Q
大学3年生
女性
文系学生が就活で有利になる資格はありますか?
文系学生です。少しでも選考を有利に進めるために、企業から評価されやすい資格を取得したいと考えています。
しかし、「資格の多くは就活に役立たない」という意見もあり、今から取得すべきなのか迷っています。
文系学生にとって、多くの業界で評価される、就活に役立つ資格は何でしょうか? 就活の面接で資格を効果的にアピールする方法を教えてください。
また、資格をまだ持っていない場合、今からでも取得を目指すべきか、それとも資格以外のことに集中すべきか、アドバイスをお願いします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
就活の方向性を決めて役立つ資格を取得しよう!
就活が本格化するほど、強みになる資格があればと考えてしまいますね。まずは業界と職種を設定しないと、どの資格が有効か一概には言えないのが本音です。
あれもこれもと幅広く取ってしまうと、一貫性がないとマイナスな印象になってしまう可能性もあります。
そのため、細かく決め切れなくても、ある程度はまずやりたい仕事を決めましょう。自分の方向性を決め、それに付随するスキルが付けられるような資格を取っていくと良いと思います。
職種に合わせた資格で専門性を示そう!
たとえば、経理であったとしたら、一般的なのは簿記の3級です。
近年は資格がなくても任される場合も増えていますが、経理の道は奥が深く、3級は一般的な経理事務、2級まで取れば決算までかかわれる、1級まで取れば経営の中枢に入り込める、というように役割が変わっていきます。
資格は「就活の武器」ではなく努力の証明書として活かそう
良い質問ですね。
私のところにも同じような質問をする学生がいます。
その際に、「転職なら話は別だけど、普通は就活では資格取得は必須ではないよ。ただ、持っていた場合は『そういう能力がある』という客観的な裏付けになる可能性が高い」と伝えています。
特に文系学生の場合は、TOEIC(スコアは600点以上)、日商簿記(2級)、MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)、ITパスポート、FP(ファイナンシャルプランナー)などを取れると良いですね。
私も学生から、課外授業でTOEICやITパスポート、MOSなどの資格講座を受講しているという話をよく聞きます。私は英語が専門でもありますので、よくTOEICの勉強のコツなどを質問されます。
資格取得を通じて「どう学んでどう成長したか」が評価される
ただし、資格を取得することがゴールではありません。資格取得のためにどのように取り組んだのかというプロセスが評価されます。
「学生時代に頑張ったこと」に対して、資格取得に向けた努力・計画性・学びを通じて得たことを伝える学生が多いのも事実です。
個人的な経験ですが、時間がなくて今からでも取得できるならば、ITパスポートがおすすめです。国家資格でもあり合格率も50%前後と高めです。
ただし、資格取得よりも、自己分析・企業研究により時間を割いてください。
以下の記事では文系におすすめの就職先や選び方などを解説しています。「文系出身でどこに就職すべきか迷っている」と悩みを抱えている人は、視野を広げるためにもぜひ参考にしてください。
あなたが受けないほうがいい業界・職種を診断しよう
就活では、自分に合った業界・職種が見つからず悩むことも多いでしょう。
そんな時は「業界&職種マッチ度診断」が役に立ちます。簡単な質問に答えるだけで、あなた気になっている業界・職種との相性がわかります。
自分が目指す業界や職種を理解して、自信を持って就活を進めましょう。






