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主婦の就活事情は厳しいのでしょうか?
専業主婦をしている20代後半の女性です。大学卒業と同時に妊娠が発覚して、ほとんど社会人経験を積むことなく家庭に入ったのですが、そろそろ社会復帰がしたいと思っています。
子どもも大きくなってきたので、正社員としての就職活動を始めたいのですが、ブランクがあることや家事・育児との両立が心配です。
履歴書に書けるような特別なスキルや資格もないため、どのような仕事に応募すれば良いのかわからず戸惑っています。
また、面接ではブランクや子どものことをどのように伝えれば良いのかも心配です。主婦という立場は、やはり就職活動に不利に働いてしまうのでしょうか?
家事や子育ての経験を活かしてアピールする方法や、主婦が就職活動を始める際に最初に取り組むべきことについて、アドバイスをいただけると嬉しいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
戦い方次第! 主婦の経験をビジネスで役立つスキルに言い換えよう
専業主婦としてのブランクや、働き方への制約は、就職活動においてハードルになることも事実です。しかし、戦い方をきちんと整えれば、社会復帰は十分に可能でしょう。
まずは、自身やパートナーとの話し合いのうえで、「就業可能な時間・曜日・勤務地・在宅勤務の可否」といった条件を明確にし、応募先の企業の働き方と照合することが第一歩です。
書類選考では、家事や育児で培ってきた「段取り力」「安全への配慮」「対人調整能力」「マルチタスク能力」といったスキルを、ビジネスの言葉に翻訳して伝えましょう。
万一の対応プランまで話せると安心感につながる!
また、最初から正社員にこだわらず、パートや派遣、契約社員からの正社員登用ルートも幅広く視野に入れると、選択肢が広がります。職種としては、一般事務、医療・介護事務、受付、カスタマーサポート、ECサイトの運用補助などが、入り口になりやすいでしょう。
保育園の確保や家族からのサポート体制の見通しを付け、面接では「子どもが急に熱を出したときなど、想定外の事態が起きたときの対応プラン」まで具体的に話せると、採用担当者に「この人なら安心して任せられる」という安心感が伝わります。
厳しい面もあるが主婦経験は大きな強みとしてアピールできる
主婦の人が就職活動をする際に「厳しい」と感じることがあるのは、いくつかの理由が考えられます。
まず、家事や育児に専念していた期間があると、どうしても仕事から離れていた「ブランク」が生じます。採用する企業側としては、「仕事の感覚をすぐに取り戻せるだろうか」「新しい環境や業務についていけるだろうか」といった不安を感じてしまうことがあるのです。
また、小さな子どもがいる場合は、「お子さんの急な体調不良などで、頻繁にお休みすることにならないだろうか」といった懸念を持たれることも、残念ながら少なくありません。
しかし、だからといって諦める必要はまったくありません。むしろ、主婦としての経験そのものが、仕事で活かせる大きな強みになることを、まずは自身が認識することが大切です。
日々の家事や育児は、実は高度な「段取り力」や「マルチタスク能力」、「時間管理能力」、そして予期せぬ出来事に対応する「柔軟な対応力」や「忍耐力」を養う絶好の機会です。
また、学校や地域とのかかわりの中で培われた「コミュニケーション能力」も、多くの職場で求められる重要なスキルと言えるでしょう。まずは、自身の主婦経験を「スキル」という視点で棚卸しし、これらの強みを具体的に語れるように準備してください。
さらに、ブランク期間があることをネガティブにとらえるのではなく、「新しいことを学びたい」「成長したい」という前向きな意欲を示すことも非常に重要です。「ブランクはありますが、その分、新しい知識やスキルを積極的に吸収し、貢献したいと考えています」といった姿勢は、企業側に好印象を与えます。
門戸の広い職種を狙う! 面接では周囲のサポート体制を示そう
具体的な就職活動の進め方としては、まず自身の希望する働き方を明確にすることが大切です。そして、「これじゃないとダメ」と最初から選択肢を狭めず、事務職、販売職、介護職、保育補助など、未経験からでも比較的チャレンジしやすい職種も視野に入れてみましょう。
「主婦歓迎」「子育てに理解あり」といった求人を探すのも有効な方法です。もし時間に余裕があれば、MOSや簿記、医療事務など、比較的短期間で取得できる資格に挑戦し、スキルアップを図るのも自信につながります。
最終的には、面接などの場で、自身のスキルや働く意欲をしっかりと伝え、企業側が抱くかもしれない不安を払拭してあげることが重要です。
「子どもの急な発熱時には、こういうサポート体制を整えています」といった具体的な説明も、安心感を与えるうえで効果的でしょう。まずは自身の経験と強みをしっかりと棚卸しし、自信を持って就職活動に臨んでくださいね。応援しています。
働く意思があっても行動できずに悩んでいる人は、次の記事も読んでみてください。事情があって働けなかった人が社会復帰できるように、働けない理由や年代別の行動指針、仕事探しのポイントを解説しています。
以下の記事では、無職の人が就職を成功させるためのステップや仕事探しの方法、注意点を解説しています。ブランク期間が長い人は参考にしてみてください。
こちらのQ&Aでも、就職を検討しているものの向いている仕事がわからない主婦に向けてキャリアコンサルタントがアドバイスをしています。同じような状況の人は、ぜひ参考にしてみましょう。
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