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映像業界はやめとけと言われているのは、なぜですか?

私は大学で映研に所属している大学3年生です。これまでいろいろな映画を見てきたことがきっかけで映像業界に興味があり、就職を考えています。

でも、ネットで「映像業界はやめとけ」という書き込みをよく見かけ、不安に思っています。

「激務」「給料が低い」「精神的にも気を遣う」などといった意見も耳にしますが、なぜそう言われるのでしょうか? 本当にそんなに過酷なのか、華やかなイメージとは違う、リアルな働き方や待遇について知りたいです。

もし本当にきついなら、どのようなことを覚悟しておくべきでしょうか? 映像業界で働くことが向いている人の特徴についても教えていただきたいです。

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質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント

高尾 有沙

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魅力と厳しさの両面から検討! 進むべき道なのか判断するための材料を集めよう

映像業界は「激務」「単価の伸びにくさ」「変更対応の多さ」などから厳しい声があがりやすいのは事実です。

一方で、作品が社会に届く喜びや、チームで創る達成感は大きな魅力と言えます。

映像業界で働くことを具体的に考えるために、いくつか準備しておくと、自分の進む道がよりはっきりと見えてきますよ。

まず大切なのは、社会人として働くための土台作りです。良い仕事をするには、心と体の健康が第一です。自分の健康をしっかり管理する習慣を付けましょう。また、会社と交わす契約書の内容や、労働時間といった働くうえでの基本的なルールを少し調べておくと、安心して社会人生活をスタートできます。

そして、セーフティネットとなる、副収入や貯蓄の確保も大切です。

映像業界の役割の中で「自分が何に興味があるのか」という観点から整理していこう

そのうえで、「自分はどんな仕事で会社に貢献したいか」を具体的に考えてみましょう。

たとえば映像業界なら、「会社の中で映像を作る人になりたいのか」「映像の編集や音の調整を極めたいのか」「プロジェクト全体をまとめる進行管理がしたいのか」、それとも「完成した作品を世の中に広める宣伝の仕事か」など、さまざまな役割があります。

自分の興味や得意なことに合わせて具体的に想像してみると、目指す道がより現実的になってくるでしょう。

ちなみに、この業界では特に、物事を順序立てて計画するのが得意な人、困難なことでも粘り強く頑張れる人、いろいろな人と協力して物事を進めるのが上手な人が向いていると言われます。また、一度教わったことを自分なりにまとめて、いつでも同じようにできる人も高く評価される傾向があるでしょう。

もし「自分に合っているかな?」と迷ったら、インターンシップやアルバイトで、短期間でも実際の現場を体験してみることを強くおすすめします。仕事の面白さや大変さを肌で感じられる、最高のチャンスになりますよ。

キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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映像業界は長時間労働や人間関係に負けない強さが求められる業界である

「映像業界は『やめておけ』というネット上の意見を見て不安に思う」という相談ですね。キャリアのことで悩む気持ちはよくわかります。

まず大切なのは、その「やめておけ」という意見のとらえ方です。そうした意見は、その業界や仕事が自身に合わなかった人達の経験談である可能性が非常に高く、強いやりがいを感じて長年活躍されている人が大勢いるのも事実です。

もちろん、映像業界には厳しい側面も確かに存在し、一つの作品を創り上げるには時間がかかるため長時間労働になりやすい傾向はありますし、多くのスタッフと協力して進めるため対人関係での配慮や精神的な強さが求められる場面も多いでしょう。

また、給与については、会社や個人のスキルによって大きく異なるのが実情です。

大変な一面だけではない! やりがいと天秤にかけて見極めよう

このような特性を持つ映像業界で特に活躍できるのは、まず心身ともにタフである人でしょう。忙しい時期を乗り越える体力や、厳しいフィードバックを前向きにとらえる精神的な強さに加え、チーム作業が中心のため高いコミュニケーション能力も不可欠です。

そして、技術の世界は職人的な側面もあり、先輩から素直に学び、地道にスキルを磨いていく姿勢も大切になります。

結論として、映像業界は確かに大変な面もありますが、それ以上に「好き」という情熱を形にできる大きなやりがいと魅力のある世界ですので、自身の適性や価値観と照らし合わせながら、多角的な視点でキャリアを検討されるのが良いでしょう。

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