スマホ自撮りは「絶対不可」ではありませんが、採用現場では写真館・証明機に比べて光ムラ・レンズ歪み・画角・肌処理の不自然さで判別されやすく、書類の第一印象を落とすリスクがあります。

そのため、可能なら写真館推奨です。

やむを得ないなら撮り方を徹底的に工夫しよう！

やむを得ず自分で撮る場合、

・背景は白～淡グレーの無地壁

・正面からの柔らかい自然光＋レフ（白紙）で顔の左右差を均す

・カメラは胸上～頭上2cmのトリミングを想定して目線と同高、広角は避け1.5m前後からのズーム、三脚＋タイマーで手ブレ防止

・服装は無地ジャケット

・白シャツ、髪は目にかけず耳周りは整える

・加工は「明るさ・色温度の微調整、埃シミ除去、トリミング」までにとどめ、輪郭・目鼻の変形や美肌過度加工はおこなわない

・解像度は縦1200px以上。印刷は高画質設定・光沢紙

・データ提出はJPG・PNG指定に従い、ファイル名は「氏名_撮影日」にして整然と提出する

これらを実施すると、自分で撮影するとしても好印象です。

「証明写真にお金をかけるべきか」迷うところですよね。最近のスマホは高性能なので、上手に撮影できれば、証明写真に使っても良いでしょう。

ただし、採用担当者が見ているのは画質ではなく印象です。「手抜き」「社会人としてのマナーがない」と思われるとマイナスになります。

清潔感・誠実さ・自然な笑顔が伝わるよう意識しましょう。

清潔感と自然さを整えるコツを押さえよう

スマホで撮影する場合のポイントをお伝えします。

背景は、無地の白・薄いグレー・水色の壁やシートを使用。自宅の壁が暗い場合は、模造紙やシーツで代用してもOKです。

照明はライトがあればベストですが、なければ自然光が入る昼間に撮りましょう。顔の正面から光が当たる位置に立つと良いです。

画角と姿勢は胸から上を写す構図で、顔の中心が写真の中央にくるようにします。スマホは目線より少し上に固定し、あごを軽く引くと自然です。

口角を少し上げて柔らかく微笑みましょう。スーツの襟を整え、シャツにシワがないかも確認します。

加工は肌の明るさ調整やトリミング程度ならOKです。ただし、顔の形を変えたり、目を大きくするような加工はNGです。

実際の面接で「写真と違う」「別人ではないか」と思われてしまうと逆効果になります。

「準備が意外に大変だ」「そこまで気を配れない」と思うのであれば、スピード写真機を利用すると良いですよ。私も利用したことがありますが、最近のスピード写真は高性能で補正機能付きもあり、800円前後です。