例文17選! 「忍耐力」の自己PRで企業に最大限アピールするコツ

例文17選! 自己PRで企業が求める忍耐力をアピールするコツのサムネイル

この記事にコメントしたアドバイザー

  • 鈴木 洵市

    ブルーバード合同会社代表取締役 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号21041822) SNS:Instagram/Facebook

    続きを見る
  • 大場 美由紀

    みらいみゆきコンサルタント事務所代表 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント (登録番号16023253)/フィナンシャルプランナー(登録番号51442293) SNS:Facebook

    続きを見る
  • 隈本 稔

    職りんく運営者 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号19041711)/性格応用心理士1級/キャリア・デベロップメント・アドバイザー SNS:Facebook

    続きを見る

この記事のまとめ

  • 忍耐力は再現性のアピールで有効な自己PRになる
  • 6ステップで簡単に忍耐力の自己PRが作れる
  • 経験・職種別で忍耐力の自己PR例文を紹介
  • この記事を読んでいる人におすすめ

  • ChatGPT 自己PR作成ツール

    ChatGPTツールを活用すれば、選考通過率の高い自己PRができます!

自己PRでアピールする人も多い「忍耐力」。「自分の経験が忍耐力といえるのだろうか」「忍耐力を発揮した経験はあるけどどう伝えればいいかわからない」と忍耐力の自己PRに頭を抱えている人もいるのではないでしょうか。

忍耐力は明確な実績ではないため、自己PRでアピールするには弱いと考える人もいるでしょう。しかし、あなたが持っている忍耐力は、企業が社員に必要としている場合もあります。自己PRで忍耐力をアピールするときに大切なのが「再現性があり、仕事にどう活かすか」です。

この記事では、キャリアコンサルタントの鈴木さん、隈本さん、大場さんのアドバイスを交えつつ、自己PRで忍耐力をアピールする方法を解説します。この記事を読んだあなたは、企業が求める忍耐力をアピールできるようになるはずです。

自己PRで忍耐力をアピールする際は再現性が重要

忍耐力をアピールすることは、企業からのイメージアップにつながります。仕事には、忍耐力が必要な場面が数え切れないほどあるからです。

しかし、忍耐力を発揮したエピソードだけを伝えても、面接官はあなたを採用したいとは思いません。大切なのは、「その忍耐力には再現性があり、仕事でどう活かせるか」です。

この記事では「企業が求める忍耐力とは何か」ということから、忍耐力をアピールできる経験、自己PRで忍耐力をアピールする例文を紹介。また、ほかの学生と自分の忍耐力を差別化するコツも解説します。

忍耐力のアピール方法がわからない人は参考にしてください。

『忍耐力』の自己PRが思いつかない人は、ChatGPTを活用して完成させよう!

ChatGPTを使った自己PR作成ツールはもう試しましたでしょうか?

簡単な質問に答えていくだけでChatGPTが自動で魅力的な自己PRを作成します。

作った自己PRは選考で活用できるものになっているので、ぜひ活用して採用される自己PRを完成させましょう。

簡単な質問に答えるだけで、強みが伝わる自己PRが作れます。
作成スタート(無料)

Chat GPTで作成した自己PR例文 
 (リーダーシップが強みの場合) 
私はリーダーシップを発揮できる人材です。学生時代にサークル長として運営に携わった際に、リーダーシップを養うことができました。サークル長を務めていたフットボールサークルでは、練習場所や時間が取れないことや、連携を取り切れていないことが問題でした。そこで、大学生側に掛け合い週に2回の練習場所を確保し、時間を決め活動するようにメンバーに声掛けを行いました。さらに週末明けに今週の活動の詳細をメンバーに配信することで連携強化に努めた結果、サークル加入率を前年度の3倍まで伸ばすことができました。問題にしっかりと焦点を当て、迅速に対応していき、周りを良い意味で巻き込んでいくリーダーシップを御社でも活かしていきたいと考えております。

「忍耐力」の言葉の意味をおさらい

はじめに、自己PRにおける忍耐力の意味をおさらいしましょう。

忍耐力という言葉には、辛いことや苦しみなどを耐え忍ぶ力、辛抱する力などの意味があります。「我慢する」とも表現できますが、これは受動的と捉えられる場合があります。

自己PRでは、仕事に活かせるような能動的な意味で理解するのが良いでしょう。たとえば、「どんな困難も乗り越えられる」や「物事をポジティブに捉えられる」などがあります。

企業が求める「忍耐力」とは?

企業が求める「忍耐力」とは?

  • 地道な仕事も真面目に取り組める
  • 困難な状況も目標達成のために乗り越えられる
  • 失敗をポジティブに捉えて改善に向かえる

自己PRでは、企業が社員に求めている忍耐力をアピールすることが重要です。「痛みに耐えられる」といった仕事に関連しない忍耐力をアピールしても、面接官には響かないからです。

自己PRで適切な忍耐力をアピールする際、まずは企業が社員に求めている忍耐力を把握する必要があります。

ここからは企業が社員にどんな忍耐力を求めているかを解説します。それを踏まえて忍耐力をアピールすることで、面接官に「自社で働いてもらいたい」と思ってもらえるようになりますよ。

①地道な仕事も真面目に取り組める

仕事は、地道な作業の連続です。派手に見える仕事でも、裏では地道なことをおこなっているのです。たとえば、プレゼン・提案は派手に見えることがあるでしょう。しかし、本番のためのリサーチや資料作成、社内での確認作業などが仕事時間の大半を占めます。

地道な作業はつまらないと感じることもありますよね。しかし、大きな成果は地道な仕事の繰り返しによって生まれます。逆を言えば、地道な仕事に真面目に取り組まなければ、大きな成果は得られないのです

このことから、企業は社員に対して、地道な仕事も真面目に取り組める忍耐力を求めています。

②困難な状況も目標達成のために乗り越えられる

仕事を進める際、困難な状況に陥ることは多々あります。そのような場面でも、逃げることなく前進したり、最大限の力を発揮したりして目標達成に向かえる人を必要としているのです

たとえば、提案資料を作成中に急遽要望が変更され、一から作り直さなければいけないといったケースが考えられます。その際、途中で投げ出してしまうと、成約できないことは当然ですが、会社の信頼も失い、今後仕事を依頼されることもなくなるのです。また、ほかのプロジェクトメンバーに迷惑をかけることにもなります。

このような困難な状況はよく起こります。そのため、困難な状況でも目標達成のために乗り越えられる人材を採用したいと考えているのです。

鈴木 洵市

プロフィール

失敗をしてしまった後に挽回できるかどうかも、この「困難な状況も目標達成のために乗り越えられる」忍耐力が活きます。失敗という結果に対し、自分がどこまで挽回できるかで、あなたの評価も大きく変わるでしょう。

③失敗をポジティブに捉えて改善に向かえる

初めての仕事やチャレンジングな仕事をする中で、失敗はつきものです。企業は失敗そのものには注目せず、失敗をポジティブに捉えてしっかり改善しているかどうかを見ています

失敗は捉え方によって、今後の行動・結果が変わりますよね。失敗をネガティブに捉えた場合、ただの失敗で終わるため何も改善されず、また同じような状況になったときに同じ失敗を繰り返してしまいます。

一方で、失敗を「成功するまでの過程の一部」や「ピンチはチャンス」のようにポジティブに捉えられると、改善に向かい、同じ失敗を繰り返す可能性を減らせるのです。

失敗の捉え方によって成長度合いが大きく変化します。そのため、企業は失敗をポジティブに捉えて改善に向かえる人を採用したいのです。

大場 美由紀

プロフィール

上司から頼まれた業務の進行が遅れていて、様子を見計らって経過報告しようと考えていたら、上司から途中経過の報告がないことを咎められるという失敗は新入社員にはありがちです。

注意されて萎縮するのではなく、失敗から学ぶ姿勢があれば成長につながります。

『忍耐力』の自己PRが思いつかない人は、ChatGPTを活用して完成させよう!

作成スタート【無料】

自己PRはESや面接でよく聞かれる質問の一つ。
しかし、「自己PRが全然思いつかない......」「自己PRを考える時間がない......」対策が思うように進んでいない人も多いのではないでしょうか?

そこで活用してほしいのが、「Chat GPT 自己PR作成ツール」です。簡単な質問に答えるだけで、Chat GPTが選考で活用できる自己PRを自動で作成します。

自己PRが思いつかない人や、忙しくて自己PRを考える時間がない人は、まずはツールを使ってみることをおすすめします!

自己PRで忍耐力をアピールできる経験

「自分にも忍耐力をアピールできる経験があるのだろうか」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。人によって忍耐の度合いが異なるため、他人と比べると自分の経験に自信がなくなることもありますよね。

ここからは、自己PRで忍耐力をアピールできる経験を紹介します。自分の経験に自信がない人は、一般的な忍耐力の基準を確かめる意味でもチェックしましょう。

ゼミ

大学に入学すると多くの人がゼミに所属し、専門的な研究活動をしますよね。そして、卒業前になると、「卒業論文」と、作成した論文を発表する「研究発表」があります。

これらに行き着くまでさまざまな困難に直面することがあるでしょう。たとえば、中間発表で教授に指摘を受けたり、回答を得られるようなアンケートの作成に苦労したりなど。それでも、卒業のために有識者にヒアリングし、改善を繰り返して卒業論文を完成させますよね。

このような経験は、やったことのない仕事を任されたときに役立ちます。

自分でやってみて、不明点があれば社内メンバーに聞いたり、どうしてもわからない場合は社外の有識者に問い合わせたりなど、あらゆる手段を活用してできるようになるまでやり通せるからです

このように、ゼミで苦労した経験は忍耐力として十分にアピールできます。

勉強

大学受験や高校受験など、自分で未来を作るために勉強は欠かせません。中には特待生で入学して学費で優遇されるために、合格ライン以上の勉強が必要だった人もいますよね。

この経験は大きなプロジェクトを任されたときに活かすことができます。

「大学合格」は一見華やかですが、毎日地道に勉強しているという裏側があります。仕事のプロジェクトも同様です。華やかな成果の裏側では地道な作業・打ち合わせを繰り返しているのです

あなたの勉強の経験は、地道なことでも毎日繰り返して、最後に成果を出せるとアピールできます。

大学受験や勉強はほとんど全ての就活生が通ってきた道なので、題材として差別化が図りづらいという印象です……。

鈴木 洵市

プロフィール

勉強への取り組み方をアピールしよう!

勉強を通して自分自身を最大限にアピールするために、勉強への取り組み方をアピールしてみましょう。

勉強の取り組み方として、自分でプランニングをし、そのプランを実施してきたことで一定の成果を得られていることから、計画力と実行力、そしてそのプランから逃げることがなかったという忍耐力をアピールポイントにできます。

部活

部活に取り組む中で、必ず自分またはチームより実力が上と評価されているところと対戦することがあるはずです。実力が上の人・チームには普段通り練習をしていても勝つことは難しいですよね。

しかし、このような状況でも、相手を徹底的に研究し作戦を練ったり、練習方法を変えて短期間で実力をあげたりするなど、勝つための取り組みをおこなうでしょう。

仕事でも、競合他社に勝つためには自社の提案内容・方法を工夫するだけでなく、競合を知ることが重要です。そのうえで、他社にはない自社の特徴をアピールすることが有効的。部活に取り組んできた人は、たとえ競合が優勢であっても、自社が選ばれるための努力ができるのです。

このように、あなたの部活で得た忍耐力は、自己PRでも十分にアピールできます。

就職してすぐの若手は、自分が希望しているような仕事を担当できるとは限りません。また、キャリアを重ねる過程では、自分が望んでいない部署への異動などもあります。

その際には、自分を見失わずに成長の機会を見つけることも大事であり、これまでに部活などで培った忍耐強さが生かせるでしょう。

部活経験の自己PR方法はこちらの記事で詳しく解説しているので、部活経験者は併せて参考にしましょう。
部活の自己PRで高評価を得る必勝法|15例文を役職・部活別で紹介

サークル

サークルでは、特に代表や副代表となると、所属するメンバーの意見をまとめなければいけません。中には協調性のない意見が出されたり、メンバーを非難するような意見が出されたりしたといった経験をした人もいるのではないでしょうか。

しかし、このような状況でも自分の感情をぐっと堪えて、メンバーの意見がまとまるように努力をしますよね。

このようなサークルでの経験は、打ち合わせで複数人のメンバーを統括する際に役立ちます。打ち合わせを実施するにあたって、参加メンバーはそれぞれ意見を持ち寄ります。そして、意見がぶつかり合うこともあるでしょう。その際、自分の感情に任せず、打ち合わせの場をどう収めるかということを考えられるようになります

アルバイト

アルバイトは、どの職種でも最初は仕事を覚えられなかったり、ミスが連続したりして注意されることがありますよね。このような状況でも、注意されたことを今後繰り返さないようにしたり、先回りして仕事を覚えたりするなどで改善していきます。

このアルバイトの経験は、入社後すぐに仕事を覚える際に役立ちます。雇用形態は違えど、会社に所属しお金をもらって働くことは同じです。

新入社員として入社後、覚えなければいけない仕事は山ほどあります。困難に感じることがあっても、アルバイト経験で忍耐力を発揮して仕事を覚えていった人であれば、入社後も仕事に慣れるまで頑張れることをアピールできます

アルバイト経験の自己PRの方法を詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしましょう。
例文10選|アルバイト経験の自己PR必勝法を企業目線で解説

インターン

近年、インターン生として学生のうちから会社で働く人が増えています。インターン生として働く人の中には、営業など会社の売上高に直接かかわる仕事をしている人もいるでしょう。

しかし、「1件も成約が取れない」や「営業目標を達成できない」といった悔しい想いをすることもあるはずです。

このような状況でも、課せられた営業目標を達成するためにさまざまな工夫をしますよね。たとえば、営業成績トップの先輩にヒアリングしたり、提案方法を変えたり、顧客との距離感を縮めたりするなど。目標を達成するためにあらゆる手段を試してみるはずです。

このインターンで得た忍耐力は仕事に直接活かせます。入社後の仕事もインターンの延長線上にあるからです。このように、インターンで得た忍耐力は入社後の仕事に直結し、即戦力になれることをアピールできます

資格取得

簿記やファイナンシャルプランナー、TOEICなど、やりたい仕事に就くために資格を取得する人もいるでしょう。

大学生は授業に加えてアルバイト、学内の活動などで、資格試験のための勉強時間を確保しづらいことが課題です。そのような状況でも資格を取得するために、試験日から逆算して計画を立てることで時間を確保する人もいますよね。

仕事でも、プロジェクトは闇雲に進めるのではありません。最終の納品日から逆算して打ち合わせを設定したり、作業の時間を確保したりします。また、自分だけでなくプロジェクトメンバーの管理をすることもあります。このスキルは円滑に仕事を進めるために必須です。

このように、資格取得の過程から得た経験は、困難な状況でも計画を立てて仕事をスムーズに進められるとアピールできます

鈴木 洵市

プロフィール

取得のハードルが低い資格については、付け焼刃の勉強や、徹夜の勉強で資格取得することができてしまいます。簡単な資格は忍耐力のアピール材料として弱いので、注意してください。

資格取得の経緯だけでなく、資格自体が効果的なアピールになる場合もあります。就活で有利な資格はこちらで解説しているので、併せて参考にしましょう。
就職に有利な資格33選|業界・状況別であなたに合った資格を解説

留学

留学は楽しいことばかりではなかったはずです。言語や価値観の違いから環境になじめず、苦しい想いをした人もいるでしょう。しかし、苦しい状況でも逃げ出さず、その国の言語や価値観を受け入れるために努力し、乗り越えたはずです。

この留学で忍耐力を発揮した経験は、顧客先に常駐する必要があったり、深く介入してサポートしたりする際に役立ちます

企業によって文化や価値観、風潮が異なります。他企業に深く介入する際、最初に受け入れなければいけないことはその企業の文化・価値観です。これらを受け入れられなければ、一方的に自社の商品・サービスを押し付けることになります。より満足してもらうには、顧客の文化や価値観に合うようにカスタマイズする必要があるのです。

このように、あなたの留学での苦しい経験は、顧客の文化・価値観を受け入れる力としてアピールできます。

ChatGPTを活用すれば受かる自己PR文が作れます

自己PRは就活において必要です!
しかし、書こうしてもネタが思いつかなかったり、学業やアルバイトで忙しく手つかずの学生も多いのではないでしょうか?

そんな就活生に活用していただきたいのが、最新の「AI 自己PR作成ツール」です。作成ツールでは、AIが自己PRを自動生成してくれるためネタがなく悩んでいたり、忙しい就活生にはぴったりです!

まずはあなたも作成ツールを活用して自分の強みが存分に伝わる自己PRを完成させましょう!


簡単な質問に答えるだけで、強みが伝わる自己PRが作れます。
作成スタート(無料)

Chat GPTで作成した自己PR例文 
 (リーダーシップが強みの場合) 
私はリーダーシップを発揮できる人材です。学生時代にサークル長として運営に携わった際に、リーダーシップを養うことができました。サークル長を務めていたフットボールサークルでは、練習場所や時間が取れないことや、連携を取り切れていないことが問題でした。そこで、大学生側に掛け合い週に2回の練習場所を確保し、時間を決め活動するようにメンバーに声掛けを行いました。さらに週末明けに今週の活動の詳細をメンバーに配信することで連携強化に努めた結果、サークル加入率を前年度の3倍まで伸ばすことができました。問題にしっかりと焦点を当て、迅速に対応していき、周りを良い意味で巻き込んでいくリーダーシップを御社でも活かしていきたいと考えております。


過去の経験から自己PRでアピールできる忍耐力を探す3つの方法

過去の経験から自己PRでアピールできる忍耐力を探す3つの方法

  • 自分の経験を棚卸して忍耐力を発揮したエピソードを決める
  • 忍耐力を発揮できた理由を自己分析する
  • 忍耐力を仕事でどう活かすかを考える

ここまで、自己PRで忍耐力をアピールできる経験を紹介しました。しかし、上記は例にすぎず、自己PRでは自分の経験を語る必要があります。そこで、自分の経験から得た忍耐力をアピールする方法を知る必要があるのです。

ここからは、過去の経験から自己PRでアピールできる忍耐力を探す方法を解説します。自分だけの忍耐力を探し、それを仕事にどう活かせるかまで考えられるようになりますよ。

①自分の経験を棚卸して忍耐力を発揮したエピソードを決める

最初に、過去に自分がどのような経験をしてきたのかを棚卸しします。忍耐力を発揮したエピソードを決める際、たくさんの選択肢の中から選べるようになるからです。

経験を棚卸しする際に有効的なのが、自分の年表を作成してみることです。いつ、どのようなことを経験したのかを書き出します。さらに、その経験をした際に感じたことも振り返ると、より忍耐力を発揮したエピソードが決めやすくなりますよ。

そして、どのエピソードにするか決める際、「仕事に活かせるかどうか」で判断しましょう。面接官が重視するのはエピソードの面白さだけではありません。重要なのは、その経験から得た忍耐力に再現性があり、仕事にどう活かせるかということです

以下の記事では自己分析のやり方を詳しく解説しているので、それを参考にエピソードを振り返ってみましょう。
自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説

大場 美由紀

プロフィール

他におすすめの方法として、ライフ・ライン・チャートがあります。

年代ごとに出来事・成功体験・失敗体験・影響を受けた人や事などを表にまとめた後、それぞれの時期の満足度を折れ線グラフで描いていく方法です。満足度の高低から視覚的に振り返ることができます。

アドバイザーコメント

第三者に客観的に評価してもらおう

客観的に「忍耐力がある」と思ってもらえるようなエピソードを選ぶために、必ず第三者に自分の経験を聞いてもらって、自己PRに使えるかどうかの判断をすることをおすすめします。

経験から「学ぶ内容」や、経験に対する「とらえ方」は人それぞれです。同じような環境で育ってきたとしても、受け取り方が違うという、個人の価値観が関係します。このようなことは、たくさんの場面で皆さんが経験してきていることだと思います。

第三者に話すことで捉え方の違いを見つけよう

自分のエピソードを自己PRに使おうと考えることができたら、その文脈の内容がまとまっていなくとも、必ず第三者に聞いてもらうことで客観的な評価を得るようにしてください。

第三者に話すことで、忍耐力についての自分の捉え方と他人の捉え方に違いがあることに気づくことができると共に、文脈を整理して考えられるようになります。

②忍耐力を発揮できた理由を自己分析する

自己PRする忍耐力には、再現性が必要で、仕事にどう活かすかをアピールすることが重要です。再現性を持たせるためには、その忍耐力をなぜ・どのようなきっかけで発揮できたのかを明確にする必要があります

忍耐力を発揮できた理由を分析するには、モチベーションの源泉を明確にするのが良いでしょう。たとえば、部活で次の対戦相手が優勝候補で自分より実力が上という状況で、忍耐力を発揮し勝利したとします。このような困難な状況で忍耐力を発揮できたのは対戦相手が強いからではなく、「優勝する」や「勝って全国大会に出場する」といった目標があったからでしょう。

このように、忍耐力を発揮できた理由を分析することで再現性が生まれ、仕事においても同じように忍耐力を発揮できるようになります。

③忍耐力を仕事でどう活かすかを考える

最も重要になるのが「忍耐力を仕事でどう活かすか」です。

しかし、忍耐力を仕事にどう活かすかをイメージするのは難しいです。なぜなら、仕事がどのようなものか経験したことがないから。そのため、志望する業界・職種の仕事内容に関するリサーチも大切になります。

志望する業界・職種にはない仕事内容をピックアップすると、リサーチ不足と判断され逆効果です。しっかりリサーチをしたうえで、忍耐力を仕事でどう活かすかを考えましょう。

忍耐力に優れている人が向いている業界のひとつとして、ものづくり業界が挙げられるでしょう。次の記事で、ものづくり業界の志望動機の書き方について解説しているので、気になる人はチェックしてみてくださいね。
ものづくりの志望動機例文10選|文系学生も必勝のアピール法!

アドバイザーコメント

OB・OG訪問を実施して具体的な業務を把握しよう

自分がアピールする忍耐力がどんな業務の中でどう活かされるかがわかれば、自信を持ってアピールすることができますね。

では、その業務内容をどうやって調べるのかというと、まずOB・OG訪問が挙げられます。生の声を聞くことで入社後の業務の様子をリアルに知ることができます。

また、インターンシップに参加することも業務内容を知る良い機会です。実際に社員として職務を体験することは業務内容理解の助けになります。仕事上生じた疑問も、直接社員に質問できます。

業務を通して忍耐力を活かせるか確認しよう

あとは、会社説明会に参加して質問する方法もあります。参加前にHPを隅々まで見て研究したうえで参加すると、具体的な質問ができ、顔を覚えてもらえることもあります。

また、どの企業も似たような部署では似たような業務内容であることが多いので、同業他社から調べてみることで情報を間接的に得ることもできます。

業務内容を知って業務の中で、自分の長所である忍耐力がどう活かせるかを考えることは、業務に就いてから「こんなはずではなかった」というミスマッチを防ぐことにもつながります。

自己PRが思いつかない人は、ChatGPTを活用して自己PRを完成させよう

ChatGPTを使った自己PR作成ツールはもう試しましたでしょうか?

簡単な質問に答えていくだけでChatGPTが自動で魅力的な自己PRを作成します。

作った自己PRは選考で活用できるものになっているので、ぜひ活用して採用される自己PRを完成させましょう。

簡単な質問に答えるだけで、強みが伝わる自己PRが作れます。
作成スタート(無料)

Chat GPTで作成した自己PR例文 
 (リーダーシップが強みの場合) 
私はリーダーシップを発揮できる人材です。学生時代にサークル長として運営に携わった際に、リーダーシップを養うことができました。サークル長を務めていたフットボールサークルでは、練習場所や時間が取れないことや、連携を取り切れていないことが問題でした。そこで、大学生側に掛け合い週に2回の練習場所を確保し、時間を決め活動するようにメンバーに声掛けを行いました。さらに週末明けに今週の活動の詳細をメンバーに配信することで連携強化に努めた結果、サークル加入率を前年度の3倍まで伸ばすことができました。問題にしっかりと焦点を当て、迅速に対応していき、周りを良い意味で巻き込んでいくリーダーシップを御社でも活かしていきたいと考えております。

忍耐力をアピールする自己PRの構成6ステップ

忍耐力をアピールする自己PRの構成6ステップ

自己PRでアピールできる忍耐力が見つかったら、面接官が惹き込まれる文章を作成していきます。その場で思いついた順に話しても面接官には刺さりません。

次に紹介する忍耐力をアピールできる自己PRの構成を押さえることで、相手に伝わりやすい文章を作成できますよ。

忍耐力に限らず、基本的な自己PRの作り方は以下の記事で解説しています。自己PRの経験が少ない人は以下も参考にしましょう。
例文12選|面接必勝の自己PRはエピソードが最重要!

①強みが忍耐力であること主張

自己PRをするときは、最初に結論を述べることが大切です。面接官が話を聞く際、「あなたは結局何が言いたいの」というストレスが発生しなくなるからです。

エピソード付きで忍耐力が強みであることを主張する際、「私の強みは忍耐力です。なぜなら……」と話した方が、面接官はテーマを理解しながら話を聞くことができます。一方で、いきなり「私は部活動で試合2日前にケガをしました。でも、どうしても勝たなければいけない試合でした……」と述べられても、面接官は何の話をされているかわかりませんよね。

このように、面接官の聞くストレスを軽減するためにも、最初に強みが忍耐力であることを主張するのが重要です。

​​入社した後でも、上司への報告など人と話をする際には、結論ファーストが求められます。仕事ではそれぞれの社員に業務があり、就労時間も限られています。相手の時間も考慮しながら接するためには、結論ファーストで伝えることが重要です。

自己PRの書き出しで差を付けたい人は以下の記事を参考にしましょう。
自己PRは書き出しで命運が決まる!人事を惹き込むコツを大解剖

②忍耐力を発揮したエピソード

強みが忍耐力であることを主張して、ようやくエピソードを話します。最初にエピソードの概要を紹介しましょう。次に忍耐力が必要になった理由や実際に取った行動を説明しますが、まず、エピソードの概要がないとそれらを理解できません

この忍耐力を発揮したエピソードの概要は自己PRにおいて最も重要というわけではありません。長くなりすぎず、簡潔に紹介できるようにしましょう。

③なぜ忍耐力が必要だったのか

エピソードを話した後に忍耐力を発揮できた理由・必要だったわけを解説します。忍耐力を発揮できるのには理由があります。何か特別な想いや理由がなければ忍耐力は発揮できません

たとえば、部活動で試合直前にケガをしたとき、特別な想いや理由がなければ欠場することもできます。一方で、ケガをしても試合に出場するのは「絶対に優勝したい」や「勝って全国大会に駒を進めたい」という特別な想いがあるからでしょう。

このように、忍耐力が必要だったわけを解説することで、あなたの想いの強さや諦めない気持ちなどをよりアピールできます。さらに、エピソードをより鮮明にイメージしてもらうことにも役立ちます。

④どのような行動を取ったのか

次に困難な状況で忍耐力を発揮し、どんな行動を取ったのかということを解説します。忍耐力が強くても、行動がともなっていなければ説得力がありません。説得力を持たせるためにも、実際に取った行動を具体的に紹介しましょう。

③と同様、部活動でケガをした場合、「テーピングで固めて試合に出場した」や「痛み止めを打って試合をした」、「ケガをした部分をかばえるよう戦い方を変えて試合をした」など、忍耐力を発揮したがゆえに取った行動があるはずです。

実際に取った行動で、面接官は忍耐力の強さを判断します。忍耐力が強いほど良いというわけではありませんが、数多くの学生がいる中で、印象を残すこともできますよ。

⑤結果はどうだったか

次に行動した結果を紹介します。ここでは「どんな感情になったか」ではなく事実を伝えるようにしましょう。

たとえば、上記と同様に部活動の場合、「痛かったけど頑張ることができて、試合後は清々しい気分だった」と述べても、面接官があなたを知る材料にはなりません。「優勝できた」や「全国大会に出場できた」という結果を述べることで、面接官はあなたの忍耐力の強さを察知します。

最も重要なのは、次の「忍耐力を仕事にどう活かすか」です。結果がともなわなかった場合でも問題ないので、事実を伝えるようにしましょう。

アドバイザーコメント

忍耐力のアピールにエピソードの大小は関係ない

​​応募しているライバルたちの中には、部活で全国制覇したり学生で事業を興したりしたなど、輝かしい結果をアピールする人もいます。
 
しかし、採用する企業側が評価するのはそれらの結果ではありません。その結果と同じような働きを自社の環境でもできるとは限りませんし、そもそも自社にとって必要な人材かどうかは結果だけでは判断できないからです。
 
企業側は採用試験を通して、自社の理念や社風にマッチしていて、入社してからも他の社員と協力しながら活躍してくれる人材を探しています。

エピソードの中の自分らしさを探してみよう
 
就職活動で語るエピソードは、あなたの長所などのアピール内容を補足する情報です。企業側は最終的な結果よりも、目標を設定して計画を立て、試行錯誤しながら目標に向けて行動したという一連の流れの中からあなたの人柄を知ろうとします。
 
人と比べて小さなエピソードと感じることでも、そこにあなたらしい考え方や経験から学んでその後に生かしてきたことなどが含まれていれば、その内容から自社にマッチする人柄かどうかを判断します。
 
エピソードの大小にこだわらず、自分らしさを伝えられるエピソードを選ぶことを意識しましょう。

⑥忍耐力を仕事にどのように活かすか

ここまで紹介した忍耐力を仕事にどのように活かすかを解説します。面接官が最も気になるのはこの部分です。面接はエピソードを聞く場ではなく、自社で活躍できる人材を探す場であるからです

忍耐力をどう仕事に活かすかを鮮明にイメージしてもらうためにも、より具体的な仕事をピックアップしましょう。

たとえば、「困難な状況でも必ず目標を達成させます」と言うより、「営業活動において思うように成約を取れず、目標達成が難しい状況になることも予想しています。しかし、そのような状況でも営業トップの方からノウハウを学んだり、提案方法を変えてみるなどの方法で乗り越えます」と言う方が、面接官も活躍するイメージがしやすくなります。

経験別! 自己PRで忍耐力をアピールする例文8選

経験別! 自己PRで忍耐力をアピールする例文8選

では、ここからは実際に自己PRで忍耐力をアピールできる例文を紹介します。まずは経験別です。自身の忍耐力を発揮した経験をアピールしたい人は、参考にしてください。

忍耐力以外の自己PR例文は以下の記事で紹介しているので、他の強みのアピールも検討している人は参考にしましょう。
例文15選|エントリーシートの自己PRで人事を惹き込むコツを解説

①ゼミ

①ゼミ

私の強みは忍耐力で、厳しい状況でもあらゆる手段を用いて成功に導くことができます。

私は経済学のゼミに所属していました。3年生から「スポーツと日本経済の関係性」といったテーマの卒論を作成するべく、調査を進めました。その中であらゆるスポーツのアスリートを対象としたアンケートを作成し、配布したのですが、回答率が良くありません。このままでは回答が足りず、卒論を完成させられないといった状況になりました。

しかし、私には日本のアスリートの給与が低いという問題を解決したいといった思いがあります。私の友人はオリンピック出場を目標に日々厳しい練習をおこなっているのですが、競技だけで得られる報酬はわずかで、アルバイトもおこなっています。競技に取り組みながらのアルバイトは身体に大きな負担を与え、練習で100%の力を発揮できません。

そこで、私が、スポーツが日本経済に大きなインパクトを与えていることを証明できれば、アスリートの報酬増額に寄与できるのではないかと考えています。

このような想いから、アンケートの回答率を上げるべく、市場調査の統計をおこなう会社に就職した先輩にアンケートの設計方法を学び、負担なく答えられるよう改善しました。

その結果、アンケートの回答率が90%にまで上がり、無事卒論を完成させることができました。

入社後、この経験を活かし、顧客からいただいた難しいご要望でも、あらゆる手段を活用してお応えし、営業目標を常に達成して貢献したいと考えています。

鈴木 洵市

プロフィール

自分が属しているゼミでの経験から、忍耐力があるという自己PRにつなげることができていますね。

ゼミで諦めずに工夫した話が、忍耐力を裏付ける根拠となっています。

②勉強

②勉強

私の強みは忍耐力で、周りに流されず目標達成に向かってコミットメントできます。

私は大学に入学する際、特待生として入学するために受験勉強を頑張りました。しかし、私が通っていた高校で大学に進学する人は少なく、その中で特待を狙っているのは私だけです。そのため、孤独感が強く何度も挫けそうになりました。

私の家は兄弟が多く、家計を圧迫するため一般入学は避けたかったのです。しかし、大学に入学してどうしても勉強したいことがあったため、孤独に耐え、毎日朝から晩まで勉強をしました。

その結果、入学試験で上位に入り、特待生として入学できました。

入社後、この経験を活かして、どんな困難な状況でも任された仕事にコミットメントし、結果を出します。そして、志望する営業部で売上を出して貢献したいと考えています。

大場 美由紀

プロフィール

自分の忍耐力を活かして貢献したいという想いが伝えられている点が良いですね。

ただし、仕事は孤独に耐えて一人で頑張るものでもありません。チームで協力しておこない、一人で背負い込まないという認識も必要です。

③部活

③部活

私の強みは忍耐力で、競合を分析し、なんとしてでも勝つための努力ができます。

私は大学にスポーツ推薦で入学し、4年間柔道に励みました。最後の試合は全国大会です。3回戦で、数回戦って一度も勝ったことがない相手と当たるという組み合わせでした。そして、3回戦、案の定その相手と対戦することになりました。

これが最後の大会です。最後に一度も勝ったことがない相手に勝ち、有終の美をおさめたいと考えていました。相手の試合を何度もビデオで研究し、弱点を徹底的に分析して、作戦を練って臨みました。

結果、その相手には勝ち、大会は3位に入賞できました。

入社後、部活動で培った忍耐力を活かして、競合を徹底的に分析し、コンペティションになっても成約を勝ち取るための努力をして参ります。

自分の強みが忍耐力であることを冒頭で強くアピールできている点がいいと思います。

エピソードの内容では、どちらかというデータ分析力に焦点が当たっているので、時間情報や分析量なども加えて、どれだけ忍耐強く調べたかを伝えた方がいいでしょう。

④サークル

④サークル

私の強みは忍耐力で、どんなメンバーがいてもグループの中立性を保てます。

私はフットサルサークルに所属し、大学3年生の夏から現在まで代表を務めています。サークルには100名以上が在籍しており、メンバーから協調性のない意見を出されることも多々あったため、意見をまとめるのに非常に苦労しました。

私が1年・2年生の頃の代表は、自分の私欲だけで方向性や活動を決定していたため、多くの人から不満の声が上がっていました。私はそのような状況にはしたくありません。自分の感情を抑え、メンバーがいきいき活動できるように、中立性を保てるよう意見をまとめることに努めました。

その結果、サークル内の協調性が高まり、物事がうまく進むようになりました。また、就職活動のためサークルを辞める際、後輩からたくさんの感謝の言葉をいただいたのです。

このサークルで得た忍耐力を活かして、ファシリテーションで貢献させていただきたいと考えています。すぐにできる仕事ではないかもしれませんが、任せていただいた際は、中立な立場で意見をまとめられるよう努めて参ります。

鈴木 洵市

プロフィール

部活と比較してサークルで忍耐力を表現することは難しいですが、その点について、グループをまとめあげるために自分が中立に立ち、協調性を高めることに対し主体的に取り組んできた実績をうまくまとめられています。

⑤アルバイト

⑤アルバイト

私の強みは忍耐力で、失敗を改善し成功に導くことができます。

私は、大学2年生から塾講師としてアルバイトをしています。最初は生徒の質問に対して、臨機応変に答えられず、たくさんの迷惑をかけたと存じています。

しかし、塾の生徒には志望校に合格してほしいという想いを強く持っていました。なぜなら、私自身が大学入学後素晴らしい環境で勉強し、一生の友とも呼べる友人と出会えたからです。塾の生徒には志望校に合格してそんな経験をしてほしいと考えています。

そこで、生徒の疑問に答えられるよう再度勉強し直したことはもちろん、質問された内容をメモして、多くの生徒が疑問を持つ箇所をまとめ、重点的に解説するようにしました。

その結果、塾全体の模擬試験の平均点数が上がり、多くの生徒が第一志望校に合格しました。

塾講師で得た忍耐力を活かして、顧客が持つであろう疑問を先回りして解説し、1件でも多くの成約を取って貢献したいと考えています。

大場 美由紀

プロフィール

「顧客が持つであろう疑問を先回りして解説し~」という部分は、顧客一人ひとりの理解度やニーズが違うので、実際の仕事内容に則した表現となるよう心掛けましょう。

⑥インターン

⑥インターン

私の強みは忍耐力で、コツコツ積み重ねて商品・サービスを届けられます。

私は大学3年生からコンサルティングファームでインターン生として働いています。主にマーケティングを担当しているのですが、最初はセミナーを開催しても人が集まらず苦労しました。

そのような状況でもマーケティングの仕事を続けられたのは、提供するサービスに自信があったからです。なんとしてでも必要としている人に自社のサービスを届けたいという一心でマーケティング活動に従事しました。

その結果、1年間でセミナー参加率が前年比300%を超え、前年の2倍の顧客にサービスを届けられるようになりました。

御社では営業職を希望しています。インターンで得た忍耐力を活かして、必要としている顧客に商品・サービスを届け、御社の売上に貢献したいと考えています。

冒頭では、「〇〇という忍耐力です」と伝えた方がいいでしょう。語尾が「商品・サービスを届けられます」だと、忍耐力との相関性が見えにくいです。エピソードでは、状況に耐えながら具体的にどのような取り組みをしたのかを添えるといいでしょう。

⑦資格取得

⑦資格取得

私の強みは忍耐力で、困難な状況でも計画を立てて物事を成し遂げることができます。

私は学生時代のファイナンシャルプランナーの資格を取得するために、日々勉強しました。しかし、大学生活は授業だけでなく、生活費を稼ぐためのアルバイトも必要で忙しい日々です。

このような状況でもファイナンシャルプランナーの資格を取ろうとしたのは、御社のような金融業界で働くためです。

そのために、試験日から逆算し、勉強スケジュールを立てました。そして、毎朝5時に起床し、毎日2〜3時間の勉強をしました。その結果、2級に合格しました。

ファイナンシャルプランナーの知識を活かすことはもちろん、資格取得の際に身に付けたタスク管理も徹底しておこなって参ります。私一人だけでなく、プロジェクトメンバーがスムーズに仕事できるようにタスクを管理して貢献したいと考えています。

鈴木 洵市

プロフィール

自分で目標を立てた後、その目標に対したくさんの障害を克服することを継続的に実施し、資格取得することができたということがわかりやすく伝わってきます。

⑧留学

⑧留学

私の強みは忍耐力で、素早く相手の文化や価値観を把握することができます。

私は1年間休学し、アメリカに留学しました。留学先では言語の壁があったことはもちろん、文化や価値観が日本とは大きく異なり、環境になじめず苦労しました。

しかし、小さい頃から夢見た留学であったため、「このままなじめずに終わってはいけない」と決心し、まずは文化・価値観になじむために、複数の家をホームステイさせてもらうことにしました。

その結果、価値観を理解することができ、友達も増え、同時に英語の習得スピードも早まりました。

このように留学から得た忍耐力を活かして、顧客の文化・価値観を素早く把握します。そして、最も受け入れてもらえる商品・サービスを導入していただき、御社の売上に貢献したいと考えています。

大場 美由紀

プロフィール

複数の家をホームステイさせてもらったことから、むしろ行動力のアピールにもとれるので、忍耐力を強くアピールできるエピソードを選ぶと良いでしょう。

職種別! 自己PRで忍耐力をアピールする例文9選

次に、職種別の自己PRで忍耐力をアピールする例文を紹介します。志望する職種が明確で、忍耐力をアピールしたい人は参考にしてください。

①事務職

①事務職

私の強みは忍耐力で、どんな状態であっても相手を忍耐強く説得し続けることができます。

私は大学入学後、テニスサークルに所属しました。そして、大学3年時に主務の役割を担い、30名ほどの所属メンバーが円滑に活動できるようにサポートしました。

しかし、メンバーの中には期限までに活動費を支払わない、書類を提出しない人もいます。

そのようなメンバーが多いと全体活動に支障をきたすため、全メンバーに複数回リマインドし、期限までに活動費を支払ったり、書類を提出するよう促しました。

この主務の活動から得た忍耐力を活かして、御社で事務の仕事を誠実に取り組みます。そして、社員が仕事を円滑に進められるように対応したいと考えています。

エピソードでは、忍耐強く説得したことも大事ですが、高圧的な人だと誤解されないように、どのようなかかわりを意識したか伝えることも重要です。

事務職を志望している人はこちらの記事もおすすめです。志望動機の書き方を解説しています。
例文20選|事務職の志望動機を職種別・業界別に徹底解説

②営業職

②営業職

私の強みは忍耐力で、苦しい状況でもあらゆる手段を活用して目標を達成することができます。

私はITシステムの開発・販売をする会社でインターン生として働いていました。初めての営業で、最初は1件も成約が取れない状況で、営業目標に達することができず苦しい想いをしました。

しかし、営業目標を達成するために、実際の利用者に、「なぜ自社の商品を導入したのか」をインタビューして、訴求ポイントを変えました。

その結果、インタビューをした翌月に目標を達成できました。

このように、インターンで培った忍耐力を活かして、試行錯誤して営業方法を変え、目標を達成して御社に貢献したいと考えています。

鈴木 洵市

プロフィール

営業職で必要とされる忍耐力を理解したうえで、自己PRの内容を構成している良い内容となっています。

特にインターンで実績という社会の壁に一度ぶつかり、それに対し懸命に取り組んだという点が良いですね。

営業職を志望している人はこちらの記事もおすすめです。志望動機の書き方も押さえておきましょう。
例文18選|営業職の志望動機で採用担当者を惹きつけるコツ

③広報・PR職

③広報・PR職

私の強みは忍耐力で、困難な状況でもめげずに継続することができます。

私は大学2年生から商品紹介のブログを執筆しています。最初は閲覧数が伸びず苦しい時期が続きました。しかし、見てくれる人に正確な情報を届けようと、執筆後のチェックは入念におこなうことを心掛けました。

その結果、月1万人以上に見られるブログに育ちました。さらに、SNSやブログのコメント欄に「正確な情報で役立つ」や「商品についてわかりやすい」といった言葉もいただけるようになりました。

このように、ブログから得た忍耐力を活かして、多くの人に商品の情報が届くよう広報したいと考えています。また、読者には必ず正確で役立つ情報を届けます。

大場 美由紀

プロフィール

ブログの執筆で心がけていることや、コメントで客観的な評価を示したことは効果があります。ただ、最後の1文では「必ず」という言葉を使って言い切るのは、むしろひとりよがりな印象になるので避けた方がよいでしょう。

④マーケティング職

④マーケティング職

私の強みは忍耐力で、情報がなくても自分の足で調査し、論理性のある結論を導き出すことができます。

私は大学4年間スポーツ科のゼミに所属し、「心拍数と運動効果の関係性」について研究しました。しかし、公表されているデータが少なく、ほとんどのことを一から自分で調査する必要がありました。

私もスポーツに取り組んでおり、ただ息を上げるだけの練習に「本当に効果があるのか」という疑問を抱いていたのが、この研究をした背景です。

情報がないため、とにかく知り合いのアスリートに依頼し、高強度・中強度のトレーニングをそれぞれ続けて、どちらが記録更新につながるのかの統計を取りました。

結果、最大心拍数の50%ほどが最も効果的と判明したのですが、この卒業論文で優秀賞をいただくことができました。

卒業論文で苦労しながら完成させた経験で、数字を根拠に論理性のある答えを導くことが得意になりました。御社ではマーケティング職を志望しており、顧客に数字を用いて具体的な提案をして貢献したいと考えています。

エピソードの内容に取り組んだ目的やその難しさなどの具体的な説明があり、いい自己アピールだと思います。忍耐力という面でのアピールをするならば、調査したデータ量なども添えると伝わりやすくなるでしょう。

⑤エンジニア職

⑤エンジニア職

私の強みは忍耐力で、感情に蓋をしている人でも、対話を重ね本当の想いを引き出すことができます。

私は大学時代コーチングを学び、SNSで知り合った方や友人を対象に提供していました。しかし、最初は相手の真の想いを引き出すことに苦労しました。

コーチングでは相手の本当にやりたいことを引き出し、それに向けて行動を促すことが必要です。何回も練習と実践を重ね、本当にやりたいことを引き出せるようになりました。

コーチングを提供した方には満足していただき、現在もみなさんやりたいことに向かって努力しています。

このようにコーチングで経験した苦労から、相手のニーズを引き出すことに長けていると自負しています。御社のエンジニア職に就き、顧客のニーズを満たせるようなサービスを提供したいと考えています。

鈴木 洵市

プロフィール

エンジニア職という専門職ではなかなか気が付くことができないであろう、ニーズをひきだすことの重要性について、自らのコーチングの経験を通してニーズを満たすことができるという自己PRになっていて良い内容です。

⑥デザイナー職

⑥デザイナー職

私の強みは忍耐力で、自信のあることでも指摘があった場合、柔軟に受け入れることができます。

私は学生時代インターン生としてIT関連会社で働いており、資料作成をしていました。PowerPointは授業で使用していたため自信があったのですが、最初にたくさんの修正と指摘をもらったのを今でも覚えています。

自信があっただけに残念でしたが、先輩の指摘を素直に受け入れ、修正をしました。

このように資料の作成と修正を繰り返したところ、数回の修正で顧客に見せられる資料を作れるようになりました。

このように、自信のあることでも指摘されたら素直に受け入れられます。自分のオリジナリティを発揮したいところですが、顧客第一でデザインを作成します。

大場 美由紀

プロフィール

「自分のオリジナリティを発揮したいところですが」という言葉からは、指摘を受け入れて修正することに忍耐を要したことが伝わる一方、「素直に受け入れ」という言葉との矛盾を感じるので、内容の一貫性にも目を向けられると良いですね。

⑦コンサルタント職

⑦コンサルタント職

私の強みは忍耐力で、どんな要望でもあらゆる手段を用いて要望に応えられるように努力できます。

私は部活のマネージャーをしていました。試合当日に急遽用具が必要になったり、無理のある日程調整を任されたりなど、マネージャーの仕事は想像以上に大変でした。

しかし、選手には試合で勝ってほしいという強い想いがあり、無理な要望でもすべて応え、選手がスムーズに活動できるよう努めました。

このようなマネージャーの経験を活かして、コンサルタントとして顧客に前例のないご要望をいただいた際も、あらゆる手段を活用して応えられるようにし、御社に貢献したいと考えています。

冒頭で、忍耐力を生かしてどのような行動ができるかしっかりとアピールできている点がいいと思います。

コンサルタントを目指す内容としては、エピソードについてさらなる説得力がほしいところです。部員が力を発揮できるように具体的にどうかかわったのか、事例を加えた方がいいでしょう。

⑧介護職

⑧介護職

私の強みは忍耐力で、自分にはない文化や価値観を持った人でも、相手を理解するための努力を惜しまずにできます。

私は学生時代アメリカに留学に1年間留学に行きました。しかし、向こうは文化や価値観がまったく異なり、ストレスを溜め込んでしまいました。

しかし、まずは相手の発言の意図を理解するために、相手を知ることから始めたのです。その結果、友達も増え、学校では親友と呼べる友達も数人できました。

このようなことは介護職でも言えることだと考えています。特に障害を持っている方と話すときはコミュニケーションに齟齬が生まれることもあるでしょう。そのようなときでも、まずは相手のことをよく理解し、入居している人が気持ちよく過ごせるよう貢献したいと考えています。

鈴木 洵市

プロフィール

介護職はたくさんの人に接する仕事であることから、多様な価値観を受け入れる力が必要です。この点について自分の経験を通して自己PRにつなげることができています。

⑨販売職

⑨販売職

私の強みは忍耐力で、顧客にとってうれしいサービスとは何かということを考え、最初はうまくいかなくても実行し続けることができます。

私は学生時代飲食店でアルバイトをしていました。そのお店では客単価を増やすために顧客に追加で一品注文してもらえるように促すことを求められました。しかし、最初はうまくいかず、追加で注文いただけることはほとんどありません。

そのような状況で、ほかに注文した商品を見て、さらに食べたくなるであろう商品をおすすめしたところ、追加で注文いただけるようになりました。

このような経験を活かして、顧客のニーズを汲み取り、より適した商品を提案できるよう努めて参ります。

大場 美由紀

プロフィール

全体を通して内容に一貫性があります。

さらに、追加で注文してもらえるようになるまでの試行錯誤を重ねた粘り強さを具体的に説明できるように準備しておくことで、面接の際に実際の業務での再現可能性をアピールすることができるでしょう。

自己PRで忍耐力をアピールする際の注意点

自己PRで忍耐力をアピールする際、注意するべきことがあります。

伝え方を間違えると、忍耐力に自信があっても「本当は忍耐力がないのではないか」と疑われてしまうため、しっかり確認しましょう。

「持続力」と「忍耐力」は別物

忍耐力は辛いことや苦しみなどを耐え忍ぶ力、辛抱する力などの意味があります。一方で、持続力はある状態を保つための力。忍耐力は辛い状況から乗り越える力を指しますが、持続力はいかなる状態でもその状況をキープすることを指します。

とはいえ、持続力も素晴らしい力です。持続力があれば、学んだ知識やスキルのレベルを下げず、一定の状態で保つことができます。

大切なのは意味をよく理解し、違いを把握することです。自己PRでアピールする際、意味が混同しないように気をつけましょう。

忍耐力と「前向き」や「ポジティブ」といった言葉は若干違います。忍耐力は粘り強く行動するといった意味で使われますが、必ずしもポジティブ思考な行動を取るわけではありません。ニュアンスの違いですが、少し意識して使い分けましょう。

自己PRにおいて「我慢した」は忍耐力と捉えられない

忍耐力の意味には「苦しみを耐え忍ぶ」とありますが、自己PRにおいて「我慢した」は忍耐力と捉えられない場合があります。

たとえば、スポーツでケガをしながら試合に出場したことをアピールする場合があります。その際、けがをした状態で痛みに耐えながら試合に出場しただけでは「我慢」です。困難な状況で結果にこだわらず、ただこなすだけでも我慢といえます。

一方で、「痛みに耐えながらも不利な状況から逃げず目的達成のためにこらえた」であれば忍耐力といえます。

つまり、忍耐力とは、困難な状況から目を背けず、その中でベストを尽くすことです

上記の意味を踏まえると、面接官が採用したくなるのは、我慢ではなく忍耐力のある学生でしょう。自己PRでは「我慢」と「忍耐力」の違いを把握したうえでアピールしましょう。

アドバイザーコメント

忍耐力のアピールにはストーリー性が不可欠

耐えた経験を「忍耐力」としてアピールする際の注意点として、ストーリー性がある展開にすることが非常に重要なポイントです。

まずは苦難や困難が生じた場面から逃げ出さなかったということが背景として重要です。このアピールで、自分の弱さと向き合うことができる人物であるという評価につながります。

そして、その環境を自分自身で受け入れることができたキッカケや考え方を述べてください。置かれた環境に対し、まず受け入れることができていない場合は、逃げている、ただ我慢強いだけという評価につながりかねません。

書き出しながら整理していくことがおすすめ

そしてその中で見出された課題や問題点を明確化し、その課題・問題に対し目標を設定し、計画的に目標を達成するための努力をつづけた結果、成果を得ることができたというストーリー性が重要です。

このストーリー性については、頭の中で思考をしているだけだと文脈としてまとめることが難しくなります。必ず書き出しながら、最後に文脈の整理をすると、説得力のある自己PRを作り上げることができますよ。

他の学生と差別化するコツ! 「忍耐力」を言い換えよう

忍耐力の言い換え表現

  • 継続力
  • 柔軟性
  • 協調性
  • やり切る力

忍耐力はほかの言葉に言い換えることができます。

「忍耐力」の一言だけではどんな忍耐力を発揮したのかが伝わりにくくなります。より具体的にアピールするには言い換えることも必要です。

これから紹介する忍耐力の言い換えも自己PRでアピールする際に活用して、ほかの学生と差別化しましょう。

継続力

困難な状況でもコツコツ続けて成果を出した経験がある人におすすめの言い換えです。目標を達成するために、物事を突き詰めてやり通すことができる力です。

仕事においても重要な力で、平常時はもちろん、困難な状況でも動じず、目標達成のために突き詰めてやり通せることをアピールできます

継続力を自己PRしたい人はこちらの記事を参考にしましょう。より強くアピールするための方法を解説しています。
例文13選|「継続力」を魅せる自己PRの鉄則を職種・業界別に解説

「忍耐力」と「継続力」、どちらの方が就活で好印象を残せるアピールになるのでしょうか?

大場 美由紀

プロフィール

「継続力」よりも「忍耐力」の方がより好印象

結論からいうと、「継続力」よりも「忍耐力」の方が、好印象という点から見るとアピール度は高いかもしれません。

「継続力」は、困難な状況でも放り出さずにやり続けていく力とシンプルに捉えた場合、アルバイトなどでは長所としてしっかりアピールできます。

なぜなら、業務がきつくても簡単に辞めるとは言いださないだろうと期待できるからです。

しかし、正社員の場合、アルバイトほど簡単に辞めることを考えることはあまりないでしょう。いずれ仕事に慣れ貢献できるように成長してくれることを前提で採用します。

ストレス耐性を感じさせる「忍耐力」の方が人間関係にもうまく折り合いをつけ、仕事にも真摯に向き合いながら働いてくれることが期待できます。

柔軟性

物事が急に変化したが、それに対応し、乗り越えられたといった人におすすめの言い換えです。新しい環境で一から人間関係を構築しなければいけない状況でも対応できたり、相手の考えや意見に合わせて物事を進められたりする力です

仕事は自分の考えだけで進められることは少ないです。顧客ありきの仕事であるため、相手に合わせることが必要になります。そのような状況でも柔軟に対応し、顧客にとって最適なサービスを提案できることをアピールできます。

柔軟性を強みとして持つ人はこちらの記事も参考にしましょう。柔軟性の自己PR方法を解説しています。
13例文|柔軟性の自己PRで理解必須の注意点と伝え方のコツ

協調性

複数人のグループで活動する機会が多く、苦手な人がいた場合でも、その人の意見を尊重しながら進められたといった経験がある人におすすめの言い換えです。

現代社会には多様な意見・価値観を持った人が存在し、そのような人たちと仕事をすることになります。多様なメンバーと建設的に意見を交換しながら進められることをアピールできます。

やり切る力

どんな困難な状況でも目標達成のために情熱を持ってやり切った経験がある人におすすめの言い換えです。困難や挫折を味わった場合でも、諦めることなく努力し続けるといった意味があります

他の人が諦めるような状況でも、自分は手を止めることなく努力し続けられることをアピールできます。

忍耐力を仕事にどう活かすかがポイント! 自己PRに盛り込んで選考を突破しよう!

忍耐力は仕事で成果を出すために必要で、立派な強みです。業界や職種にかかわらず、どんな仕事でも忍耐力があることは評価されるため、自信を持ってアピールしましょう。

また、ほかの学生と差別化するには、ほかの言葉に言い換えるのもコツの一つ。この記事で紹介している忍耐力をアピールする構成を活用し、魅力的な自己PRを作成してください。

アドバイザーコメント

忍耐力は社会人として重要なスキル

どんなに辛い状況でも耐えきって前を向き続ける「忍耐力」は、企業側からも評価されやすい長所の一つです。就職すればこれまで経験したことがない環境で働くことになり、自分が望まない状況でも辛抱強く働かなければならないことがあります。
 
忍耐力についてアピールする際には、面接官に「ただ過ぎ去るのを耐えきった」と判断されないように、辛い状況に耐えながらもどういった考えを持って、実際に行動したのかを伝えましょう。そのためには、忍耐力があることを裏付けるエピソード選びが重要です。

第三者にみてもらいながら自己PRを作成していこう
 
エピソードは成果の大小にこだわらず、自分が忍耐力を発揮して問題を解決したり、目標を達成したりしたことが伝わるものを選びましょう。また、誤解を与えない表現になってないかチェックするためにも、家族や友人など第三者に自己PRを確認してもらうことも重要です。
 
忍耐力は単体で説明するのは難しい言葉でもあるので、もしも自己PRを考えるときに迷ったら、本文で紹介されている言い換え表現を使いましょう。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

> コンテンツポリシー

記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了
全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-220824001-02942)
国家資格キャリアコンサルタント

> メッセージを読む

関連Q&A

カテゴリーから探す

目次

TOP