします。たとえば、寄付率、参加継続率、来場者満足度の向上などです。

次に、数字で語りましょう。KPIを一つか二つ設定し、%や件数、回数などで具体的な効果を示してください。

最後に、制約と工夫です。予算がゼロ、関係者が多い、平日は活動できないなど、現実的な制約のなかで、どのように工夫して乗り越えたのかを記載しましょう。

伝わる書き方は決まっている! 6項目を盛り込んだ構成でロジカルに示そう

以下の6つを押さえた構成で書くと、論理的で企業に好印象を与えられると思います。

①背景・目的
②自分の役割
③制約
④具体的な行動(A/Bテストの実施、声かけスクリプトの整備など)
⑤結果(例:寄付・申込者数が前年比で18%増加)
⑥学びの仕事への応用(例:仮説検証と改善サイクルを業務で活かす)

自分だけの経験をしっかりとガクチカとして示すことができるよう、書き方を意識するようにしましょう。

キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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経験の種類は不問! 力を入れて取り組めたかどうかが重要

NPO法人でのインターン経験がガクチカになるか、という質問ですね。結論から言うと、あなたがその活動に真剣に力を注いだのであれば、それは間違いなく素晴らしいガクチカになります。

多くの人が「ガクチカに使える経験リスト」のようなものを無意識に想定してしまいがちですが、大切なのは「何をしたか」という活動の種類ではなく、「どのように取り組んだか」というあなた自身の姿勢です。

目的・行動・学びの3点を意識! 経験を魅力的に伝えよう

もし、あなたがそのインターンに熱意をもって取り組んだのであれば、ぜひその経験をアピールしてください。

その際は、「なぜそのインターンに参加しようと思ったのか(目的)」、「活動中に何を心掛けて行動したのか(行動)」、そして「その経験から最終的に何を学んだのか(学び)」という3つの点を整理して語れるように準備しましょう。

この一連のストーリーを語ることこそが、あなたの主体性や成長を証明する何よりの証拠となります。

以下の記事では採用担当者に響くガクチカの作り方を解説しています。多くの企業の面接で聞かれる可能性が高い質問であるため、事前に回答を準備して確実に高評価を得られるようにしておきましょう。

時間がない人におすすめ!
ツールを使えば、ガクチカが3分で完成します

学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)は、自己PRや志望動機と差別化するのが重要です。とは言え、ガクチカで話せるネタがなく悩む人も多いでしょう。

そこで活用したいのが「ガクチカ作成ツール」です。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけ採用担当者に魅力が伝わるガクチカが完成します。

ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう。

簡単な質問に答えるだけで、あなたの魅力が伝わるガクチカが作れます。
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 ツールで作成した例文 
私はサッカー部で「東京都のリーグ1位」を目標に活動していました。リーグ戦ではチームの士気が下がり、なかなか勝ちを収められなくなることもありました。そこで私はチームを分析し、競争意識の低下が課題だと推測し、主将とともに「日替わりで指定された部員がその日のMVPを発表する」活動を導入しました。すると、チーム内に競争意識が芽生えると同時に、MVP発表時だけではなくプレー中にも仲間同士を褒めあうようになりました。結果として目標に届きませんでしたが、入部以来最高の3位でリーグ戦を終えることができました。これは、互いを鼓舞する雰囲気ができたことで、チームがひとつにまとまった結果だと思います。サッカー部の活動を通してひとつの目標にむかっていくむずかしさ、楽しさを学ぶことができました。それを教えてくれた仲間はかけがえのない宝物です。社会に出た後も、よりよい組織づくりのだめに自ら考え、行動していくつもりです。

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