Q
大学3年生
男性
絵が下手でもCGデザイナーになれますか?
CGデザイナーに憧れているのですが、絵を描くのがあまり得意ではありません。
CGデザイナーの求人情報を見ると、デッサン力や画力は必須ではないと書かれていることが多いのですが、絵が下手でも現場で活躍することはできますか?
また、CGデザイナーは絵を描く能力よりも、3DCGソフトを扱うスキルや空間把握能力が重要だという話も聞きます。
絵を描くのが苦手な私でも、今からどんなスキルを磨けばCGデザイナーを目指せるのか知りたいです。
就職の専門家の皆さんから見て、どんな人がCGデザイナーに向いているのか、何かアドバイスをお願いいたします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
画力は必須じゃない! ツールを使いこなす力を身に付けよう
デッサン力や画力があれば有利なのは事実ですが、必ずしも絵がうまくなくてもCGデザイナーとして活躍している人はたくさんいます。なぜなら、CG制作は手書きの技術だけでなく、専用のソフトウェアを使いこなすスキルや空間把握能力が非常に重要だからです。
手書きが苦手でも、ツールを巧みに扱うことができれば十分に活躍の可能性があります。近年のCG制作現場では、モデリング、アニメーション、エフェクトといった工程ごとに役割が細分化されているため、自分の得意分野で貢献するという働き方も可能です。
基礎的な力があることで成長が早まる! 少しずつ習得していこう
とはいえ、構図や色彩、バランス感覚といった基礎的なデッサン力は、あらゆるデザイン業務の土台となります。必須ではありませんが、こうした感覚を養っておくとスキルの成長が早まることは間違いありません。
最低限の感覚を身に付けるために練習しておくと、より質の高い仕事につながり、自身の成長速度を格段に上げてくれるはずです。
絵の技術は不問! 立体的な思考力を磨こう
「絵が下手でもCGデザイナーになれますか?」という質問ですね。
結論から言うと、デッサンのような平面の絵を描くのが得意でなくても、CGデザイナーになることは十分に可能でしょう。
なぜなら、CGデザイナーに求められるのは、必ずしも手書きの絵の上手さではなく、物事を「立体的」にとらえる力や、その空間全体を把握する能力だからです。
それ以上に、パソコンのCGソフトを使いこなし、イメージを立体化していく技術力のほうが遥かに重要になります。
学ぶ姿勢やクライアントとの対話力のほうが重視される傾向がある
また、CGソフトの世界は非常に進化が速いため、新しい技術やツールを学び続けることへの抵抗がないことも大切な素質です。
さらに、CGデザイナーはクライアントありきの仕事となります。相手が何を求めているのかを丁寧にヒアリングする力や、状況を観察して最適なデザインを提案する力といった、コミュニケーション能力も不可欠です。
単純に絵が描けるかどうか以上に、こうした立体的な思考力、PCスキル、そして人とかかわる力を総合的に磨いていくことが、CGデザイナーへの道につながります。
こちらの記事では3DCGデザイナーの仕事が向いている人や求められるスキルについて解説しています。3DCGデザイナーに興味がある人はチェックしてみてください。
次の記事でもCGデザイナーについて紹介しています。CGデザイナーやクリエイティブな仕事を目指している人は参考にしてみましょう。
以下のQ&Aでは3DCGの仕事のつらさについてキャリアコンサルタントがアドバイスをしています。目指すうえでの心構えや事前準備についても説明しているので、ぜひ確認してみてください。
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