Q
大学4年生
男性
飛び込み営業って時代遅れですよね?
入社を検討している企業が飛び込み営業のスタイルです。
いまの時代、テレアポやDM配信などさまざまな手法があるなかで、正直飛び込み営業は時代遅れなのではと思います。このような環境で将来を見据えた際、どの企業でも通用するスキルが身に付くのか不安です。
飛び込み営業っていまの時代には合ってないですよね? 就職は辞めておいたほうが良いのかなとも思っています。ご意見を伺いたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
飛び込み営業は少数派! 経験のとらえ方が重要
「飛び込み営業は時代遅れか?」という質問ですが、まだおこなっている企業はあります。つい最近も、ガツガツした営業で有名な企業に入社した方から「やっている」と聞きました。
とはいえ、世のなか全体で見れば確実に少数派です。この環境を選ぶべきかどうかは、あなたがその経験をどうとらえるか次第です。
身に付く能力に価値を感じるかどうかが大切
もしあなたが「飛び込み営業のスキル」を身に付けようとしているなら、やめたほうが良いかもしれません。やっている企業が少ない手法なので、ほかの企業で汎用しにくいからです。
一方で、「断られても気にしないメンタルの強さ」や「物怖じしない度胸」など身に付く力に価値を感じられるなら話は別です。これらがポジティブに思えるのであれば、その経験は次のキャリアでも活かせます。
飛び込み営業で得られるものを「ほかでは通用しない古いスキル」と見るか、「どこでも通用する度胸が得られる機会」と見るか。
メンタルが鍛えられると前向きに考えられるなら就職しても良いですし、「いや、無理です。スキル重視です」と思うなら、ほかの選択肢を考えるべきです。そこを自分がどう感じるかで判断してみてください。
飛び込み営業は主流ではなくなったがやる価値はある
飛び込み営業は「手法としての主役ではなくなった」が「なくなったわけではない」のが実情です。
確かに、オンラインでのリード獲得やインサイドセールスが普及し、効率とスケールの面で優位になっています。ただし、だからといって無価値ではありません。一部の業界や商材では、未だに飛び込みが機能するケースもあります。
飛び込み営業で鍛えられるのは、瞬時の仮説立てと観察力、初対面への声がけ、現場の生の反応からニーズを掴む力などで、それらはどの時代でも通用する基礎体力です。
入社前に見極めておきたいのは、企業が「飛び込みしか教えないのか」、「ターゲティング→アポ取り→商談→提案→受注→再現化など全体の営業プロセスのなかで飛び込み営業を位置づけているのか」の2つです。
再現性のあるスキルを得られる環境か見極めよう
もし根性論ではなく、後者の考え方をもとに飛び込み営業を位置づけているのであれば、習得価値は高いと言えます。汎用性や再現性が高いからです。
もし懸念があるなら、選考中に「現行の新規獲得チャネルでWebも機能しているのか?」「テレアポ・ウェビナー・MA・紹介の組み合わせといった将来像」「評価が活動量だけに偏っていないか」を確認してください。
あなたのゴールがどこでも通用する営業力なら、飛び込みの期間を「短期の筋トレ」ととらえるのも有効です。また、同時にヒアリング設計・提案書作成・CRM運用などの再現性あるスキルを吸収できる環境かを重視するのが得策です。
手法の古さではなく、「営業としての成長の設計図があるか」で判断しましょう。
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