この記事のまとめ
- 無職期間は時間の使い方を工夫することが大切
- 無職期間の就活に関連する疑問についてキャリアコンサルタントが解説
- 無職期間を有効活用して自分に向いている仕事を見つけよう
- 自己分析ツール
たった3分で面接で使える"あなたの強み"がわかる!
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「無職のままで良いのかな……」「無職からの就職ってどうすれば良いんだろう?」「何から始めれば良いのかわからない」と無職である状態に不安を抱えている人は少なくないのではないでしょうか。
そういった悩みや不安を抱えている場合は放置するのではなく、まずは無職期間にやるべきことを理解して一つずつ対処していくことが大切です。そうすることで有意義に毎日を過ごすことにつながっていきます。
記事ではキャリアアドバイザーの永田さん、古田さん、杉原さんのコメントを交えつつ、無職に関する疑問を解説していきます。これからどうするべきなのかわからないと悩んでいる人は、ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。
「無職」自体は悪いことではない! 時間を有効に使うことが大切
「無職」という言葉を聞くと、「何もやっていない人」「将来を考えていない人」というようなマイナスなイメージを持つ人がいるかもしれません。そういったネガティブな印象がある一方で、無職期間は心身の休息期間や自分と向き合う時間として有意義に活用できる、ポジティブなものにもなるのです。
しかし、休む期間とはいってもずっと休んでいては物事は進みません。無職期間を有意義に過ごすためには、無職期間があることによって就活にどんな影響があるのかなどの疑問や不安を解消して、次の目標に向けて少しずつ動き出すことが大切です。
記事ではまず、無職になったらやるべきこと・避けるべきことをそれぞれ説明し、その後は無職の人が陥る悩みや疑問について解説していきます。記事後半では無職の人が就活を成功させるコツとおすすめの仕事探しの方法を紹介します。
記事の内容を参考にして、無職生活を有意義なものにできるようにしましょう。
無職期間に時間を有効的に使うようにしておかないと、怠ける癖が付いてしまい働く際のモチベーション維持が難しくなってしまう可能性があります。
無職の期間だからこそ自分や社会のためになることに時間を使うことをおすすめします。
こちらのQ&Aでは、就活に失敗した人の質問にキャリアコンサルタントが回答しています。同じ悩みを抱えている人はチェックしてみてください。
今は仕事をしているけど無職・ニートになりたいという人は、まずはリスクを正しく理解することから始めていきましょう。こちらの記事で無職やニートになることのリスクを詳しく解説しています。
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無職になって何もしないのは危険! まずはすぐにやるべきことチェックしよう
無職になって何もしないのは危険! まずはすぐにやるべきことチェックしよう
- ハローワークで失業保険の手続きをする
- 保険の種類を決めて健康保険の変更手続きをする
- 役所で厚生年金から国民年金に切り替える
無職になった時、今まで頑張ってきた仕事の解放感から「何もしたくない」「まずは何も考えずにゆっくりしたい」と思う人もいるかもしれません。もちろんゆっくりと休息を取ることも大切ですが、まずはゆっくりする前にお金周りの対処をしていくことが必須になります。
ここでは、無職になったときに必ずやるべき項目について解説していきます。無職になったら会社が今まで管理していた税金関係を自分で管理しなければいけないため、一つずつしっかりとチェックしていきましょう。
失業手続きを怠ると、月給から差し引かれていた税金が後からまとめて請求されることもあります。
貯金はいつかなくなりますし、そもそも生活費がないと就活にも力が入らず、負のスパイラルに陥る危険もあります。
ハローワークで失業保険の手続きをする
失業をした際にハローワークで手続きをすると、失業保険を受給することができます。制度上では「基本手当」ですが、失業保険と呼ばれることが一般的です。
基本手当(失業保険)とは
雇用保険の被保険者の方が、定年、倒産、契約期間の満了などにより離職し、失業中の生活を心配しないで、新しい仕事を探し、1日も早く再就職していただくために支給されるもの。
引用元:ハローワーク インターネットサービス
失業保険を受給できる日数は90~360日の間で、離職をした際の年齢や離職の理由、雇用保険の被保険者であった期間に基づいて決定されます。受給できる金額も人によって異なるので、最寄りのハローワークに足を運んで詳細を確認しましょう。
また、失業保険を受給するためにはいくつかの条件を満たしている必要があります。下記項目をチェックして、自分が失業保険を受け取れる対象かチェックしてくださいね。
失業保険が支給される条件
- 就職しようとする積極的な意識があること
- いつでも就職できる状態にあること
- 就職活動をしているが職業に就けない失業の状態にあること
下記の条件に当てはまる人は失業保険を受け取れないので注意してください。
失業保険を受け取れない人
- 病気やけがですぐには就職できない人
- 妊娠・出産・育児ですぐには就職できない人
- 定年退職し、休養期間を設けようとしている人
- 結婚などによりすぐには就職できない人
あなたが受けない方がいい職業を確認してください
就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。
そこで活用したいのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
保険の種類を決めて健康保険の変更手続きをする
日本では「国民皆保険制度」が導入されているため、何かしらの保険制度に加入している必要があります。会社に在籍中は会社が定めた健康保険組合に加入して給与から天引きされますが、退職した場合は自らの意思で健康保険を決定して保険料を払わなければなりません。
国民皆保険制度とは
全ての人が公的医療保険に加入し、全員が保険料を支払うことでお互いの負担を軽減する制度のこと。
引用元:太陽生命
健康保険の変更手続きはおもに3つの方法があります。保険の種類によっては退職してから14日以内に手続きをおこなう必要があるため、それぞれチェックして必ず期限内に済ませるようにしましょう。
健康保険の種類 | 制度の内容 | やり方・切り替え方 |
---|---|---|
健康保険任意継続制度 | 退職前の健康保険を最大で2年延長できる保険制度 | 退職後20日以内に全国健康保険協会へ申請する |
国民健康保険 | 自営業・フリーランス・専業主婦・学生などが加入する保険制度 | 退職後14日以内に役所の健康保険窓口で切り替え手続きをする |
被扶養者 | 親や家族が勤務している会社の健康保険に加入する保険制度 | 加入予定の勤務先を通じて手続きをおこなう |
役所で厚生年金から国民年金に切り替える
無職になった場合は、厚生年金から国民年金へ切り替える手続きもおこなわなければなりません。厚生年金は健康保険と同様に、会社に在籍中は給料から天引きされるシステムで、退職後は自分で切り替えをおこなって年金額を納める必要があります。
国民年金への切り替え手続きは役所の窓口で対応可能なため、下記の書類を用意して窓口で手続きを進めてください。
国民年金への切り替えで必要な書類
- 年金手帳
- 離職票(退職証明書)
- 本人確認書類(免許証・保険証・パスポートなど)
- 印鑑
自己分析をするなら自己分析ツールが一番おすすめ!
自分の弱みはわかっていても、強みは思いつかないものですよね。「それ、強みって言えないよ」と思われたくない人も多いはず。
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無職のときにやると状況が悪化!? 避けるべきことを就活のプロが解説
せっかくの無職期間、だらだらしたりしてのんびり過ごしたいと考える人もいるかもしれません。
納得いくまでのんびりと過ごしてリフレッシュするのも良いですが、無職期間に避けるべき事柄を知らずに過ごすと、今後の就職活動や生活に悪影響を及ぼす可能性があります。
ここでは、キャリアコンサルタントの永田さんに、無職のときに避けるべき事柄について解説してもらいます。無職期間をもったいないものにしてしまわないようにチェックしていきましょう。
アドバイザーコメント
永田 修也
プロフィールを見るだらだらと過ごしていると復職後の生活が苦しくなる可能性がある
無職期間は時間がたくさんあるからといって、お酒を昼間から飲み歩いたり賭け事ばかりをしたりなど堕落した生活を続けていると、いざ働くとなったときに自分を律して仕事をし続けることが苦しくなってしまうことがあります。
そのため無職期間中だとしても、決まった時間に起床して自分が決めたスケジュール通りに一日を過ごし、自分や社会のために何か行動するというルーティーンを維持することがとても重要です。
「焦り」はなるべく手放すようにしよう
私も無職時に毎日職探しをしていた時期があったので、仕事がなかなか決まらず焦ってしまう気持ちはよく理解できます。
「みんなは仕事しているのに自分は何やってるんだろう」などと考え、早く仕事をしたいという気持ちからどうしても焦ってしまいますが、本来やりたくないはずの仕事を選んでしまってまたすぐに離職してしまうというケースもあります。
怠けず頑張りすぎずという難しいバランスではありますが、感情的にならず冷静に過ごすことが大切です。
まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください
就活では自分のやりたいことはもちろん、そのなかで適性ある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうリスクが高く、適職の理解が重要です。
そこで活用したいのが「適職診断」です。質問に答えるだけで、あなたの強みや性格を分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
無職のままだとなぜまずい? 無職の人が陥りやすい悩みを見ていこう
無職のままだとなぜまずい? 無職の人が陥りやすい悩みを見ていこう
- 「貯金がどんどん減っていく……」
- 「このままで良いのか不安……」
- 「次の就職先がなかなか見つからない……」
休息を取ったり自分と向き合ったりできる無職のタイミングですが、無職でいる期間が延びると同時にさまざまな不安や悩みが出てきてしまうのも事実です。
不安や悩みを抱えたまま過ごす毎日は、気持ちの良いものではないでしょう。ここでは無職の人が陥りやすい悩みについて解説していきます。これからの過ごし方を考えるためにも、それぞれ悩みを見ていきましょう。
「貯金がどんどん減っていく……」
無職になると収入が途絶えるため、貯金を切り崩して生活していく必要があります。そのため、「貯金がどんどん減っていく……」というように金銭面に不安を感じる人も多くいるでしょう。
さらに一人暮らしをしている人の場合は実家暮らしの人と比較して生活費がかさむため、こういった悩みを抱える可能性が高くなります。これから無職になろうか検討している人は、しばらく収入がなくても生活できる程度の貯金をしてから退職することをおすすめします。
貯金が減るということは、生活が苦しい証拠です。そういった悩みを抱えた相談者は少しでも給与が高い会社を希望する人が多いのですが、入社はかなり難しいことがほとんどです。
それぞれ事情があると思いますが、そもそもの「貯金が減っていく」という計画性のなさが選考で面接官に伝わり、マイナス評価につながってしまうからです。
「このままで良いのか不安……」
社会人として仕事をしていたときは毎日やるべきことが必然的に出てきましたが、無職期間は自分でやることを決められる分、何もしないでいると「このままで良いのか」といった不安が出てくることがあります。収入がなく貯金ができないという不安からこういった悩みにつながることもあるでしょう。
また、「仕事とプライベート」といった気持ちを切り替える場面がなくなることで、常に焦りを感じてしまうこともあります。最悪の場合、憂鬱な気分が続くことで精神疾患につながることもあるでしょう。
過去に「会社を病気で退職してから社会復帰することに恐怖を感じてしまう」といった相談がありました。
また、「同じような症状を繰り返したらどうしよう」という不安から仕事に戻ることができなくなってしまった人もいます。
将来に対して漠然とした不安があるという人は、キャリアビジョンを明確にすることをおすすめします。こちらの記事を参考にキャリアビジョンを描いて、不安感を解消してみましょう。
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「次の就職先がなかなか見つからない……」
無職期間が長くなれば長くなるほど就職難易度は上がる傾向にあります。「何か原因があって働けないのか」「怠惰な人なのかもしれない」「計画性がなく働く意思がないのかも」とマイナスな印象を与える可能性が高いからです。
事実、2022年の労働政策研究・研修機構の大都市の若者の就業行動と意識の変容-「第5回 若者のワークスタイル調査」から-では、フリーター期間が2年以上の場合は1年以内の場合と比較して68.8%から56.6%と就職成功率が低くなっています。
無職期間が長引けばその分就職成功までの道のりも遠のいてしまうため、計画的に過ごしてできるだけ早く行動をすることが大切です。
無職期間が長いほど就職に焦りが出やすくなります。
焦ってしまうことから自己理解や自己分析がうまくいかず、背伸びした自分で就活した結果、適切な企業選びができずに不採用続きなっているという人を見かけることがあります。
ぴったりな就職先を見つけるためには、焦りは禁物ですよ。
こちらは新卒向けの記事ではありますが、就職先の選び方がわからないという人におすすめです。就職先の決め方と注意点を解説しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
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無職期間が長い人必見! 多くの人が抱く就活に関する疑問を専門家が解説
無職期間が長引くと、今までの就活とは違った疑問が浮かんでくる人が多いのではないでしょうか。
無職期間が長い人は通常の就活とは違い、人事に与える印象を理解してアピール方法を工夫してアプローチをする必要があります。なぜなら、「無職」という事実に疑問を抱く採用担当者もいるからです。
ここでは、無職期間が長い人に対して企業が抱く印象と、無職期間をアピールに変える方法についてキャリアコンサルタントに解説してもらいます。無職の経験をプラスのものにして好印象を残すために、チェックしていきましょう。
無職期間が長い人に対して企業はどんな印象を抱くの?
しばらくのんびりしたいからと長めの無職期間を過ごしている人もいれば、スキルを身に付けるために勉強しているから長めの無職期間を設けた、気付いたら無職期間が長くなってしまっていた、という人もいるでしょう。
どんな理由であれ、無職期間が長い人に対して企業はどんな印象を持つのでしょうか。ここで、キャリアコンサルタントの杉原さんに教えてもらいましょう。
アドバイザーコメント
杉原 美佐子
プロフィールを見る無職期間が長いとマイナスの印象を与えることが多い
たとえば、税理士を目指して4年間勉強に励んでいたなどの理由がある場合を除き、長い無職期間のきちんとした理由がない人は低く評価されます。
また、資格取得のための期間だったとしても、具体的にどのように過ごしていたのかを気にする採用担当者が多いでしょう。
無職は労働していないということなので、社会に参画していないことを意味します。また、経済的に問題がなくても誰かに依存して生活しているのであれば、精神的にも自立できていない可能性が考えられます。
そのため、無職期間が長いと未就労の若年層の場合は「社会人意識が醸成されず労働の意義を理解していない」、就労経験がある場合は「雇ってもらえるようなスキルを身に付けていない」と捉えられることが多いでしょう。
なるべく早く社会復帰すること念頭に過ごそう
労働は決して収入を得ることだけが目的ではありません。自分の能力を発揮して会社や社会に貢献することで自己肯定感が得られ、自分の存在や他人の存在を認められるようになります。
無職期間が長くなると、どうしても労働意欲は低下してしまうでしょう。アルバイトでも良いので、とにかく一日でも早く社会に参加することを目指しましょう。
無職期間をアピールに変える方法ってあるの?
無職期間にマイナスな印象を抱く人もいると述べましたが、無職期間を効果的にアピールすれば、マイナスの印象を払拭できる可能性もあります。
では、無職期間はどのようにしたらアピールできるようになるのでしょうか。古田さんに詳しく解説してもらいましょう。
アドバイザーコメント
古田 文子
プロフィールを見る無職だった理由を詳しく伝えるようにしよう
なぜ無職だったのか明確な理由がある場合は、その旨を応募書類に書きましょう。
病気やけがの療養・家族の介護といった家庭の事情によるもの、資格を取得するための勉強時間の確保のため、結婚や出産・育児などのために退職した場合は、それを書いても問題ありません。
無職の期間に得たものをアピールすることがマイナス評価の払拭につながる
もし明確な理由がなかったとしても、無職の期間に得たものがないか探してみましょう。その中から応募しようと考えている仕事に活かせるものがないかも一緒に考えてみてください。
たとえば、前職で体調を崩したために退職し、自宅療養している間は特に何もしていなかったのだとしても、毎日の生活の中で自分自身と向き合う時間があったはずです。
そこから得られた新しい考え方や価値観は、以降の生き方に影響してくることがあります。その中に次の仕事に活かせることがないか言語化してみましょう。
「ただ無職だったわけではなく、これは必要な時間だったのだ」ということを理解してもらえればマイナス評価にはなりにくいでしょう。
こちらのQ&Aでは、フリーターの自己PRの書き方についてキャリアコンサルタントが回答しています。無職の人にも当てはまる内容なので、ぜひ併せてチェックしてみてください。
無職の人が就職を成功させるためには? 市場価値を高める4ステップ
無職期間が長ければ就活がどんどん難しくなっていくことを先で述べましたが、無職期間が長くても「市場価値が高い」と判断されれば就活成功率はグッと上がります。
仕事へのブランク期間が長いと「入社後すぐに活躍できないのでは?」と思われてしまう場合がありますが、スキルがあり市場価値が高いという印象を残せれば「活躍できる能力がある」ということのアピールにつながるからです。
4ステップで市場価値を高めて無職の人が就活を成功させる方法を説明するので、一つずつ手順を踏んでいきましょう。
- 無職から就職をする際は必ずスキルを高めなければいけないのですか?
スキルを高めることは必須ではないが自己研鑽には有効な手段
必ずしもスキルアップが必要とは限りません。
しかし、もともとの能力が高い場合は必要ないかもしれませんが、これまで勤めていた会社よりも高いレベルで仕事を要求される業種だったり、収入も上がる見込みがある会社の場合はスキルアップを必要とする場合もあります。
今後ある程度無職期間が確保されている状況なのであれば、何か資格を取得したり自分の知識・スキルをアップデートしたりすることで就職活動の際に履歴書にも書けます。
面接の際の応答にも活かすことができるので決して損になることはないでしょう。
内定率が確実にアップするとは言い切れませんが、自分の成長を考えると自己研鑽することは良い手段かと思います。
ステップ①十分な休息を取って余裕を持てるようにしよう
まず、就職に向けて動き出す前にしっかりと休息を取ることが大切です。十分な休息が取れず余裕のないまま就活を始めると疲れやストレスがたまりやすくなり、仕事探しに集中できない状態になってしまう可能性もあります。
十分に休息は取れた、今すぐ就職に向けて動き出したいという人はこのステップは省略してもかまいませんが、特に病気やストレスが原因でやむを得ず無職になったという人は、まずは休息を取ることを意識してみてください。
納得のいくまで休息を取ってリフレッシュするためには、下記の項目を参考にして日々を過ごすことをおすすめします。
休息を取ってリフレッシュするためにおすすめの項目
- プライベートでやりたいことリストを作成して一つずつこなしていく
例:海外旅行をする、映画を観る、ライブに参戦する - 信頼できる人とたくさん話す
- しっかりと睡眠を取る
十分な休息を取るとは、心身ともに英気を養い次に備えることを指します。毎日だらだらと過ごすとは、日々の生活に時間の区切りをつけないことです。
だらけている人が次に向かって頑張ろうと気持ちを切り替えることは難しいため、この2つの違いをしっかりと理解して過ごすようにしましょう。
仕事のストレスが原因で無職になったという人は、こちらの記事を参考にして次に活かせるようにしておきましょう。ストレスの対処方法を詳しく解説しています。
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ステップ②自己分析を深めよう
十分に休息が取れたら、次は自己分析で自己理解を深めていきましょう。自己分析を深めることで、今の自分の立ち位置やスキルを明確にすることができます。
このステップでは自己分析から「今の自分にできること」「やりたいこと」を見つけることを意識してください。この両面を意識することで、仕事に活かせる能力と身に付けるべき能力を見つけられます。
今の自分にできること・やりたいことを見つけるためには、思い付く限り書き出す方法が効果的です。箇条書きでかまわないので、前職で培ったスキルや得意なことを紙に書き出してみてください。
- 無職期間におこなう自己分析は学生時代の自己分析と同じ方法で良いですか?
自己分析の基本的には同じやり方でも問題ない
自己分析の方法は基本的に学生時代にしていたものと同じでかまいません。
しかし、就業経験がある人は学生のときとは異なり、一度は社会経験があるわけです。そのため、「なぜ退職したのか」「何がうまくいかなかったのか」など振り返りを加えるとさらに自己理解が深まるでしょう。
退職理由を書き出して、自分が本当にやりたかったことは何だったのか、やりたいこととできることにどれだけのギャップがあったのかなど、主観よりも事実に着目することも大切です。
それらを通して自分の軸を明確にすることに専念すれば、企業選びなどにも迷いが生じにくくなるでしょう。
自己分析の方法がよくわからないという人は、こちらの記事を参考に自己理解を深めてみましょう。自己分析の詳しいやり方と活用方法について解説しています。
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ステップ③できること・やりたいことに優先順位を付けよう
自己分析で自分のできること・やりたいことを明確にできたら、書き出した項目に優先順位を付けて就活に活用していきましょう。
できることや得意なことを活かせる仕事や現場であれば、スキルを活かせる場面が多く活躍できる可能性が大きいでしょう。また、やりたいことができる仕事であればやる気ややりがいにもつながるはずです。
優先順位を付ける際は、できること・やりたいことそれぞれで一つずつ比較して順番を決定する方法がおすすめです。そうすることで何を優先したいのかが明確になってくるでしょう。
自分に合った仕事の見つけ方について悩んでいる人は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。自分に合った仕事の種類を見つけるための方法や、15職種の仕事内容について紹介していますよ。
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ステップ④必要なスキルを身に付けよう
最後に、できることが活かせる職場ややりたいことができる職場では具体的にどんなスキルが必要なのかを調べましょう。今ある手持ちのスキルだけでなく、さらなる上を目指してスキルアップを図ることで選考通過率が上がっていきます。「やる気がある」と採用担当者にポジティブにアピールすることにもつながるでしょう。
無職の人がスキルを身に付ける方法として、下記の3つが挙げられます。
無職の人がスキルを身に付ける方法
- 資格を取得する
- 職業訓練を受ける
- 専門学校に通う
それぞれ詳しく解説するので、予算や時間を考えながら自分に合った方法でスキルを高めていきましょう。
資格を取得する
資格を取得することで視覚的にアピールできるスキルを身に付けることができます。応募先の仕事に関連する資格であれば「活躍できる能力を有している」ことのアピールにもなり、内定に近付くことができるでしょう。
独学で資格取得を目指す方法もありますが、資格取得支援サイトを通じて取得に向けて勉強していく方法もあります。生涯学習のユーキャンでは、おすすめの資格やあなたにぴったりな資格を紹介して取得までのサポートをしていたり、転職支援のサポートをしたりしています。ぜひ活用してみてください。
独学で資格取得を目指す際は、「次の仕事に活かせそうか」という点で資格取得へ踏み出すことがポイントです。
なんとなく興味があるから取ってみようという動機でも悪くないですが、それだと結局次の仕事につながらない場合もあり、時間とお金を浪費してしまうだけになってしまう可能性があります。
どんな資格を取れば良いのかわからないという人は、こちらの記事をチェックしてみましょう。有利な資格や比較的取りやすい資格を紹介しています。
就職に有利な資格
就職に有利な資格33選|業界・状況別であなたに合った資格を解説
取りやすい資格
取りやすい資格25選|取得から就活でのアピールの仕方まで解説
職業訓練を受ける
ハローワークでは無料で受講できる職業訓練を設けていて、ものづくり系や専門技能、社会人基礎スキル、パソコンスキルなどさまざまなスキルを身に付けることができます。また、失業保険を受給しながら講座を受講することも可能です。
職業訓練の講座例
- IT・Webプログラミング
- パソコンビジネス基礎
- 医療・介護・調剤事務
- ネイリスト養成
- エステティシャン・アロマ養成
- 住宅内外装仕上
- ビル管理技術
仕事を探している人を対象としている公的な職業訓練制度なので、就職を実現するために必要なスキルを身に付けたいという人は一度最寄りのハローワークに問い合わせてみてくださいね。
専門学校に通う
専門学校に通うことで専門分野に関する知識やスキルが身に付くため、関連する職業へ就職しやすくなります。就きたい職業がはっきりと決まっていて特定のスキルが必須だという場合は、専門学校に通うことをおすすめします。
しかし独学での資格勉強や職業訓練と比較して、専門学校に通うとなるとお金がかかることになります。また、専門学校は卒業まで最短で2年かかるため、専門学校に通う費用と就職に着手するまでの期間をしっかりと考えたうえで、専門学校への入学を検討してください。
こちらの記事ではニートが就職するためのおすすめの方法を解説しています。併せてチェックしてみてくださいね。
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ニートから就職は可能! 成功に導く3つの方法を解説
ニートの人が抱える就職に対する不安や疑問をキャリアコンサルタントとともに解消します。また、ニートの人の仕事の探し方、選考対策の仕方、就職活動の進め方なども含めて解説。効果的な対策をおこない、就職を成功させましょう。
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人によって向いている仕事探しの方法は異なる! おすすめの3つの手段
人によって向いている仕事探しの方法は異なる! おすすめの3つの手段
- 就活アプリ:自分のペースで進めたい人におすすめ
- 就活エージェント:就活をサポートしてもらいたい人におすすめ
- ハローワーク:多くの求人を見たい人におすすめ
スキルを身に付ける方法を理解できたら、そのスキルを活かせる仕事探しをする方法についてチェックしていきましょう。
仕事探しにはいくつか方法がありますが、それぞれ特徴があり、それを活用するにも向き・不向きがあります。ここではどのように仕事探しをしたいのかというタイプ別に分類して3つの方法を紹介するので、どれが自分に合っているのか考えながら見ていきましょう。
①就活アプリ:自分のペースで進めたい人におすすめ
一般的な仕事探しの方法として、就活アプリが挙げられます。就活アプリでは自分で気になる求人をじっくりと確認して応募先を決められるため、自分のペースで就活を進めたいという人におすすめです。
しかし、就活アプリでは就活準備から応募、選考対策まですべて自分でおこなう必要があります。自分ですべてを管理したり準備したりするのは苦手だという人は注意してくださいね。
また、「職歴不問」「未経験歓迎」「ブランクOK」など経歴に関するキーワードで絞り込むと、無職の人やスキルがあまりない人でも挑戦しやすい求人が表示されやすくなります。下記就活アプリでぜひ活用してみてください。
- 就活アプリで求人検索をしてもしっくりくる求人が見つかりません……。
3つの条件に分けて求人検索をしてみよう
就活アプリでは自分のペースで就職活動ができます。しかし、一人で就活を進めるので適切なサポートが受けられないことがデメリットといえます。
求人検索する際、自分の希望をすべて満たそうとしていませんか。そうなるとなかなか見つかりません。条件を絞れば絞るほど、自分の首を絞める結果になります。
応募条件は、「絶対に譲れない条件・少しなら譲っても良い条件・あまり気にしない条件」の3つに分けて整理しましょう。
たとえば、「夜間シフトはダメ、土日休みが希望だけど月1回程度の出勤なら許せる、勤務地は特に気にしない」などです。
また、職務内容もこれしかできない・やりたくないではなく、こんなこともやってみたいと発想を切り替えてみることも有効ですよ。
②就活エージェント:就活をサポートしてもらいたい人におすすめ
プロや誰かにサポートしてもらいながら就活を進めていきたいという人は、就活エージェントを活用してみましょう。就活エージェントは就活に関する情報やあなたに向いている仕事などの情報を提供してくれ、自分だけでは知りえない情報を知ることができることが多くあります。
また、エントリーシート(ES)などの提出書類の添削や選考・面接対策をおこなってくれる就活エージェントがほとんどです。プロのアドバイスを受けながら仕事探しをしたいと考えている人はぜひ視野に入れてみてください。
しかし、就活エージェントは就活の進捗確認のため定期的に連絡を入れてきたり、活動の催促をしてきたりすることもあります。そのため、「人に急かされたくない」「自分のペースで仕事探しがしたい」という人にはあまり向いていない仕事探しの方法でしょう。
③ハローワーク:多くの求人を見たい人におすすめ
ハローワークでは企業が無料で求人を掲載することができるため、就活アプリや就活エージェントと比較してより多くの求人を取り扱っています。特に地域に根ざした求人が多く取り扱われているため、たくさんの求人に幅広く目を通して仕事探しがしたいという人におすすめの方法です。
就活アプリと同様に求人を絞り込み検索ができたり、就活エージェントのように就活に関する相談も受け付けたりしているため、ぜひハローワークも活用してみてくださいね。
手探りで仕事探しをするのはNG! 無職の人が仕事を探すときの注意点
手探りで仕事探しをするのはNG! 無職の人が仕事を探すときの注意点
- 手当たり次第で選考を受けない
- 周りと比較して焦って就職先を決めない
- 一人で抱え込んで視野を狭めない
無職になった時、何からやれば良いのかわからずとりあえず就活を進めようと考える人がいます。しかしそれでは納得のいく就職先を見つけられず、短期離職を繰り返すことになってしまう可能性があるでしょう。
ここでは、無職の人が仕事探しをするときの注意点について解説します。自分らしく過ごせる就職先を見つけるために、しっかりと見ていきましょう。
手当たり次第で選考を受けない
仕事探しをする際、何から見れば良いのかわからず「とりあえず手当たり次第選考を受ける」という方法を取ろうとしている人もいるかもしれません。
もし入社できても、それでは前職を退職したときと同様な理由で退職をしたいと考えるようになってしまったり、やはり自分に合っていないと感じて早期離職をしてしまったりする状況につながりかねません。
「なぜ前職を辞めたのか」「なぜ無職になったのか」の原因を突き止めたうえで仕事探しをして、同じことの繰り返しにならないようにしましょう。
「辞めた理由をうまく面接で伝えられる自信がない……」という人は、マインドマップを作成して理由を整理することをおすすめします。こちらの記事でマインドマップの作成方法を解説しているのでぜひ参考にしてくださいね。
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「手当たり次第」「何でも良い」の中にも「やりたいこと」がないか想像力を働かせて意識してみましょう。
やりたいことが見つからない人は、やりたくないことや前職で嫌だったことを紙に書いてみてください。
周りと比較して焦って就職先を決めない
無職でいると、働いている同年代と自分を比較してしまったり、家族や友人など周りから急かされたりして焦ってしまうこともあるかもしれません。しかし、本当に自分に合った職場を見つける前に焦って就職先を決めると、納得のいく働き方ができなくなってしまう可能性が高くなります。
また、「周りからいわれたから決めたのにどうしてこんなにつらいんだ……」と他責思考になってしまうこともあります。自分らしく過ごせる環境を見つけるためには、自分の納得のいくペースで仕事探しをすることが大切なのです。
一人で抱え込んで視野を狭めない
無職でいると、どうしても一人の時間が長くなってしまったり周りとのかかわりが減ってしまったりすることもあるでしょう。就活で悩んだ際に周りに相談しようとせず自分一人で抱え込もうとすると視野が狭まり、本当は向いている仕事があっても気付けなくなってしまう可能性もあります。
悩んだ際は家族や友人、恩師など、周囲の信頼できる人に相談してみましょう。周囲の意見を受けることで、自分では気付けない可能性を発見できることもありますよ。
「周りに相談できる人がいない」「誰に相談すれば良いのかわからない」という人は、こちらの記事をチェックしてみてください。就活で良い決断をするためのおすすめの相談先や相談相手の選び方を解説しています。
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無職期間は悪いものではありませんが、何も計画せずだらだらと毎日を過ごしているともったいないものになってしまいます。将来につながるような過ごし方をするためには、無職期間が有意義なものになるように工夫することが大切です。
記事の内容を参考にして今の生活を実のあるものにすれば、納得のいく結果につながるはずです。今やるべきことを明確にして、自分らしく過ごせる環境を見つけてくださいね。
アドバイザーコメント
杉原 美佐子
プロフィールを見る勇気を持って歩み出すことが大切
自分のやりたいことが見つからなかったり、わからなかったり、スキルや能力も特にないと思ったりする人は多いでしょう。
やりたいことが見つけられなくても、わからなくても気にしなくて大丈夫。働くうちにやりたいことが見つかるはずなので、まずは一歩踏み出すことが大切です。
やりたいことがない場合は社会的に必要な仕事に目を向けてみよう
やりたいことがないという人は、社会的要請に基づいた仕事に挑戦してみることをおすすめします。
たとえば、ゴミ回収の仕事。この仕事をしているすべての人がゴミ収集がやりたい仕事であったり、自分の能力を最大限発揮できると思って従事しているわけではないかもしれません。また、牛や鶏を食肉解体してくれる人がいるから私たちは焼肉やから揚げが食べられます。これらの仕事を好む人は少ないですが、社会には必要な仕事です。
このように労働は、生活に必要な仕事を社会全体で分担しているのに過ぎないのです。もちろん、得意分野や好きなことを仕事にできれば長続きしますし、上達も早いでしょう。しかしそればかりにとらわれていると、社会での自分の立ち位置を失ったままになります。
まずは自分のできることを仕事にしましょう。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/メンタル心理カウンセラー
Syuya Nagata〇自動車部品、アパレル、福祉企業勤務を経て、キャリアコンサルタントとして開業。YouTubeやブログでのカウンセリングや、自殺防止パトロール、元受刑者の就労支援活動をおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/上級心理カウンセラー
Fumiko Furuta〇キャリアに関する記事の執筆・監修や、転職フェアの講演、キャリア相談、企業や学校でのセミナー講師など幅広く活動。キャリア教育に関心があり、学童クラブの支援員も務める
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/2級キャリア技能士
Misako Sugihara〇石川県金沢市を拠点に15年にわたり就職支援に携わる。2年前からは転職支援も手掛けている
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