Q

大学3年生
男性

趣味がゲームしかないと、就活で不利ですか?

就職活動中の大学生です。自己PRや面接で話せるような趣味や特技が、ゲームしかなくて悩んでいます。

面接官に「趣味は?」と聞かれても、「ゲームです」と答えることに抵抗があります。「真面目に就活に向き合っていない」「暗そう」といったマイナスなイメージを持たれてしまうのではないかと不安です。

ゲームを趣味としている人は、就活でどのように伝えているのでしょうか? ゲームを通して培ったスキルや経験を、面接官にうまくアピールする方法があれば教えていただきたいです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/公認心理師

吉野 郁子

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不利ではない! 趣味のなかで発揮した強みを伝えよう

ゲームの趣味を通じて自分をアピールする方法には、たとえば、こんな工夫があります。

「私の強みは集中力です。趣味のゲームにも、とことんのめり込む性格です。ゲーム以外の場面でも集中力を発揮したのは……」

このように、主軸は「自分の強み」であり、その具体例としてゲームの趣味を挙げることで、自己PRにつなげることができます。

また、成長を伝えるエピソードとして趣味を伝えるのも良い方法です。

「私はゲームが好きという気持ちをきっかけに、行動範囲が広がりました。……好きなことを通じて、自分自身を少しずつ成長させることができました」

このように、過去と現在の変化(Before→After)を丁寧に伝えることで、説得力が増します。

明るさは好印象! フラットな気持ちで趣味を語ろう

また、好きなことを話すとき、人は自然と表情が明るくなり、雰囲気も和やかになります。

面接で趣味を聞かれるのは、そうした素の表情を引き出したい意図もあります。構えすぎず、「ゲームが大好きなんです」と笑顔でお話しできれば、それだけでも好印象につながります。

キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士

瀧本博史

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不利ではない! 趣味で得た力を活かす姿勢を示そう

趣味が「ゲーム」であること自体が不利になるわけではありません。

重要なのは、単にゲームを楽しんだ経験を話すのではなく、そのなかでどのような力やスキルを身に付けたかを具体的に説明できるかどうかです。

たとえば、オンラインゲームで仲間と協力してミッションをクリアした経験は「チームワーク力」や「役割理解力」として語れますし、戦略ゲームに熱中した経験からは「状況分析力」や「最適な判断力」がアピールポイントになるでしょう。

また、ゲーム大会への出場や長期間の継続プレイは「目標にむかって努力し続ける粘り強さ」の証明になります。

大切なのは、ただ「遊んでいただけ」という印象を避け、その経験から得られた学びやスキルを社会でどう活かせるのか、明確に結び付けることです。

自信を持ってPRすることで好印象を残そう

近年、ゲーム産業は国内で数兆円規模の大きな市場を形成しており、eスポーツも盛り上がっています。

こうした背景もあり、企業側も趣味がゲームという点を一律にマイナス評価することは少なくなってきています。

逆に、ゲームを通じて培った問題解決能力、コミュニケーション力、集中力などのビジネスに役立つスキルを自己PRとして効果的に伝えられれば、強力なアピール材料になります。

特に、ゲームの成果や経験をエピソードとして具体的に示せるため、説得力を持った自己PRが可能です。

面接では、自分がなぜゲームに熱中してきたのか、その背景や理由、ゲームを続けるなかで得た成長やスキルを整理し、わかりやすく伝えることが大切です。

さらに、共通の趣味として面接官とのコミュニケーションのきっかけになる可能性もあります。

したがって、趣味がゲームであっても、しっかり準備し自信を持って語れるようにしておけば、十分に社会で活かせる自己PRの題材となるでしょう。

このように、趣味がゲームであることはネガティブではなく、その経験をどうビジネススキルとして整理し伝えるかが重要です。

ゲームを通じて培った能力を具体的に示し、企業にあなたの強みを印象付けましょう。

以上の点を踏まえれば、ゲームは自己PRとして立派な武器となります。

ゲーム以外にも趣味を自己PRにして伝える方法を紹介しています。例文もあるので、目をとおしておきましょう。

休日はゲームをして過ごすという人は、こちらの記事も参考になります。「休日の過ごし方」について上手く答える方法を確認していきましょう。

以下のQ&Aでも学生時代頑張ったゲームをPRしたいという人にアドバイザーが解説しています。

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私はリーダーシップを発揮できる人材です。学生時代にサークル長として運営に携わった際に、リーダーシップを養うことができました。サークル長を務めていたフットボールサークルでは、練習場所や時間が取れないことや、連携を取り切れていないことが問題でした。そこで、大学生側に掛け合い週に2回の練習場所を確保し、時間を決め活動するようにメンバーに声掛けを行いました。さらに週末明けに今週の活動の詳細をメンバーに配信することで連携強化に努めた結果、サークル加入率を前年度の3倍まで伸ばすことができました。問題にしっかりと焦点を当て、迅速に対応していき、周りを良い意味で巻き込んでいくリーダーシップを御社でも活かしていきたいと考えております。

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