Q
大学2年生
男性
就活で使われる「持ちコマ」とはどういう意味ですか?
現在、就職活動中の大学生です。就活の情報交換をしている友人の間で、「持ちコマ」という言葉をよく聞くのですが、正確な意味がわかりません。
おそらく、選考を受けている企業数のことだろうとは推測しているのですが、どの段階の企業までを指すのでしょうか? たとえば、説明会に参加しただけの企業や、エントリーシート(ES)を提出しただけの企業も含まれるのでしょうか?
また、一般的に「持ちコマ」はどれくらいの数が適切とされているのか、多くの企業を受けた方が良いのか、絞り込んだ方が良いのかなど、目安や考え方も知りたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
持ちコマとは「現在進行中の選考数」を指す言葉
持ちコマとは、特に明確な定義があるわけではありませんが、現在選考中の企業の数であることが一般的かなと思います。
人によっては、単にエントリーしただけの企業であったり、書類選考や面接など、選考が現在進行中の企業を数える場合もあり、捉え方は学生によって異なります。
また、エントリーシート(ES)を出したりWEBテストや適性検査の結果待ちの企業、一次面接や最終面接を控えている企業なども持ちコマに含まれます。
ただのエントリー数ではなく選考が動いている企業を数える意識が大切
しかし、説明会に参加しただけの企業や、すでに不合格となった企業はカウントしないケースがほとんどです。
持ちコマの適正な数は人によって異なりますが、これまでサポートしてきた学生の平均は20~30社ほどが一番多かったです。
もちろん志望度や業界の選考スピードによって変わります。外資系や大手企業は早期に集中するため、多めに40〜50社持つ人もいますし、100社近く受ける人もいます。一方、志望業界が明確な人は3〜5社に絞る場合もあります。
就活の戦略は、人の能力や価値観によっても大きく変わるため、個人の能力を自己分析したうえで戦略を練るのが非常に大切です。
なかなか1人ではできないので、就活塾やキャリアコンサルタント、キャリアセンターを活用しながら自分に最適な就活の戦略をとっていきましょう。
「持ちコマ」は選考中の企業数! 適正数を保とう
「持ちコマ」は、あなたがおっしゃるように「選考の土俵に上がっている企業数」のことを指すのが一般的です。そのため、説明会だけやメルマガ登録だけは含めないことが多いです。
最低ラインはエントリーシート(ES)提出済み、できれば書類通過~一次面接に進んでいる社数でカウントします。要は「応募意思を示していて」「お祈りされていない」企業の数、ということです。
適正な数は人によりますが、一次面接に進行中の企業を5~8社、最終候補を2~3社確保できると意思決定しやすいです。
数より「勝てる準備ができる社数」が重要!
増やし方は「広げる」→「絞る」の順で取り組むとよいでしょう。
①ES・Web テスト提出を週3~5社受ける
②通過したら面接日程をたとえば火~木の午後など、特定の日になるべく集約させる
③評価が高い企業ほど情報収集(OB訪問・社員インタビュー)を厚めに実施する
④最初は練習で受けても良いが、本命が定まったり、それに応じて志望度が下がった企業があれば、スケジュールを加味しながら辞退対応などもおこなう
数だけ増やすと一つひとつの準備が薄まり、内定可能性が下がります。とはいえ場数を踏むことで上達する点も否めないので、適切な数自体はまちまちです。
結論、持ちコマは勝てる準備ができる社数に保つのが結果的に近道です。
面接本番前の方へ
39点以下は要注意!面接力を診断してください
内定獲得のためには、面接での印象が大きなポイントとなります。あなたは自分の面接に自信を持っていますか?
少しでも不安に感じる人はたった30秒で面接力を把握できる「面接力診断」を活用しましょう。簡単な質問に答えるだけで、“あなたの強み”と“改善点”が明確になります。
もし39点以下だった場合は要注意です。今すぐ診断で面接力をアップし、就職で失敗する可能性をグッと下げましょう。
・面接でなぜ落ちたかわからない人
・自信を持って、面接に臨みたい人





