例文11選|ボランティアを題材に自己PRが作れる簡単4ステップ!

3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました

  • キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士

    Mihoko Endo〇メガバンクで法人営業や新人研修講師、採用面接に携わる。現在は「その人らしさを引き出すカウンセリング」をモットーに、大学での就活支援、社会人向けキャリア開発研修をおこなう

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  • キャリアコンサルタント / システムエンジニア

    Ichiro Komine〇大手電機メーカーでシステムエンジニアとして従事。若者の人生や成長にかかわりたいと思い、キャリアコンサルタントの資格取得。現在はコンサルティングや自己分析支援をおこなっている

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  • キャリアコンサルタント/2級キャリア技能士

    Misako Sugihara〇石川県金沢市を拠点に15年にわたり就職支援に携わる。2年前からは転職支援も手掛けている

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この記事のまとめ

ボランティアの経験をもとに自己PRをしようと考えたものの、どのような内容にすれば良いか迷ってしまう人は案外多くいます。人の役に立ったボランティア活動のエピソードをもとに、自己PRでうまく自分らしさをアピールしたいですよね。

ボランティアを題材に自己PRを作るときは、どんな題材でも良いかというとそうではありません。自己PRに適した題材を選ばないと、企業にあまり響かない内容になってしまったり、自己PRでアピールしたいはずの強みが伝わらなかったりします。

この記事ではキャリアコンサルタントの小峰さん、遠藤さん、杉原さんと一緒に、ボランティアを題材に自己PRをするときのポイントを解説していきます。あなたの強みがしっかりと伝わる内容にできるように、題材選びや回答の作り方をマスターしましょう。

自己PRでボランティア経験を伝えるときは題材選びが何より重要!

ボランティアと一口にいっても活動内容は多岐にわたるため、自己PRでは題材選びに気を配らないと、あなたの強みが伝わりづらいこともあります。この記事を参考に適した題材で回答を作り、効果的な自己PRができるように準備してくださいね。

記事でははじめに、ボランティアを自己PRの題材とする際の3つの鉄則を取り上げます。すべての鉄則を守った題材は企業に響きやすくなるため、自分のボランティア経験を振り返り、自己PRに適しているかを考えてみてください。

次に就活のプロであるキャリアコンサルタントが、企業がボランティアを題材とした自己PRに抱く印象を解説します。企業側の目線も知ることで、自己PRの方向性を定めていきましょう。

そしてボランティアを題材に自己PRを作るための4ステップと回答の構成方法を伝授します。自己分析のほか、周囲にも協力してもらいながら、濃い内容かつ伝わりやすい表現で回答を作ってください。

また、強みとボランティア内容別の回答例文や、ボランティアを題材にした自己PRで避けたい4パターンも紹介しています。自分の回答と照らし合わせ、回答をブラッシュアップしていきましょう。

小峰 一朗

プロフィール

ボランティア活動を自己PRの題材とする学生は多いです。メリットとしては、無償の活動であることから学生自身の価値観や能力、適性といった内面の特徴を純粋にアピールしやすいところにあると思います。

そもそも自己PRの書き方がわからない人もいるのではないでしょうか。こちらの記事を参考に採用担当者に刺さる自己PRの書き方をマスターしましょう。
例文15選|エントリーシートの自己PRで人事を惹き込むコツを解説

ボランティアを題材にした自己PRを面接で回答する際、2つのコツを押さえておくとより効果的な回答ができます。こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
面接官を惹きつける自己PRの答え方|例文12選

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ボランティアを自己PRの題材にするときの3つの鉄則

ボランティアを自己PRの題材にするときの3つの鉄則

  • 自主的におこなった活動を選ぶ
  • 取り上げる経験はなるべく新しいものにする
  • 仕事内容とあまりにもかけ離れたエピソードは選ばない

ボランティア活動であれば、どのような題材でも自己PRに適していると思っている学生は少なくありません。そのため知らず知らずのうちに、企業にあなたの強みが伝わりづらい題材を選んでしまっている人もいるのです。

ここでは、ボランティアを自己PRの題材にするときに守りたい3つの鉄則を解説します。あなたの強みがより伝わりやすい題材をもとに自己PRを作る準備をしていきましょう。

①自主的におこなった活動を選ぶ

ボランティア活動をした理由として、「人から誘われたから」という人もいるのではないでしょうか。ただ、自己PRの題材として取り上げる場合は、自主的におこなった活動を選ぶようにしましょう。

なぜなら、企業は率先して仕事をしてくれる人材を求めていて、反対に指示を待っているだけの受け身な人材は求めていないケースが多いからです。

人から誘われたボランティアを題材にしてしまうと、入社後も受け身なまま活躍できないのではないかと思われ、心証を損ねてしまう要因になることもあります。

そのため、自分で参加を決めた活動をはじめ、活動の中で自分が工夫したり率先してやったりした内容を自己PRの題材として選ぶことが重要なのです

参加したボランティア活動は、人から誘われたものです……。それらをアピールする方法はないのでしょうか?

杉原 美佐子

プロフィール

活動中の行動に焦点を当てて自己PRをしてみよう

ボランティア活動をしてみたいと思っていても、なかなか機会に恵まれなかったり、活動の存在を知らなかったりと、始める経緯が必ずしも自発的ではないこともあると思います。

始めるきっかけが人からの誘いであったとしても、参加すると決めて活動したのはあなたなので、自信を持って自己PRとしてアピールして構いませんよ。

自己PRでエピソードを語るときは、活動の内容に焦点を当てるのがおすすめです。

指示待ちで消極的だったのなら自己PRとしてアピールするには適さないと考えますが、メンバーと協力して積極的に行動したこと、そしてその行動から得た経験や学びを伝えましょう。

積極的に活動した内容を伝えられれば、始めたきっかけはそれほど重要ではありません。何のために、誰のために、どのように考えて、どういう行動をして、何を得たのかということをきちんと伝えてくださいね。

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自己PRはESや面接でよく聞かれる質問の一つ。
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②取り上げる経験はなるべく新しいものにする

ボランティア活動を自己PRの題材にする場合は、大学時代の経験などなるべく新しいものにすることも重要です。

企業は自己PRを通してあなたの強みを知り、入社後にどのような貢献をしてくれる人材なのかを考えようとしています。ボランティア活動に関する古いエピソードで自己PRをしてしまうと、企業があなたの現在の強みを想像しづらく、活躍できる人材なのかが見通せない場合もあるのです。

もしも、昔からボランティア活動を継続している人は、活動を始めた時期を示したうえで、継続したことで培えた強みに焦点を当ててアピールするのがおすすめです

あなたの中にある強みが揺るがないものという印象を残し、入社後に活かせると説得力をもって伝えることができます。

遠藤 美穂子

プロフィール

大学時代にボランティア活動をしようと考えていたものの、留学や新型コロナウイルス感染症などの影響でできなかった人もいるのではないでしょうか。

その場合、高校時代にしたボランティア活動で発揮した強みが現在のあなたにも見られる特徴であれば、自己PRで取り上げても構いません。

ただし、全員必須の学校行事などでないものが望ましいです。

自己PRで取り上げるボランティア活動が高校時代のものでも良いのか気になる人は、こちらのQ&Aも参考にしてみてくださいね。

③仕事内容とあまりにもかけ離れたエピソードは選ばない

ボランティアの活動内容が必ずしも選考企業の事業と関連している必要はありませんが、なるべく仕事にもつながるようなエピソードを選ぶように心掛けることが大切です。仕事とあまりにもかけ離れたエピソードの場合、自己PRの説得力が欠ける原因になってしまいます

たとえば、法人との取り引きが多い金属メーカーの営業職を目指す場合、子どもの学習支援ボランティアを通じて子どもたちとコミュニケーションを取る力が身に付いたとアピールしても、仕事に活かせる可能性が低いとみなされ、選考通過につながらない可能性があるのです。

ボランティアを題材にするときは、選考を受ける企業やその企業での仕事内容とあまりにもかけ離れていないエピソードを選ぶように気を付けましょう。

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私はリーダーシップを発揮できる人材です。学生時代にサークル長として運営に携わった際に、リーダーシップを養うことができました。サークル長を務めていたフットボールサークルでは、練習場所や時間が取れないことや、連携を取り切れていないことが問題でした。そこで、大学生側に掛け合い週に2回の練習場所を確保し、時間を決め活動するようにメンバーに声掛けを行いました。さらに週末明けに今週の活動の詳細をメンバーに配信することで連携強化に努めた結果、サークル加入率を前年度の3倍まで伸ばすことができました。問題にしっかりと焦点を当て、迅速に対応していき、周りを良い意味で巻き込んでいくリーダーシップを御社でも活かしていきたいと考えております。


専門家が解説! ボランティアが題材の自己PRで企業が抱く3つの印象

ボランティアが題材の自己PRで企業が抱く3つの印象

  • 積極的に物事へ取り組める
  • 社会的な問題に関心がある
  • 周囲や困っている人の役に立てる

ボランティアは社会的に意義のある活動のため、自己PRの題材として取り上げた場合に企業が好印象を抱く可能性は高いです。その良いイメージもうまく取り入れ、自己PRをしていきたいと考えている人もいるのではないでしょうか。

ここでは就活のプロであるキャリアコンサルタントの3人に、ボランティアが題材の自己PRで企業が抱く3つの印象を解説してもらいます。企業の印象を把握して、アピールする内容の方向性を決めていきましょう。

①積極的に物事へ取り組める

ボランティアとは、自主的に人の役に立つ活動をすることを指します。そのため、自己PRでボランティア活動を取り上げると、積極的に物事へ取り組めるという印象を企業に残すことができるのです

ここではキャリアコンサルタントの小峰さんに、ボランティアを題材にした自己PRを通して、積極的に物事へ取り組める姿勢をアピールすることで得られるメリットを解説してもらいます。

仕事において積極性がどのように活きるのかを把握し、自己PRの回答を作るときの考え方の土台としましょう。

アドバイザーコメント

ボランティア活動を通じて主体性・貢献性・成長性を伝えられる

ボランティア活動の様子を伝えて積極的な姿勢をアピールするメリットとしては、主体性や貢献性、成長性に関する価値観を企業側に強く印象付けることができることです。

ボランティアとは、誰かに指示されたり、やらねばならないことでもありません。自らなんらかの動機をもって、やることを決意して行動するわけです。

その動機には、その人の価値観がたくさん詰まっています。なぜそのボランティアをやろうと思ったのか、そこには自らやりたいと思えた興味からくる主体性を表現することができます。

また、それをやることで困っている人の役に立ちたいという貢献性があることもアピールできるでしょう。そして、その経験を通して自分の変化を振り返ることでその成長性を訴えることも可能だと思います。

企業があなたを会社の発展に貢献してくれる人材だと考える理由になる

企業にとっては、その積極的な姿勢は会社の発展のためにとても貴重な存在です。主体性のある人は、社会や会社の課題を自ら見つけ問題提起と解決に向けた行動をしてくれると期待されるでしょう。

また、貢献性のある人は、自分のためだけではなく社会や会社のために惜しみなくその力を発揮してくれると予想されます。

そして、そういった意識を持って仕事に取り組む人は、経験から学ぶことも多く、その成長性は会社の未来に向けてとても魅力的に映るのです。

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Chat GPTで作成した自己PR例文 
 (リーダーシップが強みの場合) 
私はリーダーシップを発揮できる人材です。学生時代にサークル長として運営に携わった際に、リーダーシップを養うことができました。サークル長を務めていたフットボールサークルでは、練習場所や時間が取れないことや、連携を取り切れていないことが問題でした。そこで、大学生側に掛け合い週に2回の練習場所を確保し、時間を決め活動するようにメンバーに声掛けを行いました。さらに週末明けに今週の活動の詳細をメンバーに配信することで連携強化に努めた結果、サークル加入率を前年度の3倍まで伸ばすことができました。問題にしっかりと焦点を当て、迅速に対応していき、周りを良い意味で巻き込んでいくリーダーシップを御社でも活かしていきたいと考えております。

②社会的な問題に関心がある

ボランティアは自主的かつ無償の活動という特性上、困っている人への支援が多くなります。自分の生活だけではなく周囲の人や社会的な問題に目を向けることも多いため、ボランティア活動を自己PRの題材として取り上げた場合、社会的な問題に関心があると見なされる場合が多いのです

ここではキャリアコンサルタントの遠藤さんに、自己PRでボランティア経験を伝えることによって、社会的な問題に関心があるという姿勢をアピールすることのメリットを解説してもらいます。

社会人になってからも、社会的な問題に関心を持つことは大切なのでしょうか。

アドバイザーコメント

社会問題への関心はビジネスに活きることも多い

社会人になってからも、社会問題に関心を持つことは大切です。

企業は、顧客の抱える問題を解決する商品やサービスを提供して利益を得るというビジネスモデルで会社を経営しています。

企業の事業内容が今は直接的に社会問題の解決につながらなくとも、世の中の困りごとや解決すべき問題に関心があると、ビジネスにつながる部分を発見できたりすることもあるのです。

つまり、社会的な問題にアンテナを張っておくことが働くうえでも活きます。

企業が社会的責任を果たすためにも社員の社会への関心は重要

また、CSRと呼ばれる企業の社会的責任という観点でも、環境や人権などの社会的に重要なテーマについて高い倫理観をもって守るという姿勢と行動が、企業には求められています。

そのためには、企業で働く社員一人ひとりが日頃から社会問題について意識している必要があるのです。

ボランティア経験は、簡単には解決できない社会問題への取り組みです。この経験をしてきた学生について企業は、社会に対して広い視野を持ち、難しい問題に取り組もうとする意欲もあり、人の役に立ち社会に貢献したい気持ちが強いという印象を持ちます。

③周囲や困っている人の役に立てる

ボランティアは困っている人に役立つ活動をするという意味があるため、企業はボランティア活動をおこなっている学生に対して、働き出してからも社内外を問わず困っている人の役に立てると連想することがあります

困っている人の役に立つ活動をするためには、困りごとをヒアリングする力や状況に合わせて柔軟に対応する力などが必要とされます。それらの能力を自己PRでアピールすることには、どのようなメリットがあるのでしょうか。

ここではキャリアコンサルタントの杉原さんに、ボランティアを題材にした自己PRで、周囲や困っている人の役に立てる人材だとアピールすることのメリットを聞いていきます。

アドバイザーコメント

企業の負う社会的責任を果たせる人材だとアピールできる

企業は社会的責任を負っていてCSRと呼ばれます。具体的にどのようなことを指すかというと、たとえば2024年の年始にあった能登半島地震で山崎製パンがおこなった食料支援です。山崎製パンは被災地にパンを届けましたが、ほかの災害でも同様の対応をしています。

山崎製パンがこれらの支援をおこなう背景には、社会的責任を感じ「食生活の一端を担う企業として使命を果たす」と考えているからです。

同じように考えるコンビニエンスストア各社も支援をおこなっていて、企業がそれぞれの立場で社会的責任を果たしています。

ボランティア活動を題材に自己PRすることで、企業が実施しているこのような社会的責任を果たせる社員になれるとアピールできるのです。

アピールするときは社会にどのような責任を感じているか伝えよう

企業に対してボランティア活動を題材に自己PRするのであれば、「困っている人がいたから助けた」と伝えるだけではなく、社会に対してどのような責任を感じ活動したのかを伝えましょう。

あなたが社会に対して感じている責任と、企業が果たそうとしている社会的責任の志が一致した場合に、企業はあなたが自社に合っている人材だと推察でき、採用するメリットと見いだせるからです。

一方、無償の活動であるボランティアが大切だと繰り返しすぎないように気を付けましょう。企業は通常、営利を求めて活動をしているため、「弊社がしている活動はボランティア活動ではない」と、不採用になってしまうかもしれませんよ。

ボランティアを題材に自己PRを作るための4ステップ!

ボランティアを題材に自己PRを作るための4ステップ

自己PRでボランティア活動を取り上げるときは、始めた経緯や活動の中で強みが活きたエピソードを選ぶことで、納得感のある内容にすることができます。また客観的な視点で回答を確認することも忘れずにおこない、採用担当者の目を引く内容にしていきましょう。

ここではボランティアを題材にした自己PRを作るための4ステップを解説します。自分にしかないボランティア経験を活かした内容の回答にして、自分らしい強みをアピールしていきましょう。

ステップ①自己分析でボランティアを始めた経緯を確認する

ボランティアを始めた経緯には、あなたの社会的な問題意識や興味関心が反映されているケースがあります。前述の通り、あなたの問題意識や興味関心を企業に伝えることができると、企業に3つの好印象を抱いてもらうことができるのです。

まずは自己分析で活動を始めた経緯を確認し、アピールする題材を確認していきましょう。ボランティアを始めた経緯を確認するためには、5W1Hに焦点を当てて振り返るのがおすすめです。5W1Hを振り返ることで、ボランティアを始めた経緯を整理することができます。

ボランティア活動の内容When
(いつ)
Where
(どこで)
Who
(誰が・誰と)
What
(何を)
Why
(なぜ)
How
(どのように)
東日本大震災の被災地でのボランティア大学2~3年生福島県現地のNPO団体と協力・イベントの運営補助
・高齢者への傾聴活動
発災から10年以上経っている中、復興が進んでいるのかが気になったから年3回、長期休みを使って1週間程度現地に行き、NPOと協力して活動をした
○○募金の街頭募金活動大学3年生の頃大学の最寄り駅学校のゼミの同級生と教授募金活動参加者を募っていたから一度、駅で募金活動をした
高校時代に所属した部活動のOB会の運営ボランティア大学1~3年生○○高校部活のOBら5人・参加者への声掛け
・当日の運営業務
運営メンバーが足りていない様子だったからOB会が開催される1ヵ月前に、週1回オンラインミーティングをおこない、割り振られた仕事をしていた
5W1Hに焦点を当ててボランティアを始めた経緯を確認する例

5W1H

英単語のWhen(いつ)、Where(どこで)、Who(誰が・誰と)What(何を)、Why(なぜ)、How(どのように)の頭文字を取った言葉。物事の状況を整理するために使えるフレームワーク

ここではまだ、どの題材を自己PRにするかを選ぶ必要はありません。ボランティアを始めた経緯を振り返り、活動内容がざっとわかるようにしておいてくださいね。

自己分析の方法をもっと詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考に自己分析を進めてみてくださいね。
自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説

団体などと協力せずに、一人で自主的にやっていたゴミ拾いなどを題材にしても良いのでしょうか?

小峰 一朗

プロフィール

OK! 動機や目的をもとに価値観を伝えるのが重要

ボランティア活動の題材はその形態や内容よりも、動機や目的など内面にある価値観をアピールすることが重要です。

なので、団体ではなく一人で自主的にやっていたことであっても、アピールしたい価値観に合致していれば良いと思います。

ただ、アピールしたい価値観にそぐわない内容だと違和感を残してしまうので注意が必要です。

たとえば協調性という価値観をアピールしたいのに、一人で淡々と頑張っていたことをアピールしても逆効果になると思います。

ステップ②活動の中で人の役に立てたことを書き出す

自己分析でボランティアを始めた経緯を確認できたら、ボランティアの中で人の役に立てた経験を書き出していきましょう。人の役に立った経験では、あなたの強みを活かすことができている場合が多いため、自己PRに適したエピソードであることが多いのです

人の役に立った経験を書き出す際には、人から言われた感謝の言葉を思い出してみましょう。また、前例と比較して実績を挙げたことなども、人の役に立ったことということができます。

活動の中で人の役に立てたことを書き出す例

  • 東日本大震災の被災地でのボランティア
    大学2年生から原発事故の影響を受けている福島県のボランティアに5回ほど行っている。町の活性化イベントの運営を手伝い、初めて参加したときに仲良くなった女性との交流を続けたことで、「いつも来てくれて元気をもらえるよ」といってもらうことができた。
  • ○○募金の街頭募金活動
    大きな声を心掛けて募金の呼びかけをしたが、正直なところあまり目立って役立つことはできなかったように感じる。
  • 高校時代に所属した部活動のOB会の運営ボランティア
    OB会の運営メンバーとなり、OB会史上で最多となる50人を集めることができた。20歳以上年上のOBからは、「君は人を巻き込む力があるね」と褒められた。

もしも人の役に立った経験が思い浮かばない場合は、あなたの強みをアピールすることが難しいとも考えられるので、題材を変えてみてくださいね。

ボランティアで人の役に立てた経験を思い出すにあたって、その経験から学んだことも考えておけると自己PRに活かすことができます。こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
ボランティアで学んだ事を効果的にアピールする方法|例文付き

ステップ③客観的な視点で強みや長所を整理する

ボランティア活動の中で人の役に立った経験を書き出せたら、客観的な視点であなたの強みや長所を考えていきましょう。

企業は自己PRを通してあなたが入社後に活かせる強みや長所を見つけようとしているので、ボランティア活動を客観的な視点で振り返り自分の強みや長所が整理できると、自己PRで伝えるべき内容を固めることができます

強みや長所を考えるにあたっては、人の役に立った経験をもとに「○○性」「○○力」などのキーワードを考えてみたり、特徴は何なのかを考えてみるのもおすすめです。

もしも、強みや長所がわかりづらい場合は、友だちや大学のキャリアセンターの職員にボランティアのエピソードを伝え、どんな強みがあると思うかを聞いてみましょう。自分では気づかなかった強みを見つけられることもあるので、ぜひ試してみてください。

客観的な視点で強みや長所を整理する例

  • 東日本大震災の被災地でのボランティア
    大学2年生から原発事故の影響を受けている福島県のボランティアに5回ほど行っている。町の活性化イベントの運営を手伝い、初めて参加したときに仲良くなった女性との交流を続けたことで、「いつも来てくれて元気をもらえるよ」といってもらうことができた。

    主体性(自分からボランティアに参加していること)
    継続性(ボランティアに参加を続けていること)
    コミュニケーション能力(現地の女性と交流をしていること)
  • 高校時代に所属したOB会の運営ボランティア
    OB会の運営メンバーとなり、OB会史上で最多となる50人を集めることができた。20歳以上年上のOBからは、「君は人を巻き込む力があるね」と褒められた。

    人を巻き込む力(史上最多の参加者を集められて褒められたこと)
    コミュニケーション能力(史上最多の参加者を集められたこと)

杉原 美佐子

プロフィール

ボランティア経験から強みや長所を見つけることに難航したときは、自分の行動を改めて冷静に振り返ってみてください。

相手や全体に良い影響を与えられた活動はありませんでしたか? またあなたが活動から得た学びはありませんでしたか? 一つひとつを丁寧かつ具体的に思い出してみましょう。

自分の強みがいまひとつわからないという人は、こちらの記事にある強み一覧を参考に、自分らしい強みを見つけていきましょう。
強み一覧付き|自分の強みが必ず見つかる方法9選とアピール方法

ステップ④企業の求める人物像をもとにアピールする強みを選ぶ

ボランティアで人の役に立った経験を通して自分の強みがわかったら、次は企業の求める人物像と照らし合わせながら、自己PRでアピールする強みを絞りましょう。

企業の求める人物像に合った強みを伝えることで、入社後の貢献を想像してもらいやすくなり、選考を突破できる可能性が高くなります

企業の求める人物像を把握するためには、企業のホームページ(HP)や採用ページを見たり、企業説明会に参加したりするのがおすすめです。

企業の求める人物像をもとにアピールする強みを選ぶ例

  • 企業の採用サイトをもとに求める人物像を抽出
    ①何事にも主体的に挑戦をしていける人材
    ②顧客にどこまでも寄り添える人材
    ③かかわる人すべての利益になることを考えられる人材
  • ボランティア活動を通して見つけた強み
    ①東日本大震災の被災地でのボランティア
    →主体性
    →継続性
    →コミュニケーション能力

    ②高校時代に所属したOB会の運営ボランティア
    →人を巻き込む力
    →コミュニケーション能力

    ★企業が求める「何事にも主体的に挑戦をしていける人材」と強みである「主体性」がマッチしている

また、OB・OG訪問でその企業で活躍している人材の特徴を聞くことも有効です。企業がHPなどで公表している内容は幅広い意味に捉えられる場合が多いため、社員の声を聞くことで、企業が公表している求める人物像が意図する意味を詳しく理解することができます。

OB・OG訪問でおすすめの質問5選

  • 御社で活躍している人材にはどのような特徴がありますか?
  • どのような強みを持った人と働きたいですか?
  • 社風を教えてください。
  • 企業理念や社訓などで最も重視されていることはどんなことですか?
  • HPで公表されている求める人物像の中で、最も重要だと感じることを教えてください。
企業の求める人物像とボランティアを題材にした自己PRでアピールしたい自分の強みが合わないときは、どうすれば良いでしょうか?

遠藤 美穂子

プロフィール

無理して人物像に合わせず自分らしさを伝えよう!

自分らしさを曲げてまで、企業が求める人物像に無理に寄せていく必要はありません。その場合は自分の強みを伝えることを優先してください。

自己PRは「あなた自身がどういう人か」を伝えることが目的なので、裏付けとしてボランティアのエピソードを使って自分の持ち味を素直に伝えることが大切です。

また、ボランティア活動そのものに企業の求める「主体性」「挑戦心」「コミュニケーション能力」といった要素が含まれている場合もあります。

その場合はわざわざ自己PRの中でアピールポイントとして言及しなくても、どのように行動したかを述べる中で自ずと伝わるものもありますよ。

企業の求める人物像を知るためには、企業研究が欠かせません。こちらの記事で解説しているので参考にしてください。
作り方例4選|企業研究ノートのまとめ方をイラスト付きで解説!

回答を作ろう! ボランティアを題材にした自己PRの構成方法

ボランティアを題材にした自己PRの構成方法

自己PRを回答するときは、構成にこだわることで読みやすい内容にすることができます。ここでは伝わりやすい回答にするための構成方法を伝授するので、構成にしたがって回答を作ってみましょう。

構成を整えない回答は読みづらく、特に大手企業などでは採用担当者が数百人程度のエントリーシート(ES)を読む場合もあり、読んでもらえない可能性さえあります。選考を通過するためにも、読みやすさにはこだわりましょう。

自分に合った自己PRの構成方法を知りたい人は、こちらの記事も参考にしてみましょう。
自己PRの構成作成ガイド|PREP・STAR法を使う作成法を伝授

①結論:ボランティアの経験からわかった自分の強み

自己PRの一文目は、ボランティアの経験からわかった自分の強みを端的に伝えましょう。冒頭で結論を伝えると、採用担当者は回答内容の大枠を把握することができ、その後の内容についても理解がしやすくなるのです

主体性×災害復興支援の例文

私の強みは、自分にできることを着実に実行する主体性です。

文字数は50字以内に収めることができると理解されやすくなります。反対に長く書いてしまうと、結論がまとまっていない印象になり、採用担当者は読むのをやめてしまう可能性があるのです。必ず端的にまとめることを心掛けましょう。

②根拠:強みの根拠となる活動のエピソード

結論の次は、強みの根拠となるボランティア活動のエピソードを詳しく説明しましょう。ボランティア活動を始めた経緯や強みを発揮して人の役に立てた経験を伝えることで、あなたの強みを裏付けることができ、説得力のある内容にすることができます

主体性×災害復興支援の例文

その強みが発揮できたのが、大学2年生からおこなっている東日本大震災の被災地でのボランティアです。

小学生の頃に東日本大震災がありましたが、あまり記憶がありません。ただ、毎年3月になるといまだに報道がされ、復興は本当に完了できていないのだろうかと疑問を持ちました。

そこでボランティアに参加し、原発事故に遭った自治体でイベントの運営を手伝いました。その中で、現地に住む女性が「町は直ったけど、近所の人たちがいなくなり寂しい」と悲しい表情をしたことが忘れられません。

私はその女性の近所に住むことができませんが、町の活性化に協力し続けることはできると感じ、それ以降も年2回は1週間程度滞在してボランティア活動をしています。

女性とは顔見知りになり、「いつも来てくれて元気をもらえるよ」といってもらうことができました。

文字数は250~300字程度あれば、十分な説明ができるはずです。根拠の部分もあまりにも長かったり、エピソードが複数あると読みづらさを感じてしまう採用担当者もいるため、文章量は増やし過ぎないように注意してください。

ちなみに、エピソードを具体的にするためには日付や個数などの数字を盛り込むと、よりイメージしやすい詳細な内容になります。

小峰 一朗

プロフィール

エピソードを伝えるときに最も気を付けたいことは、事柄のみで終わらないようにすることです。そのときに感じたこと、考えたこと、学んだことなど、自分の内面の変化や成長を必ず伝えるようにしてくださいね。

ボランティアを題材にした自己PRは書き出しによって大きく印象が変わります。こちらの記事を参考に、書き出しのコツを習得しましょう。
自己PRは書き出しで命運が決まる! 人事を惹き込むコツを大解剖

③今後:強みを活かして企業に貢献したいこと

自己PRの最後には、ボランティアを題材に伝えた強みを活かして、企業にどのように貢献したいかを伝えましょう。貢献の方法を伝えることで、企業はあなたを採用するメリットを感じ、選考通過に近づくことができるのです

主体性×災害復興支援の例文

私は御社の営業職を目指しています。主体性を活かして顧客に合ったアプローチや提案を実行し、売り上げに貢献したいと考えています。

貢献する方法を見つけるためには、具体的な仕事内容を想定してみることがおすすめです。企業説明会やOB・OG訪問の内容、採用サイトにある社員インタビューなどをもとに、自分の強みを活かして働けそうな仕事内容を考えてみましょう。

自分の強みが活かせる仕事内容を想定する例
(自動車メーカーの場合)

  • 営業職
    顧客へのヒアリングをもとに最適な商材の提案や課題解決の方法を探る
  • 事務職
    優先順位を決めながら多岐にわたる顧客情報の収集、管理をおこなう
  • 製造職
    決められたマニュアルにしたがって、納期までに車を作る



    ボランティアを題材に伝えた「主体性」という強みは営業職で活かすことができそう
自己PRの締めで伝えるべき企業に貢献したいことが思い浮かびません。考えるポイントを教えてください。

杉原 美佐子

プロフィール

自分の能力を最大限に発揮して働きたいと伝えてみよう

「貢献したいこと=自分の能力の発揮」と考えてはいかがでしょうか。

能力といっても特別に優れた力だけではありません。仕事の場面でどのように考え、どのような行動を取ることができそうかということです。活躍できそうな場面が、あなたの能力を発揮している瞬間でもあります。

私が思う企業への貢献とは、一生懸命に真摯な姿勢で働くことだと思っています。能力が高くてもやる気がない人や、いい加減に仕事をしている人は、企業に貢献しているとはいえません。

仕事をする際、自分が持っている能力以上のものは発揮できません。つまり、自分が持っている能力を十分に発揮できれば貢献といえるのです。

自分が持つ能力を発揮して、一生懸命に働けるということを伝えてみるのはいかがでしょうか。

自己PRの締め方にもこだわると、より説得力のある回答にすることができます。こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
自己PRの締め方に必須の3大要素を解説! 強みが届くコツも伝授

強み×ボランティア別! 自己PRの例文11選

ボランティアを題材に自己PRを作ってみたものの、自分の回答に自信が持てない人もいると思います。ここからは強みとボランティアの題材別に自己PRの例文11選を紹介するので、参考にしてください。

自分と同じ強みやボランティアの題材以外の例文も読んでみると、まねしたい表現や話の組み立て方が参考になる場合もあります。なるべく多くの例文に目を通して、伝わりやすい回答方法を習得していきましょう。

例文①主体性×災害復興支援

主体性とは、自分の考えに基づいて行動を起こすことです。自発的に困っている人に役立つ活動をするというボランティアの特性に合っているため、アピールしやすい強みです。

主体性のある人材は、社会人になってからも自分で課題を見つけて取り組んでいくことができるため、ボランティアを題材に自己PRでアピールすることができると、企業もあなたの活躍を見いだしやすいという特徴があります

一方で、主体性を持って活動をしたものの、相手が望んでいなければおせっかいのようになってしまうこともあります。必ず人の役に立ったという根拠を示した自己PRにしましょう

主体性×災害復興支援の例文

私の強みは、自分にできることを着実に実行する主体性です。その強みが発揮できたのが、大学2年生からおこなっている東日本大震災の被災地でのボランティアです。

小学生の頃に震災がありましたが、あまり記憶はありません。ただ、いまだに毎年3月になると報道がされ、復興は本当に完了できていないのだろうかと疑問を持ちました。

そこでボランティアに参加し、原発事故の被害に遭った自治体でイベントの運営を手伝いました。その中で、現地に住む女性が「町は直ったけど、近所の人たちがいなくなり寂しい」と悲しい表情をしたことが忘れられません。

現地に住むことはできないものの、町の活性化に協力し続けることはできると感じ、それ以降も年2回は1週間程度滞在してボランティア活動をしています。

女性とは顔見知りになり、「いつも来てくれて元気をもらえるよ」といってもらうことができました。

私は御社の営業職を目指しています。主体性を活かして顧客に合ったアプローチや提案を実行し、売り上げに貢献したいと考えています。

遠藤 美穂子

プロフィール

災害復興支援のボランティアを題材にした場合、何か役に立ちたいという気持ちから行動できる人という印象を受けます。

災害の直後に現地入りした場合や、数年後も継続的に支援に通っている場合など、状況に応じて発揮した強みが変わってくるので、簡潔でわかりやすい説明を心掛けましょう。

ボランティアに主体的に取り組めた人の中には、向上心が高い人もいると思います。自己PRで向上心を伝える場合は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
例文12選|向上心の自己PRでアピール必須の3要素と注意点

ボランティアを題材にした自己PRで、主体性と似た強みである積極性を伝えたいと考えている人は、こちらのQ&Aにあるキャリアコンサルタントの解説を参考しましょう。

例文②行動力×海外での貧困層の支援

行動力とは、目標や目的の達成に向けて自主的に取り組むことができる能力を指します。ボランティア活動の中で目標を掲げて達成した経験をもとに、アピールすることも検討してみると良いでしょう。

企業は行動力がある人材に対して、採用した後も目標に向かって行動を重ねてくれると考えます。仕事では困難な課題や時には高い目標を掲げる場合もあるので、着実に行動を重ねていける人材は重要なのです

一方、行動力とは闇雲にいろいろなことに手を出すことではありません。目標や目的をもとに多く行動したことをアピールするようにしましょう。

行動力×海外での貧困層の支援の例文

私の強みは、一度やると決めたらやりきる行動力です。

大学3年生の頃、発展途上国の支援をテーマにしたゼミに所属していました。ゼミの研究で訪問したカンボジアの村では、若い頃に亡くなる確率が非常に高く、汚水を口にしていることが原因だとわかりました。

支援は20万円ほどでできるとわかり、私はその村に20台の浄水器を贈ることを目標にボランティア活動を始めました。

活動内容はおもに、大学の最寄り駅での募金の呼びかけでした。募金活動への参加に躊躇してしまう同級生たちを何度も説得したり、駅周辺にある商店にも協力を呼びかけて応援してもらえる環境づくりをおこないました。また、SNSも活用して、友人たちも呼びかけに多く賛同してくれました。

その結果、2ヵ月ほどで無事に浄水器20台分の資金が集まり、カンボジアの村に寄贈できました。教授からも「○○さんの行動力の結果」と褒めていただけました。

御社に入社した際も、目標に向かってさまざまな角度から行動し続け、貢献できる人材になりたいと思います。

海外でボランティアをした経験を踏まえ、語学力があるとアピールするのも有効でしょうか?

小峰 一朗

プロフィール

有効! あなたの行動特性にも言及できるとより良い

海外でのボランティア経験から語学力をアピールするのはもちろん有効ですが、能力だけであれば資格や学歴などの欄でもアピールできます。

自己PRで何をアピールしたいのかにもよりますが、私はエピソードを通して行動特性(コンピテンシー)を伝えてほしいと思っています。

行動特性とは、その人を行動に動かす動機や価値観、性質などです。それがあなたの強みであり個性なのです。

ボランティア活動を題材にした自己PRでは、能力に加えて行動特性についてもしっかりアピールしていきましょう。

自己PRで行動力を伝えるときは、言い換え表現を取り入れると個性が際立つこともあります。こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
自己PRの「行動力」は6つの言い換えで差別化できる! 例文30選

例文③コミュニケーション能力×子どもの学習支援

コミュニケーション能力は仕事をするうえで広く必要とされている能力です。コミュニケーション能力がある人材は社内外の人と関係を築くことで円滑に仕事を進められ、一緒に働く人たちも働きやすさを感じられるという相乗効果もあります

ボランティアは知らない人と一緒に活動するケースも多く、幅広い世代と分け隔てなく交流したり、臨機応変なやりとりが求められたりします。

そのためボランティアを自己PRの題材にすると、仕事にも活きるコミュニケーション能力があるということを、根拠を持って伝えやすいのです。

一方で、コミュニケーション能力はいろいろな意味を持つ言葉のため、人によって想像する内容が異なります。そこで、「○○なコミュニケーション能力」といったように自分で定義を決め、アピールするのがおすすめです。

コミュニケーション能力×子どもの学習支援の例文

私の強みは世代に関係なく親しくなれるコミュニケーション能力です。大学2年生の頃に参加した子どもへの学習支援で、その強みを活かせました。

大学2年生から、大学の近所にある区の施設で、子どもの学習支援のボランティア活動をしています。そこでは20~60代の男女が、小学生に勉強を教えています。

勉強を教える人も教わる児童も、最初は緊張しています。私も最初は同じ状況でしたが、何度か参加するうちに、自分の話をすることと、物理的に相手と目線を合わせることで早く打ち解けられると気づきました。

それを子どもたちと接するときに実践し、指名をもらえるようになりました。また、教え方に悩んでいる人たちにも、このノウハウを伝えると打ち解けられるようになり、ボランティアを途中で辞めてしまう人が前年比で60%減りました。

御社に入社後も、総合職として社内外のいろいろな人と接すると思います。その中でも相手と打ち解ける秘訣を忘れず、円滑にコミュニケーションを取って働きたいと考えています。

杉原 美佐子

プロフィール

ボランティア活動をする際、相手に寄り添えているか、相手のためになっているかを客観的に考えながら活動をしてきたのではないでしょうか。

その姿勢は相手を配慮しながらコミュニケーションを取ることができるという証拠でもあるので、日頃より相手を慮ってコミュニケーションを取っていると伝えてみるのもおすすめです。

自己PRでコミュニケーション能力をアピールしたい人は、こちらの記事にある例文も参考にしてみてくださいね。
例文12選|コミュニケーション能力の自己PRを3ステップで解説

ボランティアを題材にした自己PRを作るにあたって、コミュニケーション能力の言い換え表現を知りたい人は、こちらの記事を参考にしてみてください。
コミュニケーション能力は12個の言い換えで勝負しよう! 例文つき

自己PRでコミュニケーション能力ではなく、周りの人との関係構築能力をアピールしたい場合は、こちらのQ&Aを参考にコツを習得しましょう。

例文④視野の広さ×介護施設での活動

視野の広さとは、物事を取り組む際にいろいろな見方や考え方ができる能力を指します。困難な課題を解決したり、新しいアイデアをもとに提案したりすることができるといえるのです。

ボランティアでは、大学やアルバイトでやっていることとは違う内容の活動をした人もいると思います。慣れないことに取り組む中で、視野の広さを活かして活躍することができたエピソードを伝えられると、企業はその能力が仕事でも活かせると考えるのです

一方で、視野の広さを物理的な意味で捉えてしまう人も一定数見受けられます。その場合は気配りができる、変化によく気づくなどと言い換えてアピールしてみましょう。

視野の広さ×介護施設での活動の例文

私の強みは先を見通して行動できる視野の広さです。親が運営する介護施設のボランティアを通して、その力が培えたと感じます。

私の父親はデイサービスを運営しています。大学2年生の頃、職員の退職が重なり困っていたため、父親の施設でボランティアをすることを買って出ました。

デイサービスでは利用者のプログラムが決まっている一方、来たり帰ったりするタイミングがバラバラで、食事も異なります。職員が限られ、ゆくゆくは新しい職員が入ってくることを考えると、場当たり的な対応ではいつかミスが起こると感じました。

そこで、スマートフォンのアプリで利用者一人あたりの細かいスケジュールを組み、対応事項をリスト化しました。また、タイマー機能を使って漏れを防ぐ仕組みも導入したことで、臨時で手伝いに来てくれる人にも「働きやすかった」といってもらえました。

私は御社に入社後も先を見通せる視野の広さを活かしながら、目の前の課題だけではなく、顧客が見えていない将来も見渡して働いていきたいと考えています。

視野の広さは発想力があると言い換えることもできます。こちらの記事にある例文も参考にしてみてくださいね。
例文10選|発想力の自己PRで勝負するならエピソードが最重要

視野の広さではなく気配りを自己PRにしたい場合は、こちらの記事を参考に回答を作ってみてくださいね。
自己PRの「気配り」は一工夫が必要! 効果的にアピールする秘訣

例文⑤継続力×地域のゴミ拾い

継続力とは、目標や目的を持ってプラスになることを続けていける能力を指します。仕事では継続して結果を出したり、業績を上げたりできると、顧客の信頼を獲得でき企業の発展にもつながるため、継続力は大変重宝されるのです

ボランティアを題材にした自己PRで継続力をアピールするときは、継続力の意味と矛盾した印象を残さないように、一度きりではなく複数回取り組んだ活動のエピソードを選ぶようにしましょう。そのうえで、継続した理由や目的を伝えられると、説得力が増した内容にすることができます。

一方で、ただ長く続けているということだけを強調するのは控えてください。受け身の姿勢で参加していたり、目標や目的もなく続けていただけだと、企業が求めている継続力ではないと判断されることがあります。

継続力×地域のゴミ拾いの例文

私の強みは効果的な行動を続けられる継続力です。高校生から続けている近所のゴミ拾いを通して、継続することでしか得られない価値があると考えるようになりました。

私は高校2年生の頃、地域の人たちへの恩返しをしたいと思い、近所のNPO団体が実施する月2回のゴミ拾いに参加しました。それ以降、一度も欠かさず参加しています。

参加して3回目、近所の女性から「この前もやってくれたね、いつもありがとう」と声を掛けられました。続けることで近所の人が価値を実感できているのだなと考えました。

大学生になってからは、参加する高校生の勉強の相談に乗ったり、子育てする近所の人たちと協力して小学校から下校する子どもの見守り活動もしたりしています。

同じ活動を続けるだけではなく、継続している活動の中で新しい行動を取ることで、新しい価値も生み出せるのだと気づきました。

私は御社に入社後も、継続することとそのうえで新しい行動を起こすことの大切さを肝に命じながら、顧客との関係構築や新しい施策の提案をおこなっていきたいと考えています。

遠藤 美穂子

プロフィール

ボランティア活動を一回限りではなく、コツコツと続けている人は、粘り強さや継続力がある印象を持ちます。

何がモチベーションのもとになっているのか説明できると、価値観を伝えることができますね。

継続力の自己PRを作るときには、こちらの記事の例文も参考にしながら、内容を練っていきましょう。
例文13選|継続力の自己PRはどう伝える? 書き方や注意点を解説

例文⑥傾聴力×不登校の児童・生徒支援

傾聴力とは人の話を良く聞き、背景なども踏まえて理解する能力のことです。話を聞くだけではなく、相手に寄り添う姿勢やスキルも大切で、その能力は社会人になってからもさまざまな人と関係を築くうえでとても重要になります

ボランティアは想像し難かったような困難な状況の人や、複雑な背景を持つ人とも接することがあるため、ボランティアを題材にした自己PRでは傾聴力を伝えやすいのです。

一方、傾聴力はただ話を聞いていたという内容になってしまうと、受け身に捉えられてしまう可能性もあります。「活動に参加して多くの人の話を聞いた」「社会的に弱い立場の人と出会えた」という内容だけにならないように注意してくださいね。

傾聴力×不登校の児童・生徒支援の例文

私の強みは人に寄り添うことができる傾聴力です。フリースクールで実施したボランティアで、聞くということの効果を体感しました。

大学2年生の頃、近所のフリースクールで募集していたボランティアに参加しました。学校になんらかの理由で行けない子どもたちに勉強を教えたり、一緒に遊んだりするのが活動内容でした。

最初はいろいろと質問をして原因を聞き出そうとしましたが、なかなか本音を聞くことができませんでした。本を10冊ほど読んで勉強したところ、相手が話すのをじっと待った方が良いとわかり、子どもへ接するスタンスを変えました。

相手の言葉をさえぎらずに最後まで聞くことを大切にしていたところ、子どもたちは学校に行けない原因を相談してくれるようになりました。相談してくれた5人の子どもたちはみんな「○○さんは否定せずに聞いてくれるから安心した」と教えてくれました。

私は人に寄り添ってじっくりと課題解決に向かえる傾聴力を活かし、顧客と固い絆を築ける販売職として御社に貢献したいです。

小峰 一朗

プロフィール

傾聴が受け身と捉えられるか、積極的と捉えられるかは、その目的によるところが大きいと思います。その目的を達成するための手段として、主体的に傾聴力を活かしたことをアピールすれば、積極的な姿勢であることがより伝わりやすいと思います。

傾聴力を自己PRで伝えるときは、4つの注意点を押さえないとマイナスな評価になる恐れがあります。こちらの記事を参考にしてみましょう。
14例文|傾聴力の自己PR作成に欠かせない必勝3ステップ

例文⑦人を巻き込む力×過疎地域の支援

仕事は一人でおこなう業務もありますが、チームで協力して働き大きな目標を達成するという場面も多くあります。いろいろな人を巻き込み、それぞれの力を引き出せる能力はとても重宝されるのです。

ボランティアは自発的かつ無償の活動のため、参加者の人数が安定せず、少ないメンバーで実施することも多くなっています。そのため、さまざまな人を巻き込み、多くの人の手を借りたエピソードがあれば、人を巻き込む力が強いとアピールすることができるのです。

一方で、人を巻き込む力をアピールするときは、相手をうまく丸め込んだり、嫌がる人も参加させたといったような話にならないようにしましょう。企業側はあなたが顧客や取引先に迷惑をかける存在になるかもしれないと懸念を抱いてしまいます。

人を巻き込む力×過疎地域の支援の例文

私の強みは人を巻き込む力です。過疎地域の活性化に向けたボランティア活動で、その力を発揮して貢献することができました。

出身の○○県は限界集落が日本で一番多いと言われています。年に一度ほど帰省する祖父母の家も限界集落にあり、祖父母に聞くと「体が衰えてしまって力仕事がうまくできない」と嘆いていました。近所の人たちも同様だといいます。

そこで大学2年生の頃、所属する剣道部の部員たちに相談しました。部活としては合宿先がなかなか確保できずに毎年困っていたため、村にある剣道場で合宿をし、ボランティアとして高齢者の手伝いをすれば、一石二鳥になるのではないかと考えたからです。

部員たちも賛同してくれたので、集落の20軒ほどを回って了解を得ました。中にはいぶかしがる人もいましたが、祖父母の名前や大学の顧問にも協力してもらうことで納得してもらうことができ、無事に高齢者のお手伝いと競技合宿というのを実現しました。

私は御社に入社してからも人を巻き込む力をふんだんに使い、顧客の課題解決ができる人材へと成長していきたいです。

部活動の経験をもとに自己PRをしようと考えている人は、こちらの記事を参考に魅力的に伝えるための要点をつかんでおきましょう。
部活の自己PRで高評価を得る必勝法|15例文を役職・部活別で紹介

例文⑧分析力×環境保護活動

分析力とは、人の意見やデータなどをもとに現状を分析する力を指します。この力があると、仕事では今後の行動について根拠を持って決めることができ、目標達成に向けて無駄なく取り組んでいくことができるのです

ボランティアは一日限りで参加できる内容も多く、状況やデータを分析することに至らない場合も多くあります。その中で、分析力を活かしたエピソードがあると、企業はあなたが入社後も積極的に分析をおこない、現状をより良くする努力をしてくれると考えるのです。

一方で、多くの数字を分析したという内容だけになってしまうと、数字に強いという印象しか残らず、AI(人工知能)などで代替できるとさえ考えられてしまう可能性もあります。分析内容をもとに、提案や行動をしたことを伝えていきましょう。

分析力×環境保護活動の例文

私の強みは徹底的に数字に依拠した分析力です。沖縄県で参加したサンゴを観察するボランティア活動で発揮することができました。

高校生の修学旅行で訪れた沖縄が好きになり、年に3回ほど旅行していました。特にきれいな海に興味を持ち、サンゴの観察をするボランティアに参加することにしました。

活動内容は水温を測り、サンゴの色や大きさを記録していくものですが、正直なところデータの取り方が統一されておらず、あまり意味がないのではないかと感じました。特に色に関しては観察者の主観に頼っている状態でした。

そこで、まずは水温や大きさを測定する器具を統一し、色に関しては写真を撮ってパソコンで読み込み、色の識別コード(数字)で管理することを提案しました。それによって2本の論文で引用され、団体職員からも「調査の信ぴょう性が上がった」と感謝されました。

御社に入社した際は、主観や顧客の希望だけに流され過ぎず、数字に依拠した分析力を活かして顧客の課題解決に貢献していきたいです。

杉原 美佐子

プロフィール

企業が求めている分析力とは、いろいろな角度から物事を検証できるかということです。

たとえば、インターネットで見た一つの情報だけで物事を判断したり、信ぴょう性の低いデータを使ったりしていることは、分析力があるとはいえません。

データの出所、信ぴょう性、妥当性を確認し、さまざまな角度から物事を分析できる力があることを、分析力があると表現するようにしてくださいね。

例文⑨協調性×地元のお祭り

協調性とは年齢や性別、立場に関係なくいろいろな人と協力できる能力を指します。前述のとおり、仕事ではチームでやる業務も多いため、協調性を持っている人材は働いてからも活躍できると考えられやすいのです。

ボランティアは初めて会った人と協力しながら活動することも多く、協調性をアピールするのにうってつけの題材です。自らいろいろな人と接点を持ったことで、より良い活動になったということをアピールしてみましょう。

ただし、協調性とはただ単に場の空気を乱さないことや前例を踏襲することではありません。自発的に行動をせずに輪を乱さなかったという内容になってしまうと、企業はあなたが入社後も受け身な姿勢が続き活躍できないと考えてしまうので、注意しましょう。

協調性×地元のお祭りの例文

私の強みは同じ目標に向かう人を増やせる協調性です。地元のお祭りでその能力が発揮できました。

私は大学3年生の頃、地元のお祭りにボランティアスタッフとして参加しました。会場の警備や誘導などがおもな仕事でしたが、親に言われて参加した人や付き合いで参加せざるを得なかった人もいて、全体的にやる気がないような状態でした。

現状を打破すべく、単純なことですがスタッフ15人全員と一対一でご飯に行く機会を設けました。そこでお祭りを成功させたいという気持ちを伝えたり、「目立ちたくない」「実は人と話すのが苦手」などの困りごとを一人ずつ聞いていきました。

全員の願望を叶えることはできませんでしたが、人に合った配置場所を決めたり、連絡の頻度を人に合わせたりといった最大限の配慮をすることで、当日は誰も休むことはなく、会場でも混乱や困りごとは起きずにお祭りを成功させることができました。

御社に入社してからも社内外で働くいろいろな人とコミュニケーションを深め、関係者が同じ目標を持って働けるように努めていきます。

ボランティアを題材に自己PRをする際、協調性を伝えたくても周りと似た内容になる不安を抱えている人もいると思います。こちらの記事を参考に、差別化するコツを把握しておきましょう。
例文17選|協調性の自己PRで確実に差別化する8つのコツ

例文⑩柔軟性×障がい者支援

柔軟性とは、かかわる人やその時の状況などに合わせながら、最適な対応をしていける能力です。ルーティン業務だけやるという仕事は少ないため、柔軟性のある人材は重宝されます。

ボランティアは、社会情勢や時代によっても活動内容が異なります。たとえば、災害復興ボランティアであれば発災地域、障がい者支援であれば支援する人の障がいの程度によって変わるのです。そのため、自己PRでは慣れない状況にも柔軟に対応して人の役に立ったということを伝えましょう

一方で、柔軟性とは人に流されるということではありません。「人に誘われたから参加した」「主催者の指示に従い続けた」といった受け身の姿勢のアピールにならないように気を付けてくださいね。

柔軟性×障がい者支援の例文

私の強みは困難な状況にも対応できる柔軟性です。音楽フェスでボランティアをした際、車椅子で訪問された来場者に対応したときに発揮されました。

大学3年生の夏、音楽フェスで会場の案内係をしました。始まってすぐ車椅子の来場者が来て、事務局が対応に苦慮している様子だったので、担当者として立候補しました。

飲み物やグッズが買えるように、メニューや看板の写真をもとに商品を選んでもらい、代わりに購入することを提案しました。

また、階段の昇り降りなどは手助けが必要だったため、あらかじめ移動のタイミングをその来場者と話し合って決め、ほかのスタッフにも手伝ってもらえるようにスケジュールを組みました。

後日、その来場者からは「音楽イベントをあんなに楽しめたのは初めてです」と手紙をいただくことができました。

私は状況に合わせて対応ができる柔軟性を発揮し、御社の営業職として顧客に合った接客をして売り上げに貢献したいと思います。

こちらの記事では柔軟性が求められる職種も紹介しています。ボランティアを題材に自己PRを作るときには、ぜひ参考にしてみましょう。
13例文|柔軟性の自己PRで理解必須の注意点と伝え方のコツ

柔軟性があるというのは適応力があるとも言い換えることができます。こちらの記事にある自己PRの例文もぜひ参考にしてみてください。
適応力は現代の必須スキル! 高め方や就活でのアピール方法を解説

ボランティアを題材に臨機応変に対応できることをアピールしたい場合には、こちらの記事にある自己PRの例文も参考にしてみましょう。
例文8選|「臨機応変に対応する力」の自己PRを作る4ステップ

例文⑪チャレンジ精神×訪日外国人の観光ガイド

チャレンジ精神とは、新しい事柄や高い目標に対して挑戦する力を指します。企業は時代の変化に対応しながらビジネスをしていかなくてはいけないため、新しいことにも臆せず挑戦してくれる人材が必要とされているのです

ボランティアに自主的に参加していたり、慣れない活動内容に挑んでいたりしたことは、チャレンジ精神をアピールするのにうってつけです。

一方で、チャレンジ精神が無茶をすることだと捉えられないように気を付けてください。「英語が話せないが通訳に挑戦した」「重いがれきをまとめて運ぶことにチャレンジした」など、チャレンジ精神にまつわるエピソードが迷惑や心配につながらないようにしましょう。

チャレンジ精神×訪日外国人の観光ガイドの例文

私の強みは迷ったら挑戦するチャレンジ精神です。大学2年生の頃から訪日外国人の観光ガイドを務め、その精神を発揮できています。

私は大学1年生の頃、海外留学をする予定でしたが、新型コロナウイルス感染症によって行けず、その後は家庭の事情で断念しました。感染症が落ち着き外国人向けの観光ガイドの募集が始まり、外国語の勉強になるのかわかりませんでしたが、挑戦することにしました。

浅草や東京タワーなどで外国人向けにガイドをするのですが、専門用語を習得しなくてはいけなかったり、予想外の質問があったりして、外国語の勉強がはかどりました。

また、自分の英語が通じるという自信も得ることができ、社会人になってからも英語力を活かしていきたいと考えています。

御社は海外拠点も多く、英語力を活かせる環境になると思います。御社で英語力を活かしながら多くの仕事にチャレンジしていきたいと思います。

ボランティアに自主的に参加していれば、自動的にチャレンジ精神があると評価されますか?

遠藤 美穂子

プロフィール

評価される可能性は低い! 高い目標への工夫と努力を伝えよう

チャレンジ精神とは難しそうなこと、ハードルの高いことに取り組んでみるという意味があります。

そのため自主的に参加したとしても、活動の中で高い目標に挑戦するようなことがないと、チャレンジ精神があると思ってもらうことは難しくなるでしょう。

チャレンジ精神を伝えたいときには、活動に参加する中で、今までの自分と比べて気持ちの変化があったり、何かしらの努力や工夫をおこなったりといった要素を加えると、納得感のあるアピールをすることができます。

ボランティアを題材にした自己PRでチャレンジ精神をアピールするときには、高評価につながる4つのコツを押さえられるとより良い内容になります。こちらの記事を参考にしてみましょう。
例文22選|チャレンジ精神の自己PRは4つのポイントで敵なし!

自己PRで英語力をアピールしたい場合は、英語とほかの強みを掛け合わせるのが大切です。こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
自己PRで英語力を最大限アピールするには? 英語面接対策も解説

自己PRでボランティア経験を取り上げるときに避けたい4パターン

自己PRでボランティア経験を取り上げるときに避けたい4パターン

  • 活動内容や経験の話に終始する
  • 団体の理念のみを語る
  • ボランティアとビジネスが混同した内容になる
  • 受け身な姿勢での取り組みを伝える

ボランティアは社会的に意義のある活動だからこそ、自己PRの題材にするときについついしてしまうミスがあります。それらのミスに気づかないまま自己PRを回答してしまうと、採用担当者はあなたの強みをうまく理解できず、採用を見送ることにつながるのです。

ここからは自己PRでボランティア経験を取り上げるときだからこそ、避けてほしい4つのパターンを解説します。回答をすでに作った人も、自分の回答がこのパターンに当てはまっていないかを確認してくださいね。

①活動内容や経験の話に終始する

ボランティアでは、普段の生活ではなかなか接点を持たない人と交流ができたり、珍しい業務内容をしたりすることもあります。ただ、あくまでボランティアの経験は自己PRの題材として取り上げるため、活動内容の紹介に終始した回答にならないようにしましょう。

活動内容の紹介に終始した回答とは、活動の手法や段取りばかりに焦点が当たっていたり、ボランティア活動の経緯などが詳しく書かれ過ぎているものを指します。採用担当者はあなたの強みを知りたいため、活動内容の説明だけされているものからは強みを見つけられません

自己PRを通して自分の強みが伝わる内容になっているかを、今一度確認しましょう。

活動内容や経験の話に終始してしまっている例文

私の強みは未経験のことに臆さないチャレンジ精神です。東京五輪のボランティアとして、その能力を発揮しました。

大学1年生の頃、東京五輪のボランティアに参加しました。私は選手村の担当として、国内外のアスリートを誘導したり、施設の使い方を説明する係を担いました。

具体的には会場を行き来するバスの乗り場に立って、各国の選手を呼び込みます。また、食事の会場ではアルコールスプレーを持って待機し、訪問した人に一人ずつ消毒を促すという活動をしていました。

なかなかアスリートを間近で見ることはありませんが、金メダルを獲得した選手などを見ることができました。

私は御社に入社後も未経験のことにもどんどんとチャレンジし、売り上げに貢献できる社員になりたいです。

②団体の理念のみを語る

ボランティアをするにあたって、NPOや慈善団体などが主催する活動に参加した人もいるのではないでしょうか。それらの団体が掲げる理念がどんなに素晴らしいものでも、その理念のみを語るのはやめましょう。

繰り返しになりますが、企業は自己PRを通してあなたが持っている強みを確認し、入社後にも活躍できる人材なのかを考えようとしています。ボランティア団体の理念を強調した自己PRでは、あなたの強みや考えよりも団体が目立ってしまうため、あなたを知りたいという企業側の意図から大きくずれてしまうのです

ボランティアを題材に自己PRをするときは、団体の理念などを引用するのではなく、自分の言葉で自分の強みを表現するようにしましょう。

団体の理念のみを語ってしまっている例文

私の強みは、誰一人取り残さないということを体現できる協調性です。路上生活者への生活支援のボランティアでその力を活かせました。

大学3年生の頃、大学へと向かうハブ駅に路上生活者の人がいるのが気になり、どのように生活しているのかを調べました。調べると近くの大きな公園で炊き出しをしている団体があったので、ボランティアとして参加しました。

その団体は「誰一人取り残さない」を理念に掲げていました。団体の代表が学生時代に路上生活者が集団暴行を受けて殺害された事件に胸を痛めたことをきっかけに、その理念で団体を立ち上げたそうです。

誰一人取り残さないという理念をもとに自治体に協力を仰いだり、ボランティアが一丸となって活動をする姿に胸を打たれました。

私も「誰一人取り残さない」というモットーのもと、協調性を活かし、御社で働きたいと考えています。

ボランティア団体の理念に強く共感を受けたのも事実です。その場合でも取り上げるのは控えた方が良いですか?

杉原 美佐子

プロフィール

伝えても良いが選考を受ける企業と合う価値観かを考えよう

団体の理念に共感し自分の価値観になったのであれば、それを取り上げても構いません。

ただし、自己PRにするときにはその内容と企業が求めている人材がマッチングしているのかを慎重に見極めるようにしましょう。

たとえば、団体の理念である「誰一人取り残さない」という考え方が自分の価値観になっていたとしても、会社が「個の尊重」を重視する場合、自己PRと会社の求める人物像が乖離していることがわかると思います。

その場合は、企業があなたをマッチングが悪い人材と考えてしまうこともあるのです。

そもそもの話になってしまいますが、こういうことにならないように、自分の価値観と方向性が一致している企業を選び、選考を受けるようにしましょう。

また、一致していなかったとしても、企業理念と自分の価値観が合う部分を探しておくことも大切です。

考え方が違う企業に勤めるのは、あなたが苦労する場面が増えることが予想されるので、気を付けてくださいね。

③ボランティアとビジネスが混同した内容になる

ボランティアは無償でおこなう活動ですが、ビジネスは賃金や料金などが発生する有償の活動です。そのため、ボランティアと同じ活動を企業に入社してからもやっていきたいと伝えてしまうと、採用担当者はズレを感じ採用を見送ってしまうのです。

たとえば、路上生活者への炊き出しのボランティアであれば無償で食料を提供していたとしても、ビジネスでは一定の料金を受け取ることが考えられます。

また、ボランティアであればふんだんに時間をかけられたことも、ビジネスではコストなどを考えて多くの時間を割かないようなこともあるのです。

ボランティアを題材に自己PRをするときは、無償でおこなっている部分に焦点を当て、入社後もボランティアと同じ活動内容ややり方でしていきたいと伝えるのは避けるようにしましょう

ボランティアとビジネスが混同した内容になってしまっている例文

私の強みは人を巻き込む力です。大学2年生から続けている、子どもへの学習支援のボランティアで力を発揮できています。

大学2年生の頃、近所の子ども食堂で学習支援のボランティアを募集していました。学習塾でのアルバイト経験もあったので参加することにしました。

支援をする中で、子どもたちは一人で勉強をするよりも2、3人で勉強する方が競い合って楽しく学習することがわかりました。学習支援に参加するのは無料でできるため、子どもたちに友だちも呼んでもらうよう促しました。

また学校の先生などとも協力して子どもを集めることに尽力し、結果的に常時10人前後の子どもが来るようになりました。

私は御社に入社して予備校の教師として働いてからも、人を巻き込む力を活かして、無料で学習する場の提供を続けたいと思います。

小峰 一朗

プロフィール

働くうえでボランティアとビジネスを混同していると感じるケースとして、顧客に過剰なサービスをしてしまう場合が思い浮かびます。

戦略上のサービスはあっても良いのですが、奉仕的な精神でサービス過多になるとビジネスとして成り立たなくなってしまうのです。

そのため、ボランティアとビジネスが混同しているという印象は、企業にとってマイナスになってしまうことがありますよ。

④受け身な姿勢での取り組みを伝える

ボランティアは自発的な活動ですが、参加した人の中には「友だちに誘われたから」といった人もいるのではないでしょうか。それ自体が悪いということではなく、自己PRにボランティア活動を取り上げる際は、受け身な姿勢が伝わらないように気を配りましょう。

参加した経緯以外にも、活動を主催する人の指示に従っていただけといったことや、無意識に活動をしていたら褒められたということは、自分の強みを企業にアピールするための自己PRとしてはあまり適していないと考えられます

ボランティア活動を自己PRにするときは、目的や目標を持って自発的に活動した内容を取り上げるようにしましょう。

受け身な姿勢での取り組みを伝えてしまっている例文

私の強みはどんな状況にも対応できる柔軟性です。災害復興ボランティアをしたときに、その能力が活かせました。

大学2年生の頃、西日本豪雨の被災地でボランティアをしました。発災当時に水を吸って移動できなかったがれきや壊れた家具・家電を運搬する仕事で、大変力が必要な仕事でした。

私はラグビーをやっていたので力には自信があり、主催者の人から一番重いがれきを運搬する仕事を任されました。そして依頼されるがれきをすべて一人で運ぶことができ、復興に貢献できたと考えています。

それ以外にも弁当の配達や被災者の住所管理など、さまざまな仕事を任されましたが、いずれもミスなくこなし、自分の柔軟性が発揮できたと思います。

御社に入社後も、持ち前の柔軟性を活かし、どんな仕事もそつなくこなしていきたいと考えています。

ボランティア経験の自己PRで強みを際立たせて選考通過を目指そう!

ボランティアはそれ自体が社会的な意義があり素晴らしい活動である場合が多いです。ただ、その活動をしているから評価されるわけではなく、主体的に取り組んだうえで人の役に立つことができたという経験を伝えることが重要になります。

企業が自己PRを通じて知りたいのはあなたの強みです。ボランティアを題材にした自己PRをするときには、3つの鉄則を守って題材を選び、4ステップを実践してあなたらしい強みがふんだんに散りばめられた回答を作ってくださいね。

またボランティアを題材にすることが逆効果にならないように、自己PRで避けるべき4つのパターンも守りましょう。少しの工夫であなたの強みがより際立つ自己PRを作ることができるので、記事を繰り返し読みながら、回答を作ってくださいね。

アドバイザーコメント

自己PRではボランティア活動に込めた思いを具体的に伝えよう

厚生労働省のHPによるとボランティアとは、自発的な意思に基づき他人や社会に貢献する行為を指します。

つまり、自己PRでボランティア活動を題材にすることで、主体性や他者への貢献意欲、社会課題への視野の広さ、行動力などさまざまな要素をアピールできるのです。

活動目的は、災害復興支援や子ども食堂といった社会問題の解決もあれば、大学のオープンキャンパスや地域イベントのスタッフであることもあります。共通しているのは、無償で誰かのために行動するという点です。

「誰かの役に立つ」という部分は共通しますが、「誰が」「何を解決するために」「どのような活動をしたか」は、一人ひとり異なります。ボランティア活動全般に言える一般的な言葉でなく、あなたの思いや実際の経験をぜひ自分の言葉で具体的に伝えてください。

お金を気にしない人と思われないように気を配ろう

社会人として働くことは、無償のボランティアではなく、対価をもらって価値を提供するものです。その大きな違いはきちんと把握したうえで自己PRをしましょう。

ボランティア経験で発揮した強みを仕事の場面で活かすにあたり、お金のことを考えていない人という印象にならないよう、人のために動ける姿勢を上手に伝えてくださいね。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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