Q
その他
女性
保育士の就活で落ちる原因がわかりません……。
私は保育士養成の専門学校に通っており、来春からの就職に向けて就職活動をしています。
しかし、これまでいくつかの園の採用試験を受けてきましたが、面接で何度も落ちてしまい、どうすれば良いかわかりません。友達はどんどん内定をもらっているので、焦りばかりが募る一方です。
面接では、ハキハキと明るく答えるように心掛けていますが、何がいけないのかわからず、自信をなくしています。ちなみにピアノ実習については問題ないと専門学校の先生からも言われました。
保育士の採用面接で特に見られているポイントや、面接で失敗しないためのアドバイスがあれば教えていただきたいです。また、もし落ち続けている場合に、考え得る原因や、そもそもの原因がわからない状況での対処法についてもぜひアドバイスをお願いいたします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
「好き」だけでは不十分! 応募する園の教育方針と絡めた志望動機を作成しよう
保育士の就職活動で落ちてしまう原因がわからない、という悩みですね。確かに保育士は人手不足と言われることもありますが、だからといって誰でも簡単に就職できるわけではなく、落ちてしまうケースも十分にありえます。
その原因として最も考えられるのは、応募先の保育園の「方針」と、あなたの考えや志望動機が合っていない可能性です。
保育園と一口に言っても、モンテッソーリ教育を重視する園、英語教育に力を入れる園、あるいはのびのびとした自由保育を大切にする園など、その教育方針は実にさまざま存在します。
まずは、自身が応募する園の方針をしっかりと理解し、自分のやりたい保育や貢献したいことが、その園の方針とどのように合致するのかを具体的に説明できるようにすることが重要です。
保護者との連携ができるかどうかも見られている! コミュ力もしっかりアピール
また、「子どもが好き」という気持ちはもちろん大切ですが、それだけでは志望動機としては少し弱いかもしれません。保育士は、子どもの命を預かるという非常に責任の重い仕事です。
なぜ保育士として働きたいのか、そしてこの園でどのように貢献していきたいのかを、仕事の責任も理解したうえで深く語る必要があります。
さらに、保育士は子どもたちだけでなく、保護者との円滑なコミュニケーションも非常に重要です。面接では、保護者ともしっかりと連携し、信頼関係を築けるコミュニケーション能力があるかどうかも見られています。
これらの点を踏まえ、自身の経験や考えをもう一度整理し、応募先の園について深く研究することが、次の選考を突破するための鍵となるでしょう。
保育士の就活は4つの視点が重要! 働くイメージを具体化しよう
保育士の就職活動では、子どもの安全への配慮はもちろん、「保護者の方への丁寧な対応力」、「他の職員との協働性」、そして「健康な体力」といった点が特に重視されます。
ガクチカを語るだけでなく、たとえば「もし子どもが誤嚥したらどう対応するか」「発熱時の保護者への連絡は」「災害時の連携は」といった危機対応の具体例や、クレームを受けた際の初期対応、連絡帳でのわかりやすい伝え方、そして報告・連絡・相談をどのタイミングでおこなうかまで具体的に言葉にしておくと、採用担当者はあなたが実際に働く姿をイメージしやすくなるでしょう。
笑顔や声量も評価対象! 一人で抱え込まず周りを頼ることも大切
また、面接での「笑顔」や「相槌」、「声のトーン」といった基本的なコミュニケーション態度も評価に直結しますので、意識してみてください。
さらに、30秒程度の簡単な「模擬読み聞かせ」や「手遊び」を一つ準備しておくと、いざという時に自信を持って披露でき、大きなアピールポイントになります。
もし不合格が続いて気持ちが落ち込んでしまった時は、一人で抱え込まないでください。
学校の先生に相談して推薦枠での面接に同席してもらったり、見学実習を受け入れてもらい、その場で評価やフィードバックをもらったりすることも、自分の課題を知るうえで非常に有効な手段です。周りのサポートも積極的に活用しながら、一緒に内定獲得を目指していきましょう!
保育士を目指している人は、次の記事も参考にしてみてください。保育士の自己PRの書き方や例文を解説しています。
こちらの記事では、面接で落ちる理由について解説しています。落ちた理由の分析の仕方や次の面接に向けての対策のコツを詳しく解説しているので、併せてチェックしてみましょう。
保育士の自己PRの書き方のコツは、以下のQ&Aでも解説しています。保育士の自己PRで何を書いたら良いか悩んでいる人は確認してみましょう。
あなたが受けないほうがいい業界・職種を診断しよう
就活では、自分に合った業界・職種が見つからず悩むことも多いでしょう。
そんな時は「業界&職種マッチ度診断」が役に立ちます。簡単な質問に答えるだけで、あなた気になっている業界・職種との相性がわかります。
自分が目指す業界や職種を理解して、自信を持って就活を進めましょう。







