Q
大学4年生
女性
中小企業での面接は、雑談形式が多いですか?
現在就職活動中の大学生です。中小企業の選考を受けているのですが、OB訪問した先輩から「中小企業の面接は、大手よりも雑談形式で進むことが多い」と聞きました。
ガチガチの質問形式の面接対策はしていますが、雑談形式だと逆に何を話せば良いのか、どこまで砕けた感じで話して良いのかがわからず不安です。
雑談形式の面接では、具体的にどんな内容を質問されることが多いのでしょうか? また、雑談の中で採用担当者がチェックしているポイントや、事前に準備しておくべきことがあれば教えていただきたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
中小企業は雑談が多い傾向! 人柄をアピールするチャンス
中小企業の面接は、確かに大手よりも雑談を交えたフランクな雰囲気でおこなわれることが多い傾向がありますね。人数が少なく距離が近いため、応募者の人柄や社風との相性を見極めたいという目的が強いからです。
ただし、雑談といえども「評価の場」である点は変わりません。
話題として多いのは、学生生活やゼミ・サークル活動、アルバイト経験、最近関心を持ったニュース、趣味や休日の過ごし方などです。
仕事に直接関係がなくても、あなたの考え方や会話の姿勢を知るための質問だと理解しておきましょう。
日常の話題を用意しよう! 会話のキャッチボールが大事
準備としては、自己紹介に加えて「最近おもしろかった出来事」「打ち込んだ活動」「好きな本や映画」など、1分程度で話せるテーマを3〜4個用意すると安心です。話題は特別でなくても、具体的なエピソードと自分の感じたことを添えると会話が広がるでしょう。
面接官が見ているのは、内容のおもしろさより、コミュニケーション力・礼儀・柔軟さです。笑顔でうなずいたり、相手の話に質問を返したりするなど、自然なキャッチボールを心掛けましょう。
服装や言葉遣いは基本的にビジネスマナーを守り、砕けすぎず明るい雰囲気を意識すれば、中小企業の雑談面接でも好印象を与えられるはずです。
中小の面接は雑談形式! 「人柄」と「相性」を見られている
中小企業では、大手と比べ対話的な雰囲気の「雑談形式」で面接が進む傾向にあります。これは、組織に与える影響が大きい「人柄」や「相性」を見極めたいと企業が考えているからです。
採用担当者は雑談を通じて、TPOをわきまえた丁寧な言葉遣いや会話のキャッチボールができるかといった「コミュニケーション能力と人柄」、会社のメンバーと協力して働けるかという「社風とのマッチ度」、そして「この会社で何をしたいか」という主体的な「入社意欲と熱意」を重点的にチェックしています。
「なぜ?」の深掘りが鍵! あなたの価値観を明確に伝えよう
私の過去の支援経験でも、熱中していることやアルバイトなどでの具体的なエピソードを準備するように案内してきました。これらがあなたの「自己理解」を試す質問となります。
雑談形式の面接の対策としては、2つの準備が重要です。
まず、話すエピソードに対して「なぜ?」と深掘りをおこない、その裏にあるあなたの価値観や理由を明確にしておきましょう。そのうえで、「結論→理由→具体例→学んだこと」という話の構成を意識し、自分の考えを論理的に伝えられるように準備することが大切です。
あなたの不安の解消に役立てば幸いです。
面接の雑談のなかで、厳しいことが言われる可能性があります。面接で泣くとどうなるのかについてこちらの記事で解説しています。
キャリアプランについて聞かれることもあるでしょう。こちらの記事では、面接のなかでキャリアプランの伝え方を解説しています。
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