この記事のまとめ
- 保育士の自己PRは志望する保育園とのマッチ度が大切
- 経験・強み別の保育士の自己PR例文25選から適切な参考を探そう
- 就活のプロが採用担当者の印象に残る保育士の自己PRを解説
保育士の選考に向けた自己PRを作成しようと思っても、「子どもに関係するエピソードが少ない……」「何をアピールすれば採用担当者の印象に残るのかわからない」などと、筆が進まない人もいるのではないでしょうか。
保育士は保育園によって求められる人物像が異なるため、自分が伝えたい強みだけでなく、それが園で発揮できる強みなのかも踏まえてアピールポイントを考えなければいけません。
この記事では、保育士の志望動機の書き方や例文をキャリアコンサルタントの野村さん、谷所さん、増田さんと一緒に解説します。自分の強みを効果的にアピールして、選考突破を目指しましょう。
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保育士の自己PRは園とのマッチ度を意識しよう!
自己PRとは自身の魅力や強みを伝えるものですが、何でも伝えて良いというわけではなく、志望している園に必要とされないスキルでは採用担当者に魅力を感じてもらえません。園が魅力を感じる強みを自分が持っているとは限らないため、自分が持つ強みのなかから、必要とされるスキルを伝える必要があるのです。
しかし志望する園がどのような人物を求めているのかがわからず、自己PRが作成できない人もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、前半で保育士の自己PRが重要な理由や自己PRを書くステップを5つに分けて解説します。保育士の自己PRを書く方法を理解して、実際に作成してみましょう。
そして記事の後半では、保育士の自己PR例文を25選紹介します。経験や強み別に分かれているため、自分に合った内容を参考にしてください。記事を最後まで読めば、採用担当者の印象に残る保育士の自己PRを書く方法がわかりますよ。
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スキルも人間性も見られている! 保育士の自己PRが重要な理由
スキルも人間性も見られている! 保育士の自己PRが重要な理由
- 面接官側に採用するメリットを感じさせる効果がある
- 園の保育理念や教育方針への理解度を伝えられる
- チームワークを活かした経験を伝えられる
- 子どもと向き合える人間性かを伝えられる
保育士の自己PRは自身の魅力を感じてもらう以外にも、希望する保育園への理解度を示したり、自身の持つ経験を伝えたりするうえで重要な役割を持ちます。どれほど魅力的な人物であっても自己PRの内容がしっかりしていなければ、採用担当者に自分の魅力が伝わらないのです。
ここでは、保育士の自己PRが就職活動で重要な理由を解説します。希望する保育園が自己PRを重視する理由を理解して、心をこめて作成する準備をしましょう。
面接官側に採用するメリットを感じさせる効果がある
保育士は一度資格を取得すれば、結婚や出産などライフイベントの変化があっても長く働ける職業です。そのため、新卒以外にも既卒や経験者など多くの人をライバルとして就職活動をおこなわなければいけません。
どの企業でも、即戦力となる経験者は優遇されやすい傾向があります。新卒は未経験でもそのなかで戦っていく必要があるため、自己PRを通して自分を採用するメリットを感じてもらわなければいけないのです。
自己PRで保育士として活躍できるイメージを持ってもらうことができれば、就職活動で経験者と戦うことになっても、ポテンシャルを期待して採用してもらえる可能性が高まります。
採用担当者が未経験の保育士にポテンシャルを感じるポイントは、熱意や共感力、柔軟な学びの姿勢です。
特に園の保育理念に共感して自ら積極的に学ぶ姿勢や、周囲と良好なコミュニケーションなどの強みが印象付けられると良いでしょう。
園の保育理念や教育方針への理解度を伝えられる
保育士は子どもを預かって保育するのが仕事ですが、保育理念や教育方針は園によって異なります。園ごとの保育理念や教育方針を理解していないと「ほかの保育園でも良いのでは」と思われてしまい、選考突破できない可能性もあるのです。
一方で、自己PRのなかで園の保育理念や教育方針に触れておけば、内容に共感したうえで応募しているということを採用担当者に伝えられます。そうすることで、面接の短い時間でも志望度の高さを理解してもらえる可能性が高まるのです。
どこの保育園でも良いわけではなく、「ここでなければいけない」という気持ちを伝えることで、採用担当者に熱意を示しましょう。
チームワークを活かした経験を伝えられる
保育士は一人で進めていく仕事ではなく、預かった園児を園全体で見守っていく必要があります。そのため、スタンドプレーが目立つ人よりは、チームワークを意識して働ける人のほうが魅力的に見られやすいのです。
自己PRでも、自分の経験の中からアルバイトやサークルなどの経験をエピソードとして伝えることで、チームワークを意識して行動をしたことがあるという裏付けになります。実際に伝える強みがチームワークではない臨機応変や柔軟さだとしても、アルバイトで複数人で働いたことなどを内容に盛り込めば、チームで行動した経験があると理解してもらえるでしょう。
他者と協力して物事をおこなった経験がある人は、入園後もスタッフ同士で協力して業務に当たってくれるイメージを持ってもらいやすいため、自己PRで伝えると採用担当者に魅力的に見える可能性が高まります。
子どもと向き合える人間性かを伝えられる
新卒で入社する保育士の場合、これまで子どもと接する経験が多かったのかは初めて会う採用担当者にはわかりません。しかし、ボランティアやアルバイトなどで子どもとかかわった経験がある人は、自己PRのエピソードに加えることで伝えられるのです。
保育士は保護者よりも子どもと接している時間のほうが長い職業です。そのため、子どもに適した対応ができない人では、活躍することは難しくなります。
特に新卒で入園する保育士の場合、子どもと向き合った経験を伝えることで、入園後に園児と話している姿が想像でき、真摯に向き合える人材なのか判断しやすくなります。
- 子どもと触れあった経験はあまりないのですが、保育士になりたいと思っています。何を伝えれば魅力を感じてもらえるでしょうか。
保育士を目指した理由を思い返そう
まずは、保育士を目指したきっかけのエピソードから伝えましょう。また、日頃から身近にいる子どもの行動を観察するのもおすすめです。公園やスーパーなどでも、子どもを観察することはできます。
子どもは大人が想像しないような行動をすることもあるため、そんなときに自分だったらどう対応するかを考えてみましょう。
触れ合った経験が少なくても、そのようなことの積み重ねから、子どもへの思いは伝えられます。どんな保育士になりたいかをイメージし、そこにつながるような取り組みを工夫しましょう。
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書き始める前に確認! 保育士の自己PRを書く5つのステップ

保育士の自己PRを書くときは、順序立ててまとめていくことでスムーズに進めることができます。順序に沿って書き上げることで説得力のある内容につながり、自己PRの魅力も増すのです。
ここでは、保育士の自己PRを書く方法を5つのステップに分けて解説します。自己PRをいきなり書き始めるのではなく、どのような手順で作成するのか事前に理解しておきましょう。
ステップ①園のホームページやパンフレットで特色を理解する
保育園によって保育理念や教育方針には違いがあるため、園のホームページ(HP)やパンフレットに目を通し、どのような特徴がある園なのか把握しておきましょう。さらに、希望する園以外にも目を通しておくと、比較がしやすくなります。
たとえば、保育園によってはクラス分けを年齢ではなく発達具合に分けておこなっている場合もあります。また、食育を目的として園での野菜栽培や料理教室をおこなっている保育園もあるでしょう。
このように、その保育園にどのような特色があるのかを理解しておくことで、具体的かつ志望先への熱意のある自己PR作成につながるのです。
公式HPやパンフレットに保育園の理念や教育方針、規模、取り組みなどが記載されているため、まずは確認してみましょう。
特色がわかりにくい場合は、保育実習に参加できるならば、そこから自ら情報を得ることもできます。また、OBやOGがいれば、コンタクトを取って特色を確認する方法もあります。
自己PRは書き出しによって内容の印象が決まります。下記の記事では採用担当者に刺さる自己PRの書き出しを解説しているため、ぜひ参考にしてください。
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ステップ②希望する園が求めている人物像を明確にする
どれほど魅力的な人物であっても、考え方や価値観がほかのスタッフと合わない可能性がある人だと、内定がもらえる確率は低くなります。そのため、希望する園の特色がわかっても、すぐに自己PRを書き始めるのではなく、求人票や保育園の求人ページから園が求めている人物像を把握しましょう。
たとえば、「協調性のある人」「保育に対する熱意がある人」というように、園によって求める保育士の人物像は異なります。
また、園の特徴が理解できれば、保育士がどのように子どもに接してほしいかも自然と見えてくるでしょう。園の求める人物像がわからない場合は、企業研究を重ねて園が力を入れていることを洗い出し、園への理解をさらに深めましょう。
企業研究は正しい方法でおこなわないと結果につながらないため、以下の記事を参考に実践しましょう。
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ステップ③自己分析で自分の強みを明確にする
希望する園の求める人物像がわかっていても、自分自身の強みを言語化できていなかったら具体的な自己PRは書けませんよね。そのため、自分に当てはまる強みを見つけるために自己分析をおこないましょう。
自己分析のやり方
- 「自分の強み」をテーマとして設定する
- 自分が今までに活躍した場面を思い出す
- なぜ活躍できたのかを考えて強みを見つける
- 同じ強みを活かしたエピソードを探す
- 同じ工程を繰り返し、強みを複数ピックアップする
- 園の求める人物像に合う強みを絞り込む
園の求める人物像に合う強みが見つからない場合は、「〇〇という特徴に当てはまるエピソードがなかったか」に着目して自己分析するのもおすすめです。視点を変えて自己分析することで、今まで気付かなかった強みに出会える可能性もあります。
自己分析の効果を高めるために、より詳しいやり方を理解しておきましょう。こちらの記事では自己分析のやり方を解説しているため、併せてチェックしておくと安心です。
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ステップ④強みの根拠となるエピソードを書き出す
保育士の自己PRで伝えたい強みが決まったら、内容を裏付けるエピソードがないか考えましょう。内容が思い浮かばないときは、自己分析をしているときに強みに気付いたエピソードがおすすめです。
エピソードを選ぶときは、なるべく仕事に再現性があるものを選びましょう。仕事に活かせるエピソードであれば、働いているときの姿を想像してもらいやすく、一緒に働きたいと思ってもらえる可能性も高くなるのです。
自己PRで伝えるエピソードが選べないときは、まずは思い当たるものを書き出してみましょう。書き出せた内容を深掘りしていくと、自己PRに適した内容が見つかりますよ。
- 保育士の仕事に活かせるエピソードが思い浮かばないのですが、何か見つけるコツはありますか?
活動の種類と場面で分けて振り返るのがおすすめ
まず、自分の経験を「人とのかかわり」「チームでの行動」「子どもにかかわる活動」に分けて振り返りましょう。
保育士は人とかかわる機会が多いため、ボランティアやアルバイト、学校活動などで、子どもや他者とかかわりながら協力した経験は、現場で役立つことが多いです。
次に、特に「気遣いをした場面」「困難を乗り越えた場面」「感謝された場面」を意識してエピソードを探しましょう。些細なことでも自分らしい行動が見つかるはずです。
最後に、保育士として働く姿を想像しながらその場面を再現できるようなエピソードを選ぶと、面接官にも実際の働き方が伝わりやすくなります。
ステップ⑤入園後の展望を記載する
保育士の自己PRの最後は、入園後に自身がどのように活躍していきたいかでまとめましょう。なぜなら、就活の目的は就職することではなく、自分が活躍できる環境を探すことだからです。
将来の展望を伝えることで、採用担当者に「この学生は入園がゴールではなくその後の自分まで想定できている」と感じてもらいやすくなります。入園後も熱意を持って働いてくれる印象があり、好感を持たれる可能性が高まるのです。
また、入園後の展望を書くときは強みを裏付けるエピソードに関係した内容を選びましょう。共通の話題を選ぶことで、エピソードの内容が仕事に活かせると理解してもらいやすくなります。
自己PRの締め方に悩んだときは、こちらの記事を参考にして採用担当者に強みが届くコツを理解しましょう。
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テンプレを活用すれば受かる自己PR文が作れます
自己PRのネタを決めても、それを裏付けるエピソードに悩む学生は多いです。しかし、特別なエピソードがなくても受かる自己PRを作ることはできます。
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(リーダーシップが強みの場合)
経験・強み別! 保育士の自己PR例文25選
ここまでで保育士の自己PRを書く方法がわかっても、いざ書き始めてみると、なかなか筆が進まず困っている人もいるのではないでしょうか。書き上がっても自信がなければ、何度も書き直してさらにわからなくなってしまうかもしれません。
そこでこの章では、保育士の自己PRの例文を経験と強み別に25選紹介します。自分の書きたい内容に沿った例文を見て、作成時の参考にしましょう。
経験別
保育士の自己PRを書くときは、自分の経験に基づいたエピソードを伝えるようにしましょう。アルバイトやゼミ、サークルなど、学生時代の経験は人によってさまざまかと思いますが、エピソードを選ぶときは仕事に活かせるような内容を選んでください。
しかし、何が保育士に役立つエピソードなのかわからず、悩む人もいるのではないでしょうか。この章では、保育士の自己PRの例文を経験別に紹介します。自分の経験と照らし合わせて、保育士に役立つエピソードを見つけましょう。
アルバイト経験
アルバイト経験の例文
私の強みは、アルバイト経験で身に付けた課題解決力です。私はアルバイト先でスタッフのシフトを管理する立場でしたが、当日欠勤や人が集まらない日が多いことが課題でした。
そのため、月に10日以上シフトに出ている人へのボーナスや、欠勤しなかったスタッフへの精勤手当を出せないか店長に相談したところ、1カ月間試してみて、その効果次第では正式な決まりにしてもらえることになりました。
結果としてスタッフの士気が高まり、当日欠勤や人数不足は以前よりも解消され、安定して業務を回せるようになりました。
この経験を活かして、保育士になってからも園が抱える課題を解決する方法を自ら提案できる存在になりたいと考えています。
就職支援のプロからの例文へのアドバイス
自分で考えた意見を提案して良い結果を得たという点は、状況をより良くするために工夫できる人というイメージを与えることができます。
最後の「園が抱える課題を解決する」という文言は、園にはすでに課題があるように感じるため、課題解決力ではなく、提案力や創意工夫に言い換えたほうが良いでしょう。
アルバイト経験を自己PRで伝えるときは、企業が持つ印象を理解しておきましょう。こちらの記事では自己PRでアルバイト経験をアピールする方法を解説しているため、目を通しておきましょう。
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例文10選|アルバイト経験の自己PR必勝法を企業目線で解説
アルバイト経験の自己PRは、かなり効果的です。入社後の活躍イメージを伝えやすくなります。アルバイト経験の自己PRの構成や、作成時の注意点などをキャリアコンサルタントが解説します。例文10選も紹介するので、アルバイト経験を魅力的に伝え、内定を掴みましょう。
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ゼミ経験
ゼミ経験の例文
私の強みは、大学のゼミで身に付けたコミュニケーション能力です。
私は学生時代に異文化ゼミで国際交流について研究していて、週に1回は海外に住む人とZoomで会話をしていました。
お互い言葉がわからないうちは単語での会話や身振り手振りが多かったものの、伝えたいという気持ちがあったため、相手が理解できるように自分の考えを絵に描いたり単語を変えたりする努力をしていました。
こうした異文化コミュニケーションのように、園児も言語は同じではあるものの、自分の意思や思いを伝えるためには海外の方と同じように努力が必要だと考えています。
ゼミを通してコミュニケーション能力を磨いた経験を活かし、言葉が未発達な子に教育する方法を常に考え、行動できる保育士になりたいと思います。
自己PRでゼミ経験をアピールする際は、採用担当者の印象に残るように工夫しましょう。こちらの記事ではゼミ経験を自己PRで魅力的に伝える方法を解説しているため、ぜひ参考にしてください。
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サークル経験
サークル経験の例文
私の強みはサークル活動で身に付けた問題解決力です。
私は大学のサークル活動で地域の活性化を目的として、周辺の幼稚園や保育園と交流会をおこなっていました。初対面の子たちと一緒に楽しむためにゲームやイベントを考え、イベントの後は保育士の方と意見交換をおこなうようにしていました。
保育士の方の意見をもとに活動の直すべき部分を見つけ、解決するために何をすれば良いかを考えました。具体的には、イベントで使用した道具の壊れやすさが目立ったため、子ども達に壊さない使い方を事前に説明したり、道具を丈夫な素材で作り直したりです。
その結果、回を増すごとにイベント内容はブラッシュアップされ、保護者の方からもとても褒めていただきました。この経験を活かし、保育士になってからも子どもが楽しみつつ成長できる企画やイベントを考えていきたいと思っています。
学生時代にサークル活動で努力したことは、ぜひ就職活動でアピールしましょう。こちらの記事では就職活動でサークル活動をアピールする方法を解説しているため、ぜひ目を通してください。
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子育て経験
子育て経験の例文
私の強みは、年の離れた妹を母の代わりに見ていたことで身に付けた、子どもと会話する能力です。
私には両親が再婚した関係で12歳年下の妹がいます。両親とも仕事が忙しいこともあり、幼少期は私がおもに面倒を見る機会が多かったです。初めはお互いうまく接することができませんでしたが、妹となるべく会話を心掛け、好きなものを共有するようにしました。
具体的には、妹が好きなものから話を広げ、嫌いなものや将来の夢など多くの情報を得るよう意識し、相手の気持ちを引き出す努力をしました。
その結果、血のつながりはありませんが、今もとても仲の良い姉妹だと自負しています。私が保育士になりたいと思ったのも、妹と仲を深めてきた経験があり、子どもが成長していく姿を間近で見守りたいと感じたからです。
保育士になった後もこの経験を活かし、一人ひとりの児童の性格や考え方を把握して、信頼関係を築いていきたいと考えています。
就職支援のプロからの例文へのアドバイス
この例文の良い点は、妹とのかかわりを通じて「子どもと会話する能力」を培ったことを具体的に示している点です。
さらに、相手の興味に合わせた話題作りといった具体的な工夫を加えると、より実践的で印象的な自己PRになります。
自己PRが思いつかない人は、ChatGPTを活用して自己PRを完成させよう
ChatGPTを使った自己PR作成ツールはもう試しましたでしょうか?
簡単な質問に答えていくだけでChatGPTが自動で魅力的な自己PRを作成します。
作った自己PRは選考で活用できるものになっているので、ぜひ活用して採用される自己PRを完成させましょう。
強み別
強み別の保育士の自己PR例文
保育士の自己PRを作成するときは、自分が持つ強みから保育士の業務に直結するものを選びましょう。さらに、強みに合わせて記載するエピソードを変えることで、自己PRの魅力は増します。
ここでは、保育士の自己PRの例文を強みごとに紹介します。自分が何を書けば良いかわからなくなったときは、例文を参考に自己PRを書き始めてみましょう。
明るい性格
明るい性格の例文
私の強みは、持ち前の明るい性格です。トラブルがあっても前向きに受け止められるため、落ち込んで立ち止まってしまうことがほとんどありません。
以前、友人との旅行で海外に行く予定がありましたが、友人の都合で急遽京都旅行に変わってしまったことがあります。海外に行きたい気持ちはあったものの、修学旅行以外で京都に行くのは初めてで、自由に好きなところへ行けることを楽しみに感じ、スケジュールを組み直して友人に提案しました。
その結果、友人も海外へ行けなかったことを過度に気にせず、京都旅行を一緒に楽しむことができました。
保育園でも子どもと接する以上、予期せぬトラブルは付き物だと思いますが、入園後もこの経験を活かし、イレギュラーな対応があっても前向きにとらえて次の行動に移せるようになりたいと考えています。
下記のQ&Aコンテンツでは自己PRで明るい性格を伝えて良いのかを解説しているため、不安な人は目を通しておきましょう。
共感力
共感力の例文
私の強みは、相手の気持ちを汲み取ることができる共感力です。
私は学生時代にアルバイトでアパレル店員をしていました。顧客によっては要望を直接伝えてくれないこともあるため、普段の服装や使用用途をヒアリングし、好みに合うアイテムを提案するようにしていました。
なかには接客を受けると買わされるのではと思っている人もいるため、まずは世間話から入り、自分を信頼していただけるよう意識しました。最初は世間話でも、少しずつパーソナルな話題に触れていくことで、少しずつ信頼関係を築くよう意識しました。
そこから顧客がかわいい、おしゃれと感じるものに共感し、それに合ったアイテムを提案することでとても喜んでいただけたのはやりがいを感じました。
入園後もこの経験を活かし、自分から児童や保護者の要望を汲み取ることで、信頼関係を築ける保育士になりたいと考えています。
就職支援のプロからの例文へのアドバイス
相手の気持ちを汲み取るために実践したことを具体的に伝えていて、児童や保護者の要望を汲み取って信頼関係を構築できるイメージを与えています。
もっと良くするためには、児童や保護者だけでなく、ほかの保育士と良好な人間関係を築けることもアピールすると良いでしょう。
コミュニケーション能力
コミュニケーション能力の例文
私の強みは、世代を問わず信頼関係を築けるコミュニケーション能力です。
私は学生時代に3年間、個別指導の塾で小学生を相手に授業をおこなっていました。小学生はただ授業するだけでは集中できないため、趣味や学校で流行っていることなどから会話を広げ、関係性作りを意識しました。
その結果、生徒も授業を真面目に聞いてくれるようになっただけでなく、プライベートの悩みも相談してくれるような信頼関係を築けました。
この経験を活かし、入園後も一人ひとりの個性に興味を持って接することで、児童が悩みを打ち明けやすいような信頼関係を築ける保育士になりたいと考えています。
就活のプロが解説! 保育士に必要なコミュニケーション能力とは?
保育園は基本的に集団行動のところが多いですが、一人ひとり個性を持った子どもたちが相手のため、人に合わせた適度なかかわりが必要です。
また、保育士仲間と協力し合うためには、日頃からのコミュニケーションも欠かせないうえに、保護者と上手に付き合っていくことも大切ですよ。
コミュニケーション能力を自己PRで伝えるときは、他者と差別化を図るために言い換え表現の利用もおすすめです。こちらの記事ではコミュニケーション能力を言い換える方法を解説しているため、ぜひ参考にしてください。
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コミュニケーション能力は12個の言い換えで勝負しよう! 例文つき
コミュニケーション能力は幅広い業界や職種で評価されやすい力の1つです。しかし、魅力的にアピールするためにはコミュニケーション能力の言い換えが必須。この記事ではコミュニケーション能力の言い換え12種類をもとにアピールのコツをキャリアコンサルタントとともに解説します。例文を参考に人事に響く自己PRを作成しましょう。
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視野の広さ
視野の広さの例文
私の強みは、職場全体を見渡せる視野の広さです。
私は学生時代に居酒屋で3年間アルバイトをしていました。そこは2階建てで広い店内のため、アルバイトスタッフも複数人いて、スタッフごとの担当テーブルが決まっていました。しかし、忙しい時間帯ではテーブル担当の手が回らないこともあります。
そこで私は、忙しくても全体を見渡すように意識し、担当テーブル以外にも困っている顧客がいたら声をかけるようにしていました。たとえば、待ち合わせで後から来た顧客がいた時、スタッフの手が開かないことで飲み放題なのに追加の注文ができない状況になってしまったことがあります。
私が声をかけ代わりに注文を取ることで、すぐに後から来た顧客のファーストドリンクが提供できました。結果として、顧客やスタッフにも感謝され、業務が円滑に回るようになりました。
この経験を活かし、保育士として働き始めても自分のクラスだけでなく園全体へ意識を向けて、園児が困っていたり悩んでいたりする様子にすぐ気付ける人材になりたいと考えています。
視野の広さは「気配り力」とも言い換えることができます。気配りという強みをアピールする例文をもっと見たい人は、以下の記事もおすすめです。
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体力がある
体力があるときの例文
私の強みは目的を達成するまで努力できる体力がある点です。
私は大学時代にサッカー部に所属していました。未経験からの挑戦ということもあり、当初はスターティングメンバーになかなか選ばれなかったため、部活動の時間以外にも帰宅後や早朝に自主練習の時間を設けました。
また、スターティングメンバーに入っている先輩に練習法を聞き、実際に一緒に練習する時間も取ってもらいました。
その結果、自主練習を始めた半年後に、1年生のなかでは5人だけのスターティングメンバーに選んでもらうことができました。その後も自主練習は継続していて、毎朝2キロのランニングを習慣にしています。
この部活動で培った根性を活かし、入園後も園児と元気いっぱい遊びつつ、通常業務にも体力を割いて対応したいと考えています。
就職支援のプロからの例文へのアドバイス
サッカー部で培った目的達成に向けた努力と継続的な体力づくりが具体的に示せていて良いですね。
さらに、入園後の具体的な活動にその強みをどのように応用するのかというエピソードを加えると、保育現場での活躍がよりイメージしやすくなり説得力が増しますよ。
努力した経験を自己PRで伝えるときは、同時に粘り強さのアピールも可能です。こちらの記事では粘り強い性格をアピールするときの注意点も解説しているため、目を通しておきましょう。
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責任感の強さ
責任感の強さの例文
私の強みは、責任感を持って業務に向き合える点です。
私は学生時代に野球部のマネージャーを務めていました。具体的には、部員が安全かつ効果的にトレーニングできるようメニューを考え、練習時の時間管理も担っていました。
部員が力を発揮するサポートができることにやりがいを感じた私は、さらに部員ごとの試合の癖を研究し、一人ひとりに合わせた練習メニューを提案しました。
その結果、部員からも信頼してもらうことができ、オリジナルメニューを盛り込んだ練習の成果もあってか、関東大会で3位に入るという結果にもつながりました。
この経験を活かし、入社後はいち早く子どもの性格を把握してけんかの仲裁や危ない行動をしないか気を配り、入園後も児童を預かる立場として責任を持って業務にあたりたいと考えています。
責任感は社会人に必須のスキルですが、伝え方によっては採用担当者にマイナスの印象を持たれてしまう可能性があります。自己PRで責任感を伝える場合は、下記の記事を参考にしてから書き始めましょう。
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子ども好き
子ども好きの例文
私の強みは、学生時代からの子ども好きな部分です。
私はボランティア活動で地域のイベントのスタッフを担当していて、小学生のクラフト教室を手伝っていました。
もともと子どもが好きなため参加したボランティアでしたが、初めてものづくりをする子どもにもわかるように言葉を選んだり一緒に作ってみたりして、自分が作った作品を完成させる喜びを一緒に味わいました。
一緒にものづくりをするときは、疑問点が浮かんだときに自分なりの解決策を考えるように促し、自分で正解を導き出す達成感を理解できるよう意識しました。その結果、作品を持ち帰る子どもから「先生が一緒だったからとても楽しかった」と言ってもらえました。
入社後もこの経験を活かし、子どもの発想力が豊かになる質問や手助けをおこない、児童が成長していくよう後押しできる存在になりたいと思います。
就活のプロはどう考える? 例文に対する深掘り質問例
私が面接官だったら、上記の質問に対して「子どもを好きになったきっかけは何ですか?」「自分なりの解決策を考えるように促すだけで、正解を導きだせましたか?」「発想力が豊かになる質問や手助けついて、具体的にどのような質問や手助けをおこないたいですか?」などの深掘り質問をします。
好奇心旺盛さ
好奇心旺盛さの例文
私の強みは、さまざまなことに興味が持てる好奇心旺盛さです。
私はアルバイトでダーツバーに勤めていましたが、オーナーが新しくゲームを導入するか悩んでいて、意見を聞かれました。私はビリヤードはどうかと思い、まずは別の店舗で実際に自分がビリヤードを試してみて、ルールや勝つための工夫がおもしろいと感じたためオーナーに自分の意見を伝えました。
その結果、店舗にはビリヤードが実際に導入されました。私は一度プレイを経験していたことで顧客とも試合ができたため、ビリヤード目的で来る顧客を増やすことに貢献できました。
この経験を活かし、入園後もさまざまなことに興味を持ち、新しい遊具や子どもが興味を持つ絵本などの情報を積極的に集めて、園が成長していくために提案をしていきたいと考えています。
自己PRで好奇心旺盛さをアピールするときは、採用担当者が良い印象を持つ理由を理解しておきましょう。こちらの記事では、好奇心旺盛さを自己PRで魅力的に伝える方法を解説しています。
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向上心
向上心の例文
私の強みは自分を成長させるための向上心を持っていることです。
私は学生時代に簿記を取得したいと思い勉強を始めました。当初は3級からと思っていましたが、1カ月ほど勉強を進めていくにつれて2級も目指せると思い、試験3カ月前に目標を変更しました。
簿記2級を目指すにあたって勉強のスケジュールに大幅な変更がありましたが、一度決めたことを諦めたくない気持ちから、趣味の時間を減らしてでも勉強の時間を増やしました。その結果、無事に簿記2級の試験に合格しました。
この経験を活かし、入園後も先輩の業務に目を向けて自分をスキルアップできる部分を見つけ、いち早く戦力になれるよう尽力したいと考えています。
- 向上心をアピールする学生は多いと思いますが、ほかの人と差別化するコツを教えてください。
自分ならではの工夫や成果を出すためのプロセスを伝えよう
向上心を持つ人は多いですが、そのなかでどのような努力を重ねたか、また努力が成果にどのように結びついたかを示すと差別化できます。
たとえば、目標達成のために自分なりに工夫した学習法や行き詰まったときにどう解決策を見出したかなど、具体的な行動に触れると良いでしょう。
また、向上心が保育士としての成長にどうつながるか、入園後のビジョンも加えると、長期的な成長意欲をアピールできます。
向上心を面接で伝える場合は、注意するべき部分を理解しておくと安心です。下記の記事では自己PRで向上心を伝えるときのコツやNGを解説しているため、目を通しておきましょう。
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穏やかさ
穏やかさの例文
私の強みは他者と衝突する機会があっても、常に穏やかな気持ちで対応できる点です。
私は学生時代、近代文学を研究するゼミに所属していて、ほかの学生と作者の意図について分析し合ったとき、意見が分かれてしまうことがありました。その際も相手の意見をしっかり聞いたうえで自分の意見を伝えるようにして、自分の意見を押し付けないよう注意しました。
自分の考えを理解してもらえないことは少しつらかったですが、穏やかに対応することで、相手ともしっかり意見の交換ができたと思います。
この経験を活かし、保育士になってからも保護者の方やほかの保育士の方とかかわるときは穏やかな対応を意識し、トラブルをすぐに収束できる人材になりたいと考えています。
協調性の高さ
協調性の高さの例文
私の強みは目的達成へ向けて協調性を持って行動できる点です。
私は、インターンシップのグループワークで司会を担当した経験があります。グループワークは5人でおこないましたが、意見を出せていない人がいると気付いたので、声をかけ意見を出し合える環境を作りました。
その人は自分の意見をバカにされるのではと不安を持っていたようで、話しにくい雰囲気にならないよう、共感を意識してワークを進めました。その結果、インターンに同席した企業の方からは、「全員が意見を出していて良いグループワークだった」と評価していただきました。
この経験を活かし、保育士になった後も一緒に働く仲間と協調性を持って行動し、スタッフ内の意見がバラバラにならないよう行動して、園をより良いものにしていきたいと考えています。
就職支援のプロからの例文へのアドバイス
共感を意識してワークを進めた結果、全員の意見が引き出せたというエピソードは良いですね。
協調性を持つために必要なのは、対話やコミュニケーションです。さらに自己PRを良くするなら、「協調性を持って行動し」と一言でまとめてしまうのではなく、どうやって協調性を維持するのかを追記しましょう。
自己PRで協調性を伝える学生は多いため、差別化しなければ採用担当者の印象に残りにくくなる可能性があります。こちらの記事では自己PRで協調性を伝えるときに他者と差別化するコツを解説しているため、併せてチェックしておきましょう。
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面倒見の良さ
面倒見の良さの例文
私の強みはアルバイト経験で培った面倒見の良さです。
私は学生時代にアルバイトで喫茶店に2年間勤めていて、バイトリーダーを任されていました。新しいスタッフが入ったら教育するように指示を受けていたため、業務の連絡はもちろん、退勤前に困っているかの声掛けをおこない、疑問をそのままにしないよう努めました。
また、新しいスタッフがホールに出ている間は、本人が助けを求めていなくても、気を配るようにしていました。
実際、顧客が新人スタッフにクーポンの使い方を聞こうとしたものの、スタッフがわからず顧客は使用を諦めようとしていたことがありました。すぐに私が声をかけることでクーポンを使用でき、顧客にも感謝していただけました。
この経験を活かし、保育士として働いてからも常に周囲に気を配り、子どものけがやけんかがあったときもすぐサポートに入れる人材になりたいと考えています。
自己PRで悩んだらまずは作成ツールを使ってみよう!
「自己PRがうまく書けない」「どんな強みをアピールすればいいかわからない」…そんな悩みを抱えている方には「AI自己PR作成ツール」がおすすめです。
AIがあなたの経験やスキルに基づいて魅力的な自己PRを自動で生成し、短時間で書き上げるサポートをします。
短時間で、分かりやすく自分をアピールできる自己PRを完成させましょう。
柔軟性
柔軟性の例文
私の強みは、人に合わせて柔軟に対応を変えられる点です。
私はアルバイトで個別指導の塾講師を務めていて、担当している学生のなかには勉強に身が入らない子もいました。集中して勉強ができない子はどうしたら授業を聞いてくれるか考え、歴史の登場人物をその子の好きなアニメキャラにたとえて説明してみました。
そうすると、今まで勉強に集中していなかった子も真面目に聞いてくれるようになり、目に見えて学力が伸びてやりがいにつながりました。保育士になってからもこの経験を活かし、園児の性格に合わせて柔軟な教育をしていきたいと考えています。
就活のプロが解説! 柔軟性を自己PRとして伝える際の注意点
柔軟性を自己PRで伝える際の注意点は、一貫性と目的意識を示すことです。
柔軟に対応する姿勢は魅力的ですが、単に流されるのではなく、相手や状況に合わせつつも「目指す成果のためにどのように工夫したか」を示すと説得力がより増します。
上記コメントにもあるように、柔軟性という強みは伝え方を間違えてしまうとネガティブにとらえられてしまうことがあります。正しくあなたの柔軟性をアピールするために、以下の記事で注意点を詳しく理解しておきましょう。
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細かな配慮
細かな配慮の例文
私の強みは、一緒に働くスタッフが働きやすいよう、細かな配慮ができる点です。
私は学生時代にアパレルの販売員をしていました。ほかのスタッフが接客していて自分の手が空いているときは、スタッフが次に薦めたい商品を近くに用意したり、一方で顧客が購入しないと決めた商品を代わりに片付けたりと、業務がしやすいように配慮しました。
その結果、顧客が接客を受けやすい店内環境を維持でき、売り上げに貢献できたと自負しています。実際、自分がシフトに入った日の購入率が高いと店長に褒めていただいたことがあります。
入園後もこの経験を活かし、自分だけでなくほかの保育士の方が働きやすいよう、常に自分にできることを探して行動していきたいです。
問題解決力
問題解決力の例文
私の強みは、トラブルが起きても迅速に解決できる問題解決力です。
私は部活動でダンス部に所属していました。大会前にチームメンバーから怪我人が出てしまい、予定通りのダンスができなくなってしまったため、フォーメーションや一部の振りを変更する提案をしました。
さらに、練習時間がなくても間に合うよう自身で新しい振り付けの動画を撮り、チームへ共有し自主練習ができるように用意しました。その結果、大会では新しいフォーメーション・振り付けでも入賞することができました。
この経験を活かし、入園後にトラブルが起きても、解決できる方法がないか自分で考え行動できる人材になりたいと考えています。
就職支援のプロからの例文へのアドバイス
トラブル解決のための具体的な提案と実践したことを伝えていて、自ら積極的に行動する人材だとイメージできます。
やや気になるのは、「自分で考え行動できる人材になりたい」です。保育士はチームワークや協調性も大切なので、将来の展望を伝える部分は「問題改善策を提案し、周囲と協力して解決していきたいと考えている」でも良いでしょう。
問題解決力をアピールするときは、魅力的に伝えるコツを押さえておきましょう。こちらの記事では問題解決能力を鍛えるコツも解説しているため、ぜひ参考にしてください。
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手先の器用さ
手先の器用さの例文
私の強みは趣味のハンドメイドで鍛えた手先の器用さです。
私は2年前から趣味でハンドメイドをしていて、この2年ほどはインターネットで販売もしています。顧客が買いたいと思う作品を作るためにブランドの方向性を定め、商品作りをおこないました。
購入者を増やすために、無料プレゼントやレビュープレゼントをおこない、現在はInstagramのフォロワーも7,000人となっています。
保育士は工作をするため、手の器用さが必要と伺いました。入社後もハンドメイドで鍛えた手先の器用さを活かし、児童と一緒にものづくりをして工作の楽しさを伝えたり、季節や行事に合わせた園内の飾り付けで活躍したいと考えています。
- 手先の器用さには自信がないのですが、保育士になれるでしょうか?
保育士に求められるものは手先の器用さだけではない
業務上、必要な工作や小物を作ることができれば良いため、器用でなければ保育士になれないわけではありません。
大きな園になると、担当になったクラスに子どもが何十人もいるため、参観日に使う小物を大量に作る必要が出てくるときもあります。
そういった作業にもコツコツと取り組み、ほかの保育士と協力しあって作業を進めるようにすれば、自信のない部分を補うことは可能です。
手先の起用さ以外にも、外遊びやダンスなど保育士に必要なスキルはほかにもあるため、自信が持てるものをアピールしてましょう。
ピアノが得意
ビアノが得意の例文
私の強みは、小学生から15年間習っているピアノの演奏力です。
学生時代に合唱コンクールの伴奏や演奏会への出演をおこない、現在も趣味でピアノを続けています。長い期間続けているため飽きてしまいそうな時期もありましたが、自分なりに楽しんで続けられるよう、流行りの曲をピアノ版にアレンジしていました。
保育士として働き始めてからも、有名な童謡はもちろん、児童が見ているアニメの曲をピアノ版にアレンジして、子どもたちに音楽の楽しさを伝えていきたいと考えています。
就活のプロが解説! ピアノのスキルで周りと差別化するポイント
ピアノが得意な点を差別化するには、子どもの興味に合わせた工夫や音楽の楽しさを引き出す工夫を強調しましょう。
たとえば、上記の例文では、アニメ曲や季節に合った選曲や子どもがリズムに乗りやすいアレンジの工夫により、保育現場での実践力が伝わります。
歌が得意
歌が得意の例文
私の強みは、合唱部で鍛えた歌声です。
学生時代の合唱部で私はソプラノを担当していました。合唱部ではソロパートを任せられることもあり、本番で緊張しても声が出るよう、家族や友人など人前で歌う練習をしていました。
また、合唱部では後輩指導の機会も多かったため、声の出し方やリズムの取り方などを言語化し伝えるようにしていました。そのため人前で歌うことが得意になっただけでなく、どうしたらうまく歌えるか、的確なアドバイスもできるようになりました。
この経験を活かし、保育士になってからも児童と歌うときは率先的に声を出したり、声を出すのが恥ずかしい子にはアドアイスをおこなったりして、音楽の楽しさを伝えていきたいと考えています。
絵本が好き
絵本が好きの例文
私の強みは、妹に絵本を読み聞かせた経験で身に付けた知識です。
私には10歳離れた妹がいるのですが、親が仕事で疲れているときは私が代わりに絵本の読み聞かせをおこなっていました。小さい子でも聞き取りやすい速度や音量を意識して話すことで、妹にとても喜んでもらえたことを覚えています。
また、高校生時代に妹が喜びそうな絵本を探していた経験から、今でも本屋に立ち寄ると絵本を見る癖がついています。色彩豊かな絵本があると、一度目を通し、子どもが読むとどのように感じるか考えるようにしています
この経験を活かし、保育士になってからも園児が楽しめる絵本探しに尽力して、本を読む楽しさを伝えたいと考えています。
就活のプロはどう考える? 例文に対する深掘り質問例
私が面接官だった場合は、上記の例文に「おすすめの絵本や理由を教えてください」「園児が楽しめる絵本の条件を教えてください」「絵本の読み聞かせで、子どもにどのような成長が期待できますか?」などの深掘り質問をおこないます。
真面目さ
真面目さの例文
私の強みは自分で課題を発見し、目標達成へ向けてコツコツと努力できる真面目さです。
私は学生時代に英語力を磨きたいと思い、TOEIC600点を目指し勉強することを決めました。試しに一度受験したところ300点程度しか取れなかったため、まずは一通り勉強し直し、自分の苦手を明確にしました。
その後で自分の苦手を徹底的になくすため、自分用の問題集を作りました。繰り返し解くことで苦手な部分が少なくなっていき、最終的にはTOEICで700点台を取得できました。
この経験を活かし、入園後も自分ができない部分を明確にし、解決するために先輩へ相談したり自分なりのチェックシートを作ったりして、自ら成長できる人材になりたいと考えています。
真面目さを自己PRで伝えるときは、注意点を理解したうえでおこないましょう。こちらの記事では真面目さを自己PRで伝えるコツを解説しているため、併せてチェックしてください。
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真面目さの自己PRはどの職種でも通じるアピールになりますが、企業によって求める真面目さが異なるため、それにマッチさせることが不可欠。記事では、キャリアコンサルタントと真面目さの自己PRを効果的に伝える方法を解説します。
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忍耐力
忍耐力の例文
私の強みは、目的を達成するまで粘り強く行動する忍耐力です。
私は学生時代に留学で台湾に行きました。台湾では日本語が通じる人も多いため、周囲の学生も無理に中国語を話さなくて良いよと言ってくれました。しかし、私の目的は台湾で実践的な中国語を身に付けることだったため、伝わらなくても諦めずに中国語を使い続けました。
その結果、周囲の学生も私の気持ちを理解してくれ、直すべきポイントを具体的に教えてくれるようになり、留学の終盤では中国語で流暢に会話できるようになりました。
保育士になってからもこの経験を活かし、子どもの成長に役立ちたいという目標を達成するために、気持ちを伝えることができない子とも粘り強く対話を重ね、成長の手助けができる人材になりたいと考えています。
自己PRで忍耐力を伝えるときは、コツを理解したうえでアピールすると効果的です。下記の記事では忍耐力を自己PRで伝える例文も解説しているため、目を通しておきましょう。
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例文17選! 「忍耐力」の自己PRで企業に最大限アピールするコツ
忍耐力の自己PRは、入社後の活躍イメージを連想させることで有効なアピールとなります。この記事では、キャリアコンサルタントと共に忍耐力の自己PRの効果を最大化する方法を解説。エピソードや職種別で例文も紹介します。
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また、留学経験を就職活動で伝えるときは、留学期間に合わせて内容を変えましょう。こちらの記事では留学期間ごとの書き方のコツを解説しているため、ぜひ参考にしてください。
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自己PRで留学を題材にする際、学生が陥りやすい穴があります。この記事ではキャリアコンサルタントとともに、自己PRに留学経験を最大限活かすコツや注意点を解説します。期間別の例文7選も紹介するので、留学をもとに魅力的な自己PRを作成しましょう。
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自己PRで悩んだらまずは作成ツールを使ってみよう!
「自己PRで伝えたいことはあるのに、言葉にできない」そんな悩みがある方には「自己PR作成ツール>」が強い味方になってくれます。
表現に悩んでいても、AIがあなたの考えを汲み取り、わかりやすく効果的なPR文にまとめてくれます。
ぜひ効率的に自己PRを仕上げ、選考の準備を整えましょう。
書き方に工夫が必要! 保育士の自己PRを書くときの注意点
保育士の自己PRを書くときの注意点
保育士の自己PRを作成できても、内容に自信が持てない人もいるのではないでしょうか。自己PRは自分の魅力を伝えるものですが、内容に工夫がなければ採用担当者に魅力的な人材だと思ってもらえない可能性があるため注意が必要です。
ここからは、保育士の自己PRを作成するときの注意点を解説します。作成したものを見返して、さらにブラッシュアップしましょう。
採用担当者に読みやすい文章構成で作成する
どれほど魅力的な内容であっても、伝える情報の順番が間違っていれば、採用担当者に学生の魅力は伝わりません。採用担当者が読みやすい文章構成にするには、下記の流れを意識しましょう。
採用担当者に読みやすい文章構成
- 自己PRで伝える強み
- 強みを裏付けるエピソード
- 強みを活かした将来の展望
結論を初めに書くことで、採用担当者は学生が伝えたい内容がすぐに理解できます。その後に続くエピソードも、結論を裏付けるための話だと理解しやすくなるのです。
また、結論を初めに伝えることは就職活動では基本となる文章構成です。志望動機やほかの内容にも使用できるため、この機会に覚えておきましょう。
自己PRを書くときの構成について具体的に知りたい人は、下記の記事でも解説しているため、ぜひチェックしてみてください。
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伝わる自己PRを書くために重要な構成。構成をしっかり考えることで、採用担当者に響く自己PRが作成できます。今回は構成の組み立て方からエピソードの書き方、さらに自己PRを魅力的にするコツまで幅広く解説しています。最後には例文も豊富に紹介しています。
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志望する園に合わせて内容を変える
一言で保育園といっても、求める人物像やスキルは異なるため、自己PRの内容は園に合わせて変更しましょう。ほかの園でも使用できる自己PRを使いまわしていると、採用担当者に「ほかの保育園でも良いのでは」と思われてしまう可能性があります。
志望する園が求める人物像がわからないときは、企業研究を重ねて園の特色を理解しましょう。志望している保育園とほかの園を比較することで、求めている人物像が明確になっていきます。
また、自己PRで伝えるエピソードは伝える強みに合わせて変えるようにしましょう。同じエピソードをそのまま使用してしまえば、内容がうまく伝わらない可能性があるからです。
自己PRや志望動機を考えるときは、たくさんある保育園のなかで「どうしてうちなのか」という点が必要です。応募する園には、機会があれば実習や見学をさせてもらえると良いですね。
園の志望動機を考えるときは、実習や見学で感じた園の良さや特徴を深掘りしてみましょう。
特に公立園は特徴をつかみにくいですが、子どもたちの動線の工夫や、働いている保育士さんの「こんな対応が良かった」など、その園ならではの特徴があるはずです。
保育園の志望動機については、こちらの記事で詳しく解説していますよ。避けたい失敗例についても紹介していますので、好印象を残す志望動機作成の参考にしてみてくださいね。
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保育園の志望動機を書く際は、似通ってしまうのを避けるために差別化が重要です。その保育園ならではの志望動機を見つけて、熱意と人柄を盛り込めば、オリジナリティのある志望動機に仕上がります。この記事では、保育園の志望動機の作成ポイントについて解説します。
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伝える強みは入園後に役立つ強みにする
保育士の自己PRで伝える強みは、ただ自分の魅力となる部分ではなく、入園して働き始めてから役立つ強みを選びましょう。たとえば、関係性を築けるコミュニケーション能力や、多くの園児に意識を向けられる視野の広さなどです。
一方で、保育士を目指しているのに伝える強みがプログラミング能力では、仕事に活かせないため働き始めてから戦力になるのか、採用担当者は判断できません。評価がしにくくなるうえ、保育士の仕事への解像度が低いのではと思われてしまう可能性があるのです。
保育園で求められるスキルや強みは多いため、あえて関係ないものを選ぶのは避け、必要とされる強みをアピールしましょう。
入園後に役立つ強みを複数持っていても自己PRでは一つに絞る
なるべく自己PRで自分をアピールしたいがために、複数の強みを伝えてしまうのもおすすめできません。自分を魅力的に伝えたい気持ちはわかりますが、一つの強みに絞るほうがエピソードとの関係性が高まり、話の内容に具体性が増すのです。
保育士の自己PRに複数のエピソードを含めると、採用担当者は学生が何を一番伝えたいのか理解しにくくなります。結果的に、自己PRの後に何を伝えたかったのかわからなくなってしまう場合もあるのです。
強みをいくつか伝えたいときはほかの質問のタイミングを選び、自己PRのときは一つの強みに絞りましょう。
- 最も伝えるべき強みを選べないのですが、何を基準に決めれば良いでしょうか?
強みを活かして保育士として何ができるのか考えよう
強みを選ぶときは、保育士の仕事で活かせない強みではアピールにつながらないため、保育士の仕事と関連する強みを選びましょう。
たとえば、コミュニケーション能力や協調性、責任感が強い、気配りができる、体力があるなどの強みは、保育士で活かせる強みです。応募する保育園の特徴を見極めたうえで、より関連する強みを選んで、エピソードと併せてアピールしましょう。
手書きの際は丁寧な字で書類を作成する
履歴書やエントリーシート(ES)を手書きで書く場合は、急いで書かずに時間をかけて丁寧に書類を作成しましょう。現在はパソコンを使用して書類を作成する人も多いですが、字に自信があれば手書きで書くのも一つの方法です。
なぜなら、保育士は連絡ノートを利用し、保護者と情報を共有することも多いからです。そのため、働き始めてからも字を書く機会が続くため、字がきれいな人はそれだけで良い印象を持たれる可能性があります。
もちろん、無理に手書きで書類を書く必要はありません。作成に時間をかける余裕があったり手書き書類で印象に残したい気持ちがあったりしたら、ぜひ試してみましょう。
履歴書やESを手書きで書くか悩んでいる人は、使い分ける方法や書き方のコツを理解して決定しましょう。下記の記事では履歴書やESを手書きで書くときの方法を解説しているため、ぜひ参考にしてください。
履歴書
新卒の履歴書は手書きすべき? PCと効率的に使い分ける方法も解説
エントリーシート
エントリーシートは手書きにすべき? 綺麗に書く5つの方法を解説
記載するエピソードは入園後に役立つ内容にする
保育士の自己PRでは強みを裏付けるためにエピソードを記載します。そのときのエピソードは、保育士になってから役立つ内容にしておくと、入社後も再現性のあるエピソードだと理解してもらいやすくなります。
入園後に関係のあるエピソードは、アルバイトでチームワークを発揮した内容やボランティア経験で子どもとかかわった話などです。仕事に役立つエピソードを選んでおけば、採用担当者は学生が入園した後の姿を想像でき、一緒に働きたい人材か判断しやすくなります。
記載するエピソードが仕事に役立つか悩んだときは、保育士で求められるスキル知識を再度調べ直し、適した内容か判断しましょう。
自分の持つエピソードが仕事に適しているかわからないときは、保育士に求められるスキルや知識を頭に置いて自分のエピソードを見直しましょう。エピソードの見方を変えると、違う面での良さに気付くことがあります。
志望動機は応募先ごとに変えることが基本のため、自分の持つエピソードがその園で活かせるかを考えてみましょう。
就活のプロが解説! 保育士の自己PRで印象に残る回答とは
保育士の自己PRを作成したとしても、採用担当者に刺さる内容なのか不安に思う人もいるのではないでしょうか。効果的な自己PRを作成するためには、採用担当者の立場に立ってどのような人材に魅力を感じるのか考える必要があります。
そこでこの章では、人事として1万人以上と面接した経験も持つキャリアコンサルタントの谷所さんに、保育士の自己PRで印象に残る回答や採用担当者が魅力を感じる人材を解説してもらいます。自分の作成した自己PRを読み返し、直すべきポイントを見つけましょう。
アドバイザーコメント
谷所 健一郎
プロフィールを見る応募する園で活躍する姿を想像して自己PRを作成しよう
採用担当者の印象に残る自己PRとは、保育園の理念や教育方針に共感していて、応募する保育園だからこそ活躍する姿がイメージできるような内容のものです。さらに、強みを伝えたうえで関連するエピソードを盛り込むとより良くなるでしょう。
ただ、自分を良く見せたい気持ちが強く、周囲のなかで一番優れているといった誇張した自己PRは、逆に保育士に必要な協調性やチームワークで問題があると考えられる可能性があります。話を大きくせずに事実を伝えたほうが人間性もアピールでき、好感が持たれるでしょう。
さらに保育士の仕事は、わかりやすく伝えることも大切です。強みを最初に伝えて、強みのエピソードから強みを活かした将来像を伝えるという構成であれば、伝わりやすい自己PRになります。
子どもとの関係性作りや健康さのアピールも選考突破のカギ
保育園の園長や保育士の人向けに講演をおこなった経験がありますが、採用の見極めポイントは、「子どもの安全を見守れる」「子どもに笑顔で接することができる」「良好な人間関係が築ける」「心身ともに健康で仕事ができる」などの点だと伺ったことがあります。
この点を考慮すれば、責任感、コミュニケーション力、協調性、共感力、心身の健康さ、問題改善能力などが、保育士として求められる強みということになるでしょう。
保育士の自己PR作成で悩む人におすすめのQ&Aも併せてチェック!
保育士の自己PRを作成する方法が理解できても、採用担当者に刺さる内容になっているのか不安に思う人もいるのではないでしょうか。
そこでこの章では、PORTキャリアに寄せられたQ&Aから、保育士の自己PR作成に悩む人へおすすめの内容を紹介します。キャリアコンサルタントのアドバイスを参考にして、採用担当者の心に刺さる自己PRを作成しましょう。
保育士の自己PRは自分の強みや経験を棚卸しして作成しよう!
保育士の自己PRは、園に求められる人物像やスキルを理解したうえで作成しましょう。自己PRで何を伝えれば良いか悩んだときは、自分の強みや経験を棚卸しして、アピールできるものを探すことがおすすめです。
自分をアピールできる強みが思い浮かばないときは、自己分析が効果的です。自己分析を通して自分を理解したら、企業分析の結果で得た園の求める人物像と照らし合わせて、自己PRの作成を進めてみてくださいね。
保育士の自己PRを通して自身の魅力を採用担当者にしっかり伝えて、選考突破の確率を高めていきましょう。
アドバイザーコメント
増田 綾子
プロフィールを見る保護者が保育士に求めるのは子どもと真摯に接する能力
子どもを預ける親の立場から言えば、新卒の保育士に求めることは、明るく健康で毎日元気に子どもたちと接してほしいということです。そのため、きちんと体調管理ができ、体力もそれなりにあるなら十分なアピールポイントになるでしょう。
参観日や誕生日会などで園に行くと、手作りの掲示物や、子どもたちが散歩で拾ってきたどんぐりや葉っぱなどが工作に使われていて、アイデアや活用方法に驚いたものです。
園によって違いはあると思いますが、さまざまなところで自分の持っているスキルや経験を発揮できる場があると思います。その点を理解するために、ぜひ応募前に園を見学させてもらいましょう。
子どもに合わせた対応ができる保育士を目指そう
園で子どもは基本的に集団生活でしたが、なかには「うちの子のこと、よく見てくれているな」と感じさせる先生がいました。
子どもだからと上から目線で命令するような先生ではなく、子どもたちの個性を大事にしつつ、集団生活にも自然になじめるよう、寄り添ってくれる保育士さんがいる園ならうれしいです。
良い先生に恵まれると「自分も保育士になりたい」という子どもも出てきます。ぜひ、そのような保育士を目指してもらいたいですね。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/キャリアシンク・オフィス代表
Yoshinori Nomura〇IT業界・人材サービス業界でキャリアコンサルタントの経験を積む。培ったノウハウをもとに、その後はNPO支援団体として一般企業人の転職相談・就活生への進路相談を担う
プロフィール詳細キャリア・デベロップメント・アドバイザー/キャリアドメイン代表
Kenichiro Yadokoro〇大学でキャリアデザイン講座を担当した経験を持つ。現在は転職希望者や大学生向けの個別支援、転職者向けのセミナー、採用担当者向けのセミナーのほか、書籍の執筆をおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/キャリアデザインオフィスあかつき代表
Ayako Masuda〇団体職員や子育てを経験後、行政のワーク・ライフ・バランス推進部署で勤務。現在は若者サポートステーションでキャリア支援をするほか、女性や企業向けのキャリア関連講座の講師も務める
プロフィール詳細