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1カ月だけの留学経験はガクチカになりますか?

就職活動を控えている大学3年生です。ガクチカについてご相談させてください。

大学2年生の夏休みに1カ月間、語学力向上のためにカナダへ短期留学しました。正直なところ、1カ月間で特別英語力が伸びたわけでも、何か成果を出せたわけでもないので、これをガクチカとしてアピールしても良いのか悩んでいます。

周りの友人は1年間の交換留学に行っていたり、長期インターンで目覚ましい実績を出していたりするので、たった1カ月の留学では「大したことない」と思われてしまうのではないかと不安です。

こんな私でも、1カ月の留学経験をガクチカとして企業に評価してもらうことはできるのでしょうか? また、もしアピールできるとしたら、どのような点に焦点を当てて話せば良いか、アドバイスをお願いします。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント

高尾 有沙

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短期でもガクチカになる! テーマを絞って成果を示そう

1カ月という短期間の留学経験でも、その「密度」と「成果」をしっかり示すことができれば、十分に魅力的なガクチカになります。書き方に注意しながら、アピールポイントを精査しましょう。

まずは、目的を絞ることから始めてください。語学全般ではなく、「専攻分野における英語での議論」や「発音の改善」など、力を入れたことを一つのテーマに絞って記載しましょう。

次に、成果物を示します。根拠として、発表で使ったスライド、音読のBefore/Afterがわかる音源、30日間続けた英語日記など、形として見せられるものがあれば活用しましょう。

そして、数値で証明することも大切です。WPM(Words Per Minute)、TOEICのリスニング小テストの結果、ネイティブスピーカーからフィードバックをもらった回数など、短期間でも測定できる数字があれば伝えましょう。

大きな成果はなくて良い! 小さな改善サイクルを見せよう

たとえば、以下のようにまとめるのがおすすめです。

「1カ月間、発音と聴解能力の向上に目標を絞り、毎日30分×30日間のシャドーイングと、週に2回のネイティブスピーカーによる添削を継続しました。その結果、授業でのディスカッションにおける発話量が約1.7倍に増加しました。この経験から、短期間でもテーマを絞って計測と改善を繰り返せば、成果を出せることを学びました」

このように、大きな実績でなくても良いので、具体的な成果や学びを示すことが大切です。

キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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期間は関係ない! ガクチカのとらえ方を変えてみよう

1カ月という留学経験について、目に見える実績がないとガクチカとしてアピールできるか不安になる気持ちはよくわかります。

しかし、多くの人が誤解されていますが、「ガクチカ」とは必ずしも大きな成果を報告するものではなく、「学生時代に力を入れたこと」そのものを指すのです。そこで、視点を少し変えて考えてみましょう。

「なぜ留学しようと思ったのか」自分の心の奥にあるテーマを探ってみよう

あなたのガクチカは「1カ月の留学」という出来事そのものではなく、その根底にある「語学学習への熱意」や「異文化を理解しようとする探求心」、「コミュニケーション能力を高める挑戦」といった、より大きなテーマなのではないでしょうか。

そのようにとらえ直せば、1カ月の留学は、あなたがそのテーマに真剣に取り組んだことを証明するための、具体的で説得力のある「エピソード」として活かすことができます。

大切なのは期間の長短や実績の有無ではなく、あなたが何に情熱を注ぎ、どのように考え行動したか、そのプロセスをあなた自身の言葉で語ることです。

以下の記事では採用担当者に響くガクチカの作り方を解説しています。多くの企業の面接で聞かれる可能性が高い質問であるため、事前に回答を準備して確実に高評価を得られるようにしておきましょう。

時間がない人におすすめ!
ツールを使えば、ガクチカが3分で完成します

学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)は、自己PRや志望動機と差別化するのが重要です。とは言え、ガクチカで話せるネタがなく悩む人も多いでしょう。

そこで活用したいのが「ガクチカ作成ツール」です。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけ採用担当者に魅力が伝わるガクチカが完成します。

ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう。

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 ツールで作成した例文 
私はサッカー部で「東京都のリーグ1位」を目標に活動していました。リーグ戦ではチームの士気が下がり、なかなか勝ちを収められなくなることもありました。そこで私はチームを分析し、競争意識の低下が課題だと推測し、主将とともに「日替わりで指定された部員がその日のMVPを発表する」活動を導入しました。すると、チーム内に競争意識が芽生えると同時に、MVP発表時だけではなくプレー中にも仲間同士を褒めあうようになりました。結果として目標に届きませんでしたが、入部以来最高の3位でリーグ戦を終えることができました。これは、互いを鼓舞する雰囲気ができたことで、チームがひとつにまとまった結果だと思います。サッカー部の活動を通してひとつの目標にむかっていくむずかしさ、楽しさを学ぶことができました。それを教えてくれた仲間はかけがえのない宝物です。社会に出た後も、よりよい組織づくりのだめに自ら考え、行動していくつもりです。

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