Q
大学2年生
女性
Webデザイナーは、AI普及後も将来性がある仕事ですか?
現在、Webデザイナーを目指して勉強している就活生です。
Webデザインに将来性を感じて目指し始めましたが、最近AI(人工知能)がデザインを自動で生成する技術が急速に進化しているというニュースを目にして、とても不安になっています。
このままWebデザイナーになっても、AIに仕事を奪われてしまうのではないか、将来性はないのではないかと焦りを感じています。
AI時代でも生き残れるWebデザイナーになるためには、今からどんなスキルを磨くべきでしょうか?
Webデザイナーの仕事はAIによってどう変化していくのか、またAIをうまく活用して活躍できる方法などアドバイスをお願いします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
AIを使いこなし「成果を設計」できるデザイナーになろう
AIが普及することによって量産・反復作業の面では自動化が進みますが、課題定義・情報設計・ブランド体験の統合といったトピックは、引き続き人が進めるべき領域です。
そのため生き残りの鍵となるスキルや経験は、単なる「見た目をキレイにすること」ではなく、具体的には以下になります。
①UXリサーチと要件定義をおこなう
②デザインシステムの運用をおこなう
③ノーコード/AIプロンプトの運用をおこなう
④分析(GA4・ヒートマップ)とその結果をもとに改善PDCAを回す
⑤アクセシビリティとパフォーマンス最適化をおこなう
AIは敵じゃない! 考察と意思決定で価値を出そう
上記の観点では、AIは敵ではなくむしろAIを使いこなせることが今後重要になっていきます。
AIはワイヤ・バリエーション生成、集計などの業務で活用し、結果の考察や意思決定は自分が担当していくなどして切り分けましょう。
そのうえで、データ活用とユーザー観察でおこなってきた経験やそれらを大切にする姿勢を示せると、市場価値が上がります。
上記を踏まえ、職務範囲を「見た目の整え作業」から「成果の設計」へ拡張することが重要です。
将来性はある! ただし求められるスキルは変化していく
WEBデザイナーは将来性ある仕事だと思います。ただし求められる役割は変化していくでしょう。
これからは単に「作る」スキルだけでなく、ユーザー体験を設計するUI/UXデザインの能力や、顧客やチームと協業していくコミュニケーション能力、そしてAIには生み出せない独自のクリエイティブな提案力がより重要になります。
AIの進化に合わせて、今後も求められるスキルは変わっていきます。
AIを味方に付けて自分の市場価値を高めよう
よくAIが登場したから仕事が奪われるという声があがりますが、むしろAIを味方に付けて自分の市場価値をあげていくほうが健全だと思います。
AIを使いこなし、より付加価値の高い人材になっていくという方が長く活躍できるので、そこの認識をしておくと良いでしょう。
こちらの記事では、Webデザイナーの仕事の概要や現状と将来性、志望動機の書き方について詳しく解説しています。Webデザイナーを目指す人は、ぜひ目を通してみてください。
AIによってなくなる仕事は次の記事で詳しく解説しています。併せて、AIによってなくなる可能性が低い仕事やAI時代を生き抜くための方法を説明しているので、ぜひチェックしてみましょう。
Webデザイナーに興味がある人は、次のQ&Aも確認してみてください。同様に、Webデザイナーの仕事がAIに取って変わられてしまうのか…の疑問にキャリアコンサルタントが回答しています。
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