Q
大学1年生
男性
日本の主要な重電メーカー8社はどこになりますか?
現在、重電メーカーへの就職を考えている大学生です。重電業界について調べているのですが、「重電メーカー8社」という言葉をよく目にします。
ただ、どの企業がその8社に該当するのか、はっきりとわかりません。
日本の主要な重電メーカー8社は、具体的にどの企業を指すのでしょうか?
また、各社の事業領域や強みについて知りたいです。さらに、就職活動を進めるうえで、重電メーカーに就職するためにはどのような準備やアピールが必要なのか、アドバイスをお願いします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
市場を占める3社は必須! 情報源によって異なる8社
まず、日立製作所、三菱電機、東芝の大手3社が市場シェアの大半を占めています。この3社は覚えておきましょう。
これに続く企業として富士電機や明電舎などがありますが、「8社」という括りは情報源によって少しずつ異なります。
大手3社が家電から発電所まで手掛ける総合メーカーであるのに対し、他社はそれぞれ自動販売機や発電機といった特定の分野に強みを持っています。まずはこの全体像を把握することが大切です。
業界研究をおこなって、やりたいことを見つけよう
大切なのは、まず「重電業界とは何をしているのか」「今どんな課題があるのか」「最近の動向はどうか」といった業界研究をしっかりおこなうことです。
海外旅行に行く前にその国のことを調べるのと同じで、相手を知らなければ、自分がそこで「何をしたいのか」も語れません。
業界全体の姿をつかむことで、初めて自分のやりたいことが見えてくるはずです。そのうえで、各社の強みなどを比較検討していきましょう。
日立、東芝、三菱電機などの総合電機8社+α!
重電の定義に揺れがあり、社内カンパニーを含める場合もありますが、学生文脈で頻出の例としては、かつて総合電機メーカーといわれた8社(NEC、シャープ、ソニー、東芝、パナソニック、日立製作所、富士通、三菱電機)に加えて、富士電機 、明電舎、日新電機、東洋電機製造、東芝三菱電機産業システム(TMEIC) などが加えられることもあります。
それぞれ、送配電・変電設備、産業用ドライブやモータ、パワーエレクトロニクス、発電・送配電のシステムインテグレーションなどに強みがあります。
事業ポートフォリオや収益源の比較を軸に企業研究しよう
企業研究では、「事業ポートフォリオ(電力・社会インフラ・産業オートメーション)」「収益源の地域比率」「受注産業(半導体・自動車・化学・鉄鋼)」「アフターサービス・保守契約の比率」「研究開発テーマ(次世代電力機器、SiC、直流グリッドなど)」を軸に比べると解像度が上がります。
志望動機は「社会インフラの安定」と「脱炭素・省エネなど、地球社会への寄与・貢献」を自分の経験に紐づけ、過去の経験や自分の特性から、「設計」「試験」「施工」「保守」「SE」などのうち、どの工程で価値を出せそうかまで具体化すると伝わりやすいです。
あなたが受けないほうがいい業界・職種を診断しよう
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自分が目指す業界や職種を理解して、自信を持って就活を進めましょう。





