Q
大学3年生
男性
IT業界は「やめとけ」と言われるのはなぜですか?
現在、IT業界への就職を考えている大学生です。将来はプログラマーやシステムエンジニアとして働きたいと考えています。
ただ、インターネットで「IT業界 就職」と検索すると、「ブラック企業が多い」「激務」「35歳定年説」「勉強し続ける必要がある」といったネガティブな言葉が目につき、不安を感じています。
本当にIT業界は「やめとけ」と言われるような業界なのでしょうか?
もしそうであれば、どのような点がデメリットとして挙げられるのか知りたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
鵜吞みにするのはNG! 自分に合うかで決めよう
ネットなどでそう言われるのは、そのように発信している人が、その業界に合わなかったからです。本当に自分に合っている人は、良い面も大変な面も両方語るものです。
「激務」や「常に勉強し続ける必要がある」のは事実ですが、それはどの業界でも多少はあります。
大切なのは、ネガティブな情報だけで判断しないことです。自分に合う人にとっては、常に新しいことを学べる刺激的な環境だと感じるでしょう。
技術を磨き続けて年齢ごとのキャリアアップを楽しもう
「35歳定年説」というのは、プログラマーなどが体力勝負の側面もあるため、年齢を重ねると厳しくなるという意味合いが強いです。
年齢に応じ、プロジェクトマネージャーなど、より上流のポジションへキャリアアップしないと、どんどん出てくる若い技術者と張り合い続けることになります。
それが面白いと思えるかどうかが、この業界で長く活躍できるかの分かれ道です。
原因はおもに4つ! ITの学びの習慣化を目指そう
「IT業界はやめとけ」という声は、以下に記したリスクの側面から生まれていると考えられます。
①納期と品質の板挟みによる長時間化
②技術・ツールの更新速度の速さによる学習の必要性
③顧客折衝や要件変更による不確実性
④会社・案件による労働環境の振れ幅
一方で、職種・企業選びと学習設計、自分自身のキャリアのWillが噛み合えば、再現性のある成長が得られる分野でもあります。
また、学び続ける負担は、逆に市場価値が落ちにくいという利点にもなります。週3回30分の継続、アウトプット公開といった、学習を習慣化に落とすことを意識することで、無理なく前進しやすいです。
業務の工程と責任範囲を確認! インターンで学ぼう
懸念を緩和するには、入社を検討する会社において、「受託中心か自社開発中心か」「下流工程か上流工程か」「運用監視か開発か」といった工程と責任の範囲を具体的に見極められると良いでしょう。
おすすめなのは、インターンなどで小さく「要件→設計→実装→テスト→振り返り」を回し、働き方、学び方の相性を検証することです。IT業界は、インターンを経ての入社が多いことも特徴となります。
IT業界に興味がある人は、次の記事もチェックしておきましょう。IT業界の概要や動向、メリットや注意点など詳しく解説しています。
こちらの記事ではIT業界を志望する学生向けに志望動機で盛り込むべきポイントや職種別の例文を解説しています。IT業界への就職を目指している人は、ぜひ参考にしてみてください。
次のQ&Aでは、IT業界の業界研究を何から始めれば良いか? の質問にキャリアコンサルタントが回答しています。IT業界を目指している人はぜひチェックしてみましょう。
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