この記事のまとめ
- 面接でキャリアプランを問われたら3ステップで的確に伝えよう
- 4つのコツでキャリアプランが高評価につながる
- 面接で使えるキャリアプランの回答例14選を紹介
キャリアプランは面接官が重視する質問の1つ。しかし、「キャリアプランなんて全然決まってない……」「キャリアプランってどうやって考えるんだろう……」と悩む人も多いのではないでしょうか。
キャリアプランは理想の人生を歩むための重要な指針となるので、その場しのぎで考えるのではなく、面接を受ける前に深く考えておくことが大切です。
この記事では、キャリアアドバイザーの田邉さん、木村さん、小西さんのアドバイスを交えつつ、キャリアプランの考え方や伝え方のコツを解説します。
面接でキャリアプランについてどのように話そうか悩んでいる人は、本記事をぜひ参考にしてくださいね。
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面接で聞かれるキャリアプランは理想の人生を歩むための超重要な質問
面接で聞かれるキャリアプランは、自分が理想のキャリアを歩むためにも、企業とのマッチングのためにも超重要な質問になるので、事前にしっかりと考えておく必要があります。
記事では、まずキャリアプランの意味を解説します。そのうえで、キャリアプランと響きが似ている言葉の意味についても解説します。それぞれの言葉の意味を混同させないように、ここで一度整理しましょう。
次に、面接でキャリアプランを伝えるときの3ステップを解説します。この3ステップを押さえられれば、面接官にわかりやすくキャリアプランを伝えることができます。また、キャリアプランを好印象に伝えるコツも併せて紹介するので、他の就活生と差をつけたい人はこちらも要チェックです。
さらに、職種別とキャリア別のキャリアプランの回答例も併せて紹介します。面接でキャリアプランについて何を話そうか考えている人は、ぜひこちらの回答例も参考にしてくださいね。
そもそもキャリアプランとは?
キャリアプランは面接で頻出の質問です。まずは、その言葉の意味について解説します。
また、キャリアプランとは別に、キャリアデザイン、キャリアビジョン、キャリアステップ、キャリアパス、ライフプランなどといった似たような言葉の意味についても解説します。
面接で「この言葉なんだっけ……?」と回答に詰まってしまったり、言葉の意味がわからないままチグハグな回答をしてしまわないためにも、この機会にそれぞれ言葉の意味をしっかりと覚えておきましょう。
キャリアプランの意味
キャリアプランとは?
自分が目標とする将来像に近づくための具体的な行動計画のこと。
たとえば、あなたのキャリアの目標が「年収1000万になりたい」だとします。キャリアプランとは、「その目標を実現するためにいつまでに何をすべきか」という具体的な行動計画のことを指します。
企業は面接を通して、「就活生がどのような目標を持ち、その目標を達成するためにどのような行動計画を立てているのか」が知りたくてキャリアプランについて質問するのです。
キャリアに関する他の言葉との違い
キャリアプランと似た響きの言葉は、どれも面接で頻出なので覚えておく必要があります。
言葉の意味を理解していないと、面接で質問されたときにミスマッチな回答をしてしまう恐れも……。
それぞれの言葉の意味を混同させないように、この機会にキャリアプランに関連する言葉の意味を頭の中で整理しておきましょう。
面接では、キャリアビジョンという言葉がよく使われています。
キャリアビジョンという言葉を面接官が質問で使うときには、「入社後にどうなりたいか」や「将来どのようなことに挑戦したいか」を聞くことが多いので覚えておきましょう。
①キャリアビジョン
キャリアビジョンとは?
キャリアプランの中の最終地点。自分が将来どのような姿でありたいかという理想像のこと。
キャリアビジョンとは、いわば、キャリアプランの中の最終地点といった意味になります。たとえば、「自分で事業を経営したい」「年収1000万稼げるフリーランスになりたい」など、キャリアの最終的な目標がキャリアビジョンです。
キャリアビジョンについては以下の記事を参考にしてみてください。キャリアビジョンについて詳しく解説しています。
キャリアビジョンとは|就活のプロが意義と描き方を徹底解説!
②キャリアデザイン
キャリアデザインとは?
理想のキャリアを実現するために、主体的に自分のキャリアを設計すること。
キャリアプランとキャリアデザインは紛らわしいので要注意です。キャリアプランは理想のキャリアを目指すための計画自体を指し、キャリアデザインとは理想のキャリアを設計することを指します。
たとえば、あなたのキャリアビジョンが「自分で事業を経営したい」だとします。その場合、「自分で事業を経営するためには、何歳までにどのような経験やスキルを積めば良いか」を逆算して、自分でキャリアを設計することをキャリアデザインと言います。
③キャリアパス
キャリアパスとは?
目標とする将来像に向かって、必要なステップを踏んでいくための道筋のこと。
企業が実施している「キャリアパス制度」とは、昇進・昇給など理想のポジションを目指せる人事制度のことです。キャリアパス制度の通りに進めていくことで、社内で理想のキャリアを実現することが可能です。
たとえば、あなたのキャリアビジョンが「その企業の管理職になりたい」なら、社内のキャリアパス制度を使うことで理想を叶えられる可能性が高くなります。
また、あなたのキャリアビジョンが「自分で事業を経営したい」のような転職前提のものなら、「1社目で営業のスキルを磨く」「2社目でマーケティングや経営のスキルを学ぶ」のように複数社経験してスキルを身に付けるキャリアパスになるでしょう。
次の記事では、プロジェクトマネージャーについて解説しています。キャリアビジョンの一つの例として、参考にしてみてくださいね。
未経験から目指すプロジェクトマネージャーへの道|必須スキルを解説
④ライフプラン
ライフプランとは?
人生の希望や計画を時系列で具体的に描いたもの。
ライフプランとは、仕事や私生活などすべて込みで考える生涯設計のことです。充実した人生を送るためには、キャリアプランだけを考えるのではなく、プライベートも含めたライフプランを考える必要があります。
たとえば、「30歳までにマネージャーになりたい」「35歳までに結婚して子どもが欲しい」「40代で年収1,000万になりたい」「老後はハワイで暮らしたい」などのような具体的な人生計画のことをライフプランと言います。
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面接官がキャリアプランを聞く意図とは?
面接官がキャリアプランを聞く意図
- 応募者の理想が自社で叶えられるかどうか判断するため
- 応募者が将来を見据えられているかどうか判断するため
面接官がキャリアプランについて聞く意図がわかれば、面接時にミスマッチな回答をしてしまうことを避けることができます。
ここでは、面接官がキャリアプランを聞く意図を解説するので、キャリアプランを考える前に必ず確認しておきましょう。
応募者の理想が自社で叶えられるかどうか判断するため
企業側は応募者のキャリアプランを聞くことで、自社とどれくらいマッチするかを測ろうとします。
どの企業も長く働いてくれる就活生を採用したいと考えています。そのため、キャリアプランから「うちでどのくらい長く働いてくれるだろうか」「応募者のキャリアプランはうちで叶えられるものなのか」を判断しようとします。
- 飽き性なので、同じ会社にずっと勤め続けられる自信がありません。その企業で叶えられる理想を言わないとミスマッチと見なされて、不採用になりますか……?
企業で叶えられないことでも自分が実現したいことを答えよう
企業で入社した後に実現ができないことだと、志望度が低いと勘違いされないか不安になりますよね。しかし、自分を偽らずに実現したいことをアピールすることが重要です。
以前よりも転職が当たり前になっており、企業の寿命が短くなっているため、定年まで働くことを求めていない企業もあります。そのため、長く働くという理想は考えずに回答しても問題ありません。
企業で叶えられないことを回答するときには、「将来的には◯◯に挑戦したい」ということと「そのために御社で◯◯の経験を積みたい」と答えましょう。すると、キャリアプランに一貫性があり、マイナス評価を避けることができます。
応募者が将来を見据えられているかどうか判断するため
企業側は応募者にキャリアプランを聞くことで、応募者が将来をどのように見据えているのかを把握しようとします。
仕事は、主体的に計画を立てて実行することの繰り返しです。そのため面接官は、応募者のキャリアプランから「キャリアを計画的に考えられているかどうか」「キャリアを主体的に考えられているか」を確認し、実際の業務を主体的かつ計画的におこなえそうかどうかを判断します。
また、キャリアプランを聞くことで「うちでどんなことがしたいのか」「どのような仕事をしてどのように成長したいのか」が明確になるので、面接官は応募者がしっかりと将来を見据えたうえで志望しているかも判断しようとします。
企業から見て、将来を見据えられている人は、仕事にも意欲的に取り組めそうな印象が強く、入社後にミスマッチが起きにくそうだという評価が得られます。
アドバイザーコメント
木村 千恵子
プロフィールを見る企業は3つの視点から応募者のキャリアプランを判断する
企業が応募者のキャリアプランについて質問する場合、主に次の3つの視点で質問をしていると考えることができます。
1つ目は、応募者が言うキャリアプランがどの程度自社の将来の方向性に合っているか、2つ目はそのキャリアプラン実現に対して会社として支援できる可能性がどの程度ありそうか、3つ目はそのキャリアプランの実現に対して応募者がどの程度本気で考えているか、という視点です。
内容が浅いキャリアプランは将来を見据えられていないと思われることも
企業が応募者のキャリアプランについて将来を見据えられていないと感じるとすれば、これらの3つの視点に欠けているか、内容が浅いと感じられる場合だと考えられます。
たとえば、「入社したら、1年で早く会社の戦力になり、3年後には大きなプロジェクトを任せてもらえるようになり、5年後には業績への貢献度がトップになるようなキャリアを歩むことです」といったキャリアプランの答え方は、要注意です。
一見特に問題ないように聞こえるかも知れないですが、このキャリアプランには、会社の事業に対する理解や興味が一切示されておらず、将来を見据えられていないと判断される可能性があるでしょう。
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面接対策だけじゃない! キャリアプランについて考えるメリット
キャリアプランについて考えるメリット
- 入社後のモチベーションになる
- 入社後の行動指針が決まる
- 入社後のミスマッチがなくなる
キャリアプランを、面接対策のためだけに考える人も多いのではないでしょうか。
なんとなく考えたキャリアプランは、深掘りされてもスムーズに答えられないので、その場しのぎで考えたものだと面接官に見抜かれてしまいます。また、面接の場面だけでなく、自分の理想の人生を歩むためにも、キャリアプランを考えることは重要です。
これから、キャリアプランについて考える3つのメリットを解説していきます。
入社後のモチベーションになる
キャリアプランを明確にしておくことで、入社後に高いモチベーションで働くことができます。
たとえば、あなたのキャリアビジョンが「入社3年以内に年収500万以上になる」だとします。すると入社後は、そのキャリアビジョンを実現させるためにキャリアプランを立てて、モチベーション高く働くことができるでしょう。
入社後にモチベーション高く働くためにも、働く自分をイメージしながらキャリアプランを考えましょう。
キャリアプランは、最初から完璧なものを作成する必要はありません。
まず今の時点で自分が考えるプランを作成し、状況の変化に応じて更新していくという考え方が有効です。まずは仮でも良いので、就活時にキャリアプランをしっかり考えておくことが重要です。
入社後の行動指針が決まる
キャリアプランを明確にしておくことで、「目標に向けて入社後どのように行動していくか」具体的な行動指針が決まります。
たとえば、あなたのキャリアビジョンが「入社3年以内にリーダーになる」だとします。そうすると自ずと、「どのように行動すれば入社3年以内にリーダーになれるのか?」と目標から逆算してキャリアプランを立てることができます。
「入社1年までに基本的な業務習得やシート作成スキルなどを身につける」「入社2年までに営業でトップの成績を残せるようにする」などといった具体的なキャリアプランが定まれば、あとはキャリアビジョンに向けて行動していくだけです。
入社後のミスマッチがなくなる
キャリアプランをじっくり考えることで、入社後に仕事内容や職場環境でミスマッチを起こす可能性が低くなります。なぜなら、キャリアプランをじっくり考える過程で、深く自己分析をおこなうからです。
せっかく内定を獲得できても、入社後に「なんだか思っていた仕事と違う……」や「自分にはこの職場環境は合っていない……」という状況になってしまっては非常にもったいないですよね。
そうならないためにも、自分はどのようなキャリアを理想とし、どのような働き方をしたいのかを深く考えたうえでキャリアプランを設計しましょう。
「No.1営業パーソンになる」など、やりたい職種で考えたキャリアプランは、入社後に別の職種に配属された場合、ミスマッチにつながるため注意が必要です。
「クライアントに寄り添う提案をする」などと、入社後に実現したいことでキャリアプランを考えると、入社後のミスマッチが減りますよ。
アドバイザーコメント
小西 一禎
プロフィールを見るキャリアプランを明確に描けていることは就活において強みになる
就活に臨むにあたって、キャリアプランを明確に描けている学生は、それほど多くありません。逆に言えば、キャリアプランを面接で披瀝できる学生は、就活戦線で強みを持つことにもなります。
ただ、あまりにもクリアすぎると学生らしさに欠けている、などと判断する面接官もひょっとしたらいるかもしれません。
どのような人生を歩みたいか。自分のためにキャリアプランを考えよう
キャリアプランを考えるのは、誰のためでしょうか。会社のためでしょうか。違いますよね、自分のためですよね。長い社会人生活のスタートにあたって、どのような人生を設計するか、長くても向こう10年ぐらいのプランがデザインできれば十分ではないでしょうか。
「どうして、この会社に行きたいのか」「その会社で何をしたいのか」などに関して改めて考えてみて、そこから時制のベクトルを未来に伸ばしていくと、おぼろげながらでもプランが出てくる可能性があります。それらを肉付けしていけば、学生なりのキャリアプランは完成に近づきつつあると思います。
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キャリアプランが思い浮かばない人必見! 考え方のコツ6選
キャリアプランを考えるコツ6選
キャリアプランは面接の頻出質問。必ず回答を考えておく必要があります。
しかし、中には「キャリアプランがなかなか思い浮かばない……」「キャリアプランってどうやって考えればいいんだろう?」という人もいますよね。
ここではキャリアプランを考えるうえでのコツを6選解説します。すぐに実践できるコツばかりなので、ぜひこれらを参考にキャリアプランを考えてみてください。
また、以下の記事でキャリア形成の重要性を解説しています。「自分の理想のキャリアがわからない……」という人は、こちらの記事もチェックしてみてくださいね。
キャリア形成とは? 4ステップでこの時代を生き抜く方法を考えよう
①過去の自分を振り返ろう
キャリアプランが思い浮かばない人は、まずは自分の過去を振り返ってみましょう。
振り返る際は、「自分がどのようなときにモチベーションが上がったか」「どのようなことを成し遂げたときに嬉しかったか」などのように感情がポジティブに揺さぶられたときに注目してみましょう。
たとえば、「自分がリーダーとして目標を達成したときに喜びを感じた」のであれば、管理職を目指すキャリアプラン、「何かを作るときに喜びを感じた」のであれば、クリエイティブ職のスペシャリストを目指すキャリアプランを検討しても良いですね。
過去を振り返ることで、キャリアプランを考えるうえでのヒントが見つかりますよ。
過去を振り返る際に注目したい点
- どんなときにモチベーションが上がったか
- どんなことを達成して嬉しかったか
- どんなときに自分が活躍できたか
- どんなときに喜びを感じたか
過去の自分を振り返る際は、自分史を作成することをおすすめします。自分史の作成方法を以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説
②理想のキャリアについて考えよう
理想のキャリアは、現時点で思い浮かぶもので構いません。理想のキャリア像は年々変化していくこともあるので、都度アップデートしていきましょう。
もし理想のキャリアがまだわからない場合は、将来自分が仕事をしていくうえで目指すべき方向性をなんとなくでも良いので、以下のリストを参考に考えてみましょう。
理想のキャリアの例
- 一つの領域を極めるスペシャリストになりたい
- チームや会社をまとめる管理職になりたい
- 幅広い知識や経験を活かすゼネラリストになりたい
- フリーランスとして働きたい
- 起業をして経営者になりたい
- 副業をして複数の仕事に携わりたい
- まだ目指すキャリアの方向性が決まっておらず、キャリアプランが立てられません……。どうすれば良いでしょうか?
キャリアプランが立てられない学生は強みを活かす方法を考えよう
就活生の中には、憧れの社会人がいなかったり目標がなかったりして、理想のキャリアが考えられない人もいますよね。そのような人は、自分の強みが活かせるキャリアプランを考えることがおすすめです。
たとえば、人の話を引き出す傾聴力が強みの人は、「どんなクライアントからも信頼されるような営業パーソンになる」などが考えられますよね。
このように強みを活かせることをアピールすると、自己PRとの一貫性もあるため高い評価が得られますよ。
志望動機が思いつかない人は、ツールを使うのが一番オススメ
・業界・職種ごとの志望動機がわからない人
・アルバイトやゼミで忙しい人
③理想の働き方について考えよう
理想の働き方や、働くうえでの理想の条件をリストアップしてみましょう。
理想の条件がすべて叶う職場を見つけることは難しいので、どの条件が自分にとって重要かを整理することも大切です。
たとえば、「年収アップが目指せる」ことが最も理想の働き方なら、「年収アップするためにどのように行動していけば良いのか」を考えながらキャリアプランを立てられますよね。
理想の働き方の例
- 自分らしく働ける
- 好きなことを仕事にする
- 安定的な収入を得られる
- ワークライフバランスが取れる
- 年収アップが目指せる
- 仕事を通して成長できる
- 社会貢献に携われる
- 尊敬する人と一緒に働ける
- 場所や時間にとらわれずに働ける
- 地元で働ける
- 英語を活かして働ける
以下の記事では自分らしく働くためのコツを解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
自分らしく生きるためには? すぐできる11個のコツとやめるべきこと
「高収入・キャリアアップ・専門的な知識を身に付ける」ことが理想の働き方だと感じる人は、証券会社への就職がおすすめです。こちらの記事で証券会社について詳しく解説しているのでぜひチェックしてみてください。
証券会社の就職に必須な3つの対策|就活のプロが働き方の実態も解説
- 働くうえでの理想の条件がたくさんありすぎてキャリアプランが上手く立てられません。どのように優先順位を付ければ良いでしょうか? コツなどがあれば教えていただきたいです。
直近で叶えたい理想と、ある程度経験を積んでから叶えたい理想でわけて考えてみよう
仮に完璧なキャリアプランを立てたとしても、現実はそのプラン通りにキャリアを進めることができるとは限りません。
キャリアプランは、時間軸的に直近で経験したいことまたは実現したいこと、ある程度社会人としての実績を積んでからしか経験できないことの2つに分けてみることをおすすめします。
そのうえで、ざっくりとした時系列の中で、応募したい企業の事業内容や組織構成をイメージした中で自分が経験したいこと、習得したいスキル、取得したい資格などの優先順位を整理し、キャリアプランを仮決めすると良いでしょう。
キャリアプランを仮決めする際は、応募する企業の事業内容や人材育成の方針に合った内容で優先順位を考えるのがポイントです。
④5年後・10年後にどうなっていたいか考えよう
5年後・10年後どうなっていたいか、自分のありたい姿をイメージしてみましょう。たとえば、あなたのキャリアビジョンが「管理職のポジションを目指したい」だと仮定します。
そのキャリアビジョンを実現するために、「5年後までに営業のエースとして活躍できるようになっていたい」「10年後までに誰からも頼られるマネージャーとしてチームを牽引していたい」などといった具体的なキャリアプランを考えることができます。
「5年後・10年後どうなっていたいか」をわけて考えることで、それまでにどうなっていたいかを逆算し、中長期的なキャリアプランを立てることができますよ。
フリーランスのWEBライターになって海外で働きたい人の場合
5年後までに何をするべきかの例
・企業のライター職でライティングスキルを磨く
・編集や校正などのディレクター業務の経験を積む
・インプットを増やす(年間100冊読む、新聞を毎朝必ず読む など)
10年後までに何をするべきかの例
・社内外問わず人脈を広げる
・フリーランスのライターとして独立する
・フリーランスでも安定した収益を出せるようにする
・海外で暮らすうえで英語を話せるように勉強する
⑤自己分析ツールの診断結果を参考にしよう
キャリアプランを考えるうえで、自己分析ツールの診断結果を参考にするのも一つの手です。自己分析ツールを使えば、あなたに合った仕事や働き方などを客観的に特定できるので、キャリアプランを考えるうえで役に立ちます。
たとえば、診断結果から「一人で黙々と作業を進めることが得意」ということがわかれば、「将来フリーランスとして働くのが合っていそう」といった自分に合った働き方のヒントが得られます。また、診断結果から「WEBライターやエンジニア職に向いている」ということがわかれば、キャリアを選択するうえで参考になります。
ただし、診断内容がすべて正しいとは限らないので、あくまでも補助的に利用すると良いですよ。
おすすめの自己分析ツール
⑥OB・OG訪問で先輩にキャリアプランを聞いてみよう
働くイメージが湧かないと、具体的なキャリアプランを思い浮かべることは難しいですよね。
キャリアプランを思い描くことに限界を感じている人は、志望企業や気になる企業の社員にOB・OG訪問をして、社会人にキャリアプランについて聞いてみることをおすすめします。
学生の場合、非現実的なキャリアプランを想像してしまいがちですが、OB・OGのキャリアプランは社会人経験に基づいた現実的なものが多く、キャリアプランを考えるうえで非常に参考になりますよ。
OB・OGに聞いておきたいキャリアに関する質問の例
- 将来の夢はありますか?
- この会社で成し遂げたい目標はありますか?
- 3年後、5年後、10年後、どのようなキャリアを歩んでいたいですか?
- これから仕事で、どのようなことにチャレンジしたいですか?
- これからプライベートで、どのようなことにチャレンジしたいですか?
- 仕事とプライベートを両立させるために意識していることはありますか?
- どのようなキャリアを目指す人が多いですか?
- 働くうえで大切にしている価値観はありますか?
- 理想の働き方はどんな働き方ですか? 今の職場ではそれが叶っていますか?
- 一緒に働くならどんな人がいいですか? また、一緒に働きたくない人はどんな人ですか?
以下の記事にて、OB・OG訪問でおすすめの質問をまとめています。詳しく知りたい人は、以下の記事もチェックしてみてくださいね。
OB・OG訪問は質問選びが鍵! おすすめ質問100選を紹介
また、「そもそもOB・OG訪問が何だかよくわからない」「OB・OG訪問のやり方が知りたい」という人は、以下の記事でOB・OG訪問に関する基礎知識を身に付けましょう。
OB訪問・OG訪問は必要? 就活を有利に進める手順を完全網羅
OB・OGにキャリアプランに関する質問をする際は、たとえば、「入社時に描いたキャリアプランは、入社後どのような時間の流れと共にどのように変化していきましたか? 差し支えの無い範囲で教えてください」といった配慮をしつつ、その会社の中にいた人にしかわからないことを質問してみることをおすすめします。
3ステップで簡単! 面接でキャリアプランを伝える方法
3ステップで簡単! 面接でキャリアプランを伝える方法
- 最終的なゴールを伝える
- ゴールまで具体的にどのように行動するかを伝える
- 前向きに努力していくことをアピールして締める
もし、あなたがせっかく良いキャリアプランを考えたとしても、正しい伝え方を知らなければ、面接官にあなたがどんなキャリアプランを持っているかが正しく伝わりません。
面接でキャリアプランを伝えるためには「①結論→②具体例→まとめ」の3つのステップを使いましょう。このステップを用いることで、キャリアプランが相手に簡潔に伝わりやすくなります。
これから、面接でキャリアプランを伝える際の3つのステップを解説するので、キャリアプランの回答を考える際はぜひ参考にしてくださいね。
①最終的なゴールを伝える
面接官に「あなたのキャリアプランについて教えてください」と言われたら、まずは「私は最終的に〇〇を目指したいと思っています」などと、キャリアプランのゴールから述べましょう。
結論から話すことで、面接官は話の最初に要点をつかむことができます。仮に結論を最後に話してしまうと、面接官は要点を探しながら話を聞くことになります。
また、面接に限らず社会人になると「結論から話す」ことが求められるようになるので、今から結論ファーストで話せるように意識していきましょう。
②ゴールまで具体的にどのように行動するかを伝える
「①結論」を伝えたら、「5年後までに〇〇に取り組み、10年後までに〇〇の経験を積みたいです」などとゴールに向けて具体的にどのように行動するのかを伝えましょう。
①で伝えたゴールとはキャリアビジョンのことで、②の部分はメインのキャリアプランに該当します。
面接官はこの「具体的にどのように行動するか」のキャリアプランの部分を一番知りたいので、事前にしっかりと内容を考えましょう。
キャリアプランを具体的に話すためには、具体例を交えて伝えましょう。
たとえば、「5年後までにリーダー経験を積みたい」と伝えた後に「具体的には後輩が自立するサポートができるリーダーになりたい」などと伝えるとイメージが湧きやすくなります。
③前向きに努力していくことをアピールして締める
「①結論」「②具体例」まで伝えたら、最後は理想の実現のために前向きに努力していくことをアピールして締めくくりましょう。
たとえば、「目標を実現するために、御社の〇〇職でさまざまなスキルを身につけていきたい」などとまとめられると良いですね。
最終的な理想が大きければ大きいほど、はじめの一歩を伝えることが大切です。理想を叶えるために「まずは入社後にどのように努力していくのか」を伝えることで、実現可能なキャリアプランとして聞こえます。
面接で伝えるキャリアプランはあくまで仮決めです。
入社後にキャリアプラン通りに進めることにこだわり過ぎず、会社の意向に合わせて柔軟に調整をする気持ちがあることを添えておくと、好印象につながります。
高評価につながる! 面接でキャリアプランを伝える際の4つのコツ
面接でキャリアプランを伝える際の4つのコツ
- その企業で実現できるキャリアプランを伝える
- 入社後どのように行動していくかを具体的に伝える
- 志望動機の内容と一貫性を持たせる
- 5年後、10年後など具体的な数字で客観性を持たせる
面接でキャリアプランを伝える際に、たった4つのコツを意識するだけで高評価を狙うことができます。
どれも簡単に取り入れられるコツなので、必ず目を通しておいてくださいね。
①その企業で実現できるキャリアプランを伝える
キャリアプランを伝える際に気を付けてほしいことが、その企業で実現できるキャリアプランにすることです。企業は、すぐに辞めてしまいそうな学生よりも、長く働いてくれそうな学生を採用したいと考えています。
そのような企業側の意図も踏まえつつ、自分のキャリアプランがその企業で実現可能なキャリアプランかどうかを、事前に企業研究をおこなって確認しておきましょう。
- 滑り止めで受けている企業もあるので、将来的にやりたいことが受ける全ての企業でできるとは限りません。その場合、どのように回答すればいいのでしょうか……?
滑り止めで受けている企業も企業研究を重ねて回答を考えよう
「滑り止めで受けている感」を出さないことです。態度、口調、服装などについても万全な姿勢で臨んでください。
企業人にとって、自らの会社が滑り止めになるような会社であると仮に認識していたとしても、それを面接時に学生の態度などから知らされると、良い感情を抱かないのは自明ですよね。
「滑り止めあっての本命」と考えて、滑り止めの会社についても十分に企業研究を重ね、自身がやりたいこととのマッチングポイントを見つけて、その点を面接で強調するのはいかがでしょう。手を抜くことなく、対策を考えてみてください。
②入社後どのように行動していくかを具体的に伝える
キャリアプランを伝える際は、漠然としたものではなく実際に入社後にどのように行動していくかを具体的に伝えることを意識しましょう。
たとえば、ただ漠然と「入社後は一生懸命頑張ります」と伝えるのはNG。どのように一生懸命頑張るのかを具体的に伝えることでキャリアプランに説得力が増します。
キャリアプランを具体的に説明するためには、5W1Hを使いましょう。5W1Hを使うことで、「入社後3年以内のうちに(いつ)営業の新規開拓数で(何を)MVPの結果を出せるように(どのように)一生懸命頑張ります」などと行動内容が具体的になります。
5W1Hとは?
5W1Hとは、以下の6つの英単語の頭文字をとった思考のフレームワークのことを指す。
When:いつ
Where:どこで
Who:だれが
What:何を
Why:なぜ
How:どのように
③志望動機の内容と一貫性を持たせる
キャリアプランと志望動機に一貫性がないと、「結局うちで何がしたいんだろう」と思われかねません。
たとえば、「〇〇職のスペシャリストになりたいと思い、御社の〇〇職を志望いたしました」のように、志望動機とキャリアプランを絡めて話しましょう。そうすることで、面接官は「自分のキャリアプランを叶えるために、うちを志望してきたんだな」と納得します。
志望動機とキャリアプランに一貫性を持たせるためには、その企業でどんな仕事がやりたいのか、どのようなキャリアを歩みたいのかをしっかりと考えましょう。その企業でやりたいことを明確にしたうえでキャリアプランを考えれば、志望動機とキャリアプランに一貫性が生まれます。
キャリアプランにと志望動機に一貫性がある場合のOK例
キャリアプラン
私は将来、広告運用のスペシャリストになって、さまざまな企業のPRにおける課題を解決していきたいと考えております。
志望動機
広告を使って他社のさまざまな課題を解決している御社に魅力を感じました。また、新卒からどんどんチャレンジできる御社の社風により、御社でなら広告運用のスキルが若いうちに身に付けられそうだと考え、志望いたしました。
キャリアプランと志望動機に一貫性のない場合のNG例
(※キャリアプランではスペシャリストなのに、志望動機がゼネラリストになっている)
キャリアプラン
私は将来、広告運用のスペシャリストになって、さまざまな企業のPRにおける課題を解決していきたいと考えております。
志望動機
広告運用だけでなく営業やライティング、マーケティングなどの幅広い業務を経験できる御社に魅力を感じ、マルチに活躍できる人材になりたいと思い志望いたしました。
キャリアプランと志望動機に一貫性があることで、入社する熱意をより強くアピールできます。
仕事に対する熱意が伝わると、高いモチベーションで仕事に取り組む安心感を与えられるため、高い評価が得られるようになりますよ。
④5年後、10年後など具体的な数字で客観性を持たせる
就活生の多くは、面接で「将来〇〇として活躍したい」などと漠然としたキャリアプランを伝えがちです。「将来」が具体的にいつなのかがわからないので、キャリアプランがぼんやりとしてしまいます。
たとえば、「5年後までに〇〇の経験を積みたい」「10年後は〇〇な人材として活躍したい」と数字を入れることによって、キャリアプランが客観的でわかりやすい内容になります。
他の就活生と差をつけたいなら、具体的な数字を用いてキャリアプランを伝えましょう。
自らのプランに数字を用いると、聞いている人も具体的にイメージすることができます。
「〇年後」などと期限を区切る表現を使えば、なおさらです。自分の言葉に数字を交えることによって、言葉が主観から客観に変わっていきます。
職種別! 面接で使えるキャリアプランの例文11選
ここでは、面接で使える「職種別のキャリアプラン」の例文を紹介します。
「〇〇職のキャリアプランはどのように話せば良いのだろう」と悩んでいる人は、自分が希望する職種のキャリアプランの例文を参考にしてみてくださいね。
①事務・管理系
事務・管理系
部署内全体の生産性を高められるような事務職になりたいと考えています。入社後は、事務職に求められるスキルの習得に励み、5年後までには周囲への気配りまで常にでき頼りやすい事務職へと成長してまいります。
さらにスピーディーに仕事を遂行することで、10年後には部署内全体の進捗を管理する事務職を目指します。現在もこの目標に向けて、パソコンスキルの習得や野球部のマネージャーとしてサポート力を磨いております。
キャリアプランを見据えて、まずは目の前の仕事を全うし、スピーディーかつ正確に仕事をいち早く覚え、キャリアの実現を目指してまいります。
※AI志望動機作成ツール
選考通過率の高い志望動機をつくりたい人は「AI志望動機作成ツール」を活用しましょう!
事務・管理系職種のキャリアプランを伝えるときは、社会人1年目から求められることをアピールしないように注意しましょう。
たとえば、「ミスなく仕事をこなす」などは1年目から求められることなので避けるように注意してください。
また、以下の記事では事務職の志望動機のコツを解説しています。事務職志望の人は、併せて参考にしてみてください。
例文20選|事務職の志望動機を職種別・業界別に徹底解説
②営業系
営業系
自身の人脈力を活かして、新規顧客開拓で社内ナンバーワンの営業職になりたいと考えています。入社後は、目標設定と改善によるサイクルを繰り返します。
そして、5年後までには若手社員の中で最も高い目標達成率を実現させられるような人材になりたいと考えています。さらに今まで着手されていない大型案件の受注や異業界の顧客獲得にも挑戦することで、御社の事業領域の拡大に寄与してまいります。
現在もこの目標に向けて、学生団体やボランティアなどさまざまなコミュニティに参加することで人脈力を磨いております。この習慣を社会人になったあとも継続し、高い目標を追い求めながら営業職を全うすることで御社の利益の拡大に貢献し続けます。
キャリアプランはなりたい自分になるためのプランです。
営業職のキャリアプランを考える際は、売り上げ目標や案件の規模などを中心に語ることに加えて、「そのプランの実現を目指したいのか」「そのプランの実現によって何が得られるのか」という自分の考えや想いも伝えられると良いでしょう。
また、以下の記事では営業職の志望動機のコツを解説しています。営業職志望の人は、併せて参考にしてみてください。
例文18選|営業職の志望動機で採用担当者を惹きつけるコツ
③企画系
企画系
自身の分析力と提案力を活かし、社会に影響力を与えるような企画職になりたいと考えています。入社後は、地道な市場ニーズの分析・把握や試作案の提案・改善を繰り返し、5年後までには企画提案から現場との連携まで自分が主体となっておこなえるよう成長したいです。
さらに試行錯誤による数多くの経験と実績を積むことでことで、10年後には時代のニーズに即し社会に大きな影響力を与える企画を提案できるように精進いたします。現在も、Instagramでの発信とSNSマーケティングを学びながら、データの収集・分析、投稿改善を日々欠かさずにおこなっています。
近年の動向に即したWEBマーケティングを活かしながら反応率の高い企画を提案し、社会に影響力を与えることで御社のブランディング構築に貢献いたします。
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企画系職種のキャリアプランを伝えるときは、具体化をすることがポイントです。
企画系は抽象度が高いですが、実際に活躍している人から話を聞くなどして「10名のプロジェクトを管理する」などと伝えられるように準備しましょう。
また、以下の記事では、企画職について詳しく解説しています。企画職志望の人は、併せて参考にしてみてください。
企画職の仕事や適性を徹底解剖! 新卒が企画職を狙うのはハード?
④販売・サービス系
販売・サービス系
お客様の悩みに寄り添える販売職のエキスパートになりたいと考えています。5年後までには販売する商品についての知識を深め、お客様一人ひとりの悩みに寄り添いながら丁寧な商品説明をおこなえる販売員になりたいです。
10年後には店長を務め後輩への販売指導をおこない、お客様から愛されるお店づくりをおこなっていきたいと考えています。現在もこの目標に向けて、コーヒー店でのアルバイトでは、コーヒー豆の勉強を主体的におこない、お客様の好みや用途に応じておすすめ品をご提案しております。
キャリアプランの実現に向けて人一倍努力し、お客様満足度を高めリピート率の向上に寄与いたします。
販売・サービス系では、顧客と正面から相対し、適切に対応する力が求められます。
常に情報収集を怠ることなく、適切な情報を伝えるとともに、各々に対する最善のサービスを提供するために、先を読む力なども必要でしょう。
また、以下の記事では、販売職について詳しく解説しています。販売職志望の人は、併せて参考にしてみてください。
販売職を徹底調査! 仕事内容から就活を成功させるコツまで紹介
⑤クリエイティブ系
クリエイティブ系
人の心を動かし購買へとつなげるクリエイティブ職のコピーライターになりたいと考えています。入社後は、自身のコピーライティング力を磨き追求することで、5年後までには顧客の成約率向上において社内で最も高い実績を残したいと考えています。
さらに実績を積むことで顧客からの信頼を獲得し、10年後には部下へのコピーライティングにおける教育をおこないたいです。現在もこの目標に向けて、自身のブログでコピーライティングを実践した記事の執筆とコンバージョン率の計測を繰り返しおこなっています。
将来的には、社内にコピーライティングのできる人材を育てる立場へと成長し、顧客の商材のコンバージョン率を最大化する仕組みづくりを構築してまいります。
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上記の例文の場合、志望企業がコピーライター職に求めているキャリアパスと、どの程度一致したキャリアプランになっているか気をつけましょう。
会社の人材育成方針なども可能なかぎり調べたうえで、その方向性に合っているかを確認しておくと良いでしょう。
⑥IT・エンジニア系
IT・エンジニア系
世界に通用するような価値の高いシステム構築を担うエンジニアになりたいと考えています。そのためには、既存の技術・システム理解はもとより常に最新の技術の情報収集に努めてまいります。
また、経験を経る中で専門性を高め、5年後までには自身の専門領域を確立させていきたいと考えています。10年後には海外からの受注を得られるようなその領域内において価値の高いシステムを創出できるような人材を目指しています。
現在もこの目標に向けて、プログラミング学習に加えてTOEICの勉強にも取り組んでおります。入社後はさらにITスキル及び語学力を高め、キャリアプランを実現させられるよう、自己研鑽いたします。
IT・エンジニア系職種のキャリアプランを伝えるときは、現時点で興味ある分野を具体化することがポイントです。
たとえば、プログラマーやシステムエンジニアなど種類がありますよね。興味ある分野に絞ることで説得力が増しますよ。
⑦医療・介護系
医療・介護系
高齢者が自由なライフデザインを描けるような環境を創出する介護職になりたいと考えています。これは介護施設のボランティアをしていた際に、入所している高齢者から「ヘルパーにわがままを言えない」「毎日決められたことばかりで退屈」という悩みを聞いたことがきっかけです。
高齢者こそ自由な人生を選択し、自分自身で理想のライフデザインを描いてほしいと思うようになりました。そのために、高齢者の本音を聞けるような組織づくりを構築していきたいと考えております。
現在、高齢者施設のボランティアで私からの提案により高齢者の自由な時間の確保を実現しました。入社後、利用者の満足度を高め、入所者及び拠点の拡大に努めてまいります。
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上記の例文は、ボランティア経験を打ち出している点がわかりやすいですね。
医療・介護職の場合に重要なのは、「自分本位=独りよがり」ではなく、「他人本位=他人のために尽くす」という視点を常に忘れないことだと思います。
⑧教育系
教育系
子どもの主体的な学習機会を創出できるような塾長になりたいです。昨今、教育業界においてアクティブラーニングの重要性を強く感じるとともに、塾業界においては未発達な領域であるとも感じます。時代のニーズに即した新規事業に積極的な御社であればキャリアビジョンを追い求められると考えています。
入社後は、一人ひとりの生徒に寄り添いつつ、主体性を活かした指導を心掛けます。さらに10年後には協調学習やディスカッション、自由な学習選択などを生徒に提供していけるような塾長を目指します。
現在もこの目標に向けて、大学の卒業研究ではアクティブラーニングを実践している学校への取材訪問をおこない、知識を深めております。
少子化の影響でより一層他社との競争が激しくなる教育業界だからこそ、これまで培ってきた業界内トップクラスを誇る御社の実績を守っていけるよう尽力いたします。
教育業界は、ターゲットの顧客層や会社の規模によって事業内容もかなり異なる可能性があります。
同じ教育系企業であっても、志望する企業の特長に合わせて、ある程度異なるキャリアプランを想定して作成すると良いでしょう。
⑨技術系
技術系
顧客のニーズに即し価値を最大化できるエンジニアになりたいと考えています。入社後は、機械工学やCADなどの実務スキルの習得に励みます。
5年後までには後輩育成及びプロジェクトリーダーを務め、機械設計に重要なチームの最適化を担う人材を目指します。さらに10年後には蓄積した経験やノウハウ、設計スキルを活かし、顧客の要望に応えわかりやすく説明できる営業スキルの高いエンジニアへと成長したいです。
現在もこの目標に向けて、大学では工学の学問に注力して研究に取り組んでおります。今後さらにあらゆる分野でIoTの活用が見込まれ、機械設計の需要が社会から増すからこそ、プロ意識を持ったエンジニアとして活躍してまいります。
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技術系職種のキャリアプランを伝えるときは、例文のように今後の社会的な需要や将来性について触れることがポイントです。
そうすることで、長期的なキャリアと真剣に向き合っていることが伝わりますよ。
⑩研究・開発系
研究・開発系
次世代にも残せるような研究をおこなう研究職になりたいです。入社後は、自身の領域における専門性を高め基礎研究に励みます。
5年後には、プロジェクトリーダーとして、基礎研究の知見から商品化への応用に携わりたいと考えています。その後は応用研究で得た知見を基礎研究に活かすことで、次世代にも残せるような技術の創出をおこなう研究者になりたいと考えています。
現在もこの目標に向けて、人工知能に関する先行研究の論文講読及び研究発表に注力して取り組んでおります。入社後は、持ち前の探究心や根気良く継続する力を活かし、地道な研究と最新研究への情報収集に尽力いたします。
研究・開発系職種では、ひとりでもやり抜く力とチームでもやり抜く力の双方が求められます。
そのいずれのケースにおいても、上手くいかなかった際、決して諦めず、常に前を向くポジティブシンキングを伝えることも必要です。
⑪金融系
金融系
顧客の利益を最大化するファンドマネージャーになりたいと考えています。入社後は、地道な分析業務やさまざまな視点による情報収集、金融及び投資運用知識を身につけます。
そして、5年後までにはファンドマネージャーへ的確に情報を伝えられるようなアナリストを目指します。さらに10年後にはアナリストの経験を活かし、最適なポートフォリオの構築・運用方針を決定し、顧客へわかりやすく説明できるファンドマネージャーに成長したいと考えています。
これらの職種として活躍するには、リスクを取りながら成長を見込み遂行する力が必要であると考えます。そのため、現在もこの目標に向けて、難易度の高い金融系資格の取得を目指す自己投資をしております。高い成果を出すファンドマネージャーを目指し、顧客からの信頼を得られるように努力してまいります。
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金融系職種では、その企業内のキャリアパスが明確にある場合も多いので、志望する企業で目指せるキャリアを可能な限り調べたうえで、自分のキャリアプランに合っていることを伝えられるかが、キャリアプランを伝える際に気を付けるべきポイントの1つです。
また、以下の記事では、金融業界について詳しく解説しています。金融業界志望の人は、併せて参考にしてみてください。
金融業界を徹底調査! 押さえておくべきトレンドや対策まで大解剖
キャリア別! 面接で使えるキャリアプランの例文3選
キャリア別! 面接で使えるキャリアプランの例文3選
- 管理職
- スペシャリスト
- ゼネラリスト
ここでは、面接で使える「目指すキャリア別のキャリアプラン」の例文を紹介します。
管理職、スペシャリスト、ゼネラリストでキャリアプランの内容も変わってくるので、自分の目指すキャリアの例文を参考にしてみてくださいね。
①管理職
管理職
将来的には、社員それぞれが役割を全うするチームビルディングの一端を担う管理職になりたいと考えております。入社後はいち早く仕事を覚え、周囲の状況との連携をしながら業務を遂行します。
そして、5年後までにはチーフを務め、適切な人材配置や進捗管理、モチベーション向上への働きかけをおこないます。さらに10年後には、最年少による管理職としての実績をつくり、若手でも管理職へ挑戦できる前例をつくりたいと考えています。
現在もこの目標に向けて、30人のゼミメンバーのゼミ長を務め、メンバーのマネジメントに取り組んでおります。御社で組織を上手くマネジメントすることで生産性を高め、さらに若手でも活躍できる環境の創出もおこないたいと考えています。
管理職のキャリアプランを考える際は、管理職になるまでのステップアップのプロセスをある程度具体的にイメージし、キャリアプランに反映できているかが気を付けるポイントです。
また、なぜ管理職を目指したいのかについても伝えることで、描いているキャリアプランにより説得力が出ます。
②スペシャリスト
スペシャリスト
自分にしか遂行できない唯一無二なスペシャリストになりたいと考えています。入社後は、自身の専門領域において人一倍努力し、5年後までには専属の既存顧客を獲得したいと考えています。
さらに、専属の顧客数を増やし、10年後には業界内でも有名なスペシャリストを目指します。現在もこの目標に向けて、キャリアコンサルタントの資格取得に多くの時間をかけて取り組んでおります。
唯一無二なコンサルタントになることで、顧客が抱える課題の汲み取りから解決まで全てのフェーズで貢献し、御社にとって無くてはならない存在へとなれるよう精進いたします。
※AI志望動機作成ツール
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スペシャリストを目指すキャリアプランを伝えるときは、自分の強みや特徴がわかるプランにすることがポイントです。
他の学生でも当てはまる内容ではスペシャリストと言えないため、何が強みの専門家か深く考えましょう。
③ゼネラリスト
ゼネラリスト
将来的には、幅広い視点から新たな価値を創造するゼネラリストになりたいと考えています。そのために、入社後はジョブローテーションでさまざまな部署の仕事を経験し、幅広い視野を身につけます。
この経験を活かし、5年後までにはプロジェクトリーダーを務め、1つの固定観念に囚われない助言やマネジメントをおこないます。10年後には、スペシャリストとの連携を強化しながら、新たな視点による情報提供やマネジメントに注力したいと考えております。
現在もこの目標に向けて、さまざまなことへのチャレンジや人との出会いの機会を積極的につくり、自身の可能性を広げています。入社させていただいた暁には、キャリアプランを見据えて、若いうちからチャレンジを恐れずに突き進んでまいります。
日系企業特有のゼネラリストは、面接受けは悪くないと思われます。
いろいろな仕事を経験した後、最終的にはどこの部署でプロジェクトリーダーになるのか、マネージャーになるのかまで伝えられると、明確な目標が企業にも伝わります。
残念な印象につながる! NGなキャリアプランとは?
NGなキャリアプラン
- 非現実的な内容のキャリアプラン
- 漠然とした抽象的な内容のキャリアプラン
面接官はキャリアプランについて質問することで、就職後にあなたがどのように活躍するかをイメージします。
ここで、非現実的なキャリアプランや抽象的なキャリアプランを伝えてしまうと、面接官はあなたが入社後に活躍することを具体的にイメージすることができません。
面接官から「この人、なんだか残念だな……」と思われないためにも、ここでNGなキャリアプランを確認しておきましょう。
非現実的な内容のキャリアプラン
たとえば、「1年以内に部長になりたい」といった非現実的な内容のキャリアプランは、仮に実現できる力を持っていたり、スキルがあったとしても伝えないほうが無難です。
高い目標を持つことは素晴らしいことですが、非現実的なキャリアプランは自分を客観視できていないという印象を持たれてしまうので要注意です。
面接で伝えるキャリアプランは、あくまでも現実的な範囲のものを伝えるようにしましょう。
一方で、ベンチャー企業のような成長意欲や挑戦意欲を求めるような企業では、高い目標を掲げているキャリアプランの方が好印象を与えるケースもあります。
- 実際に働いたことがあるわけではないので、考えたキャリアプランが現実的かどうか判断がつきません。どうすればいいですか?
キャリアカウンセラーやOB・OGなど第三者に見てもらおう
キャリアプランが現実的かどうか自分で判断できないときは、キャリアセンターのキャリアカウンセラーに見てもらったり、OB・OGに社内のキャリアアップ事例について聞いてみるなど、自分以外の第三者から見てどのように映るかを確認してみることをおすすめします。
また、志望企業の採用ページに掲載されている先輩社員の声などから、「何年目の先輩の担当業務がどんな内容なのか」を間接的に知ることで、ある程度会社の組織構造とキャリアパスを予想することもできます。
もし採用ページに入社3年目でチームリーダーの立場でコメントしている人がいるなら、3年目でチームリーダーになることを目指すのは現実的な範囲であることが予測できます。
漠然とした抽象的な内容のキャリアプラン
たとえば、面接で「お客様から感謝される営業になりたい」というキャリアプランを伝えた場合、抽象的な印象を与えてしまうので、あなたのキャリアプランが面接官に伝わりません。
この場合、「どのようなことを通して、感謝される営業になりたいのか」を具体的に伝えるようにしましょう。たとえば、「お客様が抱えている課題やニーズを引き出し、それらを解決することで、感謝される営業になりたい」というように伝えれば具体的になります。
自分のキャリアプランが完成したら、抽象的な部分がないか最終チェックを忘れずにおこなってくださいね。
漠然とした抽象的なキャリアプランの例
- お客様から感謝される営業になりたい
- 周りから必要とされる社会人になりたい
- 世の中に価値を提供できる人材になりたい
キャリアプランが抽象的な学生は、漠然で雑ぱくな印象を与えます。
自己分析ができておらず、何をやりたいのかが見えていない学生と思われても致し方ありません。面接官の記憶にも残りませんので、就活戦線を勝ち抜くうえでは、不利になります。
どう答える? 面接で聞かれるキャリアプランと似た質問
面接で聞かれるキャリアプランと似た質問
- あなたの将来の夢は何ですか?
- 入社後どのように活躍したいですか?
- 弊社に入った場合、どのような仕事をしていきたいですか?
キャリアプランは面接で頻出の質問の1つですが、キャリアプランと似た質問もされることが多いので考えておく必要があります。
面接でとっさに質問されても答えられるように、以下の質問に対する回答も考えておきましょう。
あなたの将来の夢は何ですか?
この質問をされたときにやりがちなのは、「将来は一戸建てのマイホームを買いたい」「お金を稼いで海外旅行にたくさん行きたい」などとプライベートな夢を伝えてしまうことです。面接の場での質問なので、あくまで仕事に関する将来の夢を伝えましょう。
また、「その夢は別の会社のほうが叶えられるのでは?」と思われないように、その会社で叶えられる夢にすることもポイントです。
回答例
私の将来の夢は、あらゆる人から必要とされるアプリを自分で開発してリリースすることです。若手が数々のアプリをヒットさせている御社で、アプリ開発のスキルやノウハウを学んでいきたいと考えております。
- 仕事に関する将来の夢がまだ決まっていません。その場合、面接でどのように伝えれば良いでしょうか……?
プライベートな将来の夢を仕事に関する将来の夢に転じて考えてみよう
学生時代に、仕事を巡る夢が決まっていないことは、それほど恥ずかしいことではありません。そのことを卑下に思う必要もないですが、かといって「夢はありません」などと正直に伝えてはいけません。
では、どうすれば良いか。プライベートな夢を、仕事に関する将来の夢に転じて考えてみてはいかがでしょう。
上の例を活かすと「海外旅行にたくさん行きたい→メリハリのある働き方をしたい」「一戸建てのマイホームを買いたい→しっかりとした生活基盤を整えてバリバリ働きたい」などと転化するのです。
将来の夢を聞かれるとプライベートでもいいのかなと思いますよね。以下の記事では面接で将来の夢を聞かれた時に好印象になるコツをまとめているので参考にしてみてください。
面接で聞かれる将来の夢で好印象を残すコツ4選|業界別の回答例あり
入社後どのように活躍したいですか?
この質問をされたら、あなたがその会社に就職したことをイメージして、どのように活躍したいかを具体的に回答しましょう。
たとえば以下のように、自己PRや自分の強みと絡めて答えると説得力が増すのでおすすめです。
回答例①
自身の負けず嫌いという強みを活かして、営業で高い成績を残してエースとして活躍していきたいです。
回答例②
ラクロス部で培った粘り強さを活かして、どのような困難な場面でも最後まで諦めずに粘り強く取り組める人材として活躍したいです。
以下の記事で、入社後にやりたいことを回答する際のコツを解説しています。ぜひこちらも参考にしてみてくださいね。
例文10選|入社後にやりたいことの回答で押さえるべきコツは?
弊社に入った場合、どのような仕事をしていきたいですか?
この質問をされたときに具体的な仕事内容について答えられなければ、企業研究不足を見抜かれてしまうので要注意です。
この質問をされても答えられるように、この会社に入社したらどの仕事に就きたいか、企業のHP(ホームページ)や求人情報などを見て考えておきましょう。もちろん、「なぜその仕事なのか」の理由も一緒に伝えましょう。
回答例
御社の就職支援事業部の〇〇グループの営業職に挑戦したいです。なぜなら、就活で悩んでいる多くの学生と企業をつなぐことができる御社の営業職に魅力を感じたことに加え、長期インターンで培ったコミュニケーション力や交渉力を活かせると考えたからです。
キャリアプランは伝えて終わりではない! 備えておきたい面接対策
キャリアプランを聞かれたあとに備えておきたい面接対策
- 深掘りされてもいいようにキャリアプランは細部まで考える
- 逆質問でキャリアプランに関する内容を質問する
面接でキャリアプランについて回答したら、そこで終わりではありません。
キャリアプランについて深掘りされてもすぐに答えられるように、細部まで考えておく必要があります。また、逆質問の対策もしておくと安心です。キャリアプランに関する逆質問をすることで、志望度の高さをアピールすることができますよ。
これから、深掘り対策と逆質問対策について解説していくので、最後に確認しておきましょう。
深掘りされてもいいようにキャリアプランは細部まで考える
面接でキャリアプランについて回答した後に、面接官から高確率で「なぜその目標にしたのですか?」「目標達成のために取り組んでいることはありますか?」などと回答を深掘りされます。
このとき何を聞かれても答えられるように、キャリアプランの内容を細部まで考えておきましょう。細部まで考えるコツは、キャリアプランに対して「なぜ」を繰り返していくことです。「なぜ」を繰り返すことで、キャリアプランがより明確になっていきます。
キャリアプランに限らず、あらゆる回答に対して「なぜ」を繰り返して考えておくことは重要なので、実践してみてくださいね。
管理職を目指す人がキャリアプランを細部まで考える例
- なぜ管理職を目指すのか?なぜその業界・職種の管理職を志望するのか?
- 何歳までに管理職になりたいのか?
- なぜ〇歳までに管理職になりたいのか?
- 〇歳で管理職になるために〇年後、〇年後までに何をすべきか?
- 管理職になるという目標を達成するために今何をすべきか?
キャリアプランは詳細であればあるほど好ましいですが、それも限界があるので、どこかで線を引いた方が良いでしょう。
やはり、大事なのは「具体的に何をする」「いつまでにどのように実現する」などについて、具体的で前向きな言葉で語ることです。抽象的な言葉は避けましょう。
逆質問でキャリアプランに関する内容を質問する
面接の後半には、就活生から企業側に自由に質問できる逆質問の機会があります。
逆質問の際にキャリアプランに関する内容を質問できると、志望度の高さをアピールできるだけでなく、「この人はキャリアプランについて真剣に考えている」と好印象を与えることができます。
志望度の高い企業の面接では、積極的にキャリアプランに関する逆質問をしていきましょう。
面接官のキャリアプランに関する逆質問の例
- 入社前にどのようなキャリアプランを描いていましたか?
- 入社前に描いていたキャリアプランは現在どのくらい実現していますか?
- 入社前と入社後で、キャリアプランに変化はありましたか?
自分のキャリアプランに関する逆質問の例
- 経理のスペシャリストになるためには具体的にどのようなスキルが必要ですか?
- 経理に配属されるためには、学生のうちにどのような勉強をすべきですか?
以下の記事で、逆質問について詳しく解説しています。「面接の逆質問はどんなことを聞けばいいんだろう……」と悩んでいる人は、こちらの記事を参考にしてみてください。
面接で「質問はありますか」と聞かれたら? 回答例66選を大公開
逆質問でキャリアプランに関する内容を質問する場合、自分が描くキャリアプランを指摘したうえで、逆質問すると印象がアップします。
まとめとして「私は、こうしたプランを考えていますが、御社では実現できると確信していますが、実際どうですか」などです。また、男女問わず、育休や産休、介護などキャリア中断に対する企業側の認識を問うのも必要でしょう。
理想の人生を歩むために! 面接で聞かれるキャリアプランをしっかりと考えよう
キャリアプランはただ面接対策のためだけに考えるのではなく、自分の将来を見据えてしっかりと考えることが大切です。
なぜなら、事前にしっかりと考えたキャリアプランを面接で伝えることで、入社後のミスマッチを避けられたり、希望の仕事に配属されたりする可能性が高くなるからです。
これからキャリアプランを考えようとしている人や、キャリアプランがまだ決まっていない人は、本記事を参考にキャリアプランをしっかりと考えてくださいね。
アドバイザーコメント
田邉 健
プロフィールを見るキャリアプランは大小を問わずに興味があることをアピールしよう
就活対策を始めて他の人のキャリアプランを聞くと、「自分には大きな目標がない」と不安に感じるかもしれません。
たしかに、学生によってはすでに成果を残していて、成果に関連した目標を掲げている人もいますよね。他の人と比べてしまうと、「キャリアプランは大きな目標を掲げなければならない」と勘違いしてしまう人が毎年多くいます。
キャリアプランは考えた理由やプランに対する熱意が重要
しかし、キャリアプランは「社会人になって大きな成果をあげるもの」や「自分が大きく成長するもの」でなくても高い評価が得られます。大切なことは、キャリアプランを考えた理由やプランに対する熱意です。そのため、プランの大小について他の学生と比較をすることは今すぐにやめましょう。
たとえば、「相手のニーズを捉えて先回りで行動する人材になる」というキャリアプランであっても、具体的な説明や理由が詳しく伝えられると高い評価が得られます。そのため、自分を偽る必要はなく、等身大の自分として描いているプランをアピールしましょう。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/なべけんブログ運営者
Ken Tanabe〇新卒で大手人材会社へ入社し、人材コーディネーターや採用、育成などを担当。その後独立し、現在はカウンセリングや個人メディアによる情報発信など幅広くキャリア支援に携わる
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/Koyoriキャリアワールド代表取締役
Chieko Kimura〇2度のアメリカ留学、20年以上の外資系IT企業勤務を経て、現在は留学生向け就職支援をおこなう。また、企業のキャリア支援や新入社員のクラウドコーチングなどにも幅広くたずさわる
プロフィール詳細ジャーナリスト/キャリアコンサルタント
Kazuyoshi Konishi〇大手メディア政治記者を経て、配偶者の海外転勤に伴いキャリアを一時中断。現在は大学院でキャリア形成を研究する一方、プロの文章力を活かし各メディアで幅広く記事を執筆。
プロフィール詳細