Q

大学3年生
男性

共同研究をガクチカでアピールするコツは?

大学で企業との共同研究に参加しているのですが、これを就職活動のガクチカとしてどのようにアピールすれば効果的でしょうか?

共同研究は成果も出ているのですが、主体的に動いた部分と企業側の指示で動いた部分の切り分けが難しく、どこまでを自分の貢献として話して良いのか迷っています。また、研究内容が専門的すぎて面接官に伝わるかどうかも不安です。

研究自体は熱意を持って取り組んだので、その経験を最大限に活かして面接に臨みたいです。

共同研究というテーマをガクチカとして面接で話す際、特に意識すべき点や企業が求めるアピールポイントなど、具体的なアドバイスをお願いします。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント

高尾 有沙

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共同研究のガクチカは自分が動かした因果を語ろう!

大学と企業の共同研究をガクチカで語る際は、研究の難しさではなく自分が動かした因果にフォーカスします。

共同研究となると複数の人がかかわることになりますから、自分の担った役割がきちんと伝わることがポイントです。

ビジネス言語に翻訳して貢献を伝えよう!

構成は、以下の順番が効果的です。

①目的:企業側の関心=事業課題/評価指標と結び付けられるポイントがあれば、そこを重点的に伝える

②自分の役割:任された範囲と勝手に広げた範囲を区別

③工夫:「仮説→実験設計→データ処理→解釈」のどこに知恵を入れたか?

④結果:数値・再現性・意思決定への寄与

⑤学びの転用:この経験を何に活かせるか?

たとえば「ノイズの多いデータで有意差が出ない→前処理パイプラインを再設計し、外れ値規則と可視化手順を標準化→検証時間を30%短縮。打ち合わせの意思決定が週1から即日化できた」など、ビジネス言語に翻訳すると伝わります。

もちろん指示で動いた部分もあるでしょうから、それらは前提条件として扱い、主体的に変えたルールや意思決定の場面を強調しましょう。

専門用語は比喩と図解前提の平易表現に置換し、「配属後ならどの工程で役立つか」まで橋渡しできれば評価が一段上がります。

国家資格キャリアコンサルタント

長嶺 将也

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共同研究は結果より思考と行動を語ることで価値が伝わる

自身の思考を深掘るためのマインドマップを作成してみることをおすすめします。1つの答えに対して、必ず2つ以上分岐を作ることを意識し、最低4回は深掘りをしてみてください。

なぜ、共同研究に参加することになったのか、からマインドマップをスタートさせます。

たとえば、「研究分野に興味があったから」「友人に誘われたから」。なぜ「研究分野に興味があったのか」を、また深掘りします。

「研究分野を証明することで、新しい医療技術につながるから」……、このようにあなた自身が何を考えて、どのような行動をしたのかが就活時に企業の面接官が一番知りたいポイントです。

自身の思考や行動を言語化することがカギになる

私自身、学生時代の部活動で日本一になりました。当時は「日本一になった」という結果ばかりを伝えてしまい、思うような就職活動につながりませんでした。

数年後わかったことなのですが、「応募者がどのような思考を持っているのか」「その思考をもとにどのような行動ができるのか」が重要なポイントです。

就活時によくある、1~2個上の先輩にアドバイスを求める。ではなく、少なくとも5個以上卒業年次の離れた先輩にアドバイスをもらいにいくことをおすすめします。

同窓生OB・OGであれば、学校のキャリアセンターに置いてありますのでうまく活用することをおすすめします。

以下の記事では採用担当者に響くガクチカの作り方を解説しています。多くの企業の面接で聞かれる可能性が高い質問であるため、事前に回答を準備して確実に高評価を得られるようにしておきましょう。

時間がない人におすすめ!
ツールを使えば、ガクチカが3分で完成します

学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)は、自己PRや志望動機と差別化するのが重要です。とは言え、ガクチカで話せるネタがなく悩む人も多いでしょう。

そこで活用したいのが「ガクチカ作成ツール」です。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけ採用担当者に魅力が伝わるガクチカが完成します。

ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう。

簡単な質問に答えるだけで、あなたの魅力が伝わるガクチカが作れます。
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 ツールで作成した例文 
私はサッカー部で「東京都のリーグ1位」を目標に活動していました。リーグ戦ではチームの士気が下がり、なかなか勝ちを収められなくなることもありました。そこで私はチームを分析し、競争意識の低下が課題だと推測し、主将とともに「日替わりで指定された部員がその日のMVPを発表する」活動を導入しました。すると、チーム内に競争意識が芽生えると同時に、MVP発表時だけではなくプレー中にも仲間同士を褒めあうようになりました。結果として目標に届きませんでしたが、入部以来最高の3位でリーグ戦を終えることができました。これは、互いを鼓舞する雰囲気ができたことで、チームがひとつにまとまった結果だと思います。サッカー部の活動を通してひとつの目標にむかっていくむずかしさ、楽しさを学ぶことができました。それを教えてくれた仲間はかけがえのない宝物です。社会に出た後も、よりよい組織づくりのだめに自ら考え、行動していくつもりです。

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