Q

大学4年生
男性

複数内定があって、辞退したことを後悔した人はいますか?

現在、複数の企業から内定をいただいており、入社先を絞り込む段階に来ています。

しかし、ネットなどで「内定を辞退した企業に入社しなかったことを後で後悔した」という体験談を見て、入社先を決定することに強い不安を感じています。

皆さんは、内定辞退で後悔したことはありますか? 具体的にどのような点で後悔したのか、その時の状況を詳しく教えていただきたいです。

また、複数内定の中から後悔のない決断をするために、今一度確認しておくべきことがあれば、アドバイスをお願いします。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

国家資格キャリアコンサルタント

小寺 一綺

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後悔はありえる! 今一度入社理由や目標を振り返ろう

実際、私も後悔したことがあります……。

就職先で悩んだ際、ほかの内定先に進んだ自分を想像することがありました。悩みが大きければ大きいほど、自社には無い他社の魅力が光り輝いて見えてしまうんです。

しかし、これは必然的なことでもあります。実際に働いてみると、内定時には想像できなかった状況が出てくることもあるからです。

このようなときは、まず自分の入社理由や将来の目標を再確認することが重要です。何を達成したいのか、どのような環境で働きたいのかを再度見つめ直し、企業がそれをサポートしてくれるかを考えることが必要です。

内定を得た企業それぞれの長所と短所、そして自分の価値観との一致をじっくりと比較検討してください。

他者の視点も大事! 将来の理想に近いものを選ぼう

また、自身の価値観や優先順位を明確にするために、家族や信頼できる社会人と話し合うことも良い方法です。特に社会経験が豊富な人は、第三者の新しい視点から自分だけでは考えきれていなかった選択肢をもたらしてくれます。

選択に迷った際は、自分が将来どうなりたいかを描き、そのビジョンに一番近い選択肢がどれなのかを考えましょう。

そして、選んだ道を信じ、その選択を正解にする努力を続けていくことが、最も大切なことです。自信を持って、自分の決断を大切にしてください。

キャリアコンサルタント

高尾 有沙

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誰しもが悩む! 判断基準を明らかにして後悔を防ごう

複数内定から一社を選ぶときに悩みはつきものです。私も、新卒の際と転職の際、複数内定をいただき、すごく悩んだことがあります。

ただ、後悔しない決断をすることは可能です。確かに「辞退して後悔」はありえますが、多くは「判断基準が曖昧だった」ことが原因です。

また、当時は見えていなかった判断基準が実は存在していた、ということはありえます。それは防ぎようがないので、今は「今ある判断基準を明確にする」にフォーカスしましょう。

価値感や働き方の一致が大事! 必要な情報を集めよう

少しでも後悔を減らすためには、以下の3点を洗い出して比較するのが有効です。

①5つの価値観(働き方・成長・収入・場所・人)を、入社候補ごとに10点満点で採点してみる
②短期(1年)・中期(3年)・長期(5年)の成長仮説を書き出してみて、それぞれの会社でそれが実現しうるか考える
③等身大の1日の働き方(開始〜終了、会議比率、対人/個人の配分など)をヒアリングし具体化する

それでもどうしても悩むなら「人と上司」「配属の現実」「評価の仕組み」を追加で確認してみましょう。

また、周囲の信頼できる人に「どちらが良さそうか」を相談すると、話していくなかで客観視できて見通しがクリアになることもあります。

逆に、情報が足りない、点数が付けられない……と思った際には、情報収集不足の可能性があるので、OB/OG面談や現場見学をお願いして差し支えありません。

意思決定は「加点方式」が基本です。どれも満点、という会社はないかもしれませんが、「ここだけは譲れない3条件」を満たす会社を選べば、後悔は小さくなります。

なお、辞退先には早めに丁寧に連絡し、感謝と再応募ルールの確認までおこなうと、もし将来考えが変わっても道が残る可能性もありますよ。

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